相場見通しのつもりだが・・・たぶん後講釈(2015年07月〜2015年09月)

こちらはあまり当らない相場見通しやら相場後講釈やらを書いております。一応債券だけどもマネーマーケットに限りなく近い範囲をカバーしつつも、昔取ったなんとやらで債券市場のお話も。まあどっちにしても板に張り付いている訳ではないのでピンボケになる場合もありそうです。その節はご指摘を。

2015/08/31「短国買入は2500刻みではなく謎の8000億円オファー」
2015/08/28「月末のGC市場混乱は今月の発生は無し/3Mはまたマイナス(もう飽きた)」
2015/08/27「海外リスクオフも円債は小幅金利上昇とな」
2015/08/26「米中当局の対応が泡吹きで株式市場が一大乱高下」
2015/08/25「6M新発短国が発行3.5兆中3.2兆円を2回の短国買入で日銀が購入とかもう馬鹿かと」
2015/08/24「米国株式市場は連日のおはぎゃー/短国買入は超露骨な日銀トレード」
2015/08/21「3M短国またまたマイナス足切(6週連続)」
2015/08/19「1年短国は毎度の別世界で国債も強い/そんな時に国債市場の流動性指標の公表がでる日銀の間の悪さ」
2015/08/18「7月積み期間の当座預金残高にはあまり特徴ないが都銀残高減少」
2015/08/17「短国買入は6Mや1Y(の前月債)が入っているのか」
2015/08/14「3M入札はまたまたマイナス足切」
2015/08/13「7/31の短国買入は殆どが6Mカレントといういつもの攻撃」
2015/08/12「月曜の短国買入は微妙に刻んで1.75兆円オファー」
2015/08/07「またまた3M入札はマイナス足切で売買参考統計値も日銀トレードモード」
2015/08/06「6M入札も別世界でひたすら短国はマイナス街道」
2015/08/05「10年新発入札で10年0.4%割れ/短国残高とか8月資金需給とか」
2015/08/03「輪番スケジュールに変化なし/短国買入1.5兆円」
2015/07/31「3M短国はまたまたマイナス足切/末初レポレートも大幅金利低下も騒ぎになってモノ少し出た模様」
2015/07/30「四半期末でもないのに月末のGCレポが突如モノ無し(運用できない)状態に」
2015/07/27「イカサマ売買参考統計値が入っても短国買入は2兆円と日銀トレードウハウハのオファー」
2015/07/24「短国買入前にまたイカサマ売買参考統計値ですなあ/3M入札はまたまたマイナス足切」
2015/07/23「7月10日の短国買入は激強入札短国544回1銘柄でした/超長期入札は引け際に強くする日銀トレード」
2015/07/21「短国買入2.5兆円とは多いんじゃないですかねえ」
2015/07/16「前週の短国が激強の中で3M入札です」
2015/07/15「1年短国は相変わらずの別世界入札」
2015/07/13「7月入って短国入札マイナス推移でアチャーで短国買入は配慮の?減額」
2015/07/03「3M入札が期初から早速盛大にマイナス」
2015/07/02「6月末のMBは目標対比9兆円の上ブレ」
2015/07/01「中期の輪番増額しているが大丈夫か/末初T+0GCはマイナス10bp」

2015/08/31

・短国買入は8000億円とな

http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of150828.htm
国庫短期証券買入 8,000 2015年9月1日

http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba150828.htm
国庫短期証券買入 15,827 8,001 0.004 0.005 93.9

ということで、短国買入は2500刻みではなくて8000億円のオファーとなりました。この調子で来月は8000億円ペースでの買入をすると途中増やさないとして4兆円の買入とかになるのかも知れんですけど4兆円だと資金需給的に多いような気もする。

まあ来月は変則連休があってカレンダー的には毎週金曜で9月渡しの短国買入を5本打てるのですけれども、18日のT+2が25日という事になりますので調整入れるのかねとかまあ微妙に良くわからんところはあるが、いずれにせよ買入のフローは落ちる筈です。

応札が少ない気がしますが、末残ニーズがまだ出てくる(別にT+1での買いが出来ない訳ではないので)為に残したとか、そもそも1YTBが入るだろうから札を無駄に入れて地合いを目に見えて悪くするのもシャクとか、その手の配慮はあったのかねとは思いますけど、末渡しで死ぬほど売れているのであればそれはそれで恐れ入りましたという所ではあります。


ちなみに、面倒なので引用しませんでしたが、金曜日には輪番も実施されまして、一般的には長期超長期の予想だった(大きい月末インデックス長期化(特に2.5.8.11は長期化幅が大きい)の時に超長期の輪番をぶつけると投資家イジメになるので避けるという観測だった)のですが、長期変国できやがりましてじゃあ何か市場に影響したかと言いますと、「金曜に無いのなら月曜にあるだけですがな」という事でそれに関しては超長期に影響せずという図になりましたが、地合いが悪い時って「このゾーンが輪番で入らずに失望」とか言って相場が動いたりして朝三暮四のエテ公もビックリな動きをするのですが、金曜の相場コメントを色々な方から聞いたら輪番の反応が皆上記の感じだったのでちょっとワロタです。

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2015/08/28

○スポ末短期市場雑談メモ

・月末のレポの大騒ぎは回避の模様で

昨日はスポ末ということで一番の注目は前月のレポ突如蒸発アゲインがあるでしょうかという話ではありましたが、まあ特段の騒ぎにはならなかったようで(GCレポ金利の水準そのものは低下したみたいですけど)、先月の大騒ぎは何の拍子で発生したんでございましょうかとは思いますが、今月は一応前月の経験から事前に構えていたのもありますが、先月ほどの大規模なシュリンクが起きなかった(とは言っても金利が下がっているのですからまあ取引縮小の動きは幾分かはあったんでしょと思いますが)とゆー話で、超過準備拡大の困難さでQQEの技術的限界とかの騒ぎにならなくて日銀もニッコリという所ですかそうですか。

まあしかし月末の度にGCレポ金利が下がるという事象が発生するとかいうマーケットというのも何なんでしょうかそれとは思ってしまう訳で、取引高だけ見て「新たな市場ガー」とドヤっておられる方も当局方面に多いのですけれども、まあ市場としての参加者の厚みとか多様性に欠けるものを後生大事にリファレンス市場みたいにしようとすると碌なことにならんとは思われますがね。


・3M短国はまたまたマイナスで最早忘れたが多分8週連続くらいのマイナスだわさ

http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20150827.htm

(3)募入最低価格100円00銭0厘5毛(募入最高利回り)(-0.0020%)
(4)募入最低価格における案分比率17.2349%
(5)募入平均価格100円00銭1厘4毛(募入平均利回り)(-0.0056%)

前週は足切が価格が低下(マイナスの拡大)してナンジャソラと思ったのですが、今回は順当(?)に足切価格が100円の一つ上になりましたが、そうは言ってもそこの案分は相変わらず薄めという状況でございまして、いやあの来月は短国買入が何処からどう見てもそんなにフロー入らない筈なのだが3Mをまだマイナスでやるかねとは思うのであります。

とは申しましても、6Mカレントは9割が日銀に入ってしまいまして、1年が先週の買入でどれだけ入ったのか(どうせ1.75兆円買入の殆どだと思うけど)分からんですが、これも早晩全部捌けるとなりますと3Mの順番が回ってこない訳でもないとかそういう事なんでしょうかねえとか若干は思いますが、それよりは9月が近くなってきましたので例によって例の如くで期末残高ニーズとしての「モノ」としての短国ニーズも出てくるだろうというはあるかも知れませんね。ただまあ直近では6Mと1Yのターゲットディール状態の短国買入になってしまっている状態で3Mの買入が前四半期や昨年の金利マイナス特攻局面などと比べて落ちてきているので、そこまで玉が逼迫するのかね(去年の9月みたいに)というのはちょっと違う気も。


まあそんなことで今日は短国買入で額がどのくらいで入るのか(そんなに買わなくて良いはずだが)というお話ではあるのですが、短国買入の基準利回りとなる売買参考統計値の6Mカレント(549回)のこの3日位の利回り推移の変化を他の銘柄の動向と比較して確認するなよ!絶対するなよ!!!

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2015/08/27

○折角なので市場俺様備忘メモ

・昨日の株式市場は上海が微妙に怪しかったですけど

日本株は上昇でしたが途中まで値動きの飛び方はかなりのアレでしたな。
http://jp.reuters.com/article/2015/08/26/idJPL4N1111XV20150826
2015年 08月 26日 15:28 JST
東京株式市場・大引け=7日ぶり反発、日経平均は今年最大の上げ幅

香港は上昇も上海指数は上げたり下げたりやたらドタバタしてた感がありましたが結局マイナス引け。
http://jp.reuters.com/article/2015/08/26/idJPL4N1112S320150826
2015年 08月 26日 16:59 JST
中国・香港株式市場・大引け=中国は5日続落、追加緩和で下げ幅は限定的

でまあ欧州下げて始まっていましたが、結局米国は戻っておりましたな。
http://jp.reuters.com/article/2015/08/26/idJPL4N1115BG20150826
2015年 08月 27日 05:18 JST
米国株式市場=急反発、9月米利上げ観測後退で安値拾いの買い

・国内債券はまあこんなもんですか

http://jp.reuters.com/article/2015/08/26/idJPL4N1112FB20150826
2015年 08月 26日 15:20 JST
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は小反発、長期金利0.375%に上昇

『長期国債先物は小反発。25日の米債安を受けて安寄りしたが、リスクオフへの警戒感が根強いことに加えて、日銀買い入れによる需給引き締まりが意識されて持ち直した。後場は日経平均株価が大幅に反発する場面でも底堅く推移した。現物債も小動き。相場の方向性が出にくかった。国内銀行勢からの益出しで中長期ゾーンが軟化。超長期ゾーンは横ばい圏で推移した。日銀オペの結果は残存25年超がしっかりだった。長期国債先物中心限月9月限の大引けは、前営業日比3銭高の147円97銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5bp上昇の0.375%。』(上記URLより)

月曜は先物売買高が1.9兆円しか無くてぐぬぬと思いましたが、火曜水曜の先物出来高は3.1兆円に2.5兆円なのでさすがに売買がありますな状態にはなっているものの、日本相互証券の引けを見ますと殆ど引け変わらず(先物も3銭ですけど)とか方向性出ませんなあという所ではあります。

まあ今回に関してはスタートとなる水準が国内債券の場合はもとより金利が低い所にあったというのがあって、0.3%台のスタート地点から今更リスクオフヒャッハーで債券買い進めるというような絶対水準でもない(その前から消費とかも怪しいし海外も怪しいし大丈夫かね的なサムシングがあって金利低下というのもあったと思うので)というのがあったので、株が下がってもまあ反応しませんでしたね、という事にしておくと国内債券市場って先見性があって素晴らしい!ということになりますのでそういう後講釈にしておきませんかね債券の皆さん(^^)。

#実際問題としてはリスクオフにしてもちょっとペースが速すぎだったので債券買うよりもまずはポジションの圧縮が先に来るから債券買うとかそういう話にならなかったんでしょうけどね


・さて本日は2Yと3Mの入札とスポ末なのですが

2Yに関しては毎度毎度「今度はゼロ金利とかになるのか」と思わせながらも結局カツカツのプラス金利が足切になるという感じで推移しますけれども、まー今回もそんなもんじゃないですかねえ(てきとう)。

でもって3Mなのですが、先般出ておりましたように日銀の短国買入で打ち込まれているのって殆どが1Yと6Mのカレント(というか直近の銘柄とかどう見ても日銀買占め状態になっているのだが)となっていましたので3Mについては流通玉が持ちになっている筈。その上来月は資金需給的に短国買入のフローを減らせる筈となっていますので、それほどオペ狙いヒャッハーとやる訳には行かないと思うのですが、何せ先週の3M短国で落札金利のマイナスを深くしたというトンデモナイ事案が発生しておりましたので、今回の入札が100円まで届くような緩み方は難しいかもですよね。

おまけに申し上げますと、先月市場がビックリモードになったスポット月末が本日なのでございますが、今月に関しては先月の再来に関して参加者の皆様におかれましてもそれなりに警戒して準備はしているとは思いますので、まあそうなってもそこまで皆でウヒョー状態にはならないとは存じますが、何せGCレポ市場に急に玉が出てこなくなるリスクのある(しかも末初だけ)月末を控えるという事で、新発3M短国に関しては「国債というモノ」に対するニーズも通常運転よりは若干強めに意識されるのではないかと思われますので、まー新発3Mのニーズは強いでしょうなあ(ただしマイナス金利ではない所で)と存じます。


でもってどうなるのかは結局GC市場での存在感の大きい(GCでドカンと資金調達取引をしている)人たちが月末の所をどうするか次第でして、それはたぶんお家の事情的なアレがありますので、お家でも何でもないアタクシとしては「まあその人たち次第じゃないですかねえ」としか申し上げようがないのが残念な所ですが、市場も覚悟しているからどっちに転んでもまあそうだよねという話になるでしょう。

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2015/08/26

○市場関連メモと関連雑談だが「米中当局のコミュニケーションの下手さ」がテーマではないかと

・国内株式市場ェ・・・・・・・・・・・

http://jp.reuters.com/article/2015/08/25/idJPL4N1102QX20150825
2015年 08月 25日 15:49 JST
〔マーケットアイ〕株式:日経平均・日足は「中陰線」、騰落レシオが67.21%に低下

