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皆の団結で頑張る子が誇り
宇部市・上宇部小運動会
            父母から感動綴る感想届く  2011年10月7日付

  「あんな大技ができるなんて!!子どもたちが一つになって一生懸命やる姿に感動して涙が出ました」。これは宇部市立上宇部小学校の運動会を終えた六年生のある母親の感想文である。上宇部小学校では、9月末におこなわれた運動会で子どもたちが大きく成長した。組体操では1人技、2人技、3人技と難易度の高い技を次次と披露し、最後に6年生全員が男女に分かれ2つの7段ピラミッドを成功させると、応援に来ていた父母たちから歓声がおこり、感動の涙があふれた。運動会を終え、父母から寄せられている感想文には、子どもたちが苦しい練習を乗り越え、強い絆で結ばれ集団の力を発揮したことへの喜びと感動、またそれを導いた教師集団への感謝の思いがつづられている。
 同小学校では1学期から5、6年生全員による早朝の逆上がりの練習がおこなわれてきた。「全員で逆上がりができるようになる」という大目標のもと、友だち同士が教えあい、友だちができるようになったことをみんなで喜びあい、集団のなかで精神的にも成長していった。9月初めには、逆上がりができなかった女子2人ができるようになり6年生114人全員ができたことが、運動会の練習にも励みになった。また鉄棒を通して、精神力とともに腹筋や背筋力など身体も鍛えられていった。陰険だった女子同士の関係も変化し、表情は明るくなり、逆上がりができるようになることで苦手な勉強にもとりくむようになっていった。その子どもたちの姿が親たちも変えていった。運動会では、これまで鉄棒実践を積み重ね鍛えられた子どもたちの力がおおいに発揮されたという。
 組体操を企画した男性教師は、今年「この命は君と生きるため」というテーマを設定し、さまざまなことに無関心ではなく、まわりにいるだれかがいないと生きていけないんだというメッセージをこめて、運動会では七段ピラミッドをすることに決めたという。そして運動会の組体操を通してそのテーマを表現しようと考えた。組体操の練習で「去年はピラミッドを10人で組みました。今年は55人で組みます」というと子どもたちは驚いた。練習の過程では2、3回大けがをしそうなほど崩れたときもあったという。
 しかし鉄棒で鍛えた子どもたちにとっては、難易度が高いわりに組体操の完成も早かった。7段ピラミッドをやる上では、技術的な問題以上に、正面からも横からも姿が見えないで立体の中心部分でピラミッドを支える子どもたちをどう発揚するかが重要だったという。一番地味で目立たず、もっとも重たくきつい役目である。途中では練習風景をビデオに撮影してピラミッドの全体像を子どもたちに見せて、イメージを持って練習に励むなど「みんなで作り上げるんだと心情的に訴えていった」。ピラミッドを下で支えている子どもたちは、なにも見えず完成するのを待つあいだ、お互いが「がんばれ」「がんばれ」と声をかけ励まし合っていた。
 上宇部小学校では、鉄棒をはじめ運動会の倒立、応援団の練習など、できない子どもは放課後に残してできるまで鍛えようという雰囲気ができている。「教師全体でフォローする。教師全体に子どもを鍛えていこうという空気」があり、教師集団の固い結束が子どもの成長にとってひじょうに重要であると語られている。クラスの問題にしても生徒指導上の問題にしても、一人で抱えこまず集団みんなで助けあい解決するという資質がつくられ、なにかが起きても「子どものために一枚岩になる」教師集団の結束に誇りが語られている。
 運動会を終えてから寄せられた親たちの感想文には、このような教師集団の指導のもとで生き生きと成長する子どもたちの姿に感動し、集団の一員として役割を果たしてたくましくなる子どもを誇る親の気持ちがこめられている。
 今年、下関市の小学校の運動会では勝山小学校が7段ピラミッド、一の宮小学校、山の田小学校、安岡小学校は6段ピラミッド(女子は7段)に挑戦して成功させるなど、みんなで一つのことを成し遂げる集団教育の方向が強まっている。
 上宇部小学校の鉄棒の逆上がり実践や運動会に貫かれる教育は、個人バラバラの個別競争教育に対置する集団主義教育として、山口県内をはじめ全国的に注目され展望を与える内容となっている。

 上宇部小学校父母が寄せた感想 結束した姿に目頭熱く

 ▼運動会…感動しました!! とくに組体操は涙がとまらず号泣といっていいほどでした。子どもたちの真剣な姿、誇らしげな顔から目が離せず、最後のピラミッドにいたっては、このまま時が止まってくれたらいいのに…と思うほどすばらしかったです。実は…練習風景を一度見たことがあるのですが、そのときすでに目頭が熱くなっていました(笑)本番は「さすが!!」のひと言に尽きます。頑張った子どもたち、ご指導下さった先生方、お疲れさまでした。運動会の後片付けも六年生はてきぱきと動き、感心しました。途中手をさしのべようかという場面もあったのですが、「ちょっと自分たちでやってみます」とのこと。後ほど見たらみごとクリアーしていました。「すごいねー」といったら「さすが六年生♪」と自分たちでうれしそうにいっていたのが本当にかわいかったです!! もちろん、私も「ほんとに“さすが六年生”だね」と声を大にしていいました。最後の最後まですてきな運動会でした。ありがとうございました。
