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江島市政を打倒する市議選へ
本紙記者座談会・下関市議選
                市民運動が市政変革の力    2006年12月25日付

 下関市議選が来月28日告示、2月4日投票と迫っている。市民の関心も大きく高まっている。市民の世論と運動は、とくに安倍総理誕生とともに江島市長周辺が暴走をはじめ、文化会館建て替えやあるかぽーと開発などの強行をはかったが、市民の運動で頓挫させた。市議選は江島市政と対決した市民運動の高まりのなかでたたかわれている。市議選は、江島市政の飼い犬になって市民に対立するのか、江島市政とたたかって市民の生活を守るのかが市民のなかで大論議になり、市民のさまざまな行動になってきた。本紙では、市民の会兵頭理事長の百数十カ所におよぶ街頭演説とあわせて、10月末から文化会館建て替え問題、江島市政10年で下関はどうなったか、あるかぽーと問題などで号外十数万部を配布してきた。市議選をめぐる情勢はどうなっているか、この市議選においてどのようにすれば市政を変える力になるか、などについて記者座談会を持って論議した。

 行詰まる江島市政暴走 文化会館建て替えやあるかぽーとでも
 司会 江島市政に対決して市民の生活を守ろうという市民の世論と運動は近年ひじょうに強いものになってきた。とくに安倍総理誕生後のこの数カ月の市民世論の発展はめざ   市議会建設委員会の前に抗議する住民や商店主(18日)
ましいものがある。市民世論の特徴、その根拠になっている市民生活の実情はどうなっているかから出してみたい。
  文化会館建て替えでは、10月13日に三菱商事グループに落札決定したが、これに対して本紙は「地元企業を排除して10億円も高い安倍氏の実兄企業に落札させるとはなんだ」と号外を発行した。市民の会の兵頭氏が前面にたって街頭演説をはじめた。市民の怒りはすごかった。グループ内企業の社員が逮捕されたので辞退という格好で、実際には市民の世論に安倍氏側が飛び上がって引っ込めたということだ。実質10日くらいで勝負がついた。とくに倒産が相次いでいる建設業の労働者を中心として反響が大きかった。地元企業が排除され続け、安倍関連の大型利権事業の連続に積年の怒りが吹き上がった。
 「江島市政10年でどうなったか」の号外で、10年間で自殺者が590人をこえることや、小売店が844店も減少したこと、生活保護の受給率が全国の2倍であること、就学援助受給率は山口県が全国で3位で、下関が突出した存在であることなどが、ものすごく響いていた。「下関を第2の夕張にするな」「江島を打倒しないといけない」という意見が強くあらわれてきた。
 市民運動では今年あるかぽーと開発問題が大きな焦点になってきた。今年2月に唐戸商店会執行部の一部が、勝手にみなとまち開発と合意して緊張した。市民の会がすぐに、商店街への緊急アンケートをして、反対が圧倒的であることを証明した。商店街連合会など7団体が、世界に誇る海峡を守る会をつくり、商店街にのぼりを立てたりしてきた。安倍総理誕生というなかで、江島市政側の暴走がひどくなった。唐戸商店会では、平岡市議が自分のビルを競艇場の舟券売り場にするのと引き替えに、あるかぽーと推進を凶暴に進めた。業者大会を市民大会と偽ったり、地元自治会に江島市長が突然戸別訪問をして自治会は賛成だといったりした。唐戸商店会では、臨時総会を開かせて勝手な合意をした執行部を解任して体制一新をした。そしたら、江島市長は「早く契約をしないから市民が騒ぐ」といって12月議会に土地売却議案を提出した。委員会の玄関には市内の商店主ら50人余りが詰めかけ、委員会の審議を見守ったが、そういうなかで継続審議にせざるを得なくなった。
 商店主たちがひじょうに強くなったと思う。みんながドーンと構えていた。ある商店主は「完璧に勝ったな」と喜んでいた。江島市長や安倍事務所といっても、市民をなめていたら痛い目にあうぞ、というのが実感だ。

