超常現象調査プロジェクト
「異論・反論」の室
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1.月面反射板は、人類が月へ降り立った証拠にはならない
一部に言われている「アポロ有人宇宙船により、人類が月面に降り立ったのはウソである」との説に対する反論の1つとして、
宇宙飛行士は、レーザー反射板(反射鏡)を月面に設置して来た。地球上からこの反射板に向かってレーザー光線を発射し、反射光を測定することにより、月までの距離を正確に測定することなどに利用されてきた。
この反射板は、レーザー反射光が地球に返ってくるように、地球の方向に正確に向けて置かなければならない。
人間が置かない限り、例えば、ロケットから落とすだけでは正確に向きを合わせることは不可能である。
と言った反論が聞かれます。(例えば、02年12月放送「ビートたけしの世界はこうして騙された」での高野誠鮮先生の解説)
しかし、これは間違いです。正確に向きを合わせる必要はありません。
これらの、方向を正確に合わせる必要があると考える人は、おそらく普通の一枚の鏡のような平面反射板を考えているのだと思います。
ところが、実際は一枚の平面反射板ではありません。では、今、仮に平面反射板だとしてみましょう。
発射地点へレーザー光が返ってくる為には、反射板の設置角度をどれくらい正確に調整する必要があるか、考えてみましょう。
月までの距離は、約38万Kmだそうです。もし反射板の設置角度が1千分の1度ズレた場合を考えてみましょう。
E=2*l*tan(2πa/360)=13.26 となります。
| ここで | E | : | 返ってきた反射光の発射点からのズレ(Km) |
| l | : | 地球から月までの距離(38万Km) | |
| π | : | 3.14… | |
| a | : | 設置角度のズレ(1千分の1度) |
このように、角度がたった1千分の1度ズレただけでも、反射光は13Km以上離れた地点へ戻って来ます。1万分の1度のズレでも1.3Km以上離れてしまいます。
月面上で宇宙服を着た人間が、はたして1千分の1度以内の誤差で、方向を正確に調整することが可能なのでしょうか? おそらく百分の1度以内に合わせることさえも無理だと、私は思います。
百歩譲って、さらに高精度、例えば1万分の1度以内の誤差で設置出来たとしても、光は発射地点から1.3Km以上ズレた位置へ返って来ます。はたしてこんな性能の悪い反射板でも役にたつのでしょうか?
さらに、これらの精度を長期間、どのようにして維持するのでしょうか?
月着陸船が、月を離陸する時の振動や、月の地震(あるのかどうか知りませんが)で、角度が狂うことはないのでしょうか?
重さで、だんだん土の中へ沈み込むことにより、角度が狂うことはないのでしょうか?
(土木工事により頑丈な土台を作成し、その上にでも設置したのでしょうか?(笑))
もう一つ問題点があります。反射板はどこの方角へ向けて設置したのでしょうか?
今、仮に、フロリダ州NASAの研究所の方向へ向けて設置したとします。それでは、フロリダ州NASAの研究所しか反射板を使った実験は出来ないのでしょうか? シカゴ大学は、実験が出来ないのでしょうか?(なぜなら、シカゴ大学から発射したレーザー光は、はたしてどこへ返ってくるのでしょう。)

結論
月面反射板は、普通の鏡のような一枚の平面反射板ではありません。特殊な反射板なのです。
この特殊な反射板は、正しく方向を合わせる必要はありません。だいたい地球の方向を向いていればよい(10度や20度の誤差はまったく問題ない)のです。
もちろん、地球上のどの地点からでも、例えば日本の東京大学からレーザー光線を発射すればちゃんと発射地点の東京大学へ返って来ます。(但し、次に述べる組み立て誤差の範囲内で)
従って、おそらくロケットから落下させるだけでも、設置出来るでしょう。このように、人間が正確に方向を合わせる必要がない為、人類が月に降り立った証拠にはなりません。
但し、特殊な反射板は方向を正しく合わせる必要はありませんが、そのかわり、組みたて精度は上と同じ高精度が要求されます。
しかし、月面で方向を調整するより、地球上で組みたて時に精度を上げる方が、はるかに容易だと思われます。

この特殊な反射板の構造は秘密にしておきます。興味を持たれた方は、簡単な構造ですので、一度考えてみて下さい。
2.とんでも本でさえ調査もれ、マーファの怪光
「新・トンデモ超常現象56の真相−53 テキサス州マーファの怪光はアメリカ版の火の玉!?」において著者は、「マーファライトは自動車のヘッドライトに過ぎない」し、「毎晩必ず見える」と言っている。
しかし、この説は、間違っていると思われる。
もっとも、著者がマーファに調査に出掛けた際、「光の強さが変化し、ゆっくりと移動し、現われてしばらくすると消え、また、別の場所に現わる怪光(この光は、著者の言うように自動車のヘッドライトに間違い無いと思われる)」を見て、そばの見物人に聞いたところ「これがマーファの怪光」と教えられたそうである。
従って、間違ったことを教えた見物人にも責任があるのだが、素直に信じた著者の調査不足でもある。
著者は、さらに、文中で、誰かから指摘されたのか(あるいは自問自答?)「えっ、それは本当の『マーファの怪光』じゃない、ですか? …… 『マーファの怪光』であることは確かで す。」と書いている。
せっかく「本当のマーファの怪光ではない」と気づきかけたのに、十分な調査をせず信じてしまった。
本当のマーファの怪光は、次のようである。
「 緊急特別調査ファイル 特命リサーチ200X 世界の謎解明スペシャル(00年10月放送 NTV)」
によると、
大気の逆転現象による蜃気楼説:
通常、大気は、地上付近が一番温かく、上空へいくにつれ冷えていく。しかし、何らかの原因により上空より地上付近の大気温度が低くなる、すなわち逆転現象が起こることがある。
逆転現象が起こると、地上から上空へ向かう光は、この逆転層の境界で反射して再び地上へ戻って来る。この再び地上へ戻って来た光、つまり蜃気楼がマーファの怪光である。

プラズマ説:
マーファ周辺の断層の岩石による圧電現象で電磁波が発生する。この電磁波などからプラズマが発生したものがマーファの怪光である。
このような2つの説が紹介され、マーファの怪光は、単なる自動車のヘッドライトとは考えられない。
