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7月6日から福田記念館で下関原爆展
             下関原爆被害者の会が主催    2004年6月1日付
 
 「平和な未来のために子どもたちに語りつぐ」を合言葉に、下関原爆被害者の会(伊東秀夫会長)が決定した第5回下関原爆展が7月6日から25日まで、市内田中町の福田正義記念館で開催されることになった。5月28日に発足した第5回下関原爆展の事務局会議で確認されたもので、同被害者の会が主催し、各界の賛同・協力者がつどう第五回下関原爆展を成功させる会(鮫島元代表)が共催。両者で原爆展事務局を構成し、これまで市内各所でとりくまれてきたさまざまな原爆展の経験を生かし、各界の広範な賛同・協力を得て全市民的なとりくみとして大きく成功させることを確認しあった。
 
 6月11日に賛同者の集い
 下関では、5年まえの第1回下関原爆展以来、下関原爆被害者の会が主催、原爆展を成功させる会が共催して全市的あるいは、地域を対象にした原爆展を毎年開催してきた。下関原爆展事務局は第2回原爆展以後、下関原爆被害者の会の活動の経験をもとにして「原爆と峠三吉の詩――原子雲の下よりすべての声は訴える」のパネルを作製、深い感動を呼び起こした。
 その後、このパネルを使った原爆展が街頭で、職場・地域、学校で無数に開催され、パネルを教材として学校に寄贈する運動が全市民的な運動として発展するなど、市民の大きな支持と反響を呼んできた。とくに、下関原爆被害者の会の被爆者が、パネルの前で子どもたちに語り伝える活動が年年発展し、小中高生平和の会の発展など、平和の担い手としての子どもたちの成長につくしてきた。さらに、パネルは広島をはじめ全国、世界各地に広がり短期間のうちに数千カ所におよぶ原爆展がとりくまれ、平和世論の形成に大きな役割をはたしてきた。
 5回目を迎える今年の原爆展は、下関原爆被害者の会が先の総会で、こうした成果を一大結集して全市的にとりくむことを決定したのを受けて、第5回下関原爆展を成功させる会が共催して開催することになった。
 事務局会議では、下関原爆被害者の会の杉山事務局長が「第1回から第3回をからと会館で、第4回を彦島図書館で開催し、昨年は市内の4地域に分かれての原爆展をおこなった。広範な市民の支持で青少年の平和教育の場、3世代交流の場となり、下関における平和行事として定着。多くの人人から“今後もつづけてほしい”という要望が出されている。昨年は広島で市民原爆展が大成功し、今年に入ってキャラバン隊が全国に広がっている」ことを明らかにし、「被爆者としても、被爆体験を語りつぐことを社会的使命に、核兵器廃絶と平和のための運動を命あるかぎりつづけようという思いは強まるばかりだ」とのべ、昨年だけでも、のべ24人の被爆者が約800人に体験を語ったこと、体験をはじめて語る被爆者もふえつづけていることも紹介した。
 さらに、「これまでの体験を生かして、各界各層の幅広い市民の賛同と協力で成功せたい」と決意をのべた。
 山田侑子・同会副会長も「今年は全市的にやろうとみんなで話しあった」とあいさつ。会議ではおもに、最近の市内各地での原爆展の様子を交流、とりくみの基本方向が論議された。
 労働者の職場では、「労働運動のなかで平和の課題がなくなっている。平和運動を起こしていかなければならないと考えさせられた」と感謝されたことや、現場の若い世代のなかでパネルを見て、「小学校のときに修学旅行で広島に行き、原爆の子の像の前でメッセージを読んだことを思い出した」「アメリカはひどいことをする」などの論議が起こっていることも報告された。
 また、昨年の地域原爆展では、とくに子ども連れの母親がめだち、「子どものためになるなら、どこにでも行きたい」と、平和の旅に参加する意志を示すなど、子どもの教育への真剣な態度が特徴であったこと、現在、市内の小学校で広島への修学旅行にむけて、教室でパネルが展示されていることも明らかにされ、「平和教育を重視し、小中高生平和の会、教師や父母、教育関係者と連携してとりくみ、若い世代に語りつぐ3世代の交流にすることに力を入れる」ことも論議になった。
 さらに、王喜地区の原爆展で自衛隊員の家族がイラクへの自衛隊派遣への危惧(ぐ)を切実に語っていたことも明らかにされ、「3年まえに全市的にとりくんで以後、アメリカの小型核兵器の開発や自衛隊のイラク派遣をめぐって、市民の意識が大きく変化している」ことが浮き彫りにされた。こうした市民世論の発展に対応した大胆なとりくみで大きく成功させることを確認しあった。
 当面、賛同・協力者を広範に募り、6月11日(金)午後6時半から、市内福田記念館3階で賛同者のつどいを開くことを決めた。

               第5回下関原爆展開催要綱
 名称 平和な未来のために子どもたちに語りつぐ―  第5回下関原爆展
 主催 下関原爆被害者の会
 共催 第5回下関原爆展を成功させる会
 会場 福田正義記念館3階  企画展示場
 期間 7月6日(火)から25日(日)まで(ただし7月12日〈月〉は休館日)
      午前10時から午後7時まで
 内容
 @パネル「原爆と峠三吉の詩――原子雲の下よりすべての声は訴える」、Aパネル「広島の 心――峠三吉」、B小中高生平和の会の展示、C被爆資料(瓦や花瓶)、Dビデオ上映、紙 芝居、児童書コーナー、絵本の読み聞かせ、E原爆や戦争、被爆体験にかんする書籍や資  料(被爆者提供の資料ふくむ)、F被爆体験を語る会(土日、祝日、夏休み期間は定時、その 他は要望に応じて)
 入場料 無料

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