『<14:03>  日経平均は不安定な値動き、短期筋による先物売買で
<12:45>  日経平均は上げ幅縮小、上値では戻り売りも
<11:40>  前場の日経平均は6日ぶり反発、日中値幅1000円超す乱高下
<11:27>  日経平均は上げ幅200円超、買い戻しが加速
<10:57>  日経平均はプラスに転じる、ドル/円上昇で買い戻し
<10:05>  日経平均は下げ幅縮小、メガバンクに押し目買いの動き
<09:20>  寄り付きの日経平均は大幅続落、2月17日以来の1万8000円割れ』

上記URL先の小見出しを並べただけでもあばばばばーなのですが、何せご案内の通りで日経平均ベースで780円位下がって始まって1000円位上昇して後場途中から大失速して結局盛大な逝ってこい(その間も先物の値段が動く動く)というお洒落な相場になっておりまして最早何が何だか。しかも先物は現物引け後に17700円水準とかに下がりやがるしもうねというあばばばばー状態。

しかもイブニングセッションになって今度は欧州株がやたら強いのにつれて(一応ドイツのIfoが強かった気がするが)盛大に先物が戻って来て、ついでに後述のように中国人民銀行様の泡吹き追加緩和が投下されて上昇ヒャッハーとなったまでは知っているのだが朝起きたら何でNY株下がっているのかと小一時間問い詰めたい。

まーしかし何ですな、押し目買いだか何だか知らんですが、昨日は下で寄った後に盛大に持ち上げた上に叩き落としですから上下共に怪我人が続出したのではないかと思いますと誠に遺憾の念を禁じ得ない訳でして、相場が底打ちしてくれたとしてもしょうもないしこりポジションが発生してややこしそうですな、ナムナム。


・なお債券市場は金利上昇したのだが

http://jp.reuters.com/article/2015/08/25/idJPL4N1102IH20150825
2015年 08月 25日 15:12 JST
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は反落、長期金利0.370%に上昇

『<15:08> 国債先物は反落、長期金利0.370%に上昇

長期国債先物は反落。24日の米国市場が大幅な株安となり、リスク回避から債券が買われる展開となったが、円債市場では高値警戒感から朝方から売りが先行した。40年債入札を控えていたことも影響したとみられている。後場は日経平均株価が自律反発する場面では戻り売りから一時は147円82銭と8月18日以来の低水準を付けたが、終盤は再び日経平均株価がマイナス圏に沈むと、短期筋からの買い戻しがみられた。

現物市場では総じて金利に上昇圧力がかかった。長期ゾーンは国債先物に連動する格好で、一時は0.380%と1週間ぶりの高水準を付けた。国内銀行勢の益出しを含めた売りが観測されていた。超長期ゾーンは年金勢などの売りで軟化。中期ゾーンもさえない。40年債入札結果は、想定の範囲内に収まった。最終投資家の一定のニーズを集めたとみられている。

長期国債先物中心限月9月限の大引けは、前営業日比15銭安の147円94銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は同2.5bp上昇の0.370%。』(上記URLより)

まあ何ですな、高値警戒感とか書いていますが、それよりもあまりにも他市場が動くもんだから安全資産への逃避みたいなテーマで債券買うよりも、リスク量そのものの管理をどうする的な話になるでしょと思う訳でして、おまけに日本の債券市場様におかれましては日銀の馬鹿買入によって金利にマイナスのリスクプレミアム(というか日銀買占めストック効果)が働いている訳ですからして、ここから債券買ってリスク回避になるのかよというお話じゃないですかねえなどと思うのでした。まあそれ以前の問題として「リスク回避の動きで債券買い」などというのもストーリーだから皆で乗っている話で今日の今日いきなりアロケーションの大規模シフトとか余程の状況じゃない限り難しいがなとは思いますが。

まーここまで他市場にボラがある中で金利が一段低下するというのであれば、それは金融システムがアレとかいうような話で大規模なアロケーションのシフトという話でしょうが、べつにまあ今の所そこまでの話でも無いし、日本の場合は馬鹿買入で長期金利潰しているだけに、馬鹿買入の持続可能性みたいな話になると逆の話になる辺りがヤヤコシイですな。安定しているときの方が金利下がりやすい希ガス。

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2015/08/25

○市場メモですが短国買入の明細を見たらアレ

市場ネタと言えば昨日は株式市場では東1部売買代金4兆円の大商いの中、債券市場では先物の売買高が2万枚に届かないという大変にウゴカンチ会長な辺りに貫禄の安定というよりは不動の市場という風情で、ダイナミクスの無い事おびただしいですな。


それはそれとして毎度のこれ
http://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/tmei/tmei.htm/
日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額

今回は8/20の残高で比較対象が8/10の残高になりますので、8/10と8/14に行われた短国買入1.75兆円&1.5兆円が対象になります。

前回対比の増加銘柄一覧

549回債(2016/2/10):31822億円
550回債(2015/11/6):673億円

・・・・・( ゚д゚)
・・・・・(つд⊂)ゴシゴシ
・・・・・(;゚д゚)

ということで、2回の短国買入ですがほぼ全部が6か月新発の549回債になっていることもさることながら、

http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20150805.htm

価格競争入札:3兆2,243億6,000万円
第T非価格競争入札 :2,756億円

という発行になっておりまして、要は発行額3.5兆円のうち3.2兆円を日銀が購入しているというナンジャソラな事態になっている(しかも入札から1週間ちょっとで)訳でして、こんなんだったらそもそも論として市場買入をする方がよっぽど市場を荒らすだけだから6Mと1Yの短国を日銀が全額引き受けてMBの残高調整に必要な場合に入札方式市中売却した方がまともに市場が機能するわヴォケとしか申し上げようがありませんな。

なお、先週金曜の引け(昨日付の)の売参でこの銘柄の引けはマイナス6.8bpとなっていましたが、昨日の引け(今日付けの)売参でこの銘柄の引けはマイナス4.2bpとマイナス金利幅が周囲の銘柄の動きと全然関係なく縮小しているのですが、発行量の9割くらいが日銀に買い占められた状態だと需給がさぞかし良い銘柄になるはずなのですが面白いですねえ(棒読み)といった風情ではあります。

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2015/08/24

連日のおはぎゃあございます。

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NTFSVWSYF01V01.html
米国株:大幅安、ダウ平均調整局面入り−世界株安の流れ
2015/08/22 07:01 JST

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NTG8FNSYF01W01.html
NY外為:ドル下落、世界市場の波乱で米利上げ見通し不透明
2015/08/22 07:04 JST

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NTG9DRSYF01W01.html
NY原油:一時40ドル割れ、約6年ぶり−需給悪化見通しで
2015/08/22 05:44 JST

まあ何ですな、FOMC議事要旨そのものを単体でみた場合にそこまでハトに傾いている訳でもない(タカではないのは確かだが)のですが、足元での海外要因がある中でアレを出されてしまったら思いっきり市場がハトに傾いたという感じですな。

○短国買入雑談

http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of150821.htm
国庫短期証券買入17,500 2015年8月25日
(めんどいので短国だけ)

ということで、1.75兆円という1年短国と6M短国の入札があった週だけ増額という毎度のプレイが出ましたが。

http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba150821.htm
国庫短期証券買入26,045 17,500 0.009 0.010 69.1
(めんどいので短国だけ)

ということで足切9糸甘で平均1毛甘になっていますので、3M短国に関しては木曜に入札のあった553回が入札が強かっただけに売買参考統計値がマイナス1.5bpになっていまして、他の3M銘柄は軒並みマイナス1bpよりはゼロに近いマイナスとなっていますので、通常の3Mを入れても投げレートだし新発553回を入れても入札の足切がマイナス0.59bpなので9糸甘で入れても投げ。

つーことになりますと、今回はどこからどう見ても1年新発と先月の1年新発(それぞれ売参がマイナス8.5bpとマイナス5.2bp)に6M新発と先月の6M新発(マイナス6.8bpとマイナス3.3bp)とかになるんでしょうし、カレント3Mって普通にモノは有る筈なのですが端から諦めて応札しない事によって地合いを維持しようということですかそうですか等と言い出すのはアタクシの心が濁っていますね。

なお、3Mゾーンで短国買入に入る可能性があるのは7月の2週に実施された馬鹿入札銘柄の544回債だったりしまして、こいつに関しては売参がマイナス3.4bpとなっていますが、この銘柄は確か新発で出た直後には売参がマイナス7.7bpとかいう素敵な金利になっていて、その日に堂々の短国買入実施があって謎の3毛1糸甘一本値落札になっておりましたなあとか思う訳ですが、この銘柄は直近見れる数字ですと27045億円でして発行が5.1兆円(5.09兆円)となっておりますのでまあそれだけの吸い上げが入って需給が大変に改善している筈なのですが何で入札直後よりも利回りが高く(マイナスが少なく)なっているんでちゅかねえ(棒読み)。

まーそれはそれとしまして、来月は資金需給的に短国買入のフローは相当落ちる筈ですし、大体からして発行量が減っているのに短国買入残高を先月の頭まで何で40兆円近辺を維持しとるねんという所もこれまたある訳で、もうちょっとフローが収まるはずなんですけどねえ。

更に話がワープしますが、短国と言えば来週になりますが今月末のGC市場はどうなるんでしょという所で、まー先月末の鵯越もビックリの不意打ち奇襲攻撃とは違いまして今回はあるかも知れないという意識はあるからそこまで大騒ぎにはならんとは思いますが、しかしまあ月末の度にレポ市場の流動性が低下する、となりますとそもそも論としてマーケットメークやってられるかよとかそういう話になって、規制の強化で市場の流動性が低下という話になるのだが、市場の流動性が低下する弊害というのは中々こう見えにくい(というか見えた際には時既にお寿司になっている)話で、一方で金融機関の資本が分厚くなって金融システムの健全性が高まったゾーというのは財務指標を見れば誰でもわかる話なので、そらまあパウエル理事じゃないですが「これはコストなのです(キリッ)」とか言うだろうなあと思うのでした。

なお、市場の流動性が低下するというのは思いっきり金融安定化に対する阻害要因であるものの、今申し上げたように具現化するときには大体起きた瞬間にとんでもないことになっているという一大テールリスクではあるのですが、これは指標とかその手のを見ても何ともな所が政策運営としてのお話として説得力が乏しいので恐らくは起きてみて初めて騒ぎになるし、その時に過去の金融規制の強化にバランスを欠いたのではないか的な話って出てこないと思うに1万ドラクマという所です。

まあそんなところで。

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2015/08/21

○市場雑談その他雑談

・3Mまたまたマイナス入札

http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20150820.htm

(3)募入最低価格100円00銭1厘5毛(募入最高利回り)(-0.0059%)
(4)募入最低価格における案分比率72.9308%
(5)募入平均価格100円00銭2厘2毛(募入平均利回り)(-0.0087%)

お、おぅ・・・・・・・・・・

いやーもう何なんでしょうねえという感じで、足元の東京レポレートの推移とか見ておりましてもレートは普通からちょっと高い程度の水準で動いていまして、短国買入にもカレント3Mはあまり入っていない筈なのですから、モノ自体は業者の持ちになっているとしか思えない状態ではあるのですけど、何と今回の入札では足切が前回前々回の3Mよりも強い結果になるという有様。

売買参考統計値
http://market.jsda.or.jp/html/saiken/kehai/downloadInput.php

を確認しますと、新発3Mの553回債はマイナス1.5bpになっていまして、ベンダーとかによりますと引け時点での業者間取引がだいたいそんなもんという格好なのですが、そうは言いましても一方で1年TBは新発552回債がマイナス8.5bpとかいう目を疑うようなレートになっていて(その1回前の545回債はマイナス5.2bpで、6Mカレントの549回債はマイナス6.8bpとなっていまして、売買参考統計値でイールドカーブを引くと中々面白いカーブが引けますのでお試しあれ)、まあ今日は短国買入を1.75兆円とか実施するのでしょうけれども、新発3Mまでは入らないようにも思えるのよね。

でもって来月になりますと四半期国債大量償還要因がありますので、普通に考えると輪番での買入で積み上げるMBがあるから短国買入のフローが相当落ちる筈なのですけれども、そういう状況の下で新発3M近辺の銘柄って短国買入にどのくらい入れられるのよというのが疑問ではありまして、今回の短国入札が前回よりも強い結果になるという理由が良くわからんぞなもしという所です(ちなみに市場推計によると大口落札した人がいたようですが)。

まあ何ですな、そもそも論としてJGBが足りないというか、中短期(というか短期)のゾーンの金利もゼロに張り付いていますし、そういう意味では短期資金運用以外の買いニーズがいつもよりも多いっつーのもありそうですし、更に気になるのは10月末の不意打ちGC市場大シュリンク攻撃というのがありまして、まーその本当の背景というのは良くわからんままではありますが、GCレポ市場というのも足元のように超過準備ブタブタ攻撃をやっていると、そもそも資金調達しないといけない人が減ってくるところにきて、何らかの事情によって資金調達を抑える動きが出たりすると、GC市場での資金調達ニーズがいきなり消滅しますから、そうなると短国にニーズ出るでしょ、とかそういうサムシングもあるのかもしれませんな。

ちなみに10月末の不意打ち攻撃のGC市場大シュリンクについては結局何が何やらという感じではありましたが、まー先月の無慈悲市場シュリンクを一発見せられましたので、普通の感覚を持っている短期市場の中の人は「月末要因でキターとなるなら今月も食らっても何ら不思議ではない」と思うでしょうから、そーゆー意味では月末にレポ調達が突如止まってその分の短期資金運用ニーズが盛大に宙に浮くという可能性は皆様予想済みだと思いますので、短国の入札にも影響を与えたのかも知れませんね、と無理矢理こじつけようとしましたが、末初1日分の為に3Mをそこまで強くするというのもなんだかねえとは思うのでした。

