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8万4千人分のゴミ値下げ署名集約
         下関・ゴミ袋値下げ運動経過報告会   2003年10月16日付
 
 下関市の有料指定ゴミ袋を値下げさせる会は14日夜、山の田東町の北部公民館で経過報告会をおこなった。この日までに集約された署名数は、8万3996人分を数えており、10万人まであとわずかとなっている。地域で戸別訪問した経験がいきいきと語られ、自治会や病院、スポーツサークル、母親グループなど、手から手へと渡っていく状況が語られた。あわせて市議への公開質問状で、議会の半数がゴミ袋値下げに賛成したことが報告され、参加者は市民の力に確信を強めた。
 はじめに西岡文子代表が、「きょうまでにさまざまな形で市民のなかに浸透した結果、約8万4000人分が集まっている。10万人まであとわずかだ。まだまだ浸透していない地域もあり、みなさんの知恵を借りて広げたい。また戸別訪問では、いろんな市民の生活実態について知ることができた。予想はしていたことだが、実際にふれてみて驚いている。いま市民の力をガツンと見せつけてやることが必要なのではないか」とあいさつした。
 つづけて下関市議会(小浜俊昭議長・36人)にたいして公開質問状を出した結果、半数の18人が有料指定ゴミ袋の値下げの意向があれば、賛成および原則同意するとしたことが報告された。市議会でも値下げを求める意見が半分を占めたことは、実現にむけた一つの山場であり、「有料指定ゴミ袋を値下げさせる署名数が8万人分をこえ、市民ががんばった成果だ」とのべた。市民世論に押されて江島潔市長は、来春にも1枚10円の極小袋をつくることを約束したが、「ゴミ袋を値下げするまで活動しつづける」と会の方向が確認された。

 恥しかったが勇気を出して
 どのように署名を広げていくかについて、さまざまな意見が出しあわれた。はじめて戸別訪問して署名集めをした経験を語った中年婦人は、「それまでは恥ずかしくて、門から戸までが遠いと気が引けていけなかった。だけど家族が出てきて八人分の署名をくれたり、すごく勇気をもらった。楽しいくらいになった。市民からはほかの問題も出されており、とりくむべきだと思う」と、いきいきと語った。会場からは温かい拍手が送られた。
 中学生の母親は、川中地区の開業医やスーパーに署名簿を持って行った経験を話した。「署名簿にペンと台紙をつけて、開業医の窓口に持って行った。どこでも看護師や事務員はニコッと笑い、すぐに先生に連絡して署名簿を置いてくれた。また食堂では、10人集まるごとにめくる担当がつけられて、店中みんなが見守ってくれた。小・中学校のママさんバレーなどもこころよく預かってくれる」と、ひきつづき地域に入っていくと決意がのべられた。またスーパーのレジ係からは、ゴミ分別も作用してうつ病になった高齢者の話も寄せられたという。
 西岡代表からは、市内の清掃活動をおこなっている高校ボランティア部で、署名やアンケートがとられたうえで、公開質問状の結果が掲示板にはられた状況が伝えられた。学生たちの地域をよくしようという熱意は、参加者の胸をうつものだった。

 12月議会傍聴し議員を監視
 公開質問状の結果については、市民世論が市議会を押し上げたということに、「なるようにしかならないではなく、市民がしっかり見ているのだということ」(民間清掃労働者)、「なにがどうなって高いゴミ袋代を払えといっているのか、説明がないではないか。市民のために出た市議ではないか。市役所は市民の役に立つものであるはずだ」(主婦)など、意見が上がった。
 あわせて「公明党だからとか、保守だから特別でないはず。市民から選ばれたのだから、どうして公開質問状に答えられないのか、問いかけつづけてほしい。がんばってくれた創価学会の人にも、説明ができない」「この事実をもっと市民に知らせてほしい」など、意見が上がった。参加者のなかからは、無回答の議員名簿を見て「わたしが入れた人が……。よけいに腹が立つ!」などの声も上がっていた。
 同会事務局からは公開質問状の報告ビラが4000枚印刷されたが、1週間ほどでなくなり、関心が高まっていることから急きょ刷りましていると報告された。つづけて署名10万人分にむけて運動を強めていくことで、江島市長に値下げを迫ることが呼びかけられた。あわせて12月市議会で傍聴をおこない市民の目で直接、市議たちの実際を見てみようと提案された。

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