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腐敗の極に達す市議の生態
下関市議選情勢を語る
               支配意識の議員ビジネス    2010年10月29日付

 下関市議選が来年1月30日投開票まで残り3カ月となっている。10月にはいると各陣営がやにわに動き始めた。市民の前に現れた議員たちの姿を見ながら、市民の関心は高まっている。下関はこのままではつぶれてしまい、市民は生活ができないという疲弊状況にある。そして下関食いつぶしの略奪政治にたいして飼い猫状態の議員たちを見る目も厳しくなっている。市議会はなにをやってきたのか、どんな実態になっているのか、どう打開するか、選挙戦の情勢とも合わせて振り返ってみたい。
  まず市議選情勢はどうなっているか。顔ぶれや各陣営、党派のそれぞれの特徴から出してもらいたい。
  引退議員として名前が取り沙汰されているのが保守系では石川潔(勝山地区)、佐伯伸之(菊川町)、兼田一郎(吉田地区)、岩本直人(彦島地区)の4人で、連合・三菱が抱えていた砂田正和、公明党の上村静枝、市民の会が前回推した兵頭典将も引退だ。生野・幡生方面では中谷紀由氏がどうするか注目されている。同じ地域で、市長選で落選した香川が市議選カムバックをはかって票が割れ、下関工業もつぶれ、JRも支持するかどうか判然としないようだ。
 C 石川は伊倉のイズミ「ゆめシティ」に地産地消などといって自分だけ店を出したことに、スーパーの買いたたきにあっている農協が腹を立て支持しないことが決定打のようだ。勝山地区ではかわりに村中克好氏が「中小企業代表」の看板で出馬するという。安倍派の議会ボスであった佐伯は高齢であり、菊川町の後輩町議に譲るようだ。岩本は体調不良。兼田は吉田育ちの林派・倉田健治郎が出馬して票が割れるのと、王喜・吉田地区で誰を担ぐのか決まらないままという事情にある。
  三菱の砂田が引退に追いこまれた。昨年五月ごろ三菱労組内では別の新人を擁立しようとしたが、会社側から「今回は出さない」といわれてポシャった。砂田本人は色気たっぷりだったのに断念だ。
  三菱の力がなくなっているのだ。下請の反発が大きいという。工場内も派遣ばかり増やし下請をイジメ倒してきた。だから選挙に動員できない。神戸製鋼の菅原も会社に乗っかる殿様選挙はできないようだ。市内の小さい組合にも回っている。前回選挙で神戸製鋼が企業として選挙資金を拠出していたのが社会問題になって、本社役員の首が飛んだが、神鋼も下請を切り、人減らしで組織力はガタ落ちしている。連合傘下の組合のなかでは、「三菱が出さないなら連合全体で菅原を推す」と話していた。
 A 下関市議会は長らく同盟系労組議員が幅を利かせてきた。サンデン小浜を中心に三菱、神鋼、三井東圧などが会社代表として労組議員を出していた。民主党ではなく自民党安倍派、林派を名乗るダラ幹同盟だった。四年前に引退したが、10年つづいた小浜議長体制が絶頂期で、保守系会派を引き連れていた。それが菅原一人しか出ない。大企業の力が見る影もなくなっている。自民党安倍代議士は、連合安倍派と公明党安倍派を支持母体としてきたが、この力が落ちているということだ。
 D 4年前に「市民派」といっていた連中の存在感が薄い。松村とか田辺は中尾与党になり、保守会派の仲間入りとなった。
 F 「日共」市議団は近藤と大田が地域替え選挙ともいわれている。彦島で近藤が相当に嫌われている。
  新人はいまのところ14陣営ほどだ。安倍派は代議士秘書の前田晋太郎を「安倍事務所の威信をかけてトップ当選させる」という話だ。あと、数年前に破産したイタヤ塗装から極東建設の専務になっていた板屋が、県議を断念して市議を目指すといっている。豊北町からは大阪で議員秘書をやっていた吉田真次が安倍派所属で登場する。豊浦町からは前回落選した安倍派の戸澤が出る。
 E 「美しすぎる市議」を売りにして磯部のぶ子元県議の娘も出馬する。豊前田でマジックをしている人物とか、その他に様様出て定数34議席が争われる。
 D 当選の芽がないとして出馬断念したのがいるが、出馬する現職も同じような批判にさらされている。安倍事務所や林事務所から切られて大変なようといわれているのが福田、平岡だ。前回の副議長選で、豊田町の木本暢一が次期副議長だと祝賀会まで開いた末に、保守系第二会派の関政クラブが水面下で「日共」・連合と結託して寝首をかき、林真一郎(自民党林派)が副議長になった顛末がある。これに一枚かんだのが福田で、安倍派の裏切り者として安倍事務所から引導を渡されたと話になっている。本人はそれでも出馬するのだと梶栗駅前で演説したり、ゴミ掃除をしてみせている。
 B 平岡も林派から捨てられたといわれている。市長選で林派の中尾ではなく安倍派の友田応援に走ったことから、前回選挙で世話した山口合同ガスなどが腹を立てたといわれている。林派に見切りをつけ安倍事務所に入り浸っているというが、副議長選で安倍派をはめた張本人の一人で、唐戸で支持者に土下座をしたという話もある。