いやまあ日銀トレードだの何だのと日経辺りにも指摘されるというMB積み上げを一体全体何の為にやってるんだよおいおいという状況の中でオペの運営(買入額をどうのこうのもそうですけどそれよりも買入のやり方の手法とか手段的な問題)このままで良いんでしょうかねえとか考えると一発買入減額なりスキップなりでもする気合・・・・・などまあ無いでしょうな(−−;

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2015/08/19

○毎度の市場関連の雑談ネタ

・1年短国入札ェ・・・・・・・・・・・

http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20150818.htm

(3)募入最低価格100円02銭5厘(募入最高利回り)(-0.0247%)
(4)募入最低価格における案分比率55.9296%
(5)募入平均価格100円02銭6厘(募入平均利回り)(-0.0257%)

お、おぅ・・・・・・・・・・・・・

足切が100円2銭って確か初だったと思うのだが、2銭どころか2銭5厘とかもう何だかねという所でして、3M短国の金利は若干程度のマイナス水準で推移している筈だし、利付国債の残存1年ってまあ流通玉が全然ないから居場所難しいけど一応引けは0%とかにしているというのにこの銘柄だけ突出してマイナス金利で入札するわ売買参考統計値はマイナス6.2bpで早速4bp近く強くなっているわという毎度のプレイ。

http://jp.reuters.com/article/2015/08/18/idJPL3N10T2BP20150818
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は大幅反発、長期金利0.370%に低下

『新発1年物国庫短期証券(TB)の入札結果で、最高落札利回りはマイナス0.0247%、平均落札利回りはマイナス0.0257%と1年物として過去最低となった。入札は日銀オペにらみの需要で強い結果となった。ユーロ円3カ月金利先物は小動き。』(上記URLより)

とまあそんな感じで、確かに短国の需給自体は確りしているから3Mも微かにマイナスというような展開になっていますが、レポGCや現先は毎度の状況ですし、若干のマイナスでは買いがあると思われますが1年でマイナス2bpとかどこに需要があるのかよと言えばもうそれは上記URL先記事の指摘通り。

なお、ネット版の方には掲載されていない(と思う、ブルームバーグのネット版は記事検索機能が異様に弱いので出ていても気が付かないニュースが多々ある)のですが、昨日の14:44分に配信された記事で『長めの短期国債は「日銀オペ銘柄」化が鮮明』という題名の記事がございまして、中々良い指摘をしておられたりしますので一読推奨。

つーことで短国買入で1年を買った方が後の運営楽だから1年短国の後には短国買入を増額するとか(6Mの時もそうだが)やっているのは、それはそれでMB目標達成の積み上げという意味では最適化された動きではあるのでしょうが、どこからどう見てもいわゆる日銀トレードを促進させているようにしか見えない動きになっておりまして、まー日銀も舐められたもんですなあというのが昨日の1年短国入札の結果でありますな。

まーもとはと言えば日銀のMB目標に無理があって、その無理が短国買入の拡大に繋がり、特に1年短国と6M短国に関してはいわゆる日銀トレードの目に余る横行によって、もはや市場買入した方が却って市場の価格形成をおかしくしてしまうという状態になっている訳で、市場の価格発見機能が大崩壊するならセカンダリー市場で買入やる必要ねえじゃんと思いますし、そういう状況になっても「上官の命令ですから」ってなノリで買入を行うだけの状態で市場との対話とか何なんでしょうねと思うのでした。


そういやまあ昨日は20年国債入札も妙に強くて明日(今日のことね)は超長期輪番だぜヒャッハーというような声なき声が板から漂っていたような気もしますが、きっと1年短国入札結果を見てトサカにきているアタクシが聴いた幻聴だと思うのでまあいいです。1年短国の結果と言いなんかまた日銀愚弄モードになってきている感はあるので、ここらで一発超長期輪番本日スキップ位の芸をかましてくれると面白い(けど輪番の場合は所詮朝三暮四モードなので同じですかね)のですが、まあ何の為に買入してるんだかさっぱりよく分からない日銀の買入は今日も続くということでよろしいんじゃないでしょうか。


・そんなタイミングでこれが出るというのが吉本新喜劇

http://www.boj.or.jp/announcements/release_2015/rel150818a.htm/
国債市場の流動性に関連する各種指標の掲載開始について
2015年8月18日
日本銀行金融市場局

『日本銀行金融市場局は、国債市場の流動性に関する各種の指標を、今後、概ね四半期に一度程度の頻度で定期的に更新し、本ホームページに掲載することとしました。

掲載場所は、下記の通りです。

ホーム > 決済・市場 > 債券市場 > 国債市場の流動性指標 >

なお、各指標の定義等については、日本銀行ワーキングペーパーシリーズ2015年「国債市場の流動性:取引データによる検証」を参照下さい。』


さきほど申し上げた日銀舐められてますなあな結果が出た1年短国入札よりも多分後に出ていたように思えるのですが、短国市場の流動性どうなってますねんとか、20年入札が出た辺りのタイミングでこの指標掲載開始とは中々楽しいタイミングで打ち出してくるのですが、どうも日銀の「市場機能はありまぁす」メッセージというのはそれを出してくるタイミングが計ったかのように市場に対しては「このタイミングで出すとは喧嘩売っとるのかゴルァ!」というタイミングな所が涙なしには見れない所であります。輪番も入札もやらなかった月曜日に出せばまだしも何で1年短国入札とかオッペケペーな結果になるのが分かっている日に「国債市場の流動性(キリッ)」というキーワードを投下するのよと。

そういや大昔(というほどの大昔でもないが)には10年(だったと思う)国債入札の前場引け1分後だかに「臨時金融政策決定会合の実施」というアナウンスをぶち込み、前場引けの時点で12時締め切りの入札に向けてヘッジをしている業者への虐殺プレイ(その時の臨時会合はやるなら緩和だからヘッジだけ踏まれる)を炸裂させたという事案がありましたが、どうもこう市場との対話というのが本人たち大真面目にやっているんでしょうがセンスにだいぶ問題があるんですよねえ・・・・・・・・・


なお出ているものはこちら。
http://www.boj.or.jp/paym/bond/ryudo.pdf

項目はこちら

<長期国債先物市場>
図表1:出来高と取引サイズ (volume)
図表2:ビッド・アスク・スプレッド(tightness)
図表3:板の厚み(depth)
図表4:価格インパクト(resiliency)
<現物国債市場>
図表5:ディーラー間取引高(volume)
図表6:投資家等の売買動向(volume)
図表7:対顧客取引のビッド・アスク・スプレッド(tightness)
図表8:対顧客取引の提示レート間スプレッド(depth)
図表9:残存年限別の提示レート間スプレッド(depth)
<SCレポ市場>
図表10:GC−SCスプレッド
図表11:SCレポレート


ということですが、まあ無いよりはマシですけど先物の流動性じゃなくて足元問題なのは現物の流動性ではあるんですけどねえとは思うのでした。

しかし満を持して(かどうか知らんが)出すタイミングがオッペケペー入札の1年短国の日という所にもうちょっとその日程調整は何とかならなかったのかと小一時間問い詰めたい。

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2015/08/18

○市場雑談メモ

・業態別当座預金残高

うむ。
http://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/cabs/cabs.htm/

7月の平残を見た場合にほほーと思うのは信託銀行が増えている所くらいですが、今回に関しては7月末残の方が気になるのでそちらを拝見。

末算ベースでの日銀当座預金残高全体は6月末対比ほぼ横ばい微増の230.1兆円となっています。ちなみに6月末残が3月末残対比で28.3兆円積みあがっていて四半期20兆円を大きく上振れているのは先日来申し上げている通りですけどね。

でもって全体ではツーペーなのですが、内訳をみると銀行業態が残高を落としていて外国銀行、信託銀行が残高を増やしているのがほほーという所です。地方銀行さんの落ちに関してはその前の6月末残高が四半期の国債償還要因で上に振れた分の調整だと思われます(その他さんもそうかなと思われ)が、あとちょっと気になるのはこれまで順調に当座預金残高を拡大していた都市銀行さんが5月以降末残を増やしていない事でして、単に偶然の産物ならばはあそうですかという所なのですが、地方銀行さんの場合は国債発行償還でぶれているので、そういう中で残高が一定している感があるのは少々アレということでメモを置いておきます。


・1年短国入札ですが・・・・・・

いやまあ1年短国と6M短国は最早別の世界になっていて、そもそもこれを市中公募して日銀がせっせと買入をするという作業そのものに何の意味があるのかと小一時間問い詰めたいところではあるのですが、どうせマイナス利回り突っ込んだところで入札してその後もセカンダリーでずっとマイナスの深いところをキープして今週金曜にまたまた短国買入1.75兆円とか実施して1.75兆円が全部1年新発になるんでしょ、という所までは読めた(も蜂の頭も誰でもそう思う)。

まあ問題は3Mの方でして、カレント近辺の3Mは日銀に全然入っていないと思われますし、だいたいからして来月は輪番要因を加味すると資金余剰月間になる筈で、短国買入ってそんなに頑張って入れなくても良いはずなのですが、3Mそのままいつまで持ちになっているのかなあとは疑問に思う所で、今週の3M新発はさすがに足切100円くらいにならんかねと思うのですがはてさてどうなるのやら。

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2015/08/17

○各種雑談メモである

・短国買入である

http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of150814.htm
国庫短期証券買入 15,000 2015年8月18日
国債買入(残存期間1年超3年以下)3,750 2015年8月18日
国債買入(残存期間3年超5年以下)4,250 2015年8月18日
国債買入(残存期間5年超10年以下)4,000 2015年8月18日

ということで短国買入は1.5兆円ということで順当に減りまして、結果は以下の通り。

http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba150814.htm
国庫短期証券買入41,473 15,001 0.006 0.012 4.5
国債買入(残存期間1年超3年以下)18,220 3,753 0.003 0.004 52.9
国債買入(残存期間3年超5年以下)12,864 4,254 0.001 0.002 56.5
国債買入(残存期間5年超10年以下)14,728 4,002 0.002 0.004 34.1

てな訳で応札4.1兆円ほどとなっていまして、先週月曜の短国買入が1.75兆円の応札で42117億円の応札だったので新発3Mが5.1兆円出てきた中で1.6兆円ほどが応札に回ったというのが単純計算になる(単純すぎで雑にも程があるが)のですかそうですかという所ですな。

でもって7/31の短国買入ではその直前に入札やった3Mの548回が引けマイナス1.3bpに対して6糸甘一本値で入っていまして(先週書いた短国買入残高の話は慌てて書いていて内容が変でしたすいません)それは入札を平均マイナス0.44bp足切マイナス0.40bpで入れてマイナス0.7bpで落札して何が楽しいんだか分かりませんけれども、まあそんな短国買入をやっておりましたので、今回の短国買入でももしかすると3Mを入れた人もいるのかな、というのはちょっと注目しておきましょう(とか書いてますが20日の残高に跳ねてくるので今週金曜までちゃんと覚えていられるのか、笑)。

まあ足切6糸甘なので、3M新発551回の引けはマイナス0.3bpなのでプラスで日銀に売るはずもない(日銀にプラス利回りで売らなくても普通に国内投資家にプラスで売ればよいので)ですが、その前の3Mだと550回がマイナス0.6bp、548回がマイナス0.7bpでして、ゼロだのマイナス0.1bpとかで3Mの新発を日銀に売る動きってあるのかね(なお入札レベルから見たら投げになる)とか20日の残高を鑑賞したいのですが、10日の買入分も入っているので混じってしまって見難いかなとも思います。まあ1年とか6Mのカレントの引けがマイナス5.5bpだのマイナス8.1bpだのやっていますので基本的にそこらが入っていると思うのですけれども(その前の1年はマイナス1.5bpだけど6Mはマイナス3.3bp)。


でまあ短国に関しては今の所発行減額と6月に前倒しでMB積んだのがダブルで効いている形で入札が延々とマイナスになるという需給の良さを示しているものの、そうは言いましても現先とかレポ市場の方は(短国現先は時々モノが減るが)特にレポの金利って7月末のような妙な事案の時以外はそんなに下がらないですし、まーここからは年末に向けてMB目標に対して短国買入を落としても回る筈ですので需給の方は徐々に緩和するのかねえとは思うのですが、何せ中期の利付に関しても相変わらずの展開になっていて、以前は短国モノ無し→中短期の利付に買いが殺到というループでしたが、最近は中短期の特に短い所がどうにもならんとか、短い所を輪番および輪番に向けたオペ先のビットなどに向けて打ち込んでしまって残高無いとか、まあそういう流れから短国の金利が上がらない上がらないという状態になっておりまして、結局日銀の吸い上げが効くのは同じだったりするのでしたorzorz

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2015/08/14

○市場メモというか短国ェ・・・・・・・・・・・・・・

きのうの3M
http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20150806.htm

(3)募入最低価格100円00銭1厘0毛(募入最高利回り)(-0.0040%)
(4)募入最低価格における案分比率43.4472%
(5)募入平均価格100円00銭1厘3毛(募入平均利回り)(-0.0052%)

・・・・・・・・orzorz

ということで昨日の短国も足切が100円の2つ上の札の所となっておりまして、いやあのここの所日銀の短国買入で3Mカレントって7/9入札の銘柄以外は入っていないですし、短国買入の残高自体も足元で償還の影響でやや減ったのですけれども何でこんなに堅調なのよという所で、そらまあ需給が良いということなのでしょうが、その一方で現先とかレポとかの金利は相変わらず高めに推移しているという何が何やらのマーケットになっております。

