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安倍代理市政に痛快な勝利
下関市議選の開票結果
                市民代表の兵頭氏が堂堂当選    2007年2月5日付

 安倍総理の代理市政である江島市政と市民のあいだのたたかいとして注目されてきた下関市議選は、4日に投開票された。選挙結果は、江島市政を支えてあるかぽーと開発などを推進してきた自民党系がいちじるしく衰退、同じくJR駅建設で走り回ってきたJR議員4人が1人に激減し、旧同盟系企業代表が2人となり力をなくした。進出したのが、「江島市長を打倒し、市民の生活を守る」と訴えてきた市民運動の代表・兵頭典将候補が、堂堂の15位で当選、あるかぽーと開発反対、江島市長批判を主張した候補が得票をのばした。選挙は、旧4町議員乱立で旧市内現職保護の選挙構図がつくられたが、その思惑は突き破られた。選挙結果は、安倍、林代議士に支えられた江島市政にたいする市民の痛烈な批判をあらわすものとなった。
 当日の有権者数23万7626人のうち、投票したのは14万5168人で、投票率は61・09%。旧下関が、前回並みの58・0%で、旧菊川が74・5%、旧豊田が78・8%、旧豊浦が74・20%、旧豊北が80・0%。投票率は下がるという予測は突き破られ市民の関心の高さを示した。
 22人の乱立でゼロ議員が出ると心配された旧4町は、予想を超えて8人が当選。旧4町ではのきなみ各町の投票者数を上回る得票を得た。旧豊浦では投票者数1万2000人ほどに対して、1万7000票を獲得した。旧郡部側の乱立でつぶし合いをさせて、評判の悪い旧市内現職を温存させる選挙構図が働いていたが、それは覆された。

 現職温存構図覆す 旧4町では8人当選
 地方切り捨てに反対する意志の強さが下関側から票を大量に獲得したことと、もう一方では安倍、林派の側が郡部とりまとめのために票を流して数人を引きあげたことをあらわしている。安倍事務所は先の市長選で落選情勢であった江島市長を救うため、郡部議員をとりまとめた佐伯議員を引き上げ、豊浦では戸澤候補に力を入れたといわれたが、こちらは落選した。
 自民党公認15人の現職候補のうち4人が落選し、のきなみ票をへらして苦戦した。安倍首相と林副大臣の力が衰退していることを証明した。安倍事務所としては佐伯議員は通したが、当選を見こんでいたと見られる中谷議員と戸澤議員を落選させた。
 同じ安倍事務所元秘書で、兼田一郎氏は前回より1割減の得票、植田正、鵜原明人、福田幸博、田中義一氏は下位でかろうじて当選した。
 あるかぽーと開発推進で暴走してきた門出眞治氏と平岡泰彦氏は、それぞれ地元で嫌われ者となったが、林派サンデン企業のてこ入れと、後半には江島市長もてこ入れしたといわれたが、中位以下の得票にとどまった。それはあるかぽーと開発にかける林派や江島市長の執念をあらわすものと見られた。
 自民党公認で落選したり票を減らした議員のほとんどが、あるかぽーと開発や江島市政に対する公開質問状に、無回答か賛否を明らかにしていなかった。
 旧同盟系労組で大企業代表の議員が、この選挙で力を失ったのも重要な特徴となった。JR出身で200億〜300億円の駅作りのために、JR西日本の本社側が号令をかけたといわれる定宗正人氏は、無惨な落選となった。JR議員は郡部議員を会わせて4人がいたが、社民党の山下議員1人になった。下関市議会当確を受け万歳三唱する、兵頭後援会事務所(5日)ではサンデンの同盟系労組出身であった小浜議長がボスになって、大企業代表議員が幅をきかせてきたが、今度で神鋼・菅原氏と三菱・砂田氏だけになった。
 郵政・全逓労組出身の田中眞治氏は、旧市出身としては、最下位のこれも無惨な落選となった。労働組合を出世の道具として、議員生活をしているものへの批判があらわれるものとなった。
 当選した38人のうち、高得票をした候補の多くが選挙戦で江島批判をした部分となった。もっとも鮮明に「江島市政を打倒して市民の生活を守る」「密室政治に風穴を開け、市政を市民の手に取り戻す」と訴えて、選挙戦全体をリードした下関市民の会の兵頭典将氏は、新人ながら15位の当選となった。安倍事務所は落選を想定していたといわれるが、選挙戦自体が市民みずからの運動となり、堂堂とした当選を果たした。
 市民団体の公開質問状に「あるかぽーと反対」と答え、選挙戦でも江島市長の退陣など批判意見を主張した候補が、高票を得た。亀田博氏は3982票の2位、新人・香川昌則氏は3672票。いずれもあるかぽーと反対と答えていた林真一郎氏は3357票、安岡克昌氏は3260票、松村正剛氏は3023票と上位当選した。
 「日共」集団の5人は、党内の票割りで不利と見なされた郡部側が高得票で当選。旧市側の得票が減少した。郡部では候補乱立と江島市長側への傾斜と地域切り捨てのなかで、それらに対する批判票が集まったものと見られる。旧市側では得票数は減り、口とは裏腹に江島市政となれ合っている姿が広く市民に知れ、役に立ったと見なされていないことが影響した。
 安倍派与党を続けてきた公明党の5人は3000〜4000票の上位当選となった。全市で前回1万7000票ほど獲得していたが、今回は1万8000票ほど獲得、相当のしめつけと動員がはかられたと語られている。
 市議選は、4年前と比べて、市民の世論が激変しており、安倍、林支配、江島市政とその追随議会に対する痛烈な批判をあらわす結果となった。市議会構成は大きな変化を遂げることになった。

 兵頭氏の選挙事務所
       喜び語る地域の人人 商店主や年配者の熱気溢れる・「次は行動」

 「江島市政を打倒し、市民の生活を守る」兵頭典将氏の選挙事務所には開票を待ち切れず、続続と後援会や商店主、地域の人人が駆けつけた。
 当確が決まると事務所いっぱいにバンザイの声がこだました。涙を流して喜ぶ姿あり、固い握手を交わす姿あり、喜びに包まれた。
 後援会長の徳村進氏は、「今までたたかってきて、感無量だ。初出馬でこれだけ、市民みんなの力で当選させてもらった。市民のために恩返しとして役に立つよう頑張りたい」と高揚して語った。
 駆けつけた唐戸地区の商店主は、「当選して本当によかった。江島市政打倒であれだけはっきりいっているのは兵頭だけ。だから市議会に入っても大変だろうが、本当に頑張ってほしい」とのべた。別の商店主は「あとはもう行動。一緒に頑張るだけだ」と確信に満ちて語った。
 後援会の70代の年金生活者の婦人は、「うれしい、最高! 今まで生きてきたなかで1番よかった」と語り、「市民派の兵頭さんにとにかく弱者の味方になってもらい、住みよい下関にしてもらいたい。応援演説も初めてのことだったが、これだけの票をもらえてよかった」と話した。
 また、別の婦人は「今までどおり市民のために、江島市政を打倒して市民の生活を守るように頑張ってもらいたいし、私も一緒に頑張ります」と語った。
 江島市政を打倒し、て市民の生活を守るということに多くの市民が支持と期待を寄せていること、そのことに全力で応えなければという熱気に包まれた。

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