又、温度条件などが合致しないと発生しないので、毎晩見られるものではない。
なお、マーファの怪光について、この放送よりずっと以前に、早稲田大学の大槻教授が現地調査をしておられる。
現地調査の模様は、
「追跡『火の玉現象探求第3弾!』(前)(89年4月18日 NTV)」
「追跡『火の玉現象探求第3弾!』(後)(89年4月19日 NTV)」
で放送された。 大槻教授の調査結果によると、やはり自動車のヘッドライトなどではなく、大気の逆転現象による蜃気楼によるものだったように記憶している。
プラズマ説については、そんな話もあったかもしれないが、よく憶えていない(汗)。
お断り:
「追跡」で放送された日時及び特集名は、私の記憶を頼りに調査したものであり、絶対間違いないとは保証出来ません。
「追跡」の放送内容は、私の記憶によるものでしかありません。従って、記憶間違いの部分がある可能性もあります。
引用文献、引用図書
新・トンデモ超常現象56の真相 皆神龍太郎 他著 太田出版
3.ハインズ博士のうっかりミスをトンデモ本もうっかり見逃す、バイオリズム
バイオリズムについて、以下のような記述がある。
|
バイオリズム理論によれば、人間には誕生の瞬間に始まる三種類の一定不変のリズムがあり、そのリ
ズムは人生を通じて周期的な反復を繰り返し、人間行動のあらゆる側面に影響を与えているのだそうだ。
その三種類とは、23日周期の肉体リズム(P波)、28日周期の感情リズム(E波)、そして33日周期
の知能リズム(I波)の三つである。通常これらのリズムは、正弦波にしたがって時とともに変化すると
されている。 ―― 中略 ―― バイオリズム理論にはもう一つの見方がある。それは危険日に関するものである。危険日とは、リズ ムが“上昇”から“下降”、あるいは“下降”から“上昇”へと変化する節目になる日のことだ。 ―― 中略 ―― 事故(やそのほかの出来事)と危険日との関係についてたてるべき真の問題は、そうした日に事故が起 きる確率が偶然以上のものかどうかである。危険日は全体の約20パーセント(正確には20.4パー セント)であるから、バイオリズムが実在して人間の行動に影響を与えているのならば、20.4パー セント以上の事故が危険日に集中していることになる。逆にいえば、もしバイオリズム理論が間違って いるならば、危険日に起こる事故の頻度は20パーセント程度にすぎないものとなる。 ―― 中略 ―― バイオリズムを裏づけるものとされる第二のタイプの研究は、よくよく調べてみるとどれも致命的な 統計上のミスを犯していることがわかる。その大半は、論文執筆者が統計のイロハを知らないために生 まれたものだ。先のところで述べたことだが、バイオリズムにおける危険日は人生全体の約20パーセ ントに相当する。ところがバイオリズム論者にいわせると、ある人間にとってどの日が危険日なのか、 正確なところはいえないのだそうだ。たとえば、午後11時58分に生まれた人間の危険日は何日にな るのか? あるいは3分違いの午前0時1分だったら? ウィリアムソンはこう指摘している。「深夜 0時数分に生まれた人間は、バイオリズムの点ではその日の正午に生まれた人間よりも、前日に生まれ た人間のほうにより近いといえる」。そしてウィリアムソンはこの問題に対処するために、計算上の危 険日に前後の2日を加えてあらためて危険日として、ヘリコプター事故のデータを計算しなおしたのだ。 もちろん、危険日前後の2日を勘定に入れれば、全体の60パーセントもの期間が新しい意味での“危 険日”となってしまう。この定義にしたがうならば、事故の起きる確率は当然60パーセント以上でな ければなるまい。ウィリアムソンにはこの単純な統計的事実がわからなかった模様である。 「ハインズ博士『超科学』をきる」より抜粋 |
別の本には、
|
伝説 ―― 中略 ―― バイオリズム理論は、当然、実証的に調べられ ている。たとえばヘリコプター事故について調べ たウィリアムソンは、61%の事故が危険日に発生し ていたことを突き止めた。統計的にみれば、危険 日は全体の20%ほどしかないはずである。明らか に事故は危険日に集中して起きていたわけである。 ―― 中略 ―― 真相 バイオリズム理論は、科学的にまったく証明さ れていない。それどころか否定されているのである。 ―― 中略 ―― では、ウィリアムソンやラットマンの論文に見 られた「目覚ましい」効果は、いったい何だった のか。ウィリアムソンのデータの間違いについて は、簡単に分かった。彼は、危険日の前日や次の 日まで、危険日に勘定してしまっていたのだ。つ まり、20%の3倍で、約60%。ウイリアムソンの 取ったデータは、まさに確率通り、期待値そのもの にすぎなかったわけである。 「新・トンデモ超常現象56の真相」より抜粋 |
さて、上の二つの記述に間違った個所はないだろうか?
まず、バイオリズムが、生まれた時と再び全く同じ状態になる日、つまり周期は、
23*28*33=21252 日である。この一周期の中に
P波の危険日は 21252/(23/2)=1848 日、E波の危険日は 21252/(28/2)=1518 日、I波の危険日は 21252/(33/2)=1288 日
従って、1848+1518+1288=4654 日の危険日がある。
ところが、お気づきのように、この中にはP波とE波の両方に危ない日が二度足されている。同様にE波とI波の二重危険日、I波とP波の二重危険日もダブって足されている。
そこで、
P波とE波の二重危険日は 21252/((23/2)*(28/2))=132 日、E波とI波の二重危険日は 21252/((28/2)*(33/2))= 92 日、I波とP波の二重危険日は 21252/((33/2)*(23/2))=112 日
従って、4654-132-92-112=4318 日となる。
ところが、これらの二重危険日には、P波とE波とI波の三重危険日も含まれているので、今度は引き過ぎとなる。
三重危険日は、21252/((23/2)*(28/2)*(33/2))=8 日なので、
最終的に危険日は 4318+8=4326 日であり、これは 21252 日の約 20.4% である。
上の検証により、本の記述にある「確率的に危険日は全体の20%(20.4%)」の記述に間違いはない。
ところが、「前後の日」も危険日に入れると「確率的にも危険日は三倍の60%になる」という考えは、本当に正しいだろうか?