 沸騰する市民世論 「市民がとめた」と確信 利権政治に憤激
  あるかぽーと継続審議の紙面を山の田商店街に持っていくと、「すごいね」「やればできるね」と大喜びだった。お客さんたちも、「江島市長は利権ばかりしてろくでもないが、市民が止めた」とワイワイ話になった。ある鉄工所では労働者があるかぽーと問題の号外を読んでおり、「5年まえの5分の1の値段でたたき売りするのを許したらいけん」と論議になっていた。地元発注をやらないので、建設現場の仕事が少ない。労働者のところからも、市政にたいする発言が始まっている。
  綾羅木や安岡地区でも喜ばれていた。江島市政に対する怒りが激しい。建設関係にしても商店にしても、号外が歓迎されていた。生活が激変しているのが怒りの根源だと思  文化会館建て替え問題の不正を暴く市民の会の宣伝活動
う。ある商店は借金を抱えて夫が自殺した。困窮したところに、税金をバンバン取りたてることに怒っていた。この地域では江島市政がJRの梶栗駅をつくるといって5億6000万円をかけ、しかも地域にまで負担させようとしている。「唐戸ががんばっているから、こっちも住民が運動しないといけない」といわれていた。江島市長を引きずり下ろせの世論が沸騰しているという実感だ。
  旧郡部では合併して2年たった。旧郡部出身議員が「下関のことはわからん」といって江島利権政治に賛成する。合併後は少しの用事でも支所に権限がないから、すごく時間がかかり非効率だ。だまされたという。切り捨てばかりが進行するという深刻な実情を抱えている。江島市長がこんなにむちゃをやっているということが暴露され、正体見たりの実感となっている。
  婦人のところでは、ゴミ袋値下げ署名や給食食器改善などにつづいて、「みんなで行動したら変えられる」とまた確信になっている。生活では税金は上がるし、かなり切りつめている。母親たちがパートで稼いでも、すべて保育料で飛んでいく。税金や、養育費がかさむと足が出る。子どもを預けず専業主婦をして、小学校に上がって働こうとすると、年齢制限がかかって仕事が見つからない。かたや文化会館建て替えとか利権事業が次次と出てくる。「そんなものに税金使うなら、学校や教育に回せ」という世論が渦巻いている。
  この間市民のなかの雰囲気が変わっていった。三井の労働者は、「自分たちは大企業と思って安心していたが、下請に切り離されてどこに飛ばされるかわからない。こんな世の中になるとは思わなかった。これだけ私たちが一生懸命働いているのに、それが箱物事業に注ぎ込まれることが許せない」といっていた。福祉とか教育にしても削られる一方なのに、まったく対照的なことがまかり通る。そういうものへの怒りだと思う。
  この間の紙面で妻子が養えない青年の実情を扱った。街頭宣伝でもこの問題を演説すると拍手がある。人人がいうのは、契約社員制度が1番いけないという。大坪地区の男性は「下関の青年が結婚もできないでどうするか」といってきた。労働力の再生産すらさせないことへ怒りは大きい。今年の春からは市・県民税が、2倍から10倍に跳ね上がった。そのときもみんなが市役所に押しかけたが、また来年から値上がりだ。12月15日付の市報を見て、「またか!」となっている。
  商店街でも年末ギリギリまで働いて、餅代が出ないという。号外では商店と建設の問題がセットになっている。働くところがよくならないと、商売もよくならないといっていた。働くものの購買力がないから商店もだめだ。労働者と商店の利害が、共通に語られていた。
  街宣をしていても、「10枚ください。20枚ください」と、あの号外はすごくとりがよかった。バス停ではみんなが読んでいた。

 急激な生活の破壊 年寄りは国賊扱い 食えぬ青年労働者
 司会 大多数の市民が怒る根拠は、ものすごい貧困化が想像以上にすすんでいることだ。個別で隠れてきたが、どこでもそうだと共有されてきている。