ということでそんな状態なのに日銀の短国買入はどうせ今日も実施されるのですが、どの程度の応札が来て足切水準がどの程度になるのか、というのにも注目するのですが、そもそも何ぼオファーしてくるのやらという所で、今週は新発が3Mしか無くて1Yは来週の入札なので、来週の買入は多くなるけれども今週は減らすという感じになるんでしょうかねえ、よー知らんけど。

しかしここもとずーっとこんな感じでして、一時日銀買入と海外の買い(と期末の買い)が盛大にぶつかった時って本当の本当に玉無しでレポとかのレートも超下がったのですが、最近はこの前の月末のような怪奇現象は兎も角として、通常ベースでは流通市場がマイナス金利なのにレポ現先玉はあるみたいな流れなのがちょっと違いますな、うんうん。

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2015/08/13

○本日は短国入札なのでメモだけおいておく

日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額
http://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/tmei/tmei.htm/

今回は7/31の短国買入分が反映されていますが、差分をとると購入銘柄は6Mカレントの548回債が11709億円、その前の月に出ている6M短国の543回債(なんでこれいつもあるのよ)が2503億円で、あとは1000億円以下となりますが、入っているのが1年カレントの545回債と、7月の9日に物凄い強い入札で値段が飛んだ544回債となっております。

ということで、直近546〜550に関しては今週月曜でどうなったのかはさておきまして、週初の朝の時点では日銀の保有がゼロとなっていて、日銀保有残高そのものも(買入日程のズレ分もあるにせよ)8/10時点では4.1兆円減っている(そこに買入で1.75兆円増えていますが)訳なのですが、なんか知らんがここの所の短国入札は3Mでもカジュアルにマイナス金利の足切が連発していてどうなっとるんじゃこれという所ではありますが、本日はどうなるやらさっぱり見当つかんですたいという所でメモだけ。

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2015/08/12

○市場雑談メモメモ

・月曜の短国買入

のオペ結果(輪番等の結果は割愛)
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba150810.htm
国庫短期証券買入 42,117 17,500 0.011 0.015 93.7

ということで月曜の短国買入ですが、前回が1.5兆円で来て先週は6M新発があったので2兆で来るのかと思ったら1.75兆円という毎度の細かい刻みキタコレなオファーをしてきましたの巻。札が4.2兆円あったのはカレントの3Mが直近たぶん短国買入で吸収されていない筈なのでそこそこ余っている筈なことと、6Mがあった事を考えると順当ちゃあ順当ですが、足切は1.1毛甘までしか入っていないので、直近の3M銘柄を入れに行くと10日の売参から見ると出来上がりがプラス利回りになってしまいますな(なお先週入札のあった3Mカレントはマイナス利回なのはいつもの事として市場推計の不明がやたら多いのは気になったのですが)ということで、例によって例の如くで6Mカレントの売参がマイナス7.1bpとかいうオモシロ引値になっておりましたので、概ねこの銘柄が入って、後は他のマイナス深い参考値の銘柄がポコポコという所でございましょうか。よー知らんけど(前回の短国買入残高とか見ると1か月前の6Mだの1Yだのも札が入ったりするんだなとは思うので)。

ただまあ札が4兆円とかあって、3Mの直近発行銘柄が普通に浮いているはずの中でも2兆入れてこないということで、さすがに短国市場の市場推移が日銀買入狙いモードが露骨で品性の欠片も無い辺りとか、同日に出ていた日経マーケット面での「日銀トレード活発化」(なおそれは輪番オペの話)みたいな記事とかでちょっと考えたのだったらまあそういう事ですかねえとか思いますが、良く良く考えたら前月も7月の6Mの入札が無駄に過熱化した後の短国買入が1.75兆円になって「おおこれは市場配慮」とか思ったら翌週に結局買入が増えているという無慈悲買入に逆戻りとかあったので、なんとも評価しにくいですなこりゃ。

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2015/08/07

○市場雑談というか3M入札ェ・・・・・・・・・・・

昨日の3M入札である
http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20150806.htm

(3)募入最低価格 100円00銭1厘0毛(募入最高利回り)(-0.0040%)
(4)募入最低価格における案分比率 43.4472%
(5)募入平均価格 100円00銭1厘3毛(募入平均利回り)(-0.0052%)

・・・・・・・・まーた100円の2つ上で切れているのかという結果でございます。先週の短国3Mは足切100.0011/100.0010という結果でしたので、今週は平均価格が堂々の上昇となっておりまして、更に強くなるの図で需給が強いのが続いてますなあという所ではあります。

でですな、まあ先週の場合は水曜の時点で末初GCレポでの資金調達ニーズが突如消滅して、そのあおりからSCレートが急低下するわSC出し渋り状態になるわとなって、これはどこの4半期末ですかという状況になっておりましたので、まあその余波が影響して木曜の3M入札が強い、となるのは想像がつくのですけれども、今週に入ってからはGCレートも上昇(特に週半ばから高止まり)していて現先取引でも普通にモノがあると思われるのですが、そういうマーケットメーカーはそこそこ玉があるだろうにという状況下で一段の金利低下とか中々鬼展開。

市場推計の落札分布をみると3兆円ほどの不明が入っていて、一方で毎度お馴染みの短国と言えばどこどこ、というような業者さんの落札が少ないように見えまして、まあいつもの入札ではあるのですが、若干パターンが通常と違う気がするので、何か妙だなという所です。


でまあ売買参考統計値を見るのだが。
http://market.jsda.or.jp/html/saiken/kehai/downloadInput.php

今回の新発550回債の引けはマイナス0.4bpと足切水準になっていましてまあそうですかとゆー所ですが、相変わらず味わいが深いのはオペに入りそうな銘柄の引け推移でして、水曜に入札があった新発6Mの549回債を見ますと、引けは一段と低下してマイナス7bpの水準に金利が低下しているという謎展開になっておりますな。

新発入札の日に落札結果を受けて強くなるというのは分かるのですが、その翌日になって別の新発が出ていて、しかもそっちの新発は落札水準と同じところでの引けになっているという相場展開のなかで、6M新発だけが2毛ほど強くなるとはまたお洒落としか申し上げようがございませんな(棒読み)。なお昨日も申しあげましたが、日銀買入で盛大に吸い上げされた筈の既発1年や既発6か月、あるいは恐怖の踏み入札になった3Mの544回債などの引けは徐々に甘くなっているのも実に味わいが深いとしか申し上げようがなくて、日銀大量お買い上げで需給は当然タイトになるはずなのにタイトになった所から徐々に金利が上昇するとか超常現象っぽくてお洒落ですね(棒読み)。

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2015/08/06

○市場雑談というか6M短国入札ェ・・・・・・・・

http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20150805.htm

(3)募入最低価格 100円00銭8厘(募入最高利回り)(-0.0158%)
(4)募入最低価格における案分比率 47.0610%
(5)募入平均価格 100円01銭1厘(募入平均利回り)(-0.0218%)

もうねという所ですが、先月の6Mが-1.95bp/-1.56bpでどっひゃーという入札だったのですけれども、足切価格が同じで平均価格が1厘上がっておりまして、イールドに直すと堂々のマイナス2bpでもうねという結果。

売買参考統計値
http://market.jsda.or.jp/html/saiken/kehai/downloadInput.php

新発の549回債はマイナス5.0bpなのはああそうですかという数値なのですが、良く良く見ますと短国買入で盛大に打ち込まれて需給が更に締まっている筈の1年カレント545回とか先月の6Mカレント543回とか先月9日にオモシロ入札になった3Mの544回の引けってしらっとマイナスが縮小しているのはどうちてでちゅかねえ。

なおロイターの市況概況から。
http://jp.reuters.com/article/2015/08/05/idJPL3N10G2H820150805
Markets | 2015年 08月 5日 15:26 JST
〔マーケットアイ〕金利:国債先物が反落で引け、長期金利は0.395%に上昇

『[東京 5日 ロイター] -

<15:23> 国債先物が反落で引け、長期金利は0.395%に上昇

(途中割愛)新発6カ月物国庫短期証券(TB)入札結果で、最高落札利回りはマイナス0.0158%、平均落札利回りはマイナス0.0218%と、いずれも前回(最高:マイナス0.0156%、平均:マイナス0.0195%)を下回り、6カ月物の入札として過去最低を更新。日銀の買い入れ期待が利回り低下を促した。新発債は、入札結果発表後の業者間取引で、一時0.052%まで水準を切り下げて出合った。』(上記URLより、原文ママ)

『<12:50> 6カ月TB落札利回りが過去最低、業者間取引で-0.035%に低下

(途中割愛)市場筋によると、新発債は入札結果発表後の業者間で、マイナス0.030%で数百億円の出合いを付けた後、マイナス0.033%、マイナス0.035%と水準を切り下げて取引が成立したもよう。市場では、「日銀買い入れは最短で10日に入るとみられるが、8月は月間資金需給が大幅な不足となるため、1回2兆円規模のペースで日銀買い入れが通告される可能性がある。日銀買い入れへの期待が利回りを押し下げたようだ」(国内金融機関)との見方が出ている。』(上記URLより)

てな具合でして、多分この0.052%というのはマイナス0.052%の事だと思いますが、まあ入札後に利回りがえっさほいさと下がっているようでございますが、いやあそんなに強いところまでいきなり買いあがるようなセカンダリーのニーズって凄いですねえどこの投資家さんのニーズなんでしょうかねえ(棒読み)という風情ではございますが、何と申しますかこんな市場の価格形成ってどうなんでしょうかねえ。


という中で本日は3Mの入札なのですが、先週の買入がどうなったのかはまだ数字が出ていないので分からんですけれども、日銀買入では直近の3Mは殆ど吸収されていないように見える中ではあるのですが、別に流通市場で玉が出るわけでもなく、その一方でGCレートはやや上昇気味に推移ということで、何が何だかよくわかりませんが、まあ流れても100円でしか切れないんでしょ(多分その上で切れるのではないかと)と思いますが、6Mの相変わらずの強さとか、一方で3Mは日銀に入らない割には入札堅調とか、まー需要そのものは相変わらずの強さちゅー事なんでしょうかね、よー知らんけど。

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2015/08/05

○市場雑談メモ

・短国買入残高ェ・・・・・・・・・・・

毎度おなじみのこれ
http://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/tmei/tmei.htm/
日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額

前回との差分を採りますと、前回以降(7/17と7/24の買入)で入った銘柄が543回18755億円、545回債16301億円、544回債9545億円、537回債400億円、541回債2億円と出てまいりました。

つーことで思いっきり想定通りにも程があるのですが、短国買入の前日に急に引値が周りの銘柄と関係なく4毛強くなりやがった謎の1年カレント(545回)が入っていますが、やはり6か月カレント(543回)もバカスカ入っているのの巻。入札がクソ入札となって引値がマイナス7.7bpとかやってた7/9入札の3Mがまだ応札する玉が1兆近くもあったのかよとそっちもちと驚き桃の木。

ということでカレント3Mが全然入っていないのですが、その割には短国市場は相変わらずの流通玉カラカラ帝浴場な訳でしてどういう事やこれはとゆー感じではありまする。GCレポのレートは高いのですけどね。

なお、今後の償還ですが8月が8.1兆円、9月が4.9兆円なので、8月の短国買入が基本週に1.5兆円で来て、6Mと1Yの週に2兆円で合計7兆だと短国買入の残高も38兆円レベルに落ちて、短国発行が減ってタダで無くさえ需給バランスが締まるので、ストックの方を減らす方向で(というかMB目標の内訳の作り方からして追加緩和時に本来は短国買入にこれ以上のストレスを掛けない、という触れ込みだったのに却ってストレスを拡大するような無慈悲買入をしたのが話をややこしくする要因)お願いいたします。


・8月資金需給見込み

http://www.boj.or.jp/statistics/boj/fm/juqp/juqp1508.htm/
日銀当座預金増減要因(2015年8月見込み)

今月の財政要因による日銀当座預金増減見込みは国債買入要因前で13.9兆円のマイナス見込みとなっていますが、ここから輪番オペが偶数月なので9.38兆円のプラス(実際は月末跨ぎで受渡がズレるのがあるので、入り繰りがあるがそこはネグる)なので、4.5兆円程度の不足となります。

でまあ先ほどの短国買入残高から見ますとたぶん7兆円の買入とかになるのですが、そうすると今月は2.5兆円ほどMB積みあがるという計算(ただし固定オペの落ちとかETF買入とかの辺りは全部ネグっている)になりまして、まあそれはそれで良いのですけれども9月の着地ってどうなるんでしょというのがアホなのでイマイチ良くわからん。

なお真面目に計算しようとしたら、たぶん国債の償還額と日銀の保有額を計算して、銀行券と財政は前年並みで計算しておくとかで置きを入れて計算するのだが、アタクシもそこまで手が回らんので勘弁。


・10年0.4割れとな

http://jp.reuters.com/article/2015/08/04/idJPL3N10F2MY20150804
Markets | 2015年 08月 4日 15:25 JST
〔マーケットアイ〕金利:国債先物が反発、長期金利は2カ月ぶり0.390%に低下
[東京 4日 ロイター] -

『<15:23> 国債先物が反発、長期金利は2カ月ぶり0.390%に低下

国債先物中心限月9月限は前日比25銭高の147円79銭と反発して引けた。前日の海外市場で、商品価格の下落やさえない米指標を受けて、米債が買われた流れを引き継いだ。事前に警戒感があった10年債入札を無難に通過すると、買い安心感が広がり、一時147円80銭と4月30日以来約3カ月ぶりの水準に上昇した。』(上記URL先より)


ということで、10年入札警戒とか言ってたのは何だったのかと小一時間問い詰めたい(なお新発の引けは0.385%)のですが、なんかこう夏になって投資家が登場しにくくなる中で割とこう閑散な中で強くするとかぐぬぬという所ではありますというメモだけ。まあそういうときに限って経済指標が微妙なモノが出る、というかそういう状況だからスルスルと強くなるんですけどね!!!!!