 威張り癖がついた議員 「市民の為」など皆無

 E 小浜引退のあと議長は関谷だが、議会を仕切る主のような振る舞いをしてきたのが公明党の長秀龍前副議長だ。「実質的には長議長体制」という人人もいたほど、実権を振り回していた。副議長選でも志誠会にかわって、会派の橋渡しをするなど、まさに安倍派副議長の誕生のために動いていた。公明党安倍派のゆえんだ。江島市長が選挙前に本格予算を組んで議会が七転八倒した時も、財政部長らと数人で事態打開の話を動かしたのが長という。下関市議会は連合・小浜がボスを辞めたら、公明・長がボスをやる。奇妙な議会だ。安倍・林体制は保守本流とはずいぶん違うということだ。
 F 議員が金に汚いというのは評判だ。彦島の創価学会員のところでも評判が悪い。威張りすぎといわれている。彦島で原弘産のマンション建設に周辺住民が反発した時に、公明党議員が出てきたが、しばらくすると住民のところにヤクザが脅しを入れてまわったことがあった。関わっていた人が「公明党はヤクザとつながっているのか?」と話していた。
 A 公明党議員は頭を下げて市民の支持を得るという選挙の習慣がない。創価学会員が神様に尽くす精神で献身的に動いてくれる。選挙の時に頭を下げないやつは、選挙以外の時に頭を下げることはない。威張りまくり専門で、神様のような気になって、議会ボスをやられたのでは大変だ。現人神では困る。このへんが政教一致の危険性だ。聞く耳なしの突っ走り政治のゆえんだ。
  「市民派」を売りにしていた松村正剛、田辺ヨシ子らも中尾選挙功労者となって自民党二軍会派の関政クラブに入会し、安倍・林代理市政の応援団になった。今回選挙で「市民派」ということはできない。
 