  青年に貧困層が広がっている。契約社員や派遣は偏った分野でなく、全産業に広がっている。青年は15万円くらいだ。とくに女子は契約や派遣の事務しかない。男は追いこまれたら、トヨタの期間工とかトラック運転手があるが、ここも過酷でまともな生活ができない。家電量販店の契約社員は20万円こえるが、ボーナスはなく、簡単に捨てられる態勢だ。将来像は全然立たず不安定すぎる。江島市政の利権に怒っているのは、そういう状態にされ無茶苦茶されていることと結びついている。
  青年の失業や半失業は、安定しているといわれる公務員の課長などのところでも、深刻だ。自分の子どもが大学を出てまともな生活にならないという。相当の社会不安だ。
  大学を出てスーパーのレジ打ちをやっている。50代、60代の婦人たちが、何のために大学を出たのかわからないと心配している。
  ある人は娘を大学に出したけど、結局医療事務のパートを続けて、正社員になれない。ようやく正社員になれたと思ったら、半年後には辞めてくれといわれた。また仕事を探さないといけない。36歳でまだ結婚もできない状態だ。
  市営住宅の20代の溶接工が、「三菱造船に入ったが個人商店のような扱いだ」といっていた。朝から夕方5時まで造船所で溶接をして、夜は宇部の鉄工所に深夜2時まで手伝いにいく。人間のやる仕事ではないが、金が足りず、借金があるからやるという。この11月末に、子どもが生まれて、金が回らず走り回っている。「市外発注」の号外をみて、「地元に出すべきだ」と怒っていた。
  建設関係もひどい。ある建設業者は、江島市長になって、毎年売上が5000万円ずつ下がった。旧郡部でも小さい仕事に殺到している。近所でも40、50代のおじさんたちが、仕事がないといってうろうろしているという。「大型公共事業の市外発注をやめ、市内に食える仕事をつくれ」の号外は、すごいひびきだった。
  倒産した建設会社の従業員は「電子入札によって利益が出ないからつぶれた」という。別の会社では就職時は40人だった社員が、今は20人しかいないという。自分たちの努力のおよばないところで、つぶされていくのが電子入札だ。
  公共住宅の建設現場で、会社がつぶれたという独身の40代の労働者は「明日がどうなるかわからない。10年前に50人いた社員が、1度全員首切りになった。大工は2人になった。手取りが15万〜16万円。これももらえるかどうかわからない。中卒であこがれて大工になったが、こんなになってしまって、将来どうしたらいいだろうか」といっていた。生きていけなくなっている。保険もかけていない。
  年寄りの生活が大変だ。介護保険制度が5年目の見直しで、負担がガバッと上がった。貧乏人は保険料を払っているが、サービスが受けられない。毎日とっていた配食が、週3回に減らされた。要介護度が意図的に下げられて、介護用ベッドを返さなければいけない人が続出した。施設にも入れてくれず、特養も金がないと受けつけない。自分で安いベッドを買わざるえなくなったという。介護保険証は持っていても、認定がなければ使えない。
 ある70代の男性は、「わしは介護保険制度から、脱退しようと思う」と真剣に怒っていた。貧乏人は介護料を強制的に取られるだけで、サービスは受けられない制度なのだ。「これは詐欺ではないか」という。そのうえ医療保険は変わり、リハビリは脳疾患系で180日で、呼吸器系は150日で打ち切られる。高齢者は江島市長だけでなく安倍政府に怒っている。まさに殺人政治になった。死ねという政治だ。

 夕張顔負けの略奪 神鋼・三菱・サンデン・JR等 安倍総理頂点に
  介護施設の職員が号外を見て、「唐戸を更地にして、外国のものにすると書いてあるが、すごく実感があるんです」という。夕張と同じように、土地を安くして、外国がとっていくのではないかと心配している。唐戸は地価は下がるし、担保価値もなくなり、経営は厳しくなる。
