収穫には立ち会えないかもしれないが できるだけ多くの種を蒔こう

 2001年10月。本屋でなかむらみつるさんの「収穫には立ち会えないかもしれないができるだけ
多くの種を蒔こう」という本を見つけた。パラパラとめくり時間をかけて読みたくなり購入。そのころは
教室の展示会の準備と展示会用の作品を描かねばならず多忙だったが、心がこの本に持っていか
れた。直接本に自分なりの言葉を書き込んだ。

冬幻舎「収穫には立ち会えないかもしれないが出来るだけ多くの種を蒔こう」なかむらみつる著
をお買い求めの上、傍らに置いてこれをお読みください。

表紙  
「収穫には立ち会えないかもしれないが出来るだけ多くの種を蒔こう」というゴルバチョフの言葉と326という23歳の青年のコトバに触発された40過ぎの儘田が326のコトバに返答をしました。

p6  ナンバー王  
確かに若い頃は、自分の歩いている道がビルとビルとの間に架かっているような道だなんて気付かずに走っているわけで。
 そんな道から真っ逆さまに落っこちて、違う道を歩いたり、途中、道草食ったりして今があるけれど。40を過ぎた今でもなんの障害もない道よりリスクを伴う”夢を叶える為に走る道(橋)”の方に魅力を感じる。怖さを打ち消してしまうほどのエネルギーは随分使い尽くしてしまったけれど、平穏の中にいるよりも、少しでもワクワクしていたい。と思う。

p8 人生とは  
ん〜。そうだよね。人生とは理由はなくても続いていくね。でも、何か言うとすれば、やはり一つ一つの事に理由はあるかなあ。ないようであるんじゃあないの?

p10ぼくはなにかをかくそうと 自分らしく
 「自分らしく」やっと自分らしく、マイペース(月並みな言葉だけれど)で生きているという実感。自分らしくしていられる事の幸福。そこには少しの豊かな充実感があって。今にしてやっと。だからこれからの自分は本当の意味で、何かにとらわれない生き方が出来るんじゃあないかと期待している。

p12 ケータイ
 携帯電話不所持の私には解らないこと。便利なのはヨーク解るのだが。
 人ごみでベルが鳴り、人の視線に追いかけられる事を思うと”ぞっ”とする。一人の時は、ひとりにしてほしい。ベルに追いかけられるのはごめんだ。
 現代人よ。一人はいやか?自由な孤独はすばらしいぞ。

p14 あの青をこえて
 がんばって。GO.

p16 待つ犬
 私は絶対猫。つい5〜6年前までは「犬と猫。どっちが好きと聞かれて、猫と答える人より、私は猫好きだけれど犬のほうが好き。」と答えていた。
 今は何が何でも猫.断然猫。猫。

p18 黒いブーツ
 はい、そう思います。親友ってたとえ会話が極端に少なくても、成立する関係です。相手のことを本当に思いやるのが親友。遠くで見守ったり、見守られたりの関係。噂によると私には友達がいないらしい。いつも一人で行動しているから。べたべたするのが嫌いなだけ。
 葬式に何人駆けつけるかは分からないけれど。どん底の時には、誰かしか元気付けてくれる。

p20 哀モード
 目の記憶。耳の記憶.鼻の記憶。手の記憶。心の記憶。印画紙の記憶。
 忘れたくないことだけ全て覚えていたい。
 けれど・・。曖昧で、忘れてしまうから薄らぐ哀しみもある。ね。

p22 空間一番
 同じページ(卒業アルバム)を見ていても、人其々一番は違うわけで、違うから少しは争いが減ることもあるわけで。
 本当は2番なのに相手と同じにならないように気を使って違う子を一番にしてみたりすることもあって。その逆だと戦いが始まる。

p24 漢字ドリル
 あるよねえ〜。

p26 漢字ドリル完全版
 近すぎて,見えなくなっている時。ほんの少しでも離れたら見えるんだよねえ。

p28 被害妄想
 陰口言う人、言われる人。どの時代でもどの世代でもいるもの。誰でも自分だけはまともで自分が理解できない人、自分と違う人、もしくは羨ましくて人を妬む気持ちの反動で人を変人扱いしたりする。
 人と違うことの方が同じ事よりすごいことだと信じて生きてきた。
 みんな違う顔をしているのにどうして同じになりたがるのか?
 陰口、悪口が好きな人は、その人自身大きなコンプレックスを抱えていて、それを隠すために、または、陰口悪口で人と繋がることで独りになる弱さを、怖さを忘れようとしている。

p30 共存
 私もずっとそう思ってた。
 地球上の生物の中で地球のために良くないのは、人間だけだと。
 地球に人間さえ居なければ、公害も何もないはず。
 でも、人間が居なくても恐竜は滅んだわけだから、地球は、宇宙は人間なんてものに、本当は左右されてなんかいなくて変化し続けているから、人間が地球に生存している以上、知恵を絞って生き続けなければいけないのでは?

