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本物の高杉に出会った
劇団はぐるま座『雷電』公演
              激動の時代に励まし与える    2012年7月20日付

 劇団はぐるま座『動けば雷電の如く―高杉晋作と明治維新革命』公演が、下関市豊田町(11日)、美祢市(13日)、宇部市楠町(14日)で、それぞれおこなわれた(主催/各地実行委員会)。降りしきる雨のなか、会場には仕事を終えた農業者や商業者、自治会役員や老人クラブ、主婦、また少年野球や剣道教室の小学生らの集団鑑賞や中高校生など開演を心待ちにした人人が続続と訪れた。終演後には舞台への感動とともに、「世の中を変えていける活力をもらった」と高揚して語り合われた。
 
 山口県内 豊田、美祢、楠で世代こえて観劇 深い感動

 4年ぶりの再演となった今回の公演。美祢市では4月の山陽小野田公演を集団で観劇したJA関係者が、「TPP問題で正念場を迎えている今だからこそ、外国に膝を屈しなかった高杉晋作や農民たちの力に学ぶ絶好の機会にしよう」と組織的にとりくみを決定、舞台の抜粋紙芝居も十数カ所でとりくまれた。また各地域で町の疲弊に対して仲間とともに活性化にとりくむ若手商業者をはじめ、各所で消費税増税や原発再稼働、米軍再編などについて「今の政治は滅茶苦茶。このままでは日本がつぶれる。自分たちが結束して地域も国も変えていかなければ」と大いに語り合われながら、新しく生まれ変わった舞台への期待が高まり、「現代の世直しの力にしたい」と熱を込めたとりくみが展開された。また、古くから劇団を知っているという人たちも再建以後の活動の発展を喜び、期待を寄せた。
 舞台が始まると、客席はうち解けた雰囲気で農民たちのやりとりに吸い寄せられ、高杉と白石正一郎との奇兵隊結成場面をはじめ各場面ごとに笑いや拍手が起こった。後半になるにしたがい会場中が一体となった空気に包まれ、高杉が決起への決意を固め萩を脱出する場面では涙を拭う姿が、また命がけでたたかう隊士らに農婦たちの支援の米俵が届けられる場面ではどよめきと拍手が沸き起こった。
 終演後のカーテンコールでは、「頑張れよ!」の掛け声がかかり、鳴りやまぬ拍手が響き渡った。見送りでは、目頭を押さえながら興奮の面持ちで役者と固い握手を交わす姿が目立ち、「四年前とは雰囲気も内容も違った」「この舞台を全国に広げたら、日本民族が奮い立つ!」「一人では何もできないと思っていたが、感動して力をもらった。私もあきらめではなく動かなければと思った」と口口に語られた。