 地元ほど悪い評判 酒癖、金癖、女癖のひどさに市民は辟易

 A 市民の議員に対する見方はどうか。4年前と比べても相当な変化だ。議員本人たちは威張り癖がついてしまってあまり気付いていない様子だが、市民のなかでは議員というと「ろくでもない連中だ」という不信がすごい。
  第一にカネに汚いと話題になる。飲み代を企業に持たせたり、人のカネで酒を飲むのを当然と思っている。副議長の時代に長秀龍の飲み代を世話していた某社が、あまりの暴飲強欲ぶりに悲鳴を上げたという。テレビ局記者や新聞記者を引き連れるなど、複数人で飲んで、終わりになると自分がスクッと立って勘定を済ませてしまい、戻ってきて「あぁ〜君は○千円でいいよ」などというそうだ。「飲み代が企業持ちなら、みなから徴収する金は自分の小遣いに化ける?」「飲めば飲むほど小遣いが増える」というわけで、金融工学顔負けの錬金術と関係者は唖然としていた。
 E 兵頭の懲罰事件があったが、あのときオール与党が「下関市議会の品格」などといっていたが、「オマエがいうな」といいたくなるという市職員が多かった。豊前田で聞き込みするとよくわかるが、酒癖、金癖、女癖のひどさは、どいつもこいつも定評がある。
  前回はハレンチ事件を起こした金田直樹に灸が据えられて落選となった。名古屋出張で夜の街に繰り出して、立ちんぼの女性を値切っていた際に胸を触ったとかで大問題になった。明るみになった人物にはケジメがついた。しかし他の議員も似たような実態がある。
 D 小月方面の議員で、飲み会の席でPTAの母親の身体を弄んだとかで、随分とひんしゅくを買っているのがいる。彼は豊前田でも暴れ馬だ。「金で解決しているが、店が訴えたら強制わいせつ罪で縄がかかるようなことを何回もやっている」と大話題になっている。議員になってとくに二期目からひどくなったという。人格崩壊だ。
  かれについては一般質問をしたのは4年前の1回くらいしかない。その内容は「下関ナンバーのプレートをクジラやフグの形にできないか?」というアホみたいなものだった。しかし飲み屋で酒が入るとおねえさんを相手に政治論を熱弁するそうだ。
  連合出身の別の議員もお姉ちゃんが嫌がっているのに、「お金をあげるからホテルに行こう」などと迫っていて気持ち悪がられていた。多くの議員が、議会がはじまると夜は豊前田で飲んでホテル泊まり、翌日はホテルから市議会に出勤して、審議中は居眠りしているとかだ。地域で威張り散らしているのも特徴で、別の小月方面の議員も、地域の懇親会で飲んだ帰りに「ワシは議員だ。靴を履かせろ!」と足を上げて騒いでいるのを見た母親が、何様かと呆れていた。
  地域代表というが、地域でこそ嫌われているのも特徴だ。唐戸の平岡、安岡の門出、福田とか。幡生地域では香川も評判が悪い。前回選挙では市民派といって出たから支持した人人もいた。しかし市長選の過程で安倍派の正体が暴露されたし、地元のみなが「市長選には出るべきでない」という忠告も聞く耳なく突っ走ったことへの反発が強い。
 D 関谷議長も地元で怒って応援をやめた有力者がいるそうだ。
  副議長になった林真一郎が、今年から市政報告パーティーのチケット代を5000円に値上げした。加えて後援会費を年間1万円納めるように支持者に求めはじめて「どこまで強欲なんだ」と呆れられていた。
 E 小浜引退後にサンデン票をもらえるようになった門出も、票の心配がなくなったおかげで余計に頭が高くなったと地域で話題だ。そして金に汚いのを地域の自治会関係者や豊浦高校の同級生たちは話題にしている。梶栗駅でも自治会に割り当てまで決めて住民に寄付を出させた。同窓会のプール資金も100万円以上あったのが門出管理でどうなっているのか不明と話されていた。
 
