トップページへ戻る

記事の一覧へ戻る

自治会での署名回覧広がる
               市内の半数、250自治会が取り組む  2003年9月27日付

 下関市の有料指定ゴミ袋を値下げさせる署名が、自治会のあいだで共感をもって受けとめられている。市内にある546自治会のうち、半分近くの約250自治会で回覧として回されたり、組長が1軒ずつ訪問するなどされている。早いところは7月には回収が終わっているが、現在新たに100前後の自治会で署名運動が進行している。地域の母親や婦人をはじめ、草の根で届けられたものである。一生懸命にとりくんでいる自治会長やクリーン推進委員からは、「地区をゴミだらけにしてはいけない」「住民が出しやすいようにするべきだ」など、悪化していく地域環境にたいして心配する声が多い。

   ふえる違反ゴミに心痛
 勝山地区の自治会長は、「待っていた」とばかりに届けられた署名簿を手にして、つぎのようにのべた。「上からなんでもかんでも勝手に決めて、強制的にすすめていくやり方はおかしい。豊関合併にしても、住民のなかには望んでいる人はいなくても、強制的にすすめていく」。預かった100枚の署名簿をすぐに住民に回すと話した。
 山の田地区の自治会長は900人分の署名を集めたが、50枚分を追加した。「自治会も1袋50円を認めて、決まったようにいわれている。そんなことはない。自治会はおろか、自治連合会でも論議したことはない。下のものに知らせたときは、決まったあとだった。上に立つ役員さんや議員さんは、下の人たちに選ばれている。住民のことはまともにとりあつかわず、上にだけいい顔をするのなら、かわってもらわないといけない」と、憤りをあらわにした。
 本気になっている自治会長やクリーン推進委員の人たちは、ふえていく不法投棄や違反ゴミをなんとかしたいという、地域への思い入れを語っている。「6月末のはじめより、不法投棄が確実にふえている。地域の氏神さんの小山から落ちてくる枯れ葉を、だれがかたづけるかで近所や地域でもめごとにもなった。透明のビニール袋なら、だれでも気がねなく掃除していた」と、70代の自治会長は話している。
 別の地区では、ペットボトルの包装パッケージがとられていないために、「違反ゴミ」シールがはられて、収集されずに1カ月以上も生活道に放置されている。「高齢者には固いパッケージははがしにくい。どうせほとんど燃やしているのに、人が困るようなことをしなくてもいいではないか」と話す。小学生や中学生の通学路であり、教育にもよくないと語られている。
 長府地区の自治会長は、地区の山に捨てられた洗濯機、パソコン、テレビなど、不法投棄をかたづけても、受け入れ先のリサイクルプラザが手続きがややこしいと話した。勝山地区の自治会長は、「これは政党の党利党略でやられているものではない。だれでも協力するだろう」と話し、「介護保険も高くなった。ゴミ袋ぐらいは下げさせよう」と意気ごみを語っている。
 自治会では署名簿とあわせて、有料指定ゴミ袋を値下げさせる会のビラが回覧されている。報告討論会にも参加したという自治会長は、「議員さんの公開質問状もぜひ回覧で知らせたい。みんなで地域をよくするために、考えるきっかけになればと思う」と話していた。各自治会では、地域から議会に送り出した議員たちの答えに注目している。

トップページへ戻る

記事の一覧へ戻る