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2015/08/03

○市場雑談

・輪番スケジュールは同じと来ました

http://www.boj.or.jp/announcements/release_2015/rel150731e.pdf
当面の長期国債買入れの運営について

『日本銀行は、長期国債買入れについて、当面、以下のとおり運営することとしました(2015年8月3日より適用)。── 次回公表は8月31日17時を予定。』

ということで毎度の奴ですけれども今回は・・・・・・・・・・

『(注4)2015年8月3日以降の最初のオファー金額は、残存期間1年以下700億円、残存期間1年超3年以下3,750億円、残存期間3年超5年以下 4,250億円、残存期間5年超10年以下4,000億円、残存期間10年超25年以下2,400億円、残存期間25年超1,400億円、変動利付債1,400億円、物価連動債200億円とする予定です。』

ということで、買入オファー金額に関して変更はなく、ついでに言えば本表のほうにある1か月の買入回数と買入額の呈示レンジ(やたら広いですけど)に関しても変更はなく推移しておりまして、まあこれはこうするしかないかな的な所なのでしょうかね。中期も何気にしんどいから超長期にもう少し振っても良い気もするのですがやはりあまり超長期を増やしたくはないんでしょうかね。

ただまあ先週突如勃発した末初レポの蒸発(GC調達が盛大に落ちてSCの玉出しがいきなりどこの期末ですかという勢いで落ちた)というのを見せられますと、金曜にも申し上げましたが、「国債の買入」そのものはこれからも回せるのかも知れませんが、国債の買入の裏側で発生する超過準備について「わざわざ超過準備を積む人は誰なのか」という問題が発生(すると結果的に誰も国債の買入に応じないので一頃のドイツ金利状態になるリスクが存在)というのはまー政策運営的に宜しい話で無くて、どこまでこの政策を継続するのやらという話ではあります。

まー常識的に考えて「オペが回らなくなって目標の達成前に物理的に政策が立ち往生」というのが政策実施している方としては一番悲惨な話になりますが、そらまあ経済物価情勢が日銀のもくろみ通りにずっぽり嵌ってくれればコアコア物価が1%とかになってくると市場がだんだん泡を吹いてくるから輪番もホイホイ札が集まると思うのですがそうじゃない時って政策を変えるわけにもいかないのだけれども物理的に政策が立ち往生というのは出来ないですからどうするんでしょうねえというこの夏の後の姿なのでありました(と思う)。



・短国買入は1.5兆円

うむ。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba150731.htm
国庫短期証券買入 30,911 15,002 0.006 0.006 81.2

(めんどいので短国買入だけ)

えーっと、6糸甘の一本値となりますと金曜日付の売参から考えて3M短国は直前の新発債なら入札レベルからの負けはない(と言ってもこれそんなに差は無いですぞな)ですが、その前の銘柄ですと出来上がりプラス利回りですから、カレント3Mか持ちが残っているのなら1年短国か6か月短国という事になるんでしょうな、うんうん。

でまあ応札が相変わらず多くないのが微妙に????感があって、既発の手前の3Mのモノが全く無いというのでしたらこんなもんなのかも知れませんが、短国買入で吸収された様子もない中で玉が無いとも思えないのですが、単に売参から見てそもそも入れるだけ無駄という認識で入れてないのか、リアルでモノ無し芳一なのかが良くわからんです、はい。


・当座預金残高と金融調節内訳

http://www.boj.or.jp/statistics/boj/fm/juqx/juqx.htm/
日銀当座預金増減要因と金融調節(7月実績速報)
2015年7月31日
日本銀行

『本日、以下の統計データを公表しました。
日銀当座預金増減要因と金融調節(7月実績速報) [ZIP 11KB]』

というようなのがございまして末算数値の速報が見れるのですが、7月末は当座預金残高が前月末比で2300億円のプラスになっていて、銀行券発行残高が4600億円の増発になっているので、マネタリーベースは単純にここだけ計算すると7000億円ほどの浮きというお話ですかそうですか。

でまあここの数値見ててほほーと思いましたが、末算数値で当座預金は2300億円プラスになっているのに準備預金残高は9400億円位のマイナスになっていまして、所要準備預金額がそうホイホイとぶれるわけはないので、これは超過準備がそんだけ減っているのに当座預金残高が増えているという話になるので、日銀の資金供給を受けて増えた金がありーの、一方で超過準備を四半期末ベースよりも削った人たちがありーのの中で非準備先の所に資金ドバー(と言っても1兆ちょっとだが)という図になったということで中々味わいがありますな。まあ業態別末算数値は15日の積み期間終わったところで月末値が公表されますのでその辺りで忘れていなければ確認確認ということで。

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2015/07/31

○市場雑談メモメモ

・TKRRは案の定マイナス

http://www.jsda.or.jp/shiryo/toukei/trr/index.html
東京レポ・レート

でまあこちらの「翌日物T+1スタート」を見ますと・・・・・・・・・・

2015/7/29:0.047%
2015/7/30:-0.011%

ということでいきなり6bp低下でヒャッハーヒャッハーという結果でございまして、つまりは今日スタートの月末月初のGCレートがマイナスに突撃ということで、昔は期末でバランスシート縮小する人たちがいて、かつ国債残高調整ニーズで債券現先などのニーズが強まるというのがあって金利低下(なお超大昔の資金不足時代は期末のバランスシート縮小の動きでコールの出し手が減るので末初レートは上昇するのが仕様)というのがあって、いつの間にやらそれが四半期になったと思ったら今月いきなり大爆発モードとかもうねというのは昨日申し上げた通り。

何か一応後付でベンダー解説記事とかもちょっとは出ていたのですが、なんだかなあという説明になっていて(晒し上げをするのは自粛しておく)今般の末初GC急速シュリンクは何ちゅうかこうぐぬぬな感じの流れではありますな。なお月初入り後の受渡のGCのレートは(月曜が短国発行日要因もあるので)普通のレートに戻っているっぽい(詳しくは今日のTKRRをご参照くらはい)ので、まー月末要因的なサムシングを感じはしますけれども、いずれにせよGCレポ市場そのものがこうホイホイとシュリンクするというのは市場構造的に残高とかターンオーバーがでかい市場であっても、参加者のバラエティが乏しく、厚みの無い市場であるが故の極端な振れというお話であって、まだまだ資金取引市場としては脆弱(というのが術語として適切なのかという議論はあるが)な面が大きい市場なのではないか、とまあそんなことを思ったりした次第であります。

その他の論点もいろいろとあって、図らずも面白いネタになった(ただしマニア向け)のですがその辺の話はおいおいするかも知れませんししないかも知れません。


・3M入札はまたまたマイナスですかそうですかとか

お、おう・・・・・・・・・・

http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20150730.htm

(3)募入最低価格 100円00銭1厘0毛(募入最高利回り)(-0.0040%)
(4)募入最低価格における案分比率 89.3386%
(5)募入平均価格 100円00銭1厘1毛(募入平均利回り)(-0.0044%)

先週よりも強くなっているのですがナンデスカコレはという所ですが、そらまあ前日に末初のGCがマイナスに突っ込むとか見せられますと、この短国そのものは月初の発行日なので末初関係ないとはいえ、短国のニーズがより強くなるかもしれませんよね的なイメージも湧くのかも知らんが、そもそも論としてマイナス金利で短国買うならマイナス金利のGC出しても話は変わらん(正確には微妙に違うがその話はミクロすぎるので割愛)と思うのでマイナスを深くして入札するもんかよとは思いますががががが。

http://market.jsda.or.jp/html/saiken/kehai/downloadInput.php
売買参考統計値/格付マトリクス ダウンロード

なお売買参考統計値的には昨日(発表公表日付は今日ですが実際に出てくるのは昨日ですので昨日と書いています)の3Mの平均値単利はマイナス1.3bpとなっておりますので、暫く前のような入札直後にマイナス7.7bpとかそういう凶悪な状態でもないようでございます。ちなみに前週の短国3Mの売参は昨日は前日と変わらずにマイナス0.2bpで、その前の週の短国3Mの売参も変わらずのマイナス0.1bpですかそうですか。

まあ本日は短国買入の実施が予想されている訳ですが、どういう事になるのやらオファー額から応札、落札水準など注目しておきます。

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2015/07/30

○市場メモ雑談

・四半期期末でもないのに月末のレポ市場がががが

えーっとですね、たぶん今日の東京レポレートのGCレポT/N取引のレート辺りで出てくるんじゃネーノと思うのですが、四半期末にバランスシート要請上レポ取引がシュリンクするとか現先やらGCのレートが低下(というか最近はマイナスに突っ込むとか)というのは最近(昔は半期だったのが今や四半期)すっかり仕様になっておりますが、なんか昨日のスポ末の所でレポが妙にシュリンクしたようで、四半期末でもないのにそういう事になるのかと。

でまあ背景は制度会計的なサムシングでしょとしか申し上げようがないですが、その辺に関しては勉強が追いついていなかったりするので(すいません)どこのどういう制度がヒットしてただの月末なのに四半期末チックな話になったんでしょうかねえというのは何となく幾つかの想像は出来るけど不勉強なのでこれから要研究ですな(人はそれを泥縄という・・・・・・・・・・)。

しかしまあ何ですな、金融機関のバランスシート制約が強くなってくる、というのはバーゼルだのボルカーだのその手の規制攻撃によって方向性としては今後も強まる話ではあるのですが、そういう状況ってえのは「量的金融緩和」を実施している中央銀行にとっては中々痛い話でございまして、国債買って中銀がバランスシートを膨らませて政策効果を出しましょうとしますと、必然的に中銀のカウンターパーティーたる民間金融機関のバランスシートも拡大してしまう訳で、その中でバランスシート制約が厳しくなってくる、と言う話になりますと、そもそも論として中銀がバランスシートを拡大する為のカウンターパーティーis何処?という事になって、それはつまり量的馬鹿拡大が技術的限界を迎えるという事になるんですがそれは。

とかなんとか考えますと、バランスシートを拡大しつづける政策というのも金融機関のバランスシート制約を強化する金融規制というのは本質的に相性が悪く(なおリスク資産の買入というクレジットイージング政策を実施するのだったら親和性があります、念のため)て、そちらからもQQEを今のままで継続するのって難しくなりますけど、物価がアガランチ会長という中でどうこの政策落とし前つけてくるんでしょうねえ。


・本日は3M入札ですが・・・・・・・・・・・・・・

ここもと短国は入札がぶっ飛んだり短国買入の前の日に突然特定銘柄がぶっ飛んだりとか相変わらずの貫禄の板スカスカぶりを発揮しておりますが、今回の短国買入もどうせ流れて100円とかそういう話になるんでしょうなあともうてきとうなコメントしか申し上げようがありませんですが、とりあえずこの銘柄自体は発行日が月末を跨ぐものの、月末の現先とかレポがシュリンクしたという位ですから在庫が重いとは到底思えずで、まー普通に強いんでしょうね。入札よりも短国買入のオファーとその結果の方が読みにくいので(苦笑)、金曜の方が注目だったりするような気もします(−−;

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2015/07/27

さてまあ金曜は相場のネタと言えば輪番が無い(流動性供給だから)ので短国買入となるのですが・・・・・・・・

○市場雑談というか短国買入ェ・・・・・・・・

・短国買入2兆円オファーとな

金曜の駄文で1年カレント短国の売参がどうのこうのと申し上げておりましたが、まあ何でダラダラと申し上げていたかと言えば金曜は日銀の短国買入が予定されていた訳ですよね。

ということで短国買入のオファーを正座してまっていたのですがオファーはこちら。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of150724.htm
国庫短期証券買入 20,000 2015年7月28日

・・・・・・うーんこのという感じですが、金曜日付の売買参考統計値は金曜に申し上げたように1年カレントの545回が前日比謎の4毛強の-6.5bpで6Mのカレント543回が-3.7bp(前日比3糸甘)で、3Mカレント547回が-0.2bp(これは前日比はあまり意味がないが7糸強)でその前の週の3Mカレント546回が-0.1bp(変わらず)となっていた訳ですが、さて落札結果はと言いますとこうなっていました。

http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba150724.htm
国庫短期証券買入 36,729 20,002 0.005 0.009 49.5

あちゃーというか何と言うかで、3.6兆円しか札が無いのになぜ2兆もオファーするかねというか何と言うかで、これですと3Mに関しては9日に馬鹿入札になって10日の短国買入1.75兆円が全額この銘柄だったという544回(の売参は-7.7bpで前日比変わらず)だとこのレートでも入札レベルより強いのですが、直近2銘柄ですと出来上がり金利がプラスになるので今回は1年カレントか6Mカレントが入ったんでしょうなあという所ではありまして、平均で入ったとして1Yカレントが-6.0bp、6Mカレントが-3.2bpでの日銀様お買い上げの図となったと思われます。もし3Mの544回が残っているなら-7.2bpですな。

で、落札銘柄の分布を見ながらネタにしようかなとも思っていたのですが、この買入を反映した保有短国の残高一覧は31日付分になって、17日と24日の買入が両方跳ねてくるので、いまいち何が入ったのか分からんというのと、31日付の残高が出るのが8月4日とかになって随分後になるので、まあ今回は短国買入ェ・・・・・・・・の印象が残っているうちに以下悪態なのである。


・そもそも短国買入の残高が多くないですかねえ&MBの進捗が進み過ぎでディレクティブ的にどうなのかと

短国買入残高
http://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/tmei/index.htm/