 ▼よかった!! とってもよかった!! 技を次次に完成していく子どもたち…ビデオをとりながら感動してずっと泣いていました。最後のピラミッドを組んでいるときは思わずこっちも手に力が入り、額に汗、目には涙……。前日からずっと「途中崩れるな!!」とハッパをかけていましたが、7段目のA君とBさんが立ち上がったときには、114人の一致団結した姿に超×10感動!! 涙が止まりませんでした。
 一人じゃ絶対できないことを子どもたちに実践させてくださった先生方に感謝!! 全員でやり遂げた子どもたちに感謝!! すごく幸せな気分でした。
 ▼正面から見ていると、次次にピラミッドが高くなっていき、テントを越すほどの高さになったときには本当に驚きました。小学六年生でここまでできるなんて!! 本部のご来賓や敬老席の方方も、固唾をのんで見守って下さり、そこかしこで「おおっ」という静かな歓声も聞こえました。力をあわせてすばらしい演技を完成させた子どもたちが誇らしくてなりません。後日、横の方から撮った写真を見て、さらに感動しました。後方で支える子どもたちを見て、当日流したたくさんの涙とは、またちがう涙があふれてきました。一人がくじけてもピラミッドは完成しません。前列だけでもダメ…。一人一人みんなの力があってこそだと痛感しました。この“厚み”が六年生の強みであり、すばらしさなのですね。
 (騎馬戦は)男の子も女の子も、戦士そのもので、メラメラと立ちのぼる気合いが見えるようでした。帽子をとられてガックリとうなだれて戻る騎馬、接戦の末みごとに勝って晴れやかな笑顔の騎馬…どちらも胸が熱くなりました。それにしても、下学年の子たちにとってはとってもかっこよくうつるでしょうね。
 (徒競走は)聞くところによると、順位をつけずに手をつないでゴール…というところもあるそうですね。上宇部小の先生方がそういう考えでなくて本当に幸せです。思ったように力が出せず、くやしい思いや悲しい気持ちを味わったとしても、それがその子の力になり、糧になると信じています。六年生の徒競走も見応え十分でした。
 私は本部席の辺りにいたり、グランドをまわったり…だったのですが、子どもたちの働きには本当に感心しました。だれ一人としてダラダラする子はおらず、それぞれの係の仕事を一生懸命にこなしていました。そのおかげなのか、運動会の進行がとてもスムーズだったと思います。後片付けもテキパキと、そして自分たちの力でやろうとする姿がさわやかでした。ところで、近所の五年生の女の子…係はなぁに?と聞くと、うちの子たちが、「○○ちゃんは縁の下の力持ち係なんよ」と、得意げに答えていました。すんなりとそのことばが出る上小の子どもたち…ステキです。
 ▼一つ一つの組体操技がとても丁寧できびきびと演技する子どもたちの姿に感動しました。絆「人は、一人で生きられない。支えあって生きていく」姿を見せてもらい、とくに最後のピラミッド(難技)には感動させられました。本当によく頑張りました。
 (騎馬戦では)上で戦う者は、下の仲間に支えられてこそ戦える。プレッシャーのなか、よく戦ったと思います。5年(昨年)のときは負けましたが、6年(今年)は勝てて最後に良い思い出となったと思います。5年生も6年生に負けず、頑張っていましたね。
 今年は、タイム別で組まれた順番での走順だったせいか? レベルの差があまりないなかでいつも下位の者が上位になれたりといつもと違う徒競走に感じました。どの子どもたちにもいつも一生懸命走る姿に感動させられます。
 運動会当日まで、毎日暑いなかの練習、本当にお疲れさまでした。応援団の合戦も赤、白どちらもすばらしかったです。係の仕事も一人一人が責任を持ってこなしている姿は印象的でした。五年生も六年生の演技のときなどは、サポートして助けている姿も目につき、心強く感じました。
 けがなどなく、無事終わり、本当に良かったです。先生方、子どもたちを励まし、支えてくださって、本当にありがとうございました。子どもたちも最後の運動会「感動」と「思い出」をありがとうございました。
 ▼必死の演技を親も必死で見守り、感動が生まれました! 練習中、右手首を痛めて整骨院に通ったりもして大変だったけど、すばらしい演技を見てつらさが吹き飛びました。
 ▼練習のときに、逆立ちして倒れたと聞いて怖がるかな? と思っていましたが、今まで逆立ちできたことがなかった子なのですが、その後も毎日頑張っている話を聞き、とても成長したなと驚きました。五五人ピラミッドも、みんなとても上手にできていて涙が出そうなくらい感動しました。
 (騎馬戦で)男の子より女の子の方が、勝負がつくまで長く帽子をとりあっている姿を見て、とてもビックリしました。見ている方も力が入ってしまいました。
 ▼本当に感動して涙が止まりませんでした。倒立がなかなかできなくて、家でも一生懸命練習していました。一回で成功したときには、本当にうれしかったです。次次と成功していくなかで、涙があふれて、子どもたちの姿がにじんでしまうことも何度もありましたが、最後の7段ピラミッド成功で号泣でした。砂まみれになりながら、本当に良く頑張ったと思います。上小の六年はすばらしい!!