  あるかぽーとの土地は、5年前の5分の1の価格ということに、みんなびっくり仰天していた。しかもみなとまち開発の藤井社長と不動産鑑定した人物はいとこ同士だ。江島市長の政治資金管理団体や後援会の関係者がかかわって、みな身内だ。みずほ銀行の西村元会長と安倍首相が、伯父と甥でこれも身内だ。市民財産の略奪がやられている。下関はつぶされてしまうという実感が広がった。市民は生活できないし、奪い尽くされてしまう。
  あるお母さんは、夕張より下関のほうがまだひどいという。夕張は税金や水道が何倍にも上げられているが、それより下関のほうが高いではないかとびっくりしていた。豊関合併で旧郡部がされたように、全国が下関の基準にされているのではないか。
  江島市政というのは、あれだけ市民が食えないようにして、1部のものだけが略奪する政治だ。結局安倍・江島体制で下関を食いものにしている企業は神鋼、三菱、サンデン、それにJRなどではないか。JRは下関駅舎だけで100億円、長府は29億円、あと市内で10カ所くらいを江島市政につくらせようとしている。市長選で江島選挙をやった見返りだ。JRは民営化の後がよっぽど親方日の丸じゃないか。
  ある薬局では、「うちらと同じ民間企業なのに、何であれだけ税金をつぎこむのか」と怒っていた。しかも住民から寄付をとってつくる。安岡は無人駅反対の署名までしたが、今年から無人駅にされた。子どもの夜帰りに、親は送り迎えまでしないといけない。無人駅の梶栗新駅には5億6000万円もつぎ込み、住民はみんな腹を立てている。
  江島市長は自分の選挙に協力しないものは全部制裁しつぶしていくことをやってきた。この前の市長選では、市民はほとんど支持せずに安倍事務所のおかげで当選した。それにJRが一生懸命になり、神鋼や三菱、サンデンの企業や組合、公明などがくっついてやった。自分の選挙をやったものだけが、分捕りをするのは当り前という神経だろう。江島市長がこんなデタラメをするのは、江島を市長にした安倍晋三総理の責任だ。旧市内では落選だったのに、安倍氏みずから郡部に出向いて働きかけたりした。こんなひどい利権をやらせるために市民に対抗して江島氏を市長にしたのかということになる。
  海響館のペンギン館にも、「なぜペンギンに20億円か」といわれている。市民よりペンギンの方が大事ということだ。現在の飼育施設は30億円ほどで三菱がやった。今回も三菱ではないか。老人には死ねとやり、青年は結婚もできないのに、なぜペンギンハウスに20億円か。
  安倍氏は北朝鮮制裁の代表バッターだ。ところが下関市民は「制裁されているのは市民の方だ」といってきた。こんどの米軍再編を断った岩国に、すでに事業が進行している市庁舎建設の予算を切って中断させたが、逆らうものは制裁するというわけだ。夕張も制裁で、下関の制裁政治の全国化だ。下関の制裁政治も安倍氏の意志だったと思わざるを得ない。
 江島市政とたたかって市民の生活を守るには、安倍総理を頂点とする圧政構図とたたかわざるを得ない。市議会が丸ごと市民抑圧の道具になり、メディアは提灯持ちをやり、警察もいかなる疑惑も見て見ぬふりをする。これは市会議員だけがいくら騒いでも太刀打ちできる代物ではない。市民の大衆的な世論と運動だけが力だ。
 あるかぽーとの土地売却議案も、継続審議を提案したのはあの小浜議長だった。市民の力があるときは小浜氏ですらいうことを聞くわけだ。市議選だが、市民の関心は候補の人気投票というようなものではない。最大の関心は江島市長をやっつけて市民の声が通り市民の生活を守るようにするということだ。それを市議選でどう実現するかという問題だ。

 議員縛る力を発揮 選挙の主人公は市民
  初めは市民のなかでは、だれが議員になっても同じという意見が多かった。最近では市民運動で止めていけるし、変えていけるとなっている。
