Pont sur la Seine -ete 2003-セーヌに架かる橋 2003年 夏
 昨年、パリ滞在の作品を展示した「Nijimi」展から1年。今年もここでパリ作品を展示できることになった。

 2003年の夏のパリは、記録的な猛暑。40度を越す日々が続いた。そんななかで、せっせとセーヌの畔まで出かけ、36ある橋を描き続けました。
 今回のパリ滞在は、パリプランタン百貨店での、2ケ月間の個展のために渡仏。作品の搬入、展示が終われば、あとは暇。冬のセーヌを描いた時は、冷たいけど、とても絵になった。それで、夏のセーヌを本格的に描いてみようと思った。しかし、セーヌの畔の街路樹は、青々と生い茂り、まともにセーヌや、対岸を見ることが出来ない。いつしか橋をモチーフに描き続けることに意味を見つけた。滔々(とうとう)と流れ続けるセーヌ。地方都市の一つだったパリが、屈指の芸術の都に、世界一の観光都市に。民族の移動、戦争、栄華その歴史のなかで、橋は、生まれ、どんなに多くの人を運んだだろう。文化の交流があっただろう。異文化の融合を試みただろう。

 世田谷美術館、ギャラリー展示風景


 今回の展示では、サイズ別、日付け順で、絵巻風に展示してみました。けっこう面白い試み。日を追って進む、パリジャンとの交流のキャプションが、好評でした。じっくり読み始めると、1時間くらい平気でかかってしまいます。それに付き合う鑑賞者(読者)もちらほら。

756mmサイズシリーズ・14枚絵巻(左面)
904mmサイズシリーズ・11枚絵巻(正面)
カルティエ・イベントシリーズ(右面)
入口
女性シリーズ(中央面)
会場で、ポーズ付けてみました。アララ

 6日間を通し、970名の来館者がありました。ちょっと遠い場所でしたが、ありがとうございます。

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