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平和運動再建する8・6集会へ
原水爆禁止全国実行委
              全国的な大結集めざす    2007年7月2日付

 8・6広島集会に平和勢力の大結集をめざす原水爆禁止全国実行委員会が1日、下関市のからと会館で開かれた。会議は、広島・長崎に原爆を投下したアメリカがふたたび日本を原水爆戦争に引き込もうとし、大衆的な憤激と行動意欲がかつてなく高まるなかで、1950年8・6斗争の路線を継承し、真に原水爆を禁止し、戦争を阻止する勢力の結集にむけて、全力を傾注することを確認しあった。

 原爆と戦争展を旺盛に展開
 はじめに実行委員会事務局から、「長崎での原爆と戦争展の大成功は、伊藤一長・前市長が銃殺されたことを契機に、長崎市民の奮起によって勝ちとられた」ことを確認するとともに、久間防衛相の売国的な「原爆投下容認」発言を批判。8・6集会に向け、戦斗的な実践に突入することを訴えた。そのうえで、50年8・6斗争路線を体現し実行する意識性をとぎすまし、
 @原爆によって残虐な惨禍を強いられた被爆者の新鮮な怒りを共有することが出発点、、Aアメリカの原爆投下の目的を暴露し、理性化した怒りに発展させる、Bアメリカの現在の核兵器を使った戦争策動を暴露する、C労働者が先頭に立ち各界各層が役割を果たし、統一戦線でたたかう、D共犯者を暴露し、親米潮流を粉砕する、Eアジア、世界の人人との友好、団結を強め、世界的に連帯した力を結集する――課題を明確にした。
 また、8・6までの行動として、原爆と戦争展を職場、学校、地域で旺盛にとりくみアピール署名を訴え平和勢力として組織し、広島での宣伝行動に参加することこのような活動を基礎に8・6集会に大結集させることを呼びかけた。
 討議では、最近の広島の宇品・呉や広島大学、長崎での「原爆と戦争展」で、共通して「第2次世界大戦の真実」のパネルが衝撃的な反響を呼び、原爆投下の目的が暴露されていることが出された。とくに、これまで語る場がなかった戦地体験者がいまわしい経験を語り、これまで対立させられてきた被爆者と平和のためにともに運動するようになっていること、また、青年学生や20代から40代の若い世代の参加が目立ち、現実社会への問題意識と「活動に参加したい」という意欲が高まっていることが報告された。
 沖縄からは、那覇市での原爆と戦争展が計画されており、「ひめゆり部隊や鉄血勤皇隊の体験者が賛同人となり、連合婦人会や傷痍軍人会が協力している」ことを報告。また、沖縄戦の体験者が「米軍の艦砲射撃での大量虐殺」を語る一方で、マスコミやあらゆるインチキ勢力、知識人がおしなべて「集団自決」問題を騒いで、沖縄戦の真実をねじまげて米軍基地撤去の斗争を抑え込んでいる構図を暴露、大多数の県民の真実を代表するのは「こちらしかない」ことの確信が出された。
 岩国からは、これまで右翼と見られてきた人が艦載機移転問題で「騒音だけでなく、基地の撤去が問題だ」と発言する状況や、遺族会、自治会関係者の自民党からの離党が相次いでいることが明らかにされ、「広島湾岸を核基地化することへの怒りを8・6へ結集する」方向が示された。
 また、広島や沖縄での県や市の自治体職場で、原爆と戦争展パネル展と労働者のあいだでの論議が発展するすう勢にあることも報告された。

 50年チ斗争路線実行へ
 50年8・6斗争の勝利の路線を今に実行することをめぐって、次のような意見が交わされた。
 「大衆が決起をはじめているが、各政治勢力は、すべてアメリカを擁護する勢力で瓦解している。われわれが多数派でもっとも大きな勢力だ。たとえ1人でも大きく動かせる」「長崎では、長崎市民の底力が発揮されたが、それは下関の側からの明確な論点上の暴露や組織的に統一された活動と結びついてできた」
 「久間は長崎で権威を失墜した。このたびの“原爆感謝”発言は、前市長銃殺以後の世論の高揚にあわてて出したものだ」「田上市長は久間発言を容認できないと抗議したが、本島元市長は賛成している。いわゆる革新系が久間と同じ体質だ」
 「労働者が先頭に立って、統一戦線を発展させる方向を明確にすることだ。50年8・6では、反帝反戦斗争を基本とし、日常的斗争はその一環であること、経済主義は誤りで、階級的宣伝と国際的連帯性を強化する課題を明確にして実践していった」
 「現状の苦難の元凶はアメリカだ。独占が民族の利益を売り渡している。支配の最大の武器は軍事力で、その根幹は核兵器だ。この現実を正面から論議しなければ、展望が出ない」「教師や学生も目先のことばかりやってはいけない。職場、学校にパネルを正面から持ち込んで、第2次世界大戦はどういう戦争だったのか、日本の戦後社会はどういう社会かについての大論議を地域で起こす必要がある」
 下関の市民の会からは、下関空襲を記念して市役所前でパネル展示をおこなうこと、市民運動をとりくんできた婦人を中心に、8・6への参加の申し出が相次いでいることも報告された。
 また、広島での宣伝行動と関わって、「広島は伝統的な反米の底力があり、全国から高い問題意識を持ってくる」こと、ここで宣伝を圧倒的に強めるならば、日本平和運動の様相を変えることができることが確信をもって論議された。

 実行委員会で定めた8・6スローガン
★広島、長崎の新鮮な怒りを、戦争の真実を全国、世界に伝えよう
★アメリカは原爆投下の謝罪をせよ!
★原水爆の製造、貯蔵、使用の禁止!
★アジアと日本を原水爆の戦場にするな!
★アメリカは核を持って帰れ!
★中国、朝鮮、アジア近隣諸国と敵対でなく友好を強めよう
★戦争をやるための憲法の改定に反対!
★峠三吉の時期の私心のない運動の原点に返り、平和勢力は大結集し、力ある原水禁、核戦争阻止の運動を再建しよう

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