  「今度の選挙は地縁、血縁のしがらみ選挙ではだめだ」という人が増えてきた。いままでそれでやってきて、江島周辺だけが利権を独占して、市民全体の生活基盤がつぶされてきた。その江島市政の下関食いつぶしの利権政治と対決するのでないと、市民は殺されていく関係だ。ことは市議選だが、市民の意識は江島市政打倒の市議選だ。
  選挙というと、どうしても候補者が主人公で、市民がお客さんという仕組みにさせられている。そこを市民が主人公で、市民が決めるというふうに、市民が運動をすれば、その人自身の認識がかわっていく。商工会館の行動に参加した飲食店の婦人は、「今度はだれに入れるか、考えないといけないね」と話していた。そしたらゴミ袋値下げの会のおばちゃんが、「あんたいままでどういうふうに選んでいたんかね」と聞いた。「顔で選んでいた」という。「そんなことをするからいけんよ」と、ワイワイ話していた。
  選挙で通っている常識は候補者が主人公で、人気投票みたいだ。「わしはこんなに立派なのだ」とタレントの真似のようなことだ。市民のためとかがなくなって自分のためなわけだ。だが議員は有権者が選ぶのだ。市民が四年にいっぺん、主権者として権利を行使するわけだ。それはあたりまえだが、あたりまえがあたりまえでなくなっているのがおかしいんだ。
  市民の会が、旧郡部のJA建物前で、安倍首相や、江島市長をガンガン批判する街頭演説をしていたら、職員が手を挙げて合図していた。そういう争点をはっきりさせると、みんなもスカーっとする。
  敵をはっきりさせ争点をはっきりさせて、市民の要求を代表してこれを市民の運動にしていく。この間、文化会館、あるかぽーと問題など、市民運動をガンガンやった。そしたら市議選が活発に動き始めた。
  選挙にたいする捉え方も、「江島を引きずり降ろさないといけない」といっていくと、大衆自身の運動になる。「ペンギン館はどうなっているか」「JRの駅舎は止めさせないといけない」となる。

 江島市長打倒が要 小浜体制10年の飼犬議会刷新へ
  市民の関心は市議選を江島市長打倒にどうつなげるかということだ。そこで市議会の現状だ。江島市政10年というなら、議会は小浜議長体制の10年だ。この間の飼い犬市議会の腐敗ぶりはすごいものがある。ハレンチ事件も相当出た。この江島・小浜体制が下関をめちゃくちゃにした。この2人は、下関食いつぶしの罪で「市中引き回し」ぐらいはしてやりたいといわれるくらいだ。小浜は次は出ないから終わりというものでない。
  小浜氏が10数年議長をつづけ、議会ボスになって、市民を苦しめる議案を通し、大型利権事業をどんどん通してきた。リサイクルプラザやし尿処理施設のときも、議会を賛成にでんぐりがえした。新博物館も委員会で否決したものを、本会議でひっくり返して可決させた。これにペコペコして子分になっている議員はなんだということだ。
  小浜氏というのは1960年前後の山電の組合分裂をヤクザなどと一緒になってやり、労働者を裏切り食いものにして出世してきた人物だ。その人物が市議会の議長を10何年続けたからエライ人じゃなくて、小浜氏が10何年議長をやった結果、下関がデタラメになったことの責任をどうとるのか、戦後最低の議長だったというのが市民の評価だ。
  市議会のおもな顔ぶれだが、サンデン・小浜ボスの下で、利権企業代表として新博物館のときも最後まで賛成だった神鋼・菅原、三菱は砂田、JRが定宗議員ほか何人か。一連の安倍派では副議長もやった代表的な部分が佐伯、兼田議員。林派はいわずと知れた小浜議長。そのほか売り出し中が、あるかぽーとやJR駅を扱う建設委員長で推進に強い意欲を燃やす門出議員、1年生議員ながら唐戸商店会の反対派つぶしで売り出しに失敗したのが平岡議員などがちょっとした「有名人」を構成している。「つぎは議長になるからよろしく」といって回っているのも何人かいる。