次のような場合を考えてみよう。2003年1月1日午前0時0分生まれの赤ちゃんの最初に訪れる危険日はそれぞれ、
P波の場合、23/4=5.75 から03年1月6日18時に上昇から下降に変化するので、危険日は6日
E波の場合、28/4=7.00 から03年1月8日 0時に上昇から下降に変化するので、危険日は8日
I波の場合、33/4=8.25 から03年1月9日 6時に上昇から下降に変化するので、危険日は9日
ここで、前後の日も危険日に入れると、
P波の危険日は5日と7日が加わり、E波の危険日は7日と9日が加わり、I波の危険日は8日と10日が加わる。
もうお気づきのように、P波の翌日の7日とE波の前日の7日が重複し、E波の本来の8日とI波の前日の8日が重複し、E波の翌日の9日とI波の本来の9日が重複している。
従って、三倍にはならないのである。
計算によれば、前後の日も含めると危険日は 11154 日(私に計算ミスがなければ)であり、これは約 52% にしかならない。
「ヘリコプター事故の60%が危険日に発生していた」のは、偶然の範囲より約8%も多いので、この差を統計的に検定などしない限り「バイオリズムはインチキ」とは言えないのである。
さあ、困った、困った、困ったぞ。
トンデモ本は、ハインズ博士のうっかりミスには気付かずに、記述をそのまま鵜呑みにしてしまったようである。
引用文献、引用図書
ハインズ博士「超科学」をきる テレンス・ハインズ 著 井山 弘幸 訳 化学同人
新・トンデモ超常現象56の真相 皆神龍太郎 他著 太田出版
4.大槻義彦発言に筆者ズッコケ、永久機関
古い話ではあるが、N社が永久磁石の磁気エネルギーを動力に変換する装置を開発したとする件について、大槻義彦の次のような発言がある。
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大槻義彦早大理工学部教授談 エネルギーロスの少ないモーターが極めて単純な原理から手軽につくれるわけで画期的だ。 また電気エネルギーを磁束の形に蓄え、必要な時に取り出すという発想は、これまでの物理学にはなかったもので、学問的にもインパクトを与えるものだ。 この原理が解明されれば効率が100%を超えるような一種の永久機関も夢でなくなるかもしれない。 93年10月13日 日刊工業新聞 (太字強調部筆者) |
ええーっ、エネルギー保存の法則はどうなったんですか? 確か、永久機関は、あなたの教えている物理学で否定されていましたよね?
ズリッ(筆者がズッコケた音)
引用文献、引用図書
日刊工業新聞 93年10月13日 日刊工業新聞社
5.血液型性格判断は本当に迷信か?
血液型性格判断をアタマから否定する人は多いのではないだろうか?
従来より良識派の人々の間では、血液型性格判断は否定されてきた。例えば、以下のような記述がある。
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血液型という日本の「常識」 ―― 中略 ―― では、血液型と性格の間には実際にどの程度の関連があるのだろうか。この件に関して は、専門のトレーニングを受けた心理学研究者の見解は、ほぼ100%一致している。 「現在のところ、血液型と人の性格(や相性)との間に、血液型論者の言うような信頼性 のある関連は見あたらない」というのが結論だ。平たく言うと、日本人の常識というべき 血液型性格判断は性格研究のプロ集団によって否定されているのである。 ―― 中略 ―― 心理学で用いられる性格検査は、雑誌などでおなじみの心理テストとは、形は似ていて も別物である。検査が作られる過程では、回答に信頼性や整合性があるか、他の指標に予 測力があるか、データ処理に歪みはないかといった多くの観点からきびしく吟味される。 そうした性格検査を使い、調査法の基本に則った調査を何度も何度も行った結果、血液型 と性格の間に信頼のおける関連性は見いだすことができなかったのである。現在でも、毎 年の心理学会や社会心理学会では血液型に関する研究報告がたびたびある。が、そこでの 関心は「根拠のない血液型性格判断がどうしてあっさり信じられているのか」といった点 に移っている。 ―― 中略 ―― そして、心理学の手法で調べ上げた具体的 証拠から言えることは、血液型と性格の間には、「現在のところ」「現代日本の血液型論者 の言うような」関連は認められない、という表現に落ち着くのである。多少譲って、両者 の間に未知の相関の可能性を認めるにしても、それは人の相性や適性を見分けられるよう な明確なものではない。これははっきりと言えるだろう。 「超常現象の心理学」より抜粋 |
ところが北海道大学医学部 澤口俊之教授によると、血液型と行動の結びつきは一時期否定されていたが、最近の研究によりきちんと調べると、関係があることが分かってきたそうである。
そこで、番組では、血液型についてまだ先入観にとらわれていないと思われる園児により実験(本当は実験とは呼べないかもしれないが)を行った結果、血液型の違いによって性格や行動に明確な違いが見られた。
探険!ホムンクルス TBS 04年2月21日放送
詳細が分からないので鵜呑みには出来ないかもしれないが、超常現象肯定派の私でさえ信じていなかった血液型と性格の関係を認めざるを得ないことになるかもしれない。
なお、上記「超常現象の心理学」の著者は、懐疑派ではあるが、
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血液型という日本の「常識」 ―― 中略 ―― そのようなわけで、心理学者たちがアタマから血液型性格判断を否定しているというの は全くの誤解である。 ―― 中略 ―― 統計の名を借リたトリック ―― 中略 ―― 第3章にも書いたように、私は血液型と性格の相関という「現象」自体 を否定するのではなく、血液型論者たちのごくいい加減な「主張」こそを批判しているの だ。 「超常現象の心理学」より抜粋 |
又、異端科学研究家の井口氏は、
|
たとえば、能見には調査の実施方
法が詳しく述べられていないという