 運動もみ消す議会 満珠荘問題も最も巧妙な「日共」

 A
 この4年間の任期で、議会は何をしてきたか。この間の市民のなかでひじょうに大きな問題では満珠荘問題があった。江島市政が老人福祉、社会福祉を切っていくし、さらに市民生活全体を切り捨てていくシンボルだった。それに対する10万人もの署名運動だった。江島市長はあくまで老人休養ホームとしての再開を拒絶し、民営化、特定業者への民間委託方式にすり替えた。
 ここで飛び出したのが自称「市民派」の松村、そしてより悪質なのが「日共」江原満寿男だった。「議会で少数派だから反対しても無駄だ」とあきらめを誘う。そして特定経営者の利権獲得をめざす方向に導いて、運動主体である満珠荘利用者の会を分裂させ乗っ取りをはかった。紹介議員が主人公になって運動をつぶし、江島市政の方向を自分たちの特定利権と結びつけて推進した。しかし満珠荘利用者の会は「6万人の署名でダメなら10万人の署名を集めよう」とさらに奮起した。中尾市長は民営化の改装計画は出したが現在も手つかずだ。「日共」江原らの利権獲得もパーになった。運動つぶしに失敗したからだ。成功報酬なしというわけだ。
 C 中尾市政のもとでは、副議長選で保守会派と結託して林真一郎に投票する見返りに、近藤栄次郎が監査委員ポストを得た。監査委員はあら探しができて、ゆすりが有利になるポストだ。
 E 近藤の近所の住民が話していたが、隣の家と境界線をめぐってもめていた。「共産党があんなことするのか」と。飲んだら汚いのがもろに出るとか、地元の彦島で評判が悪い。今回選挙では竹崎界隈を根拠地にしている大田幸夫と地域替えするとの話が飛び交っている。あまり人物を知られず、舌先三寸でだますしか手がないというわけだろう。
  「日共」は「小さな親切、大きな迷惑」に特徴がある。生活保護や市営住宅の斡旋、就学援助などを世話する。ドブ板にもっとも熱心なのがかれらだ。そして選挙の票にする。そして下関をぶっつぶし、市民生活を成り立たせないようにする大きな政治には、反対の声を上げて賛成の行動をする。とくに大きな政治では市民運動つぶしが自分の出番と心得ている。そして下関で貧乏人が増えることが、自分たちの票が増えて喜ばしい。行政の福祉予算で飼われているのだ。
 D 角島保育園の存続問題で、母親たちの請願を書き換えてひねりつぶした事件もあった。あのときは保守系会派が唐突に母親数人を議会棟に呼びつけ、林真一郎が文言を書き換えて、保育園をつぶす気になっている門出が紹介議員になったりした。請願を提出して蓋を開けてみると、“存続”の文字が一言もなく、「合意を得た上での統廃合を要望します」へとすり替わっていた。元元の紹介議員だった松村正剛、鵜原明人の二人を通じて出していた「住民の総意である角島保育園の存続を請願いたします」と明記した内容を取り下げさせ、「幼保一元化施設建設に反対するものではありませんが」「合意を得た上での統廃合を要望します」というものに化けた。こういうことをへっちゃらでやる。
  議会ではあるかぽーと開発や新庁舎移転問題にしても、市民運動が起こると「あの問題は○○議員の担当」といった調子で、問題ごとに運動もみ消しの役割分担をしている。議員になると、みなとてつもなく威張りはじめ支配の側になってしまう。一番巧妙な役割を果たすのが「日共」集団。オール与党が反市民をやる実態だ。