  旧郡部議員も注目だ。江島氏の選挙で当選させる立て役者になり、自分の地域はどんどん切り捨てられているのにそれはフリーパスし、大型利権事業の有力な賛成派になってきた。旧郡部議員を江島選挙でとりまとめたのは、安倍事務所出身の佐伯議員だといわれている。あるかぽーとでも、「わしはわからないから」と賛成していく。あれは市民が1番怒っていた。わからないんだったら、勉強すればいいではないか。これも灸をすえないといけないといっている。豊北、豊浦などは乱立だが、議員報酬1000万がほしいからと公然というやつがいると怒っている。
  長議員をリーダーとする公明党がずっと安倍派の与党だ。貧乏人の味方といってきたが、貧乏人が食えなくする政治の1番の協力者だ。貧乏人のなかの自分の仲間だけ、生活保護を世話したり、市営住宅に入れてやるとかで票にして、議員は江島支持をやる。

 市民の側から審判 運動起こさぬ「日共」集団 市長の防波堤役
  注目すべきが「日共」集団だ。旧市内で4人がいて、旧郡部から7人が加わり11人の大勢力となっている。ところがかれらが江島市政の暴走をくい止めるために対決したという実績はまったくない。自己宣伝はして回るが、市民の運動を起こすということで役に立ったという実績もない。市政への批判者の格好をしているが、実際には市民の江島市政批判の防波堤役になっている。もっとも市民もいまでは当てにしていないが。
 かれらがゴミ袋値下げで集めたのは7000人分しかなかった。有料指定ゴミ袋値下げの会が10万人分集めているのだから対抗意識があったのは確かだが、それだけしかなかった。組織力というのはものすごく無力ということだ。あれで4人も議員を出しているのはなぜかだ。選挙になると共産党ということでフワーッと批判票が集まる関係がある。彼らの選挙チラシでは、市民側の10万3000人分とくっつけて、11万人といって、あの値下げも自分たちがやったかのような宣伝をする。数年来街宣をやってきた市民の会と同じような白い軽自動車の宣伝カーをまねてくる。こういう紳士づらした乞食根性というような欺瞞的ないやらしさを市民が嫌っている。タクシー会社の乗っ取りも有名だ。
  公明党とよくケンカするが、彼らも市営住宅の斡旋とか、生活保護の斡旋とかで票を確保する。行政の補助金で養われている関係があるし、江島市長に依存する関係があるわけだ。これも自分のための議員だ。
  反市民的な安倍・江島体制を支えているいまいわれてきた市議会構造に対して、市民の行動でどう打撃を与え青ざめさせるかだ。
  ある会社には、自民党や既存の議員がしおりを置きに来た。だけどそこの婦人たちが本気になったのは、市民アンケートとかゴミ署名などとりくんできた人、あるかぽーと問題を白紙撤回までしてくれる人がいいとなって、本気でやっていた。市民が選ぶ市議選だ。悪い議員は落とされる。
  すべての候補者に対して、市民の側がどんなことをやってきたのか、審判をすることになる。市民が自主的に行動する、市民の選挙だという状況をつくらないといけない。それぞれの層から、それぞれの候補に対して、圧力をかけていくということだ。支持したふりをして、投票用紙には書かないとかいうものもある。そういうものも含めて、横着な議員たちを青ざめさせようということだ。多くの議員が威張りグセがついてしまっているが、市民の世論が大激変しており、いままでと同じというわけにはいかないことを思い知るころだ。
 大体選挙は、政治家になろうというものにとって、大衆性を身につける教育の過程なんだ。それは市民派を自称するものがやらなければ話にならないが、いくら保守反動の政治家でも大衆性を身につけなければ役には立たない。ところがみこしに乗るだけで当選して威張るだけという、世襲の安倍晋三氏や林芳正氏のようなタイプが増えてきた。大衆性という点では明らかに田中角栄や鈴木宗男以下だ。保守政治のレベルが低下しているし、劣化だ。市民のなかに無差別に入って学んでいるかは、市民にとって注目点だ。
  議員が「今度は読めない、読めない」といっている。
  この2カ月間でそうとうに世論が変わった。行動に参加した婦人たちは、「正義は勝つんだ」と自信をつけている。「私たちは私利私欲はないから、どんなのでも負けない」と、そうでないと世の中面白くないといっている。