p32 ひとりごと
 若い頃は、周りと自分との関係の中で色々悩むよね。
 ちょっと時が過ぎ、自分の姿、自分の身の程がわかる頃になると、なんだかあせりも消え、他力本願的になり、成るようにしかならないからこつこつマイペースで生きていこう.となる。年取ったかなあ。

p34 Kiss ・・・・・
p36 寒い犬、走れ。 ・・・・・
p38 自信自身
 自信を持って
    自身をみがき
       何も恐れることはない。
          そのままの 自分で。

p40 震動
 見えないけれど必ずあるもの。感じる心を持ち続けたい。

p42 できないこともできること
 あんまりにもくよくよし過ぎる性格で、しでかした失敗が沢山有り過ぎて,やれば良いのにやらなかった事も多くて、後悔ばかり積み重なっていく自分に突然、嫌気が差して開き直った。
 過ぎた自分は過去の者。時間は戻せない.死んでしまった者にこの世では、二度と会えないのと同じように。だから、過去、さっきまでの事は反省はする。しっかりする。が、後悔はしない。前進あるのみ。

p44 ごほうびをください
 そうだね。がんばったご褒美は、「よくがんばったね」って一言、言ってもらえるだけで良いよね。大切な人に。他には何もいらない。
 時々、副産物がついてきて、一応喜んでみたりするけど、本当のところ。
 気持ちひとつってやつです。

p46 ばかばかば
 一応精一杯強がって生きてるから
   テメーの尻の拭える女635は
     自分のバカに責任持ってるつもり。つもり。
       私って、カッコイイと思う。

p48 手紙をかくよ
 忘れないでいる事が多くなると、随分古い記憶は消えて無くなりそうだけど。
 ふとした瞬間、時間がタイムスリップして胸がキュウ〜ンとなる事がある。
 忘れないで。
   忘れないよ。
     君がいた事。
       私がいる事。
   平和があること。

p50 スプリンター
 絵を描いているときも、ここぞという時は息を吐いているらしい。
 でも私は、意識したことがない。
 ねえ。歩く時、右足出して、左足出してなんて考えていたら・・転ぶよ。

p52 あした天気になあれ
 日常と違う事が起こると、何でもない日常のありがたさが良くわかる。
 今日がきのうだったら良かったのにって。
 平和って本当はもろい物なんだなあって感じた2001年9月。
 シロ(愛猫)を殺された7月11日。
 憎しみから抜け出す術は、自分の心の中で見つけるしかない事を身をもって知った2001年。

p54 五十歩百歩
 五十歩と百歩は違う。無駄な事は何一つない。と思う。
 せっかくのことを無駄にしてしまう人はいる。
 それもまた心ひとつで無駄にはならないと思う。
 役に立つから良し、役に立たないから悪いというのとも違う、と思う。
 運、縁、そんなことも絡んで、人其々、立ち止まったり、ジャンプしたり、
 一歩、一歩。歩を重ねていくんだよ。

p56 ココペコ
 ハラペコ・・・いらいらして、ちょっと周りに当り散らす。
 ココペコ・・・人が意地悪に見えてくる。
 満腹・・・・・・口元が緩む。目じりも下がる。ズボンのゴムも緩む。
 満心・・・・・・心に音楽が鳴り響く。天国に行けるような気がする。

p58 原宿の四日間
 笑ってごまかせ自分の失敗。
 そう言ってごまかした事の数々。後には、もう二度と同じ失敗はするものかと心に言い聞かせる。
 笑ってごまかせるほどの失敗なら、人の失敗も笑ってごまかせられてしまってもいいと思う。けど・・・・。
 世の中には小さな人の失敗を大きくして下さる方々もおいでで。
 「悪口」は言われる人より言う人の方にダメージを与えているとも知らないで。
 「悪口」は言われる人より言う人の心を知らず知らずのうちに蝕んでゆく。
 言われる当の本人。お蔭様で前進するエネルギーをもらっている。
 負けるもんか。負けるもんか。ってね。
 何もかもに、全てに”ありがとう”

p60 マイペース
 マイペース。見つけることが出来た人だけ本当の幸せを感じる。
 ん?ユアペースがマイペースの人もいるか?