ここから3月末と直近(7/17)の残高を拾ってきますと、3月末が400,072億円、7月17日が399,946で残高がキープされていまして、ここから今月分の償還が5.10兆円に対して短国買入が2回の短国買入で4.5兆円なので残高を思いっきり維持した状態。

一方で営業旬報を見ますと
7/20
http://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/acmai/release/2015/ac150720.htm/

3/31
http://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/acmai/release/2015/ac150331.htm/

で、この間ETFの買入が1.1兆円程度積みあがっていて、貸付金が0.6兆円程度積みあがっていまして、その一方で短国の発行額って減ってきているので、短国買入残高を何で維持してますねんという所でして、別に2兆円買わなくても良かろうにという気はだいぶする。


12月末のMB
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/jd141230.htm
マネタリーベース 2,758,800

3月末のMB
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/jd150331.htm
マネタリーベース 2,958,600

6月末のMB
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/jd150630.htm
マネタリーベース 3,250,500

ということで、12月末はその前からの流れで目途の数値みたいなのがありまして、3月の所では金融政策決定会合の議決通りに「年間80兆円MB拡大」に合わせてきっちり20兆円のMBを積んできたわけですが、6月の所でご覧のとおりで3月末対比で10兆円余計に積んでいまして、

7月23日のMB
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/jd150723.htm
マネタリーベース 3,221,700

となっていて、ここから短国が若干のマイナスになりますが、長期国債が輪番マイナス超長期発行と流動性供給入札でプラスになって、更に今月は月末に財政の払い超があるので、この調子だと7月もMBって残高を普通に維持することになるのですが、そもそも6月に10兆円上ブレさせているのに何で残高をシャカリキになって維持しないといけないのかがワカランチ会長(9月にはまた国債償還要因があるのに)。


とまあそんなこんな感じでありまして、何でまた金曜は2兆円も短国買入せにゃならんのよとも思うのですが、6月に余計に積んでいるのでなければまあ分かるのですけれども、上記のように6月に従来通り四半期リニアで積んでいくなら20兆円で良い所を30兆円MB積んで(そもそもその時点でディクティブ的に如何なものかと思うのだが誰も突っ込まないし、マネタリーベースガーと言っていた人たちが何も言わないのはもっと謎)いるのに買入せんでエエノニというのは今ウダウダと申し上げた訳ですけど・・・・・・・・・


・これで市場機能がどうのこうので問題ないとか言い出すのはヘソが茶を沸かすレベル

それよりも何よりも、金曜にグダグダと申し上げて何で訳の分からんことを書いているのというご指摘も頂いた訳ですが、翌日に短国買入を控えて短国1年カレントの1銘柄だけいきなり4毛強とかいう売買参考統計値(いやまあこれが他の中短期の利付国債やら周辺の銘柄が全般的に金利低下しているとか、この銘柄だけそれまでの売買参考統計値が甘かったとかいうならともかく)攻撃が出るってえのは、まあ翌日の短国買入が予定されている中でちょっと日銀舐められてませんかそれはというお話だったのですが、露骨に言うのもどうかなと思って訳の分からん書き方をして日銀のお手並み拝見しようと思ったら、まあお手並みの方がご覧の結果という事になりましたとさという事ですな。

まあ何ですな、短国買入の実施前日に特定銘柄だけ他のイールド形成とかと全く関係なくいきなりレートを下げられる攻撃という「市場に足元見られまくり攻撃」が起きた翌日の短国買入なので、ちょっとどうなるかを楽しみにはしていたのですが、2兆円とか買入オファーして来るというのは要するに「相場がどうなっても知らんがとにかくMB積むので短国を買う」という姿勢だという事になりますし、まあ足元見た方の思惑にずっぽり嵌っている辺りが何とも残念な所ではありますが、まあ前日の1年カレントだけ4毛強攻撃からの一連の動きに市場機能とは何ぞやという脱力モードになっておりまして悪態シリーズという事になる訳ですな。


まあそんな市場ですが、どうも日銀執行部様などによりますと相変わらず市場機能に問題はないとでも言いたいんでしょうが、今度どこぞの副総裁が「市場機能に大きな問題はない(キリッ)」とか言い出したら毛を抜いて詫びるべきだという状況にしか見えませんけど、誰だか知らんけど決定会合で2回連続で「現状、金融面での不均衡や金融緩和の副作用を示す理論や事実に基づく具体的な根拠はない(キリッ)」とか言い出す審議委員は脳味噌を取り換えた方が良いのではとか思うのでありました。



・このMB拡大が定量的に効いてすぐにでも物価目標達成するなら短期的には我慢なんですけどね

とまあそういう状況でして、最近の短国市場ではマイナス入札で発行された短国を更に日銀が飛んで
ないマイナス金利(1年短国で言えば入札の平均利回りが-1.9bpで2.5兆円出ていますが、先週金曜の短国買入で日銀の購入した利回りは平均で-6.0bpになりますな、2兆円のうちどこまでが新発1年だか分からんけど)で買うとか何の意味あるんだよと小一時間問い詰めたい次第でございまして、市場を通すことによってその間に買入利回りが思いっきり下がるとか、単に流動性の無い市場を更に流動性無くしているだけの効果しか無い訳で、そんなにMB積みたいなら償還分は1年短国で乗換(必要なければ現金償還でより必要なら市中購入)してくれた方が、発行自体が減ってしまいますけれども日銀買入という巨大な需給要因が無くなって却って価格形成が普通になるわとか悪態の一つもつきたくなる次第。


まあこうやって市場積み上げるMBに何か定量的な意味があって、こうやって積み上げをするとリニアだか対数だか知らんですけど、マネタリーベース直線一気理論で物価目標が達成できるからというのでしたら別に良いのですけれども、「2年で達成するために必要な措置は実施した(キリッ)」とか置物理論だかマッカラムルールだか2倍2倍理論だか知らんけど打ち込んだ挙句に途中で追加拡大をしてしかも2年で達成しないというテイタラクな中で何のために市場ぶち壊してまで買入をしなきゃいけないんですかねえとか思いますし、今日は短い方の話があまりと言えばあまりだったので悪態シリーズでしたけれども、こんなの早晩輪番でも似たような話になって、そうなってくると債券短期の国債市場両方ともになるのですが、マーケットメーカーの流動性バッファ機能とか全然無くなってしまい、金融政策正常化をする際にも日銀が流動性バッファー提供する破目になるとか、どこの統制市場だという状況になりそうな悪寒。

そもそも市場からの買入を実施しているのって財政ファイナンスに対して市場からの牽制機能が働くようにするためとか言う話があった筈なのですが、買入のやり過ぎで市場機能がこの有様になってしまう中で、今度は出口の時どうするの(出口しないつもりなら別に問題ないのですが)と思いますし、どうせQQEなんて超異例政策を実施しているんだったら、QQE実施中の期間限定で買入分の償還乗換に関して全部または一部実施した方が良いんじゃないですかねえと。いやまあストックビューで言えばその分市中消化が減るからツーペーではあるのですが、フローの買入が減るとフローが価格形成に与える影響が軽減しねえかと思うのですけどねえ。


とまあ一部のマニア向け悪態で誠に恐縮至極というものです。

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2015/07/24

○またまた市場メモ雑談

・3M入札はまたまたマイナス足切とな

http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20150723.htm

(3)募入最低価格 100円00銭0厘5毛(募入最高利回り)(-0.0020%)
(4)募入最低価格における案分比率 59.1778%
(5)募入平均価格 100円00銭0厘8毛(募入平均利回り)(-0.0032%)

精々流れても100円でしょとか申し上げていたらそもそもそこまでも流れないの図となっておりまして、そんなにマイナスで買いがあるのかよと言うとそらまあ日銀様がお買い上げになりますからというのはあるのですが、6月にMBを「年間80兆円」を上回るペースで積んでしまっている分の調整がどこで入るのやらとか思っていたら3Mマイナスが深くなった先々週に短国買入を増額しなくてほほーという状況に対して先週何のことはない2.5兆円とか買入をドドーンと増やしてしまい、「オペ先のポジションが重くなると日銀がお助けしてくれる」という事でオペ狙いの人たちをエンカレッジしてしまった感があるのでその分だけ札が上で切れたという所ですかにゃあ。

まあ先々週みたいに突如上で切れてその後レートが進んで翌日の短国買入が1.75兆円の落札中全部が3M新発となるとかいうような現象ではなくて普通に落札レベル近辺での推移だったみたいなのでまあそうですかねえという所ですが。


・売参ェ・・・・・・・・・・・

売買参考統計値はこちら
http://market.jsda.or.jp/html/saiken/kehai/downloadInput.php

でまあいわゆる「昨日の引け」にあたるのは今日の日付で出されている(「平成 27年7月24日 (金) 発表」という名前になる)ものとなりますので、ここで今日付の売買参考統計値と昨日付の売買参考統計値を見ますと、って物凄い銘柄量がありますけどこの文章の流れでございますので当然ながら短国の利回りとかになりますけどね。

で、ここの「国庫短期証券」のカテゴリー(償還の早いものから順に並んでいる)を見ていきますと、「国庫短期証券 545」という銘柄にぶち当たるのですが、こちらの「平均値」の「単利」を見ますと、本日付(昨日の引け)の単利利回りが「-0.065%」となっていますが、この銘柄昨日付(前日の引け)の単利利回りが「-0.025%」となって4毛強という華麗な金利低下を示しておりますな、うんうん。

なお、前日比で平均値単利が低下した銘柄としては昨日の3M新発もあるのですが(売買参考統計値の短国はWI取引が始まる日の引け分(=翌日発表という形の奴)から数値が出てくるので入札前の時点から利回り等を見れます)、こちらは本日付が「-0.002%」で昨日付が「0.005%」となっていて、この銘柄も金利は下がっているのですが、その幅は0.7毛となっておりますな。まあ元のプラスというのがWI時点ということでそもそも今の状況だと取引皆無状態ですし、入札が流れるのの期待込みみたいな感じの数字だと思われまして、入札が普通に流れずにマイナスで落着した水準となって、その数字自体もマイナス0.2bpって上にあるように入札の足切利回りなのでまあこれはこんなもんかなあと。

まあそんなことで1年短国カレントの545回債が前日比4毛強と華麗に金利低下しているのでございますが、良く見るとその周りの銘柄別に強くなっていないし、2年債の売参(短国の次にある「中期国債 331(2)」以下の銘柄)を見ると前日と同じ利回りだったり、短国では6Mカレントの543回債の利回りが-0.037%で前日の-0.040%からこちらは金利が上昇していたりしまして、ほうほうそうですかそうですかと不肖このアタクシは茶を啜りながら売買参考統計値を眺めて備忘メモとして事実関係を並べて置いてみましたが、置いてみたというだけで他意はありませんからね!!!!!!!!!!!

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2015/07/23

○市場メモ雑談

・短国保有残高ェ・・・・・・・・・

http://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/tmei/index.htm/
日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額

毎度のこれですが、今回は7/17の残高が出ていましたので、前回の7/10と比較して差分を取るとあら不思議(でもなんでもないが)。前回対比で増えているのが1銘柄という事態が。

でまあこいつなのですが、7/10に実施された短国買入の分がきっちりと反映されているのですけれども、7/10の短国買入と言えばその前日に3M短国入札が妙に上で切れてショートカバーでマイナス7bpレベルまで進んで、そのまま売買参考統計値がついてしまっていた曰くつきの入札の翌日の短国買入でして、まあ案の定入った1銘柄というのはその短国544回債17500億円一発という状態。

・・・・・・・いやまあそういう建付けだから仕方ないのは仕方ないのですが、入札を上で切ってショートカバーで周りの他の銘柄対比でそれはちょっとという利回り乖離がついたのがそのままベースになって日銀打ち込みになってしまうってのはなんだかねえという感じでございますな。

MB残高達成というのと、直接引受は(償還乗換のケースを除いて)しません的な原則を踏まえると今の買入方法になるのですけれども、市場に対して買入のフローにしろストックにしろ最大プレーヤー状態になってしまっている現状ですと、日銀の買入オペのタイミングとかによって市場の価格形成に思いっきり影響がでてしまい、しかも日銀は別に割高割安とか調達コスト対比での価格とか運用利回りとかを考えないで市場に入ってくる(当たり前だが)となりますと、そらもうどう考えても市場の価格形成の中でコストだの割高割安だのというのがどこかに飛んでしまう罠というお話。

引受をしないのは市場メカニズムを通すことによって財政ファイナンス化というか財政規律がガバガバになる誘因を排除する、ということの筈ですが、買入の規模がフロー的にもストック的にも市場の通常の価格形成機能を壊す(その代わりにオペタイミングを見据えた価格形成が行われる訳ですが)という状態になっている中で市場からの買入というのに固執する必要があるのかよと小一時間だなあと思うのでした。

なお、来月の短国償還額は8.1兆円になりまして、財政(国債以外)は昨年並みだとすると若干の払い超(2兆円程度)になりますが、そもそもMBの積みが早い分はどう調節するのでしょうかねえとは思いつつ。9月の短国償還額は4.9兆円しか無い所に来て国債償還要因がありますので、足元の買入ペースだと9月のペースは本来がたっと落ちる筈なんですけど。

でまあややこしい事に10月はすでに償還が(上記の544回1.75兆円攻撃が効いて)6.1兆円に乗っていますので、10月になると短国買入のペースがまた上がるとか、MB目標の帳尻だから仕方ない面はあるのですが、フローのデコボコが定期的になりますと「短国を買える時期と買えない時期が画然と分かれる」というオモシロ事態になってしまって、運用商品として何だかな〜という感じになったりもするのでした。


#なお本日は3M入札ですがどうせまた安くなってもゼロ近辺でしょ(なげやり)