 下関が潰れる危機 産業切り捨ての略奪政治に根源

  議員というのが市民感覚からほど遠い世界になっている。市民のなかでは、このままでは下関がつぶれてしまうという危機感がすごい。商店には客が来ない。働くものに職がない。新規失業者は年間2万人だ。中小企業には仕事がない。市民のところには金が回ってこない。
 地域の経済を回す原動力は産業だが、周辺に広がる農林業、沿岸漁業と、水産業を中心とする造船、鉄工などの産業は、競争力をなくした時代遅れとみなして、切り捨ててきた。そして目立つのは大型箱物の大手略奪と地元業者排除、基本でやられていたのが銀行主導の不動産バブル政治だった。新下関駅周辺の副都心開発であったし、海峡沿いのマンション建設、下関駅にぎわいプロジェクトだ。
  PFIとか民設民営化も一部の利権獲得者が儲けるだけだが、まことにいい加減なものだった。新博物館を受注しようとしていた安倍派のプランハウスがその後倒産。やらせていたらどうなっていたかだ。いま問題になっている海響館前の市営駐車場も代議士周辺企業が利権を得て、これも倒産して、勝手な売却で問題になっている。生涯学習プラザも森喜朗の石川県からつぶれかかっている真柄建設を引き込んで倒産した。大型箱物などあからさまに市外発注で利権をとるのが意図的にやられて、市内は寂れている。
 市財政でも人工島に750億円も突っ込んで役に立たない。下関の役に立たず、政治家や銀行や大手業者など一部のものだけが儲ける。産業も雇用も切り捨てる。そういう略奪政治が意図的にやられて下関は疲弊しきっている。
  唐戸市場も80億円で建てて観光市場だ。もっと簡素にしていたらテナント料も安く済んで、魚も安くできるのに。リサイクルプラザも巨額見積もりでホテルのような建物をつくった。ゴミ処理をするのにあんな御殿は必要ない。しかも分別というのが大インチキで市民が小分けして回収するけれど、再利用できないから他県の産廃場にこっそり大型トラックで捨てに行っている。
 C 中尾市長になっても市庁舎建て替え関連に200億円、駅前開発に150億円、長府浄水場整備に250億円というのも巨額見積もりが指摘されているし、県内の他市でも「どんな浄水場か?」と金額の規模が驚かれている。
  議員のなかで市民のことを心配する議員がいない。みな自分の損得ばかりだ。郷土愛とか公益とか公共性とか国益を考える者がいなくなった。政治ではない。議員ビジネスと考えている。世の中は競争原理だ、市場原理だ、新自由主義だと大騒ぎをしてきた。これを市政レベルで先端的に実行してきたのが安倍・林代理の江島市政だった。議員も市場原理型になったという結果だ。自由競争さえしておけば回るのだといい、一部の者が好き放題に儲けて、地域社会がどうなろうと、市民がどうなろうと知ったことではないのが自由競争主義だ。政治は考えなくてよい主義なのだ。
  「私の勝手でしょ」で市民に規制されることなく好き勝手をしている。選挙のしおりを見ていて、「元気」「情熱」「一生懸命」とか何の意味もない。安倍事務所肝いりの前田晋太郎氏はバンドのライブをやるといって、店のおじさん、おばさんたちに声をかけている。小熊坂も安倍派新人として登場するが、落選した補選では熊のぬいぐるみを来て「森の熊さん」の曲を流して選挙カーを走らせていた。下関はどうなっており、市民はどうなっているか、下関のため、市民のために何をするかというのが頭にない。政治に関心のないのが議員になる。
 F 下関をこうする!という理念を持ったのがいない。政策がない。「取り戻せ元気!」とリーフに書くが、どう取り戻すのかが空っぽだ。下関はこのままではつぶれるというが、議会が議会でなくなり真っ先につぶれてしまっているのだ。
 C 議員ビジネスは、安倍派・林派や山口銀行に協力することで儲かるという調子だ。こんなのばかりになって威張っている。だから小物ばかりになった。しおりに如実に出ている。市民感覚がまるでないし、訴える内容がない。1000万円報酬プラスアルファで養われている飼い猫だ。