問題点があるが、その能見を批判す
る大村の論文の中にも調査の実施方
法がきちんと述べられていないもの
があったりするのだ。 あるいは、被験者の血液型を検査 ではなく自己申告で調べていること も能見の調査の問題点だが、現代の 日本の心理学者が血液型性格判断に ついて調べた研究でも、被験者の血 液型は自己申告によっていたのであ る。 これらよりもさらに重大な問題と 思われるのは有意性検定という統計 的手法に関してである。有意性検定 は、質問紙調査などで得られた結果 を「科学的」に判定する手段とされ ており、能見もこの方法を使って分 析している。 しかし、有意性検定は本来、母集 団から無作為抽出されたサンプルに 対してのみ適用できる手法のはずな のである。 たとえば、日本人一般についてA 型には○○の傾向があると主張した いのであれば、日本人全体から無作 為抽出した被験者に対して調査を行 わなければいけない。しかし、能見 は無作為抽出などしていない。だか ら、この点から能見の行った調査を 批判することも可能である。 けれど、翻って一般的な心理学の 研究を眺めてみれば、母集団からの 無作為抽出をしている研究などほと んどお目にかかることはないのであ る。そして、そのほとんどお目にか かることのないような無作為抽出を した厳密な研究が、血液型性格判断 を批判する研究にだけ現れたりする のだ。 「朝日ワンテーママガジン(28)」より抜粋 (太字強調部筆者) |
このように、血液型性格判断や超常現象をアタマから否定するような態度はよくない。
太字強調部のような態度は心理学の研究分野に限ったことではなく、超常現象を否定する自然科学の分野の科学者にも多いのではないだろうか。
あなたも、血液型性格判断や超常現象をアタマから否定していませんか?
但し、仮に血液型と性格に関係があるとしても、血液型性格判断には差別や人権侵害の危険性を含むことに注意しなければならない。
参考
能見正比古:著書『血液型でわかる相性』によって血液型性格判断のブームを引き起こしたと言われている。
大村政男:血液型問題に本格的に取り組み、批判を行ってきた心理学者。
引用文献、引用図書
超常現象の心理学 菊池聡 著 平凡社
朝日ワンテーママガジン(28) 呉智英 監修 朝日新聞社
5.1.クロニンジャーテストによる血液型と性格の関係調査
ワシントン大学医学部 C・ロバート・クロニンジャー博士によると、ヒトの先天的性格は「慎重さ」「好奇心」「人づき合い」の3大要素のバランスによるという。
大村政男日大名誉教授は、このクロニンジャー博士の開発した心理テスト「クロニンジャーテスト」を元にした改良版の心理テストを実施した。対照は18才から87才の男女746名である。
テストの結果、その平均は、血液型毎に明らかな違いが見られた。但し、同じ血液型でも、データのバラツキは大きかった。
今回のテストにより「血液型と性格の間に関係性があるという結果になった」と批判派だった大村政男日大名誉教授でさえ認めている。(但し、「個人差が大きいので血液型と性格の関係を決めつけてはいけない。」「現在の心理学者の間では、血液型と性格とは関係がない、ということが定説になっている。」と注意している。)
現在の定説が変更になる日が来るかもしれない。
ABOAB血液型性格診断のウソ・ホント TBS 04年12月28日放送
6.ジャパン・スケプティクス 安斎会長著「『超能力』を科学する」を科学する
ジャパン・スケプティクスの安斎 育郎 立命館大学教授は、氏の著書「『超能力』を科学する」で、御船 千鶴子の透視能力を調べた実験について、次のように述べている。
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意味のありそうなたった一つの実験は、福来博士が熊本に赴いておこなった明治四
三年十一月のものでした。二つのサイコロを煙草箱の引き出しに入れ、数回振り回し
て千鶴子に渡し、どの目が出ているかを透視させるというものでした。午後に五回行
われた実験では、鴨居から毛布を垂らして顔は隠すものの、煙草箱を持った手元はよ
く見える状態で行われました。実験結果は、下の表のとおりでした。 奇妙なことに、五が五回も出ているのに、三と六は一回も出ていないなど、サイコ ロの目が著しく不平等な出方をしています。どうも、二つのサイコロがぶつかりあっ て邪魔したりする効果も重なって、前の目がそのまま出る傾向が強いようです。表を 見ると、「五」の目が最初から四回連続で出ていますし、途中で出た「二」の目は以 後三回連続で出ています。千鶴子は、二回目と四回目には、前の回に出た目をそのま ま次回の透視結果として言っています。残りの二回についても、二つのうちの一方は、 前回の結果と同じ数を言っています。偶然にしては出来過ぎですから、意識的にそう したとしか考えられません。実験装置の性格を考えると、ちょっと注意深い人なら、 それなりの正確さで推定できたように思われます。 「『超能力』を科学する」より抜粋 |
教授は、10回(1回の実験に2個のサイコロを使用し、5回実験している。)サイコロを振ったうち、5の目が5回も出ていることについて疑問をもっているようである。
本当に5の目が5回も出ることは珍しいことであろうか? なるほど、確率的には平均 1.67 回しか出ないはずなのに5回も出るのはおかしいと思うのは無理ないかもしれない。
しかし、教授のような先入観による思い込みに頼らずに、ちょっと「安斎説」を科学してみよう。
10回の目の出方のうち5の目が5回出たので、残り5回の目の出方は 55= 3125 通りあり、結局5の目が5回出るのは 10C5*55=787500 通りある。(10C5=252:10回サイコロを振ったうち5の目が5回出る組合せ)
ところで、5の目が5回出ることだけが珍しいとするべきではない。1の目が5回出ることも、2の目が5回出ることも珍しいのであり、1から6までの全ての目についても珍しいとしなければならないので、787500*6=4725000 となる。