 アンケートより

  各地で寄せられたアンケートのなかから、その一部を紹介する。
 ▼躍動、感動極まる劇でした。俗論党に対する信念を込めた言動が印象に残った。(94歳、男性、楠町)
 ▼劇団創立60周年を祝します。いろいろな変遷があると思います。歴史は必ず答えを出してくれます。頑張って下さい。民衆が主人公だということが前回より出ていた。白石さんとの対話。功山寺の場面。最後の場面。(81歳、男性、豊田町)
 ▼幕末と現代がまったく同じである。外国に国を売らない高杉と農民、町民のたたかいは今に学ぶべき。迫真の演技に心を動かされる。舞台背景のすばらしさも感動のきわみ。(75歳、男性、豊田町)
 ▼維新回天の原動力となった高杉晋作、奇兵隊の心意気が、実に見事に表現されていました。装置・幕もすばらしかったです。自分の欲のために死ぬのはむなしい、世のため人のために死ぬのはすばらしい。人生のことは棺にフタをするまでわかりはせぬ。今や古い世界に後戻りはできぬ、維新あるのみ。話して動かぬなら行動で動かす。ワシらが日本を動かしているのだ!(73歳、男性、美祢市)
 ▼現在の政治家に見てほしいと思う。党利党略、ときには票のため自分の生活のためが主体となっている姿に…。晋作の生涯、成し遂げた功績等、断片的には知っていても改めて偉大さを痛感している。私利私欲にとらわれず命をかけて行動する。ストーリーはある程度わかっていても感銘を受けるよう座の皆さんの演技とてもすばらしい。何が正義かを早く見抜いた晋作は偉大な人物。山口県から出たそのもとは吉田松陰。それらを誇りに思います。(73歳、男性、楠町)
 ▼農民決起の道程がよく表現されていて大変よかった。高杉が京都へ命をかけて行くという場面で、俺が切れるか! という迫力ある言葉。漁師の言葉―潮の流れに上と下―これが世の中をよく見る高杉と並んで響いた。(70歳、文化協会、男性、豊田町)
 ▼世のため人のためとはどういうことなのかが解る劇だった。今の世の中に命をかけて何かをやり遂げる人がいたら少しは良くなるだろうと思った。(69歳、女性、美祢市)
 ▼どの場面も心に残り、今の国のあり方と類していること。団員の張りのある声等、これからも世代に合った劇を私も期待しております。荷車に積んだお米、貴重な米を寄せてくれた農民、町民の気持ち、心が熱くなりました。大変すばらしいの一言につきます。(61歳、農業、女性、美祢市)
 ▼農民の隊士の面面の元気と、農民(老母たち)との結びつきがとてもよかった。高杉晋作のきびんな仕草と表情と声がよかった。(50代、女性、豊田町)
 ▼“人と人とのつながり”“心と心のつながり”が大きな力になるのだと改めて感じました。やってやれないことはない! と小さな子ども達が感じてくれればいいなと思います。(39歳、女性、美祢市)
 ▼非常に情熱的で面白く拝見いたしました。(印象に残った場面)君主には忠、親には孝〜というくだり。これからも頑張って下さい。(38歳、商工会青年部、男性、豊田町)
 ▼一言でいうと「感動」。皆さんの演じられている目を見ていると涙がでてきました。(30代、女性、楠町)
 ▼自分の知らないその時代のことが分かり、とても勉強になった。「奇兵隊だ!」というところが一番かっこよかった。(15歳、高校生男子、美祢市)
 ▼たかすぎしんさくがはやくしんでしまったのがつらいです。だからありがたいです。「おもしろきこともなきよをおもしろく」が心にのこりました。だってきょうしつにはっています。(8歳、女子、楠町)
 ▼今の激動の時代の励ましとなる劇。みんなで新しい世の中をつくっていきましょう! 日本の夜明けが見えてきた! 何よりも五〇万人民の力だ!(美祢市)
 ▼半世紀ぶりに見せて頂きましたが、役者さんの稽古も徹底してセリフもはっきりして大変分かりやすかった。百姓になりすまし追われるなかでの二人の会話、人としての生き方を教えられた。(JA山口美祢、男性)
 ▼熱意に圧倒されました。現代の若者も負けずに頑張らねばと思いました。(美祢市)
 ▼幕が開く度に舞台装置のものすごさに吸いこまれそうです。奇兵隊の働きが今までになく良く理解できました。世直しのため、命をかけての表現に胸をしめつけられます。一言一言熱心に聞くことができ、全て良くて、ただ感動あるのみです。(女性、美祢市)
 ▼このコメ食い虫! が決まった。長州50万領民の力が世直しを成し遂げた。日本民族の誇り、全国に広げたら日本民族は奮い立つと思った。(楠町)
 ▼力のない百姓でも結集して世の中の流れを変えていけるんだという活力をいただきました。外国からの脅しで不平等条約を結んだらいろんな理不尽なことを受け入れなくてはならないこと、戦場へ百姓の女たちがなけなしのお米を集めて運んできた場面が印象に残った。(女性、楠町)
 ▼舞台装置も立派で見ごたえがありました。前回にも増して力のこもった演技に感心して見ました。公演の間、子どもたちが静かに観ていたのには驚いています。効果音もとても良かった。当時の活動の様子が前回より良く分かった。長州人の心意気がよく表れて、心に響きました。(楠町)
 ▼本物の高杉に出会った!(男性、豊田町)

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