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   <狙撃兵> 中尾氏は早く政策を正せ    2009年2月4日付

 安倍代理の江島市政を終わらせようという市民の世論は圧倒的である。江島市政をつづけさせようという市民の声はほとんどない。しかし選挙となると簡単に勝てるものではない。金力、権力の厚い壁があるのだ。下関は首相をしていた安倍代議士の地盤である。安倍氏は衆議院選に向けて「再びたたかう政治家」のポスターを貼っている。安倍派の側は現職の江島市長に加えて現職の県議と市議が職を捨てて出るというもので、3人がかりで1人の市長をつくるという、まさに戦斗モードである。
 江島市長にもっとも対抗する位置にいる中尾陣営の選挙戦ぶりに、不安と批判が広がっている。というのが、政策上で江島市長との違いがほとんど見えないことしかも旧来からの支持層、協力者への働きかけが動いていないというのが一致した意見である。政策もなく、組織的な動きもないのに、根拠のない楽観論がはびこっていることに批判がある。
 今回の選挙は、市民のほとんどが江島市政に反対しているなかでおこなわれる。したがって、江島市長と対決した市民的な姿勢と政策、行動力を示すならば市民の圧倒的な支持を得る。しかし学校統廃合問題など、友田氏も香川氏も「撤回」といっているのに、中尾氏は最近出した「しおり」で「地元同意を得た場合におこなう」と後退し、江島市長と変わりがない。満珠荘問題も10万人近い署名で要求している「老人休養ホームとしての再開」と明言せずに、「早期再開」というだけで江島市長と変わりがない。なによりもこれほど寂れた下関をどうするのかの問題意識が見えない。
 江島市長は予算ばらまきに余念がない。友田陣営は中尾支持層の取り込みに執念を燃やしている。香川陣営は長周新聞の論調をも取り入れるのに機敏であり、政策論争なら任せておけという調子で市民派層の獲得に熱心である。中尾選挙を丸裸にする作戦は確実に進行している。江島市政を倒し市政を転換させようという市民の願いを選挙で結実させるには、中尾陣営が情勢を正しく認識し、市民の要求に合致した政策と姿勢に転換することが不可欠となっている。
                                          那須三八郎

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