 毎朝早起きして、応援団の練習に参加していました。毎日がすごく楽しかったみたいで、その成果が本番で発揮されていたと思います。気合いの入る応援でした。
 ▼練習中、膝を打って帰ったり(走れないくらい痛かった日も…)、すり傷をつくって帰ったり…でも、口からでる言葉は「最後まであきらめんと頑張ったんよ!!」という誇らしげな言葉、そして表情でした。本番、みんなでつくりあげるぞ!!やり抜くぞ!! という気迫を感じました。とてもすばらしい演技でした。他の学年の保護者からも「今年の六年はすごかったね!」といわれましたよ。『絆』…体でこの言葉の意味がわかってくれたのではないかな? 感動しました!!
 (騎馬戦で)自分たちが攻めるときだけでなく、友だちのみではなく、同じ赤組、白組のチームへの「いけ〜!! とれ〜!!」の声が印象的でした。男の子、女の子にかかわらず、応援できるのはすばらしいですね!それからとっても楽しそうでした。
 (徒競走は)今年は、タイムによって一緒に走るメンバーを決めたとか…(?)そのせいか、かけ離れたレースがなかったような気がしました。誰もが一位になれる可能性があったからか、あきらめる顔は一つもなかったように思います。最後まで頑張れる力を見せてもらいました。
 さすが6年生。係の活動も見事でした。低学年の子に「今のうちに水を飲んどけよ!!」「座って応援しようぜ!!」などの声かけをしている姿を見かけました。すばらしい!(また温かい気持ちになりました。)
 他の係も無駄話もなく、さささっと動く姿、すてきでした。
 応援団、ご苦労さまでした。毎日、遅くまで練習していたことを聞いていました。クラブを終えたときには「もう限界だ!!」と「眠たい。疲れた」といっていましたね。その成果があらわれ、まとまったとてもきれいな応援でした。(赤、白がまとまった感じがして一体感のある応援だったような気がします。)すてきでした!!
 ▼夏休みが終わってすぐに始まった練習でしたが、初めの頃は、なかなかうまくできないと話してくれました。「相手を思いやり、みんなで息を合わせると必ずできるよ」と話すと素直に聞いてくれていました。当日は、ひやひやしながら見守っていましたが、7段ピラミッドのときはだんだんと上がっていくうちに、子どもたちの表情も真剣でとても感動しました。下の子は土台となり、重さをぐっとこらえ、上の子は高い位置に上がる怖さを耐え、ぐらぐらと不安定で落ちてしまうのではないかとドキドキもしましたが、一番上の子が立ち上がったときは思わず涙が出ました。(騎馬戦では)どの騎馬も勝ちたいという気持ちがあふれているように見えました。勝ったときは、ガッツポーズで喜び、負けると悔しそうで今にも泣き出しそうな表情の子もいて、どちらにもエールを送りたい気持ちでした。
 さすが、6年生。きびきびと係の仕事もこなしていたように思えます。今年の運動会は、本当に感動的で楽しいものでした。親としても、すばらしい思い出をつくれました。先生方の熱いご指導のおかげだと心より感謝しております。
 ▼練習中に逆立ちがなかなかできずに頭から落ちて首を痛めたことがあり、本人もとても怖がっていて本番はどうなるかと思っていましたが、先生の助けがあり無事できました。一つ一つの競技が終わって、完成していきながら私は涙が止まらず競技が見られませんでした。みなさんとても良く頑張っていました。
 (騎馬戦は)みなけがなく無事に終わり良かったです。一騎打ちのときは男の子より女の子が強くビックリしました。良い戦いでした。
 ▼倒立ができなくて、運動会の練習が始まって以来、毎日寝る前に布団の上で練習していました。初めの頃は、ほとんど足が上がらなかったのが、日日の練習で足が上まで上がるまでになりました。当日も緊張して朝、出かけました。本番、ちゃんと上まで足が上がり、それを見た私は、感動で涙が出ました。最後の運動会、すばらしかったです。ピラミッドも一番上の子が立てたときも涙でした。
 ▼お世話になります。家の娘はなかなか倒立がうまくできず苦戦しておりましたが、練習の成果が実り、本番ではちゃんと力を出すことができましたので、親子ともども本当にうれしかったし安堵しました。2人技のサボテンも放課後に残って練習したおかげで、きちんとスムーズにできたようで良かったです。最後になるにつれてどんどん複雑な技になってくるので、見ている親の方が緊張してきました。とくに最後のピラミッドには圧倒されましたし、思わず感動からなのか(?)涙が出てきました。油断したら大事故にもなりかねない大技を学年すべてのみなが気持ちを一つにして練習通りお互いを信じあって成し遂げたからだと思います。先生方の熱いご指導もあり、心に深く残る思い出になりました。

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