しかし、この 4725000 には、1の目が5回と5の目が5回、2の目が5回と5の目が5回など 6C2=15 通りの場合について、重複して足されているのでこれを補正し、4725000-252*15=4721220 となる。
従って 4721220/60466176=0.078 となり、なんと 7.8% の確率で5の目が5回出るような現象がおこるのである。
なお、実際には、5の目が5回出ることを珍しいとするなら、5の目が6回出ることはもっと珍しく、5の目が7回出ることはさらに珍しいので、これらも足し合わす必要がある。
| 同じ目の個数 | 計算式 | 組合せの数 |
| 5 | 10C5 *(55*6-6C2) | 4721220 |
| 6 | 10C6 *54*6 | 787500 |
| 7 | 10C7 *53*6 | 90000 |
| 8 | 10C8 *52*6 | 6750 |
| 9 | 10C9 *51*6 | 300 |
| 10 | 10C10*50*6 | 6 |
| 合計 | 5605776 |
教授は上に加えて、3と6は一回も出ていない、との条件も述べているので、これも考慮して科学してみよう。
なお、5の目が5回出て、残りの5回の目の中に3と6が1回も出ないのを珍しいとするなら、例えば3、4が1回も出ないのも珍しいとしなければならない。さらに、例えば3、4、6が1回も出ないのはもっと珍しいので、これらを加え合わさなければならない。
これら条件を考慮した場合は非常にややこしいので、コンピュータに数えさせた。結果のみ下の表に示す。
| 出ない目の個数 | 2 | 3 | 4 | 5 | 合計 |
| 同じ目の個数 | |||||
| 5 | 2268000 | 453600 | 3780 | 2725380 | |
| 6 | 453600 | 176400 | 6300 | 636300 | |
| 7 | 43200 | 43200 | 3600 | 90000 | |
| 8 | 5400 | 1350 | 6750 | ||
| 9 | 300 | 300 | |||
| 10 | 6 | 6 | |||
| 合計 | 2764800 | 678600 | 15330 | 6 | 3458736 |
この 5.7% という数字は、統計学的には有意とは言えない。平たく言えば、珍しい現象が起こったとは言えないのである。
「透視など出来るはずがない。インチキに決まっている。」という、おそらく先入観からのみ出た「安斎説」は、何ら科学的根拠のない、単なる思い込みに過ぎないのでは?
引用文献、引用図書
「超能力」を科学する 安斎育郎 著 かもがわ出版
参考文献、参考図書
透視も念写も事実である 寺沢龍 著 草思社
7. 新型インフルエンザのバカ騒ぎを懐疑的に考える
重大な警告:
私は医療関係者ではなく、医学知識も全然持っていません。以下の記述は、資料などを基にした私の個人的見解でしかありません。
記述には、間違った、その後否定された、専門家の間でも論争がある、などの部分が含まれている可能性もあります。
記述の引用部分、発言の紹介部分などは、要約や省略などをしている部分があります。そのため私の理解力、読解力不足などで著者や発言者の発言趣旨とは異なってしまった部分が存在する可能性もあります。都合の良い部分だけをつまみ食いして紹介しているかもしれっません。情報が偏っている可能性もあります。私の暴論も含まれています。
従って決して以下の記述を鵜呑みにしないで下さい。決して信用しないで下さい。最悪の場合、適切な治療を受けられずに、手遅れになる可能性もないとはいえません。しかし、私は一切責任を負いません。
a. 機内の検疫体制などのバカバカしさ
完全装備の防護服を着た検疫官が機内に乗り込んでの発熱者の調査は、まるで映画でも見ているようだった。空港にサーモグラフィーを設置して発熱者の監視をしていたのもバカバカしい。
今回の機内検疫で、まるで映画を見ているように防護服で機内に乗り込むのは意味がない、とする論文がある。(26)
WHO も患者が出ている地区の学級閉鎖は別として、学級、学校閉鎖、集会中止、映画館閉鎖などは意味がない、と言っている。(26)
旅行を止める必要はない、という論文も出ている。(26)
インフルエンザに感染してから発症するまでには潜伏期間があるのを知らないわけはあるまいし。
それと、不顕性感染(かぜの症状が出ないので本人は気づかないけれど、じつはインフルエンザにかかっている場合がある。)という問題もある。こういう人が知らず知らずのうちにインフルエンザ・ウイルスをまきちらしている。
インフルエンザは風邪の一種である。インフルエンザは高熱が出ることが多いが、必ずしも高熱が出るわけではない。免疫があるとほとんど熱が出ないで治ってしまう場合があり、逆に高齢者は、熱が出ないので気づかず重症化させる場合もある。一方、普通の風邪でも高熱が出る風邪もある。特別にインフルエンザだけが危険なわけではない。(0)
37.4度でインフルエンザと診断された人がいる。最近インフルエンザに感染しても高熱が出ない人が増えている。(24)
成人の約2割、高齢者の約5割がインフルエンザに感染しても高熱が出ない。(日本臨床内科医会調べ)(24)
これらの人は検疫を簡単にすり抜けてしまう。あんな大騒ぎに意味があるのだろうか(?)。
案の定、海外渡航の経験がない人から感染者が見つかって騒いでいる。やっぱりなぁ。
自信満々の枡添厚労相に惑わされるな(18) にも上記のような疑問が紹介されているが、さらに「カナダの保険局の医師は『発病したら家にいなさい、治療の必要はない』と言っている。米国政府も、感染者が発生しても休校しなくていいと言っている。」と紹介している。
新型インフルエンザ「弱毒性」に隠された本当の危険(20) でも、水際作戦のナンセンスを指摘し、WHO も隔離は意味がないと発表した、と紹介している。「『弱毒性』と『弱毒型』」「『強毒性』と『強毒型』」がしばしば混同されている、とも指摘している。
b. うがい、マスク、手洗いは本当に予防に有効なのか?
