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「日共」江原議員が乗っ取り策動
下関市・満珠荘の利用者の会
              早期再開求める署名6万人を敵に   2008年8月29日付

 下関で「休館」中の老人休養ホーム・満珠荘の再開を求める署名は6万3000人をこえるなか、江島市長は署名は認めないという姿勢で、インチキなアンケートを実施し、再開拒否で突っ走ろうとしている。そのなかで、満珠荘の存続を求める利用者の会をめぐって、怪しげな動きがあらわれている。
 満珠荘の会の賛同者のところに、8月22日から往復ハガキが届き始めた。ハガキは「9月1日午後2時から唐戸市場の2階会議室で利用者の会の総会を開く」旨が書いてある。さらに返信用には、これまでとったことのない出欠の確認もある。内容は「会員および賛同者の方方にこの間の経過報告をするとともに、今後の取り組みや役員体制について協議したい」となっている。
 受け取った人の中では、「何だか変な感じがするハガキだ」「事務局を担っていた市民の会が手を引くのではないかと思った」という人がいたり、「今まで使ったこともない唐戸市場の2階会議室を使うというが、いったいどこなのか」とか、「会には賛同者はいるが、会員制ではないのに何で会員と書いてあるのだろう」など、従来とは雰囲気が違ったお知らせハガキにさまざまな疑問が出た。
 このハガキの差出人は、会の世話人代表・古林マサコ・松崎恵美子両氏の名であるが、両氏にたいして事前にそういう相談は一切なく、無断で名前が使われていた。また実質的な事務局役でお世話をしてきた市民の会には、ハガキ発送の前に「賛同者会議をしたい」「参加してもいい」といった電話があったが、ハガキは役員を決める総会となっていた。また世話人代表にも、市民の会の事務局にもハガキは送られていない。満珠荘の食堂経営者であり、事務局肩書きのI氏は「世話人というのはお手伝いさんだからハガキを出す必要はない」とも語っていた。
 そのため、市民の会と満珠荘の会有志は、I氏に説明を求めることにした。おおかたの関係者の中では「I氏が1人で考えたことではない」というのが共通の意見であり、誰といつ相談して決めたことか、世話人代表の2人やこれまで一緒にやってきた市民の会に一切の相談もないのはなぜか、ということをたずねた。
 I氏は「(請願を出すさいの)紹介議員3人と8月にはいってから、相談の結果決めた」、とりわけ「紹介議員を近藤栄次郎議員(「日共」)と交代した江原満寿男議員(「日共」)が中心にやってくれている。ハガキの文書づくりも紹介議員がしてくれた」と説明した。ちなみにあと2人の紹介議員は、社民党の山下隆夫議員と、「市民派議員」を自称してきた松村正剛議員。
 I氏が主張することは、「署名をいくら集めても江島市長は相手にしないから、紹介議員に動いてもらって議会内で多数派をとることが1番大事」「署名は大事だが、何よりも重視するのは議員の力」ということであり、「今まで市民の会が紹介議員をあまりにも大事にしなかった」と、これまでの運動への不満が議員から強く出ていることを強調していた。そして、「9月1日の総会では、参加した議員にはおおいに発言してもらい、今後のことも役員体制も決めたい」とのべている。
 つまり、6万人の署名は江島市長が認めないので、署名運動などやめて、議会取引を第1とする会にする、そのために会の役員から、世話人代表も市民の会関係者も排除して、いわば紹介議員の会にするというわけである。つまり会の指導権を「日共」江原議員を中心とした紹介議員が握るという内容である。満珠荘の会を乗っ取るという話である。
 署名運動などやめて、「日共」集団を中心とする紹介議員に任せろというのである。それは満珠荘再開の断念を意味する。市民運動をやめて議員任せにしたら何にもならないというのは全市民の認識である。
 満珠荘の会は、今や直接には署名をした6万人を代表する会となっている。それは、松崎、古林氏が代表をし、ゴミ署名以来の事務局的役割の実績がある市民の会が、私利私欲でなく市民のために献身的にやるという信頼を得てできたことである。「日共」江原議員らが呼びかけたとすれば6万もの署名は集まらない。ゴミ袋値下げ署名は、市民がやったのは10万3000人に上ったが、「日共」議員らがやったゴミ袋署名はわずか7000人であった。人人の中では「どうせ党利党略で利用する魂胆だ」というのが定着していて相手にしないのだ。「日共」集団はどぶ板の票集めと議会の取引は専門だが、大衆運動をやる信頼も能力もないのが誰もが見ている実績である。
 6万人の署名は「日共」江原議員らが呼びかけ、かれらを信頼して託したわけではないので、かれらが会を乗っ取るとなると、直接には6万人を敵に回すことになる。江島市長は6万人署名を敵に回す態度だが、「日共」議員集団も江島市長と同調して6万人署名を冒涜するというわけである。
 「日共」集団は、労働組合を使って気の弱い中小企業経営者を脅し、会社乗っ取りをやってきた。古くは石松回漕店、最近では構内タクシーなどがある。ゴミ袋値下げ運動でも、選挙では自分たちがやった成果と宣伝して恥じない。満珠荘の会の乗っ取りもその体質と同じようだ。
 これを聞いた賛同者の中では、「満珠荘の会が別の会にされようとしている」「議員が何をしてくれるのか、今までも満珠荘の存続を求める請願の文書から現地再開の文言を削って市長を利するようなことをしたのも紹介議員を含めた議員だったじゃないか」、「会の乗っ取りじゃないか」「署名だって今まで1人も集めていない」と次次に語っている。
 とくに「議会を当てにしたら何事も動かない。署名など市民の運動が強くなったときに初めて議員は市民のいうことを聞く」と、これまでのゴミ袋値下げ問題やあるかぽーと問題の経験が話になっている。満珠荘問題も、「議員任せにして市民の運動をつぶすようなことをしたら、江島市長の思うつぼだ」と活発な論議になっている。
 江島市長は6万人署名を認めないと開き直ったが、来春にある市長選にむけて10万人を突破するような市民の運動をもっとも恐れている。「日共」江原議員らの、裏に隠れたこそドロのような満珠荘運動乗っ取り策動は、市民運動を分裂させ、つぶして、江島市長の選挙を助け、いい餌をもらう取引だろうとの観測が一般的である。満珠荘をめぐる市民運動は、市長選に向けて市民論議を活性化させるすう勢となっている。「日共」江原議員らの言動についても、市長選過程で大きな関心と論議になることは疑いない。

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