・20年国債入札ェ・・・・・・・・・・・・

http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/nyusatsu/resul20150722.htm

6. 価格競争入札について
(1)応募額 3兆3,684億円
(2)募入決定額 1兆892億円
(3)募入最低価格 101円80銭 (募入最高利回り)(1.188%)
(4)募入最低価格における案分比率 50.3938%
(5)募入平均価格 101円85銭 (募入平均利回り)(1.185%)

ここ数日相場が強含む中での入札だからニーズが厳しいとは何だったのかというような強い結果になって、超長期中心に落札結果発表後強含みになったのですが・・・・・・・・

毎度のロイター記事
http://jp.reuters.com/article/2015/07/22/idJPL3N1022DN20150722
2015年 07月 22日 15:26 JST
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は続伸、長期金利一時0.410%に低下

『長期国債先物は続伸。前場は前日の米債高を受けて高寄りした後、20年債入札を前にした調整で上値が重くなった。後場は順調な入札を確認すると強含みで推移した。現物債は、午前の取引で先物安につれて長期ゾーンを中心に利回りに上昇圧力がかかったが、入札を順調にこなすと、長いゾーンの利回りに低下圧力がかかり、イールドカーブはブル・フラット化の形状となった。20年債利回りは7月9日以来の1.160%に低下した。長期国債先物中心限月9月限の大引けは、前営業日比12銭高の147円51銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は同変わらずの0.415%。一時は7月8日以来となる0.410%を付けた。』(上記URL先より)

ということで、入札後ブルフラットするのですが、別に新発がショートカバー祭りになるとかそういうのではなくて、先物とかは落札結果後に高値をつけにいったもののその後は高値圏ながらも上が重そうな感じで推移して行く中で、引けに掛けて超長期は一段高する一方で10年カレントは0.40%の手前で寸止めするもんだから10年と20年30年のカーブが引値ベースで2.5毛とか3毛とかフラットニングするというお洒落な展開。

なお本日は超長期の輪番が実施される事が市場的には想定されていますのでお察し。

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2015/07/21

○市場メモ

・業態別当座預金残高

http://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/cabs/cabs.htm/
業態別の日銀当座預金残高(6月)

先週木曜に出ていたんですけどね(汗)。

6月積み期間は四半期の国債償還が掛かるので超過準備の平残は増えるのが仕様になっていまして、今回に関しては当座預金で16兆円、超過準備で14兆円ほど平残が増えてまして、さすがに各業態ともに残高が増えているのですが、今回大きかったのは「その他準備預金制度適用先」かなあという感じで、四半期末で3兆とか4兆とか増えるのは仕様なのですが、今回6兆も増えていまして、超過準備への置きがいつもより多いように見えるのは意図的なのか自然体で償還が多かったのは人の懐だから知らんがなという所ですけれどもちょっと目につきました。


・短国買入ェ・・・・・・・・・・・・・

金曜の短国買入
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of150717.htm
国庫短期証券買入 25,000 2015年7月22日
(以下のオペ割愛)

えーっとすいません。MB年間80兆円ペースから6月末の時点で上振れして推移しているのですが何で買入ペースを上げるのよという所で、2兆ならともかく2.5兆円ってそんなに買入前倒しする必要があるのかねと小一時間。

落札結果
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba150717.htm
国庫短期証券買入 55,610 25,001 0.005 0.010 70.7

いやまあ先週の短国買入の前日に3Mが無駄に強くなって3Mばかり打ち込まれてしまい、6Mが宙に浮いた状態になっているから、出来るだけ足の長いのを買いたい上に1Y新発も出たところだから増額しましょうどうせ世の中に玉も余っているみたいだし、ということだというのは結果を見ればわかる(というか見なくても分かるが)のですが、こういう買い方をしちゃうと「6Mと1Yは玉が余って困っていても日銀が買いたくて仕方ないので、そうなった場合は短国買入を増額してくる」という期待をオペ先に与えてしまいまして、いわゆる一つの日銀トレードに安心感を盛大に与える事になってしまいますので価格形成が相変わらずのアレになってしまうというリスクががががと思いますし、3Mを強くして打ち込むと6Mと1Y買うために買入が増えるという話になれば3Mを強くしておけば買入がドンドン高水準になるとかいうような思惑が出てきても不思議では無かったりする(さすがにMB目標との整合性とか市場の状況は見ると思うのだが)ので何だかなあ感が漂うオファーではありましたな。落札結果はまあ弱めだけど。

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2015/07/16

○今日は3M短国入札ですな

ところで今日は3M短国入札なのですが、何せ前回の3M短国入札がやたら強い所で足切になって、当日の売買参考統計値が謎のマイナス7.7bpとかいうファンタジーレートになってしまい、翌日の日銀短国買入が利回較差3.1bp甘というこれまたナンジャソラなレートになるの図とか無茶苦茶なプレイが演じられた翌週の入札。

ただまあ先週金曜の短国買入では応札に対して落札で持って行かれた残りが2.5兆円ほどありますし、そこから(相変わらずの別世界入札とはいえ)1年短国が2.5兆円発行されている(ただし受渡日は来週初なので在庫ファイナンスの心配をするのは今日から)訳ですからして、在庫それなりに残る中で入札するのですがどうなんでしょうかねえという所ではあります。

しかしまあ何ですな、(リアルタイムで見てないからイマイチ良くわからんけど)ショートカバーだか何だか知らんけどマイナス7.7bpとかの引けになってしまうというのもナンジャソラな所がありまして、いやまあそこでバカスカ取引があって世の中のニーズがあるからそれが正しいのですという話ならそれはそれで分かるのですが、スクイーズ食らってショートカバーで付いた値段ってそれどうなのよ的なサムシングもある訳で、これが実際問題として実需の背景が無いのであれば早晩修正されるものなのですが、背景に変な制度要因がある場合(これまでであれば代表例は債券先物の受渡決済に絡むスクイーズだったり、もっと昔だと東証上場銘柄と非上場銘柄の会計処理の違いとかありましてですなあ)に妙な状態が継続する、というのがある訳ですな。

でもってまあ後はお察しな話でありまして、日銀による国債等の買入によっても市場の取引には特段大きな問題が起きている訳ではない(キリッ)という日銀のアセスメントになっている(まあそうじゃないと成ると買入の見直しになって政策運営上の大人の問題が生じるというのは推察出来ますけど・・・・・・・・)訳ですが、市場取引の量がどうのこうのとかオファービットがどうのこうのというだけではなくて価格形成に関する影響とかの観点はどうなのかねえとか思うには思うのですけれども、残念ながらこの辺りの話になると定量化して説明するのが難しいという問題点があって、札割れのように分かりやすい物理的現象が発生する方じゃないと理解はされないんでしょうなあと思ったりもするのでした。

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2015/07/15

○1年短国は別世界ですなあ

昨日の1年短国
http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20150714.htm

(3)募入最低価格 100円01銭1厘(募入最高利回り)(-0.0109%)
(4)募入最低価格における案分比率 53.0555%
(5)募入平均価格 100円01銭9厘(募入平均利回り)(-0.0189%)

はいはい別世界別世界という所で、マイナス1.89bpですかそうですかという結果なのですが、毎度おなじみのいわゆる不明玉が1兆円弱と微妙に中途半端なのですけれども、そうは言いましてもこんな利回りで1年FIXできるニーズがあるのかなとは????ではありまして、(モノとして必要なら3Mで十分じゃろ)何だかなあという感じではあるのですが、1年短国に関しては海外などのマイナスファンディングの世界の投資家さん以外の普通の投資家にとっては日銀とプライマリーディーラーに完全にシャットアウトされているような状態になっておりまして、それを債券流通市場と呼んで良いのかという気が昔からするのですが、何せ日銀としてはMB直線一気理論による馬鹿買入という設定があるので致し方なしという事ですな。

でまあMB直線一気理論が直線一気にワークしているのなら良いのですが、このMB馬鹿拡大によって国債流通市場がこの有様になっているという惨状にするだけの物価上昇をしているのかと小一時間問い詰めたい状態になっているのは今に始まった訳ではない次第でして、「長期の実質金利を下げて金融緩和効果」というのであればそもそも論としてもっと市場を殺さないで金利を下げる方法が無いのかもうちょっと考えろやヴォケとしか相変わらず申し上げようがないという所ではありますな。

まあ先週は6Mの短国入札があった週なのに短国買入が前週と同じという変化球が飛んで来まして、売参の都合から10日の短国買入では6Mが入らないで浮いていると思われる中で1年を強い所で入札するとなりますと、さすがに次の3Mは前回みたいな入札をすると短国買入で捌ききれないような気がしますので、1年短国は別世界として3Mが更に突っ込むようなイメージも無いんですけど良くわからん。

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2015/07/13

○とりあえず短国入札と短国買入の結果だけおいておく

先週金曜の短国買入(めんどいから短国買入の結果だけ)
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba150703.htm
国庫短期証券買入 24,224 17,501 -0.014 -0.004 69.3

休み前の金曜日に改めてこちらの駄文で計算したら財政の所が思いのほか不足が少ないので1.5兆円×4本で打っても(ただし固定金利が順調に同額でロールされる前提なのだが)足りるのかと思ったら1.75兆円という刻み方をしてきて、嫌な予感がすると思ったらまたまた市場のキャパから逆算して買えるだけ買ってくるという無慈悲プレイが登場した結果足切が流れてあばばばばーだった訳ですが・・・・・・・・・・


水曜の6M入札
http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20150708.htm

(3)募入最低価格 100円00銭8厘 (募入最高利回り)(-0.0156%)
(4)募入最低価格における案分比率 21.8516%
(5)募入平均価格 100円01銭0厘(募入平均利回り )(-0.0195%)

・・・・・(;゚д゚)

そもそも100円1銭という数字は今年1月の1年短国入札では見た数字(というかさすがに過去の記録を辿って確認してみたつもり)なのですが、あれは1年短国なのでBPVが2倍くらい違う訳で、イールドで見たら今回の方が低い(1月の1年短国は平均が1銭7厘だけどイールドではマイナス1.69bpなので今回のマイナス1.95bpの方が低い、足切は1銭2厘でマイナス1.19bpだからこっちも記録更新ですかねえ)という風に見えますが何ですかこれは・・・・・・・・・


木曜の3M入札
http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20150709.htm

(3)募入最低価格 100円00銭1厘5毛(募入最高利回り)(-0.0059%)
(4)募入最低価格における案分比率 72.0373%
(5)募入平均価格 100円00銭2厘2毛(募入平均利回り)(-0.0087%)

これまた足切が100円の3つ上の札で切れるとかどういう強さなんですかという所ですが、どうせ今月は短国買入が多いでしょうという毎度お馴染みのアレですかそうですかという事で、これで6Mのある週だから短国買入増額とかしたらもっとあばばばばーになるだろと思ったら金曜の短国買入は・・・・・・・・

http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba150710.htm
国庫短期証券買入 43,368 17,500 0.031 0.031

(めんどいので短国買入の結果だけ)

オファー同額にしたのはさすがに2連発の入札結果を受けてなのかも知れんが、だったら最初の時点で1.5兆円→2兆円で打っておけよと思う次第でございますが、詳しく見ていないからその辺のニュアンスというか肌感覚は無いので良くわからん。まあ3毛1糸甘とかになっていますが、10日の売参が544回でマイナス7.7bpとか言う宇宙のファンタジーなレートになっているので、この銘柄を打ち込みに逝ったんですかそうですかという(543回はマイナス4.8bpなので3.1甘で入れたらマイナス1.7bpだから平均から見たらワークせんじゃろ)所ですな。でまあそういうのを見たら木曜の3Mは上で切りに逝ったんだろうなあというのだけは把握した(そうで無いなら6Mの方が引けが強くなる筈)のですが、これは何ともかんともなアレ結果ではありますなあと後付でデータ並べて見ただけの感想なので勘違いしていたらどうもすいません。

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2015/07/03

○短国3Mが四半期期初からアチャーとかその手の雑談

・3M入札ェ・・・・・・・・・・

http://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20150702.htm

(3)募入最低価格 100円00銭0厘0毛(募入最高利回り)(0.0000%)
(4)募入最低価格における案分比率 18.0320%
(5)募入平均価格 100円00銭0厘6毛(募入平均利回り)(-0.0024%)

ということで、まあ期末の所で無慈悲買入なんぞやって需給を締めてしまいましたのでどうせ100円足切だろと思ったのですが、今回は平均が100円の1つ上よりも高くなっているし、足切100円の案分も18%と薄め(前回は平均が0厘3毛で100円案分が62.7%)だったので、これはメインの札が100円の一つ上(0厘5毛)だけどその一つ上(1厘0毛)にもそこそこ入っているわということで、前回ですと100円が売り気配だったのが今回は貫禄の買い気配という推移になっておりまして、今日の短国買入の結果待ちという感じでございますな。

まあこの銘柄は9月末越え初回の3Mですからそもそも論としてニーズがある(最近は四半期末の度にああだこうだとなるのでそら早めに買えるなら買いたいでしょ)所に来て、日銀の短国買入の残高も高水準で来ていて需給が強いという事で、ある程度ニーズが来るのは想定されましたが平均がそこそこ上に来まして、四半期初一発目からこれとは先行きが思いやられる短国市場なのでございました。


・7月資金需給見通しと短国買入

http://www.boj.or.jp/statistics/boj/fm/juqp/juqp1507.htm/

7月は銀行券はほぼトン、財政は日銀保有の国債および短国償還分8.8兆円分を含めて15.7兆円程度と出てきましたな。

昨日申し上げた通りで、6月はマネタリーベースを目標をリニアに実施したペースとの対比で9兆円程度上振れさせて推移させているので、7−9で11兆円程度のMB拡大ペースで十分という流れになる訳でございます。