例えば、医師の石澤氏は、手洗い、うがいやマスクは予防に有効(マスクは保湿、保温するので、かつ何マイクロという粒子をマスクは防御出来るので)という趣旨の発言をしている。(25) ウイルスは低温乾燥を好むらしいので「保湿、保温」うんぬん部分は納得出来るが、他の部分は本当だろうか(?)。
ウイルスはのどや鼻の粘膜にくっついて、あっという間に細胞に入り込んでしまいます。細胞に入ったものを水で洗い流すことは無理です。( 0)
通常、ウイルスは外出先で感染するものだろう。あっという間に入り込んでしまうんじゃ、何十分、場合によっては何時間も経過して帰宅してからうがいをしても遅いなぁ。
それならば、マスクはどうだ(?) マスクと言っても色々ある。まず、ガーゼ製のマスクは網の目が粗いので全く意味をなさないことはバカでも分かるだろう。他に、通常の不織布製のマスク(市販製品の主流。捕捉可能粒子は 5μm以上らしい)やN95(0.3μmの粒子を95%以上防ぐ)という医療用マスクもある。さらにナノフィルターのマスク(捕捉可能粒子0.03μm以上)も市販されているらしい。(参考:1μm=1000分の1ミリ。一方、ウイルスの大きさは約1万分の1ミリ)
ウイルスの粒子はマスクの繊維のすき間など通り抜けてしまいます。手洗いも、大腸菌なら手をていねいに洗えば、きれいに流れ落ちます。けれどインフルエンザ・ウイルスは、のどや鼻に入った瞬間に感染してしまうわけですから、帰宅して手を洗ったところであまり意味はないでしょう。( 0)
帰宅して手を洗うまで、決して手で鼻や口の顔を触らなかったら、手洗いも有効かもしれない。でも、つい無意識に触ってしまうので難しいなあ。
マスクの落とし穴
CDC や WHO が推奨する医療用高性能マスクの N95 は一応 0.3μの粒子を95%以上防ぐとされている。
しかし、落とし穴もある。N95 を使った実験で、顔の形とマスクが合わなかった人は室内浮遊粉塵の約26%がすき間から漏れた。(27)
大学で行われた同様の実験でも、マスクと顔の相性で数値が大幅に変動した。(27)
市販の普通のマスクを使った実験でも、5人が2種類で10回の計測を行った結果、進入率(漏れ)100%の場合が5回あった。(27) 意味無いじゃん。
公的機関の見解
厚労省の新型インフルエンザ専門家会議の報告書:健康な人が不織布製マスクを着用することで飛沫を完全に吸い込まないようにすることは出来ない。(27)(注:感染者、疑いのある人が、健康な人にうつさない目的で着用することは推奨している)
医療ジャーナリストの森田氏は、「1m以内で患者と接触する場合を除いて、外でマスクをすることは意味がないと WHO は文書で報告している」という趣旨の発言。(26)
c. インフルエンザ予防ワクチンは本当に有効なのか?
有効性調査の結果
1979年、インフルエンザ・ワクチンの集団接種で前橋市の子供に副作用が発生したので、前橋市医師会は集団接種を止めた。
そして、接種を続ける周辺市町村と前橋市のインフルエンザの流行状況を、5年間徹底的に調査した。結果の報告書によると、集団接種をしている地域としていない地域とで、流行の大きさに差異はなかった。( 0)
効かなかった実例
09年1月、東京町田市の病院で入院患者、職員合わせて106人がインフルエンザに集団感染(院長自身も感染)し、お年寄り3人が亡くなった。患者、職員の約90%は予防接種を受けていたという。(23)
番組中「予防接種を受けていたのになぜ?」との質問に、出演者で医学博士の中原氏は「もし受けていなかったらもっと多くの方が感染した可能性がある。」
おいおい、それは例えば「インチキ祈祷師に病気のお祓いをしてもらったのに効果がなかった」場合、「お祓いをしなかったらもっと重症になった」と言い訳されるのと同じ論法だろうが。(笑)
インフルエンザ・ワクチンは 「重症化防止に効果がある」 とも言われる。もし仮に、私がワクチンを接種したにもかかわらずインフルエンザに感染し高熱でフラフラになったとしよう。そこで「ワクチンを接種したのに感染して高熱を出した」と医者へ苦情を言ったと仮定する。おそらく医者は「ワクチンを接種しなかったならもっと重症になっていた。接種しておいて良かったね。」と言い訳する(あくまで私の想像)だろう。(笑)
インフルエンザ・ワクチンの抗体が、多少、症状を軽くするのではないか、ということは、データの裏づけがないまま言われていることです。( 0)
インフルエンザ・ワクチンは、脳症、高齢者の肺炎、そのどちらの重症化をも防ぐ効果はないのです。(0)
ワクチンが効かない理由
インフルエンザ・ウイルスは絶えず変異する為、有効なワクチンを作れない。(0)
季節性インフルエンザのウイルスは非常に早いスピードで絶えず変異する為、有効なワクチンを作れない。その為、ワクチン(予防接種)はほとんど効かない。( 0)
インフルエンザ・ワクチンは生ワクチンではなく、(殺したウイルスでワクチンを作る)不活化ワクチンなので(一方、生ワクチンは生きたウイルスで作る)効き目が弱く、さらにコンポーネント・ワクチン(ウイルスのHAタンパク部分だけで造り、NAタンパク部分を使わない)の為、いっそう効き目が弱く(その代わり副作用は少なくなったメリットがあるが)なった。( 0)
インフルエンザ・ワクチンでは、限定的で寿命の短い、弱い抗体しか作れないが、一方、自然に感染した場合は強力な抗体が出来る。(0)
インフルエンザ・ウイルスは、喉や鼻の粘膜から感染するので、自然に感染した場合は喉や鼻及び血液中に抗体が作られるので以後はしっかり免疫が出来るが、一方、ワクチンの予防接種では血液中にしか抗体が作られないので予防にはほとんど無意味と思われる。( 0)
そうは言っても、インフルエンザ脳症になると恐ろしい?
