HDD認識の壁

  HDDの認識の壁とは,BIOSまたはOSの仕様によりある特定の容量以上のHDDが認識出来ない限界を示します.HDDを換装・増設する際にこれらの「認識の壁」には十分注意する必要があります.
    主な「ハードディスク認識の壁」
  1. 512MB:HDDアドレッシングにCHS(C=Cylinder H=Head S=Sector)方式を使用した場合,20ビットまでしか対応しないことによる壁です.Cylnderに10ビット,Headに4ビット,Sectorに6ビットが割り当てられます.
  2. 540MB:E-IDEに対応していない時の上限.
  3. 1GB:512MBの壁を越えるためにCHS値をBIOSで変換した時の制限.
  4. 2.1GB:Cylinder値に12ビットを割り当てたために,上限が4096となってしまった時の上限.またはFAT16フォーマットで取り扱える上限.
  5. 4.2GB:WindowsNTのNTFSフォーマットの上限.
  6. 8.4GB:INT13Hの上限.拡張INT13H対応BIOSにアップデート可能な時は回避可能.
  7. 32GB:古いAWARD BIOSを使っているときの上限.BIOSアップデートで回避可能です.
  8. 64GB:Windows98SE以前のFDISKでは認識出来ないために生じる上限.WindowsME以降では解決済み.
  9. 128GB:28Bit LBAまたは拡張INT13の上限.
  10. 2TB:FAT32の上限.
  11. 128PB:48Bit LBAの上限.
これらの「認識の壁」を越えるには次の方法が考えられます.
  1. マザーボードBIOSの更新:マザーボードメーカーからHDDの最大認識量を増やすための新しいBIOSが提供されている可能性があります.
  2. ATAカードの追加:ATAカードのBIOSでより大きな容量のHDDを認識できる可能性があります.
  3. BIOSだまし:Disk Manager 2000 (IBM)のようにHDDのブート時にBIOSに「偽の情報」を送ることによって認識の壁を越えられる可能性があります.
  また,さらに120GBにも認識の壁があります.IDEの仕様によるものであるため,マザーボードまたはATAカードがハード的に対応していない限りこの壁を越えることはできません.

参考リンク:
DOS/V PowerReport Q&A COLLECTION(Impress)
HDDのトラブル解決法(PCに関するちょっとした知恵の居候部屋)

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