で、輪番で9.2〜9.3兆円程度の積み上げ(オファーベースと受渡ベースの期ズレ問題があるのでやや前後する)が行われるので、仮に7月のMB積み上げをトンで行う(トンにしたとしてもすでに9兆円上振れしているので進捗的には良好な筈)とすると、固定金利オペ(ちなみに1日の固定金利オペは謎の増額ロールでした)の入り繰りがどうなるかとうのはありますが、そこをトンでみれば残り積み上げって6兆円程度で回るんですね。昨日は短国買入9兆円程度とか申し上げていましたが、財政上げ要因のうち「その他(国債以外の一般財政要因)」要因が昨年よりも小さいという見込みが出て来ましたので資金需給的にMBからの逆算での要買入額が減りましたな。

なお、短国の買入残高を維持するのであれば今月の償還が8.2兆円程度あるのですが、そもそも短国に関してはMB積み上げの調整部分であり、別にこの残高を維持する意味はない上に足元では短国の発行額が減少している(3Mが5.7兆円から段階的に5.1兆円に減っているので1回転すると0.6兆円の13倍減るのと、2Mが6月に続き8月も発行取りやめになって2M短国が出てこなくなった)ので、同じ残高を維持するだけで市場需給に対しては強烈な締め要因になっていたりしますし、大体からして短国発行残高減ったらそれは財政上げ要因の減少なのですがそれはという所で。

つーことからしますと、今日は短国買入が予想されるのですが、2兆円かと思って頭を抱えていたのですけれども、これ1.5兆円×4本でも全然問題ないんじゃネーノという感じではありますし、短国買入の銘柄別残高見ると6月末時点で39.6兆円も残高があってそもそも多いんですがそれはという所なので、短国残高維持してこない方が順当にも思えるのですがさてどうなるのでしょうか。



・その短国買入ですがこれはまた味わいのあるプレイですな

だいたい短国市場が平穏に推移しているときにはネタにしないのですが、碌でもないモードになって来ると嬉々としてネタにする短国買入残高の話ですな、などと言う事に気がついてはいけません(^^)。

http://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/tmei/index.htm/
日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額

こちらの公表データを見ますと昨年の11月以降は毎旬ベースで残高推移を見れるのですが、今回は6月末のデータと20日報を比較してみましょう。上記URL先から表計算ソフトにDLしてヘコヘコ差分を取りますと、6/19-6/30の間に日銀が買入を行った銘柄とその額は・・・・・・・・

539回債:18284億円
541回債:1590億円
537回債:107億円
533回債:20億円
538回債:4億円

合計:20005億円

という結果になっておりますが、この短国539回債というのは17日に入札が行われた1年短国でございまして、19日と26日の買入が各1兆円のオファーでしたので、ほとんどがこの銘柄の打ち込みで、26日の買入で25日に入札が行われた3M短国の541回債が辛うじて1590億円別途打ち込まれているけれども、ほとんど新発1年の買入というこの状態。

ということで、2.5兆円(正確には2.5兆円に3000万円足りませんが)の発行になっている1年短国カレント銘柄ですが、発行後10日にして既に1.83兆円が日銀の懐に入っているとかもうねという所ですし、そもそもこの2回の買入は新発1年買うためのターゲットディールかよとか言いたくなるこのプレイに何だかなあという以外の感想が湧いてこない訳ですよ。

いやまあ買入の銘柄別残高を見ますと1年短国って毎回この調子で、例えば今月償還の来る466回1年短国なんぞは21592億円も日銀がお買い上げになっていたりするのですが、3Mとか6Mとかの買入が混じっていると目立たないのですが、今回というかこの2回に関してはフローベースでターゲットディール状態になってしまっているのが何ともかんともという所ではありますな。

まあ1年短国(6Mもだいぶそうですけど)に関しては日銀様が見事なまでに市場の投資家を締め出して買入をするというまさしくクラウディングアウト銘柄になっていまして、もうクラウドアウトするならクラウドアウトするで勝手にやって頂きたいのですが、その間に今回のように期末受渡の短国買入とか市場通して買入をする方が迷惑千万という状態ですので、前もそんな悪態申し上げたと思いますが、1年短国は日銀専用銘柄にして財務省から直接引き受けすれば2.5兆円×12回で30兆円の短国残高が積みあがりますから、残りの足りない分だけ市場から購入することにしていただければもうちょっと市場機能が復活するような気がするんだがいやマジで。

しかしまあ短国市場のこの惨状というか最早市場の価格発見機能とか全然なくて単なる需給だけの世界という状態(まあ元々政策金利に時間軸効いていれば需給だけと言ってしまえばそれまでかも知れんが)でしかもその需給がガチガチに日銀が抑えているという状態ですが、短国はご覧のとおりでフローにしてもストックにしても日銀が超圧倒プレーヤーとなってこの有様となっているのですが、これまあ輪番にしても徐々にそういう事になってくる(ストックが積みあがるから)訳ですし、最近はストック面から輪番での国債残高積み上げについての維持可能性についても指摘する人が増えてきたようですが、まあそういう事ですよねという話がだいぶ脱線しましたがまあ短国買入の残高を見ながらそんなことを思うのでありました。

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2015/07/02

○6月のマネタリーベース末残は9兆円の大幅上振れだが今月の資金需給上前倒ししたのかね

6月30日
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/jd150630.htm
マネタリーベース
3,250,500

5月31日
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/jd150331.htm
マネタリーベース
2,958,600


これまでは四半期の所でMBの進捗をきっちりと目標対比でリニアに進めていくという動きをしていたのですけれども、今回は「年間80兆円」に対して四半期ですと20兆円を積めば良い所を29.2兆円の積み上げをしてきまして、何と9.2兆円も積み上げを拡大しているのに、昨日はこの数字を見て「隠れ追加緩和」とか「隠れて緩和ペース加速」というようなヘッドラインが無いたあどういうことですか(棒読み)。

まあこの背景として資金需給の季節性要因によるデコボコに対して積み上げペースをリニアにすると不具合があるというのがあって、財政要因で言えば7−9は税上げが大きいのと、年金定時払いがこの間に1回しかない(偶数月なので)ので、7−9は4−6対比で財政上げ要因が大きく出るという事があって、その分を勘案すると7−9に20兆MBを積むのがしんどいから7−9は11兆円程度の積み上げで済まそうという事なんでしょうな。

でもって日銀の出す今月の資金需給見通し今日出るので細かい話はまたその時にしますが、MBを前月から維持で行くとすると概ね9〜10兆円程度の短国買入が入るという計算になる筈でして、今月は金曜日が5回ありますが最後の金曜は月末なので月内渡になるのは4回となりますと、まあ金曜の短国買入は2兆(6Mと1Yの後だけ2.5兆円)になるのかねとか思うのですが、しかしだったら何で30日渡しで短国買入打ったのよというのが未だに分からん

6月MBが8兆上振れの所をわざわざ9兆円上振れにする位だったら、29日か30日に月跨ぎで短国買入を打って7月はMBキープという事にしておくと1兆円分の帳尻を8月以降に持って行くことが出来たと思うのですけれども、何でまた需給がひっ迫するのが明らかな末渡しで打つかねえと謎ではありますな。

なお、その時の短国買入は2.5兆円の応札があったので、単純計算で1.5兆円はどこかに札があるとなりますので、今日の3M短国はそこまでマイナスに突っ込んで日銀トレードヒャッハーとは逝かないとは思う(カレントも先週と違ってゼロ近辺のようですし)のですがはてさてどうなるやら。

まー日銀としては「ゼロから若干のマイナス」になっている方が市場の流通玉が多くなる(マイナスを買えない投資家がいるから)のでオペはやりやすくなるでしょうなあというのはある(プラスになると投資家に短国が嵌ってしまって出てこないのでオペがやり難くなる)のですが、いやあの投資家を排除して積み上げるそのマネタリーベースに何の意味があるのかというメリットと、市場から投資家を締め出すデメリットの比較衡量というのものを宜しくご検討ありたいとか思っても何せ「QQEの副作用は理論的に無い(キリッ)」というような怪電波を発する人が政策委員会に堂々と鎮座するというこの絶望な中ですからどうにもこうにもとゆー悪態なのでございましたとさ。

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2015/07/01

○来月の輪番とかその辺のメモメモ

・中期また増額しているのだが輪番大丈夫か

http://www.boj.or.jp/announcements/release_2015/rel150630e.pdf
当面の長期国債買入れの運営について

レンジについては前回と同じですが、買入額に関しては変化が起きています。

『(注4)2015年7月1日以降の最初のオファー金額は、残存期間1年以下700億円、残存期間1年超3年以下3,750億円、残存期間3年超5年以下 4,250億円、残存期間5年超10年以下4,000億円、残存期間10年超25年以下2,400億円、残存期間25年超1,400億円、変動利付債1,400億円、物価連動債200億円とする予定です。』(今回)

『(注4)2015年6月1日以降の最初のオファー金額は、残存期間1年以下700億円、残存期間1年超3年以下3,750億円、残存期間3年超5年以下4,000億円、残存期間5年超10年以下4,000億円、残存期間10年超25年以下2,400億円、残存期間25年超1,400億円、変動利付債1,400億円、物価連動債200億円とする予定です。』(前回)

買入の進捗的に微妙なので増やしたということなのでしょうが、中期輪番また増額かよとゆーところで、中期って投資家から益出し売りとかが入ってきやすいので輪番のニーズがある時はあるのですが、益出しする側から入れ替えも入るのでこんなに買入をして輪番回るのかよ(たぶん目先回らないという事にはならないと思うけど)とゆーところで。

まあしかし何ですな、追加緩和の時に平均残存年限について7〜10とレンジを広げた訳なのですが、ここ暫くの配分見直しを見ておりますと超長期ゾーンに関しては買入を増やさないようにしている感があって、まあここを増やしてもロットが稼げないという現実的な問題があるのでしょうけれども、超長期の買入を無駄に拡大してイールドカーブに無駄にフラット圧力をかけても実は誰得金融緩和になってしまうという事を勘案しているとかだと中々味わいがありますし、どうせ今のペースでの買入ってそう何年も持つ話ではなくて、いずれ何らかの見直し(基本的にはバランスシート拡大ペースの圧縮から拡大停止)を余儀なくされる訳で、そうなった後に金利を安定化させるのであれば短いところの金利を抑えて時間軸を効かせるのがどう見ても王道なので、もうちょっと将来を見据えた場合に超長期とかを馬鹿買いするのも如何なものかまで考えているのだと更に味わいがありますな。ただの妄想ですが。


・末初レートェ・・・・・・・・・・・・

http://www.jsda.or.jp/shiryo/toukei/trr/index.html
東京レポ・レート

東京レポ・レート(2015年6月30日) エクセルファイル (Excel:27KB)

をDLして確認すると(なおレートは各種ベンダーにも提供されています)昨日のT+0スタートの翌日物レポという正に6/30-7/1のレートは−0.109%という無慈悲なレートでこんな数字あったっけ状態になっております。

でまあ無担保コール翌日物も・・・・・・・・

http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/mp150630.htm
平均 0.011%
最高 0.125%
最低 0.001%

となっていまして、前日が平均7.2bpでしたのでまあレポや短国現先(なお短国現先のレートはとんでもない暗黒空間のかなたに飛び去ったレートになっていた模様だがよー知らん)がこの有様で皺寄せが来ましたとゆーのと、四半期末だから調達サイドもバランス圧縮をしてくるからという毎度のパターンですが、どう見ても月末渡しで実施する必然性の無かった短国買入1兆円が需給を無駄に締めて市場の需給を無駄にぶらしている感があって甚だ遺憾の極みという所でございまして、短国って基本的に国内短期運用の皆さんは持ちきり前提で投資している人が多いと思うので、金利が下がったから儲かるのかと言われましてもそれはあまりいい話ではない(とは言え大暴落されてもそれはそれで困るが)ので、何と言う誰得金利低下だと思いながら金利水準を見ながら落涙を禁じ得ないという所です。


・ということで明日が3Mの入札ですが

明日の3Mから発行額が5.1兆円に減額になるという無慈悲発行減額プレイが出るのですが、入札の所までにこの末初あばばばばーの余波がどこまで続いているのかというのが気になります。あとまあこれ3か月ごとに同じ現象が生じているのですが、期初に発行される短国3Mというのは3M短国の中で最初に出てくる「次の四半期末越え銘柄」となりますので、次の四半期末の残高確保というのをまずは始めましょう的な動きが入りやすくて、期末抜けて需給が緩んでも入札の所で(特に緩んだ場合は買い易くなるので更に)ニーズがやってきて国内実需買いがワサワサという図になりやすかったりします。

でまあここの所では3打席連続でそんな感じで推移しているぞな(昨年10月の場合は直後の無慈悲短国買入の方が効きすぎでしたがまあ初回入札はそんな感で推移しましたよ)という所でしたが、ではゼロだのマイナスだのという状況の時に同じような形でニーズが入るかは知らんが、まあそういう事ですからプラスになるにしても毎度の如くほぼゼロ水準というしょうもないレートになるんでしょうな、よー知らんけどな。

なお、4月から5月に掛けて5週連続マイナス推移となった時期に発行された短国の折り返し分が7月3週の入札以降5回分になるのですが、この時期に発行された銘柄ってマイナスで入札されてセカンダリーがマイナスで推移して日銀にボンボン打ち込まれているので、マイナス金利買えない人たちは償還再投資のニーズが極端に減っている筈なのでその辺がどういう作用をするのかというのも興味がありますな。

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