インフルエンザ脳症の原因はインフルエンザそのものではなく、日本で使われてきた一部の解熱剤が原因ではないかと考えられてきました。(0) 非ステロイド抗炎症剤系の解熱剤が脳症を引き起こす原因の一つであることはほぼ確実とされており、現在は使用が禁止されている。(0) 最近、別のタイプの脳症が増えている。抗ウイルス薬であるタミフルが処方されるようになった時期から増えている脳症で、タミフルとの関係が疑われている( 0)
参考:
旧厚生省はインフルエンザ脳症および脳炎患者に対する非ステロイド系解熱剤ジクロフェナクナトリウムの投与を2000年に禁止する通達を出した。この病気の死亡率は30%にものぼるが、厚生省の発表によれば、治療に先の解熱剤を使用した場合の死亡率は、使用しなかった場合の4倍ということである。厚生省は「インフルエンザ脳炎・脳症を悪化させる恐れがある」という理由で使用を禁じたが、「悪化」でなく「発症」させている場合があるとも考えられる。同様の危険はほかの解熱剤についても可能性が強く、それを裏づけるように、翌年には前回の研究で俎上にありながら禁止されなかった解熟剤、メフェナム酸が禁止された。しかしそれまでのわずかな期間ですでに5人の子供がメフェナム剤の投与で死亡していた。( 1)
WHO は、急性脳症などを起こす恐れがあるため、小児や若者に対するアスピリンの使用を禁じた。副腎皮質ステロイドの常用も禁じた。(13)
公的機関の発表
高齢者へのワクチン接種はインフルエンザ・シーズン中の死亡率を下げられなかった、とアメリカのNIH (国立保健研究所) は発表した。(0)
実は厚労省も“効かない”ことを認めていた。
児童・生徒に集団接種が義務付けられていたが、94年に厚生省(当時)の公衆衛生審議会が「インフルエンザワクチンは効果的でないので接種対象から外すべき」との意見書を提出。以後、任意の個別接種になった。(17)
その他の意見から
現在、国内に2千万本程度が備蓄されているワクチンはあくまでH5N1に対するもので、それ以外のウイルスが新型になった場合、何の意味もなくなってしまう。しかも、たとえH5N1から変化したものだとしても、実際はどこまで効くかもわからない。(16) そーれ見よ、今回の新型インフルエンザはH1N1だろ。備蓄のH5N1用じゃ役立たないじゃないか、税金の無駄使いは止めろ。
(「事前接種が始まった」との問いかけに:)そもそも、接種で抵抗力が上がっても、実際に重症化を防げるかは証明されていない。( 5)
ワクチンの副作用
「発熱」「発疹」「痙攣」「肝機能障害」「アナフィラキシーショック」「ギラン・バレー症候群」「急性散在性脳脊髄炎」など。(17)
なぬ、「アナフィラキシーショック」と言えば、スズメバチに刺された時などにおこるアレルギーのショックじゃないか。へたすると死んじまうぞ。
ギラン・バレー症候群、急性散在性脳脊髄炎:いずれもワクチン接種後に作られた抗体が、侵入してくるウイルスではなく、自らの神経を攻撃してしまうことで発生する。前者は筋肉を動かす運動神経を損ない、寝たきりのケースも。後者は脊髄の機能を攻撃するため、発熱や痙攣、さらには意識障害といった症状が現われる。(17)
(「米国の豚インフルワクチンを例に心配する声もある」との問いかけに:)この健康被害は原因が解明できていない。翌年同じ製造方法でつくったワクチンで大きな問題は出なかった。なぜ季節性インフルエンザワクチンの8〜10倍の頻度で重い副作用が発症したのか説明できず、因果関係も医学的に立証されていない。( 5)
米国の豚インフルワクチン問題:米国で76年に陸軍施設で豚インフルエンザが流行。大流行を恐れた政府が呼ぴかけ、約4千万人が接種したところ、約500人が重い神経障害を起こした。
とはいえ、一方では「ワクチン注射で血中に抗体を作れば、“症状の重篤化”を防ぐ効果が期待できる。副作用のマイナス面より、予防効果というプラス面の方が大きいと考えます」との声もある。(17)
でもなあ、本当に予防効果があるんかいな。ワクチンが有効だというエビデンス(科学的根拠、証拠)はあるんかいな。
「効果がなかった」という調査結果なら知っているけど。(上記の「有効性調査の結果」参照)
「効いた」というのは単なるプラセボじゃないだろうな(?)。2重盲検でちゃんとテストしたんだろうな(?)。
ワクチンを接種してインフルエンザにかからなかったとしよう。はたして「ワクチンに効果があったのか」「単に感染しなかっただけなのか」「感染はしたが以前自然に感染した時の抗体(ワクチンによる抗体ではない)の免疫で発症しなかっただけなのか」これらを区別してちゃんと調べたのか(?)
タミフルは効くの?
