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ハレンチ議員擁護の市議会・辞職勧告を握り潰す
             下関   腐敗した市会の姿       2005年3月29日付

 10年間変わらぬ小浜議長体制
 下関市の金田直樹市議(53歳・自民党林派)が公務で出張していた昨年10月、名古屋市内の路上で見知らぬ女性の胸を2度さわったとして、愛知県警から県迷惑行為防止条例違反容疑で名古屋地検に書類送検されていた。この問題をめぐって、市議会内部では事件当時からハレンチの事実が知れ渡っていたのに仲間内でもみ消されていたことが表面化している。

  愛知で送検された金田議員
 関係者によると、「議会」(小浜俊昭議長・自民党林派)が「早く示談にして処理しろ」と当事者に指示し、下関市の顧問弁護士(サンデン交通の顧問弁護士も歴任)までかかわって処理したことが明らかになっている。江島市政と野合してきた下関市議会の腐った現状をものがたる一件として、問題視する世論が強まっている。
 当事者やその家族、事件にかかわった人人が話している真相を概括すると、昨年一〇月二八〜二九日に名古屋市内であった全国都市問題会議に、文教厚生委員の代表者が出席した。そのなかのメンバーであった金田市議が夕方の懇親会ののち、同僚の福田幸博市議と寿司屋に寄り、その後、中区錦三丁目の繁華街で、「立ちんぼ」をしていた中国人女性をひっかけようとして、一万六〇〇〇〜一万八〇〇〇円の値段をめぐっていざこざに発展。
 聞きつけて出てきた「怖いお兄さん」たち四〜五人に財布を奪われそうになったというもの。議員バッジも身につけていた模様で、福田議員が「警察を呼べ」といったら男たちは飛んで逃げていったというが、連れて行かれた警察で事情聴取され、書類送検されたのは金田議員の方だった。議員本人は「肩がふれ、因縁めいたことをいわれた」としているが、要するに女性に示談金八〇万円も支払うような何事かの行為をした。

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 この問題については、「以後気をつけなさい」(注意処分)として一一月段階では、ほぼ闇に葬ろうとしていた下関市議会・小浜俊昭議長が慌てて動きはじめたのが、新聞報道がされた今月一八日以降。市民の目がきびしくなるのと同時に、旧郡部選出の市議らが辞職勧告決議案を提出しようと動きはじめたことがよけいに慌てさせた。
 小浜議長側は二四日に、金田市議に議員辞職を勧告し、会派会長会議を緊急招集。「辞職に応じない場合は辞職勧告決議を次期本会議に提出する」ことなどを先んじて決定した。「金田議員は反省の色が見られない。やめるべきだ」などと批判してみせた。「もともと小浜さんは“穏便に処理しろ”といっていた。金田議員も実力者だった父親(元市議)の七光りでおごりがひどかった」と関係者の一人は語る。

●3A3  FDし

小浜議長旧郡
部市議を恫喝
 人人を驚かせているのが、この一件をめぐって旧郡部の市議らが議員辞職勧告決議案を提出したのを、小浜議長がひねりつぶそうとしたことであった。今月二五日に旧豊浦町選出の高見俊幸市議が、旧豊浦町と旧豊北町の市議九人の賛成を得て連名で提出したが、議長判断で「預かり」になった。提出のさい、「おまえは地方自治法を知っとるんか!」などとたいへん高圧的であったと同市議は指摘する。
 受理されなかった辞職勧告決議案をめぐって、その日のうちに賛成者で名前をつらねた響会メンバーらから「名前をおろしてほしい」「保留にしてほしい」という連絡があいつぎ、よくよく聞いてみると、「小浜議長から派閥会長をつうじて連絡があった」という内容であった。

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 関係した響会メンバーに取材すると「圧力という意味合いのものじゃない」「事情を知らない郡部が動くのはどうだろうか」といい、なにかにおびえているふうであった。
 「全国都市問題会議」に出席して「都市問題」をひき起こして帰ってきた金田市議については、地元支持者のなかでも、真実を明らかにしたうえで、「やめて反省して出直せ」という声が大きい。と同時に、二五万人都市で一〇年間も議長ポストが変わらないという前代未聞の「小浜体制」であるが、脅しや恫喝(どうかつ)がまかりとおることそのものの異常さが問題視されている。
 市長選で表面化したように、江島市政について市民の怒りはすさまじいが、議員はきれいに政権与党で勢ぞろい。すべてをあけてとおしてきた下関市議会について、今後徹底的に実態を究明することが市民の要求となっている。

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