2.蓄音機ギャラリー



愛用(愛蔵)の蓄音機をご紹介いたします。
頂いたり小遣いで気楽に買ったものばかりなので 庶民的機種に限定されています。

 

◆ポータブル型蓄音機◆


コロムビアNo,208
ポータブル型はラジカセの原点とも呼ぶべき蓄音機です。
最もポピュラーなタイプで、様々なバリエーションがあり骨董品店やのみの市にしばしば出没します。
コンパクトなケースの中にトーンアーム、ゼンマイやホーンが実に巧みに収納されていて、
たためば小さなトランクになり持ち運び自在という洗練されたデザインを誇ります。
電源不要なので、日本舞踊のお師匠さんや、温泉街の芸者さんなどが近年まで愛用していたようです。
ターンテーブルは10インチですが、12インチ盤もかけられます。
No15型のサウンドボックスが高音シャンシャン、低音ズンズンというハデな音を再生します。
主に歌謡曲、軽音楽などに威力を発揮。

 

◆卓上型蓄音機◆


コロムビアNo,118

ライバルのビクターと比べると設計に古さを感じさせますが、

そのかわり金属部品の材質や加工精度は良く、
モーターにはMade in Englandの刻印が入っています。
サウンドボックスは真鍮削り出しのクロームメッキ仕上げで振動板はジュラルミン。
スロートとのジョイント部に板バネのダンパーが付いています。
アームは洗面所の蛇口のような一体型なので
サウンドボックスをクルッと上に回転させて針を交換します。

テンプルトップのキャビネットは光沢のあるシェラックニス仕上げでとってもアンティーク。
中には ゴッツイ金属製のホーンが折りんで
押し込まれています。
音はちょっと硬めの英国的?響きが味わえます
ホーン開口部のルーバーで音質、音量を変えることが出来ます。
バイオリンやソプラノなどは良い感じで演奏します。


グラフォノラの金属製ホーン。
広告文には多湿の我が国に於いては木製に比べ気候の影響を受けることが少ない、とある。
前オーナーはホーン鳴きが気になったのか隙間にウエスがつっ込まれていた。

 

 


ビクトロラVV-J1-91
卓上型といえばこのデザインを思い浮かべるほどオーソドックスな蓄音機。
しかし当時としては斬新なアイデアと新しい設計が盛り込まれています。
オルソフォニック・サウンドボックスはポットメタル成形で
アルミ合金の振動板にイコライザーを装備、
ブラック仕上げの長めで緩やかなテーパーの
アームに取り付けられています。
ターンテーブルはトーンアーム連動のセミオートマチック・ストッパー付き。
がっちりしたキャビネットと一体型の木製ハーフ・リエントラントホーンという凝った設計ですが、
今でも狂いが無く木工技術の高さが
うかがえる造りです。
聴きやすく落ち着いた良い音でSPレコードを演奏します。

 

 


ビクトロラVV-1-60
いきなり中身の写真で失礼。
VV-1-60はビクターの一番廉価な卓上蓄音機の一つですが、
この写真を見てい頂けばラッパがどのように納まっているかよくわかるでしょ。
小さなサイズでより良い音を出そうという技術者の良心が伝わってきます。
このホーンのおかげで小さい体なのに音が大きい!!
構造上アームを左上の奥の方に付けてしまったのも技術者の良心ゆえか・・・。
使い勝手はあまり良くありません。
下は当時のチラシです。広告も一工夫がんばっているので、カーソルを乗せてみて下さい。


 


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