 「反対」だけで変革妨害 犯罪的な「日共」議員

 A 保守系ボスが暴走しているが、議会に対立がない。ここで「日共」集団の犯罪的な役割が大きい。連中は「共産党」の看板で政府批判をするといって、人をだまして票を得ている。かれらは市民のなかに政治的影響力はない。何かやるときの顔ぶれは年寄りばかりだ。ゴミ袋値下げ署名は僅か7000人だった。こっちは10万人集まったのにだ。しかし5議席もある。彼らの正体は安倍・林支配体制の支柱なのだ。
  略奪暴走政治の一番の阻止力になるのは市民運動・世論だ。これを沈静化させるのに「日共」議員どもの役割がある。議会では「保守系多数によりやむを得なかった」「ワシらは反対したのだ」といつもいって、大きな市民生活破壊の政治をあけて通す。
  主な施策で「日共」市議団が抵抗要素になっていない。市民運動をつぶす役目で、見返りの褒美を得る。「私たち共産党は反対した。ほかが悪いのです」といつも人が悪い。満珠荘利用者の会が市役所前で署名活動をすると、「そんなことをすると議会で多数がとれないから止めろ」と江原満寿男が圧力をかけた。そして「現地再開を訴えると多数がとれない」とも主張していた。高齢の婦人に対して脅迫的な態度で迫っていたし、完全に江島側からの関わりだった。
  兵頭議員が議会で飛び跳ねて懲罰問題になった。あれはその前に、「満珠荘再開は無理」「議会で一人ではどうにもならない」と市民の側にいっていた。江原の主張と同じになっていた。そして「日共」江原らによる満寿荘の会の分裂、乗っ取り策動があらわれた。しかし満珠荘利用者の会は「6万人でダメなら10万人を集めよう」といっそう奮起した。そこで兵頭があわてて「たたかう気」を示そうとして跳ね上がりとなった。問題の真因は跳ねる前の議会への敗北、屈服だった。
  議員になったとたんに議会に取り込まれたが、その前の選挙の基盤に問題があった。間違いなく市民運動の力が当選させたのだが、本人自身は個別利害の足場に依拠していた。江島与党時代の市民の会体質だった。選挙も、当選することが最大目的で、票はくれるものはみなもらうという乞食根性ではダメだ。私利私欲なく、市民のため、下関の将来のためという立場で、一人一人の市民の支持の力を結びつけていくというのでないとダメということだ。兵頭が裏切ったので腹を立てて本池をやる気がしないという人も多い。
 市民の会としては、今度は議会に取り込まれない議員をつくらなければならない。その第一は市民を代表していく立場を貫いていくことだ。執行部の出す全てに対応する必要はない。市民のなかで何が問題になっているか、下関にとって何が大事か、そういうことを市民のなかに入って調べ、その要求を代表して、どうすれば実現できるか、阻止するものとは妥協なくたたかうという立場が必要だ。そしてそれを実現するために、議会のルール、行政の仕組みなど、専門家に聞いて勉強していけばよい。いまの議員の真似をする必要はない。いままでの議会には一人も市民派はいなかった。ここに本物の市民派を送り出す。これは下関市議会の大変化だ。
 F ある人がいっていた。「これほど下関が衰退しているもとで、議会の場で紛糾するような論議がないのが不思議だ」と。異常なのだ。

 略奪政治との対決 市民の力を形に

  選挙戦は本格化してきた。現職議員たちも尻に火がつきはじめた。大いばりの議員たちで「ワシに入れない市民は市民ではない」といった調子ではじまっている。まだどれほど嫌われているか自覚は乏しいようだ。市民のなかでは、入れようと思う候補がいないという市民が大多数だ。「辟易する」とか「嫌気がさす」という意見が普遍的にある。市民もみんなが様子を見ている。それぞれの市民は「自分だけが嫌っているのだろうか」と思っているが、周囲と話しながら、「みんなが嫌っている」ことを知って活気が出てくるという過程をたどっている。「現職に鉄槌」という大きな行動になる気配だ。現職も市民世論の変化にまもなく気付いて青ざめ始めるだろう。
  選挙をめぐる争点を鮮明にすること、そして市民が横に結びつき大きな政治行動を起こすことだ。この下関の現状を変えなければ大変なことになるという実感は大きく広がっている。変える力は市民のなかにある。争点は、安倍・林代理市政の市場原理種などという略奪政治を規制し、産業を保護し、雇用を確保し、市民生活を擁護する。そういう市民の世論と運動をこの選挙のなかで形としてあらわすことだ。従来の個別利害選挙でいったら、大きな下関略奪政治をあけて通し、市民生活をダメにする。全市民の根本利益のために大きな略奪政治と対決するということだ。ドブ板を直してもらったくらいの事で恩義を感じていたら街はつぶれる。利権つながりが崩壊して、もっと大きな政治をみなが考え始めている。
 選挙は本池が出馬しなかったらシラケ選挙で終わった。しかし活性化し始めた。選挙を通じて市民の世論と行動は今後広がっていくことは疑いないし、巨大な力になりうる。横着な現職どもが泣き出すくらいの選挙にしたいものだ。

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