 市民運動の代表を 注目は兵頭選挙 市政変える力に
  「江島市政を打倒して市民の生活を守る」「市民運動を強めて市政を変革する議会活動をする」という兵頭選挙は、市民の中で注目されている。市民運動を代表して、市政に市民の声を届けるとともに、議会の内部から市政を暴露し、市民運動を強めて市政を変える。議員が主役じゃなくて市民が主役で、市民に奉仕する精神を貫く議員活動をやるようにする。
  議員のなかにはムキになって「長周は兵頭の機関紙だ」というのがいる。そうじゃなくて逆だ。長周の主張する方向を兵頭氏が実行している関係だ。我ぞと思う候補は長周の主張する市民の要求を実行すればいいんだ。市民の利益を守るためには安倍総理であろうと林芳正副大臣であろうと真向からたたかうという、そんな議員が増えれば市民が喜ぶのは明らかだ。
  選挙の後援会組織が、当選したらバンザイで終わりというのではなくて、その議員を使いつつ、その後の市民運動の力になるというのが、みんなにとって魅力だ。後援会組織が1万人できればすごいことだ。1万人の後援会員に市政報告をしながらみんなの意見を集中しながらやる、となるとすごい市民運動ができる。リコールをやるにしても、有力な母体組織になる。市政を変えるのは市民運動であり、議員はそれに結びついて奉仕するとなれば、市政は変えられる。
  議員になったら必ず横着になるというのが市民の定説だ。買収の世界ができてしまっているし、特権世界だから、すぐに偉くなったと勘違いをする。議員が市民の方からものを見るのではなく、特権でつつまれた議会の方から世の中を見るようになったら必ず間違う。だから後援会組織をしっかり組織して、それが議員を監督する、そういう市民組織に規制されて議会活動をやるという関係が大事だ。
  江島市政は安倍体制であり、逆らうならたたきつぶすという権力だ。それをやっつけるのは市民運動しかない。議会だけで3、4人が騒いだところで屁でもない。しかし市民運動がつながった議会の中の議員活動となれば強いことになる。小浜ボスだっていうことを聞く。議員だけなら怖くはないが市民は怖いわけだ。
  江島市長のバックの安倍総理も支持率急落で短命が語られている。ブッシュらネオコン人脈のバックで総理になったが、途端にブッシュがこけてネオコンが逃げてしまった。安倍首相は小泉のときみたいに、マスコミがバックアップしない。「神の国」といってすぐに首になった森喜朗に似てきた。「美しい国」も「神の国」と同じになりそうだ。
  市議選のなかで、江島市政と市民の対立点を鮮明にして市民運動でたたかうという方向を進めてきて、ここまできてだんだん市民が元気になってきた。その方向でいったら選挙で相当の力を結集して、選挙後の市政を変えていく展望になる。
  市議選というのは、市民の市政に対する関心がいつもの何倍も何10も強まる。市民各層の世論と運動を強めるチャンスなのだ。婦人の運動が力を発揮してきたが、今度建設業者や労働者、商店、中小企業の世論と運動も強くなった。労働青年が食っていける仕事をつくれという市政要求の運動とか、老人も生きていける政策を要求する運動になる。地方切り捨てに反対する世論も運動になる。教育予算をまともにさせる父母や教師の運動とか、「心の病」に悩むようなデタラメな市政に反対する市職員も運動を切望している。この選挙では、誰が当選するかにとどまらずに、江島市政を打倒して市民生活を守る市民各層の運動がどこまで強まるかが最大の勝利の内容だ。市民各層が自分たちの選挙として、市民の自主的な行動がまき起こる状況ができるようにすることだ。それは選挙後の江島市政をうち倒す力になるし、さっそく夏の参議院選挙の力になる。江島市長お手上げは案外近いかも知れない。

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