始めに、タミフルはインフルエンザ・ウイルスを殺す薬ではない。ウイルスの増殖を阻害するだけに過ぎない(リレンザも同じ)。従って発症後48時間以内(ウイルスが増える前まで)に飲まないといけない。
例えタミフルを飲んでも、治るのが1日程度早くなるだけ、と言われている。さらにタミフルは副作用と耐性の問題で騒がれている。
高リスク患者にタミフルを推奨(13) WHO は新型の豚インフルエンザ患者の治療指針を発表、妊婦など高リスク患者にタミフルやリレンザの使用を推奨した。一方、若者などにアスピリンの使用を禁じた。
新型インフル マスクの盲点(21) では、日本の“タミフル神話”に警鐘を鳴らしている。タミフルはインフルエンザの特効薬ではない。本来なら回復まで7日間要するところを、6日間に縮めるほどの効果しかない。
タミフルの副作用問題
タミフルに脳興奮作用 米・ラットで実証 子どもの異常行動関連か( 2) タミフル服用と異常行動の関係は、タミフルを飲んだ子供がマンションから飛び降り死亡する事件が相次ぎ問題となった。
タミフル使用制限継続( 3) 服用しても異常行動のリスクは高まらないが、タミフルの10代への使用を原則禁止している措置を続けることを決めた。
タミフルと風邪薬「併用避けて」(10) タミフルと風邪薬を同時に飲むと異常行動が起きる可能性が高まったと発表。
10代のタミフル服用 異常行動発生率1.5倍(11) 厚労省は、タミフルを服用した10代の患者が飛び降りなどの異常行動をとる割合は、服用しない場合より1.5倍高いとする最終報告書をまとめた。
タミフルに対する耐性問題
タミフル効かないインフル( 4) タミフルが効かない耐性ウイルスが、5人から見つかり、集団感染によるものとみられる。
耐性インフル 鳥取など9県( 7) タミフルが効かないインフルエンザが、9県で見つかったことが国立感染症研究所の調査で判明した。
タミフル耐性インフル急増か( 8) 厚労省は、タミフルが効かない耐性ウイルスが、調べた11都道府県すべてで見つかったと発表した。
今季インフルエンザ「Aソ連型」主流 タミフル耐性( 9) タミフルが効かない耐性ウイルスが各地で見つかっている。
タミフルとリレンザ(上) 本当に効くの?(12) Aソ連型では今季9割以上が耐性と報告されたが、これは試験管内の実験結果に過ぎず、人の体で確かめたわけではない。 なぜ確かめないの? わざわざ確かめないでも、効かないことは明らかだからなの?
タミフルとリレンザ(上) 本当に効くの?(12) 最近タミフルを使い、「効いている実感がある」という感触を得ている。 実感だけなの? プラセボじゃないの? エビデンスを出してよ。 懐疑派がバカにしているホメオパシーでさえエビデンスはあるよ。(笑)
「タミフルが効かない」インフルエンザ「不気味な兆候」(15) タミフル耐性の鳥インフルエンザ(H5N1)に人が感染した症例が報告されていた。既存のインフルエンザ(H1N1)にも耐性ウイルスが急増している。
INsideOUT で「タミフルが効かなくなる可能性は?」との質問に石澤氏は、「鳥であろうが新型であろうが全てのインフルエンザにも効く。但し、理由は不明だが1〜2%はタミフルが効かない例がある。」のような趣旨のことを言っている。(25) もっと報告されてるだろ。
タミフルなんか止めて他の治療法に期待出来ない?
効くか効かないか分からないタミフルなんか止めて、以下の新薬に期待できないか(?)。 でも、耐性とのイタチごっこにならないかなあ(?)。
新型インフルに切り札か( 6) 新治療薬 T-705 はタミフルとは違った仕組みでウイルスの増殖を抑え、動物実験ではタミフルより高い効果を示した。
鳥インフルエンザの“特効薬”が開発された!(14) 微量でウイルスを死滅させる物質を発見した。
「新型インフルエンザは漢方で治る」説が浮上(19) インフルエンザ患者のうち「タミフル」で治療した13人と「漢方薬」で治療した11人を比較したところ、漢方薬で治療した方が熱が早く下がった。タミフルがウイルスの増殖を直接阻害するのに対し、漢方薬は人間が本来持つ免疫力を高めてウイルスを排除する点が根本的に異なる。このためタミフルに耐性を持ったとしても効果は続く。そもそもタミフル自体、生薬の成分を抽出合成して作られたもの。 中国4000年の歴史、恐るべし。
新型インフル マスクの盲点(21) インフルエンザウイルスを死滅させる消毒薬を開発した。
スペース、その他の関係で書ききれないこと、抜けていることが多数あります。詳しくは下記資料を読んで下さい。
引用、出典先、参考文献:
( 0) インフルエンザ・ワクチンは打たないで! 母里 啓子著 双葉社
( 1) 海・森・大地の見えざる医師たち 伴 梨香著 新潮社
( 2) タミフルに脳興奮作用 朝日新聞 07年09月29日
( 3) タミフル使用制限継続 朝日新聞 07年12月26日
( 4) タミフル効かないインフル 朝日新聞 08年02月28日
( 5) 事前接種 是か非か 朝日新聞 08年08月12日
( 6) 新型インフルに切り札か 朝日新聞 08年08月22日
( 7) 耐性インフル 鳥取など9県 朝日新聞 08年10月28日
( 8) タミフル耐性インフル急増か 朝日新聞 09年01月17日
( 9) 今季インフルエンザ「Aソ連型」主流 タミフル耐性 朝日新聞 09年02月01日
(10) タミフルと風邪薬「併用避けて」 朝日新聞 09年02月01日
(11) 10代のタミフル服用 異常行動発生率1.5倍 朝日新聞 09年04月21日
(12) タミフルとリレンザ(上) 本当に効くの? 朝日新聞 09年05月22日
(13) 高リスク患者にタミフルを推奨 朝日新聞 09年05月25日
(14) 鳥インフルエンザの“特効薬”が開発された! 週刊現代 08年10月11日
(15) 「タミフルが効かない」インフルエンザ「不気味な兆候」 週刊ポスト 08年11月21日
(16) “脅威”新型インフルエンザのワクチンは本当に有効か? 週刊朝日 09年01月02日・09日合併号
(17) 専門家が断言「インフルエンザワクチンは打ってはいけない」 週刊ポスト 09年02月06日
(18) 自信満々の枡添厚労相に惑わされるな 週刊朝日 09年05月22日
(19) 「新型インフルエンザは漢方で治る」説が浮上 週刊朝日 09年05月22日
(20) 新型インフルエンザ「弱毒性」に隠された本当の危険 週刊現代 09年05月30日
(21) 新型インフル マスクの盲点 週刊現代 09年06月06日
(22) 最強医師が疑問解決! ANB 09年01月13日放送
(23) スーパーモーニング ANB 09年01月19日放送
(24) ためしてガッテン NHKg 09年02月04日放送
(25) INsideOUT BS11 09年05月07日放送
(26) 西川のりおの言語道断 BS11 09年05月18日放送
(27) 報道特集NEXT TBS 09年05月23日放送