ガラパゴス諸島にのみ生息し、ダーウィンが進化論を考えるもとになったフィンチが、移入種である寄生性のハエの脅威にさらされています。
このハエはおそらく、外部から運ばれてくる果物や野菜にまぎれて入り込んできたのだと考えられています。ハエの幼虫はフィンチの巣に住み着き、ヒナに寄生して血を吸います。専門家が1997年から2000年まで研究観察を行った結果、この幼虫がいる巣のヒナはおよそ四分の一が死に至るといいます。
ハエを退治するために殺虫剤を使うという手段も考えられますが、フィンチの巣をいちいち殺虫して回るというのは現実的な案ではなく、結局、フィンチ自身がハエと共存できるように「進化」するのを待つしかないのかもしれません。