p62 横断歩道 ・・・・・
p64 相対性 ・・・・・
p66 神様へ
 神様は、私を選んでくださった。
  私は、それを必然だと  今は思う。
 然しながら、何をするべきかの答えは  まだ、出ていない。
 それを探すため、まだまだへこたれる訳にはいかない。
 もし、私が正しくない道を歩んでいたら・・・
   いつでも容赦なくぶっつぶしてください。

p68 犬と月 ・・・・・
p70 ピュア
 Pureって目に見える事じゃあない。感じるもの。心で。
 汚れを知らずして純粋が解るか?
 汚れを知らないから純粋なのか?

p72 てまぜ
 会えないさよなら。
  会わないさよなら。
   忘れるさよなら。
    忘れられるさよなら。
 ここに、思い出。

p74 ブカブカの靴は捨てて
 まだまだいくつになっても他人見て走ってるやつもいれば
 ブカブカの靴を履いて走ってるやつもいるから。
 自分のゴールを見つけられた幸せ。
 一番でないかもしれないし,ビリかもしれない。
 でも他人は見ないで、一生懸命に走るんだ。

p76 このちっぽけなふねにのって
 もしも私に才能と呼ばれるものが少しでもあるとしたら、それは、
 うちの家族の育て方が良かったんだと、今は思う。

p78 さるのうた
 私の尻、まだ赤いかも。

p82 もしもつばさがはえたなら
 もちろん飛ぶでしょう。
 飛ぶ前の瞬間を鏡に映して
 私ってなんてきれいなんでしょうと、自己陶酔する。
 まるでルーブル美術館のサモトラケのニケのようだよ。きっと。

p84 偶然にも似た出会い、必然にも似た別れ
 えっ。出会いと別離はいつも一緒?だったら出会ったら別離れないといけないの?年甲斐もなく屁理屈ぶっこきたくなる時もある。

p86 風 ・・・・・
p88 永遠になったお前へ
 若くして逝った幾人かの友がいた。生きていたかったと思う。
 数十年過ぎて、あの頃のやり切れなさは、年とともに風化していった。
 色々なものを引きずって生きていくのも苦しいものだから、生きていくということは新しく生まれ変わっていくのにも似ている。
 過去を忘れていくのも生き続けるためのひとつの術。
 誰にでも「死にたい」と思うほどの悩み、苦しみにぶつかる。そんな時はとにかく悩んで苦しんで、苦しみぬいて。
 気休めは言わない。答えを出すのは自分しかいない。
 人生は自分のもの。貴方の人生は貴方のもの。
 でも、生きていればこそ。
 命ある者には、最後の日まで生き続ける義務がある。それは権利より大きい

p90 ただそんなちっぽけなゆうきをあなたに
 結果、何の役にも立たなかったものこそに、そんな存在になるのには一番の勇気がいるんだよ。意外とこれが辛く、孤独な事なんだ。
 夢じゃあなく、現実には色々と打ちのめされるんだ。
 それが険しい道ってやつですかね。

p94 プレゼント
 捨てられないものがたくさんあります。40年分だよ。部屋も心も足の踏み場もないさ

p96 「すき」 ・・・・・
p98 罪と罰 ・・・・・
p100 ワンコの恋
 バルセロナ(スペイン)のピカソ美術館の作品にP101のようなのがあった。かわいくて写真に撮った。ふと、あの頃の、旅をしていた頃の自分を思い出してしまった。今の自分も良くやっているので好きだけれど、あの頃の自分は、旅をしていた635さんは溌剌としていてかわいかったなあ(自分で言うな!)

p110 ニューソング ・・・・・
p112 蕾 ・・・・・
p114 いちごみるく ・・・・・
p116「みんないるよ」
 もしも君が、愛する人を殺されて、殺した人を許し、愛せる愛があるなら、
世界中の人がそうなれば、戦争は起こらない。
 幸せになるのにほんの少しの犠牲がいるなら、永遠に続く戦いの繰り返し。
恐れ・・・その感情が増幅した時。
憎しみ・・その感情が増幅した時。
君ならどうしますか?

