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   「市民の声聞け」と決議
   守れ関門海峡市民の集い
                あるかぽーと商業開発反対  2006年8月28日付

  下関市のあるかぽーと商業開発に反対して27日昼、「守れ関門海峡・市民の集い」が唐戸市場2階の大会議室で行われ、約180人の市民が結集した。世界に誇る海峡を守る会が呼びかけたもので、同計画に反対する市民世論は大きく、市議会は市政に反映させよとの決議を、参加者全体で上げた。主催した各団体からは、地元住民や市民1万人を対象にしたアンケートや、のぼりやポスター掲示の運動で、圧倒した反対世論の力を示したことなどが生き生きと出された。市議会の賛成派についても、市民の前に1人1人明らかにして、5カ月後の市議選で審判を仰ぐべきだと論議され、「世界に誇る関門海峡を守ろう」と3唱し意気込み新たに決意を固めた。

 180人の市民が参加・地元商店街や自治会が主催
 初めに下関商店街連合会の緒方聖雄会長は「当初の計画から大型店はいらないと反対してきた。前連合会長で唐戸商店会長が変な動きとなり賛成になったが、緊急総会で実質解任した。人口が減ってくるなかで、シーモールに次ぐ商業施設をつくっても、パイの奪い合いで、港湾局のいう350万人の商圏にはならない。絶対に阻止しなければいけない」と述べた。つづいて下関東部の文化財を見直す会の中西質事務局長は「唐戸地区は史跡の多いところで、特殊性を持って開発をやるべき。この計画は雇用を産むというが、無くなる店のマイナスから考えるとゼロ」と計画を批判。
 唐戸地区の明日を考える会の中尾弘明世話人代表は「1月30日の市議会建設委で、唐戸商店会長は絶対反対を表明したが、それから2週間で賛成に回った。これではいけないと唐戸地区の商業者アンケートをとると、95%が反対だった。有志が集まりなんとか唐戸を守ろうと、考える会を立ち上げた。まずのぼりを立てたが、反対の機運が盛り上がっている。みなさん、最後までがんばろう」と力強く呼びかけた。南部町自治会の山崎喜八郎会長は「自治会の全世帯にアンケートをとると、99世帯が大型商業施設誘致に反対だった。既存商店街は死活問題であり、雇用の場も大幅に減少する見方もあり、商業施設を増やす大儀は見当たらない。市に要望書を提出しているが、回答は一切ない。中央連合自治会としても反対声明をした」と、報告した。
 下関市を良くする連絡協議会の西岡文子代表は「市民1万人アンケートでは、白紙撤回が45%で公園や緑地が63%で、スーパー誘致反対は9割以上だった。あるかぽーとは港湾局のものでも市役所のものでもない、市民の手にとりもどさないといけない。江島市長は市長選公開討論会で、下関の地域間競争が必要と述べたが、地元商店街切り捨て、市民無視の独裁的市政運営を市民の手で止めよう」と力を込めた。

 議員チェックの声続出
 討論では参加者のなかから、あるかぽーと開発をめぐり議員チェックをして、市議選の判断材料にすべきだとの意見があいついだ。長府在住の女性は、「目先のもうけのために市民の財産を売り、大金をかけて1部の人がポケットに入れるのはよくない。5カ月後に市議選があるが、あるかぽーと開発をしようという議員は、票を入れないようにすべきだ。1人1人が口伝えで、あるかぽーとを守ろうという運動を広げていこう」と述べると、大きな拍手が起こった。唐戸商店街の男性店主は、「子どもたちのために公園にすべきで、いったん白紙撤回して市民から意見を集めるべきだ。市議会や市に対して、要望を出そう」と提案した。
 開発計画に批判意見があいつぎ「みんなが利用でき楽しめるような場所にすべきだ」(唐戸・店主)、「住民に周知徹底し、意見を集約して決めるべきだ。ダムや公共事業でも、何かをすると利権がからむ」(上田中・男性)と語られた。「開発業者のみなとまち開発は、藤井社長が江島市長の資金管理団体の会計責任者であり、公正・公平な業者選定とはいえない」など、神戸製鋼所や西松建設もからんだ不透明な事業そのものが疑問視された。
 下関商工会議所(林孝介会頭・サンデン交通)への疑問も出され、彦島の男性が「商工会議所はどうしているのか」と、疑問を投げかける一幕もあった。「商工会議所と市は1万数千平方b以内であれば、認めると合意しており、そういうことは会議所が決めるべきことではない」と、商店街連合会の関係者から出された。唐戸商店街ではのぼりを立てたところ、県や市が撤去しにきて下関署もきたが、断固立てたことで逆に市民の力が強まったことが報告された。安倍、林の両政治家のもとで、江島市長が下関をダメにしていると、怒りも出された。
 司会をつとめた同会の兵頭典将事務局長は、「あるかぽーと開発については、市の現計画に反対であること、市民本位の計画にすべきだということで一致した。市議会9月定例会や地元説明会に向けて、運動を盛り上げていこう」と呼びかけた。決議文が読みあげられ「あるかぽーと開発は、世界に誇る景観を破壊し商店街を衰亡させ、市民生活を破壊し将来に禍根を残す無謀な計画である。江島市長は強引にすすめようとしており、断固反対する。市議会議員は市民の代表として、市民の声を市政に反映させる義務と責任がある。良識ある活動に期待する」との文案を、参加者全体で承認した。

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