p118 ハイリスクはいりたーん ・・・・・
p120 少年ジャンプ
目の前の壁の越え方
  壁を越えるとは、即ち,向こう側に行くことが目的ならば、超えずに行ける別の方法を考えてみる。
  壁沿いに歩き、戸、もしくは通り抜ける穴なんぞないか探してみる。
  壁の下を掘る。別の力を使って壁をぶち抜く。
何が言いたいのかというと、道はひとつではないという事。
ぶつかる困難を壁という変わりにハードルとも言う。
ハードル・・・・飛び越えると、次のハードルって前のより高くなっていて、一つ一つ越えてきたらモンスターみたいに強くなっちゃったよ。

 
p121 目の前のかべはもうキャンバスにした
 とても好きな作品と言葉。もうキャンバスにした。なんて、やるじゃん。かっこいいなあ。さすがだねえ。

収穫には立ち会えないかもしれないが出来るだけ多くの種を蒔こう
「言葉」だけれどこの中に深い淵と悲哀を感じる。しかし、未来を絶望しているのではなく、希望を持った言葉だ。だからこそ今。
 収穫には立ち会えない・・・・自分の喜びだけに留まらず未来への種を蒔く。
ある種の人にとっては滑稽な事だろう。しかし,このような言葉に共感する若者が多く存在する事に日本の未来も明るいと喜びを感じた。

2001年11月末。3日間の展示会の本閲覧コーナーにこの書き込みをした本を置いておいた。
本来は本に書き込みをしてしまうような無神経な自分ではないが、ひとつの作品のつもりだった。
なぜかというと、この書き込みをするのに神経をすり減らし、時間も心もかけたものだから。
展示会には約180人が訪れて下さった。そのうちの何人がこれに気がついただろうか。
全てが終わり一人教室に戻った時、私の手にはこの本があった。
戦争も飢餓もテレビや新聞の中でだけ。実感はあるようでないのが実際のところ。
それでもゴルビーと呼ばれたゴルバチョフの言動は脳裏に焼きついている。
ソ連国がロシアに変わった。ソルジェニーツェンがソ連ではなくロシアを愛していると語っていた事、亡命先からロシアという国に帰国する日を心待ちにしているだろうと感じた頃を思い出していた。
そんな事が脳裏を駆け巡り、真摯なみつるという青年の存在を思い、ちっぽけな自分だけれど思いがあれば何かできるような気がした。現実の未来は混沌としたものかもしれない。だからといって何もしないでいるよりもほんの少しの希望でも持っていたら何かできると思った。涙が止まらなくて1時間くらい教室で泣いてた。決意の感動ってやつですね。
展示会では他の作品に埋もれてしまったこれがかわいそうでここに載せました。(トールペイント教室の展示会だからあたりまえですけどね)
これを書いてから1年経過していますが、あえて加筆せずにそのまま載せました。
ぜひご意見・ご感想をメールにてお寄せください。
                               2003年1月記










































「僕の生きる道」SMAPの剛くんが主演をしたドラマの主題歌だった「世界にひとつだけの花」を聞いたとき、内容がこのページと酷似していて、私は、自分側から考えた(いつもですけど)。
私の個人的な思いと同じことを考えている人がいる。自分が認められたような気にもさせてくれた。
この歌は、槇原敬之さんの作った曲だということで、「SMAP ×SMAP」でジョイントをしていた。
やっぱり、ご本家の歌唱のほうが心に響いてくる。マッキーのCDはまだでていないようなので、販売される日を心待ちにしようと思う。

ふと、こんな事を思った。
これから、何かの縁でこのホームページを訪れてくださった人がこのページを読んだ時、SMAPの歌をパクッテいると思うかもしれないということを。
そこで、ちょっと語ってしまおう。

「世界にひとつだけの花」歌詞を聞いたとき、私は有る人を思い浮かべた。
その人の名は「新垣 勉」さん。盲目の歌手。「さとうきび畑」を聞かれた方もおられるのではないでしょうか。
全国の施設、学校、教会などで講演活動のおり、彼は、こんなお話をされると言う事を何年も前にテレビで見たことがある。
「ナンバーワンを目指す人生ではなくオンリーワンな人生を」
長島一茂さんが心を打たれたと話していたのはつい最近の事だったと思う。
新垣さんのメッセージに、雑多な呪縛から解き放たれて救われた人は多いであろうと推測をする。
そして、SMAPという人気アイドルを通して若い人たちへ。

このメッセージのオリジナルは新垣さんかと言うとこれもまた違う。元の元は、日本人の嫌いな宗教話。
聖書のメッセージなのだ。

誰が、オリジナルで言葉やメッセージを起こしたかということより、もっとも大切な事は何かということに行き着いた。

誰が最初にどうしたかということよりも、このメッセージが誰かの心へ届くと言う事。
それが一番大切なことであると。
「あなたはオンリーワンなのだ」ということ。
                                  2003年4月16日記










儘田留美子

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