トップページへ戻る

<論壇> オール与党の就職選挙か市民運動で市政変革か 2011年1月26日付

 下関市議選は告示後3日を経過したが、「選挙は低調」「争点がない」というのが御用新聞の論調。実態は、安倍派を中心とした各陣営の選挙は低調だが、市民の市政変革を求める熱気は日に日に強いものとなっている。市民運動代表として立候補している本池妙子選挙には、どの地域でも熱い共感が寄せられ、市政変革を求める市民自身の運動として行動が広がっている。
 選挙が始まっても、市民のところでは「まだだれも声をかけてこない」「こんな静かな選挙は見たことがない」「選挙カーは名前の連呼ばかりで市民に訴えるものがない」「選挙カーも全然回ってこない」などの世論が日に日に広がっている。
 既存陣営の選挙はまぎれもなく低調となっている。市民がしらけているし、なによりも市民に訴えるものがない。かれらのあいだで争点がないというのは当然で、安倍派、林派だけではなく「日共」集団をはじめ「市民派」といってきた部分がみな与党になってしまった。みんなの政策は安倍、林代理・中尾市政の政策賛成で一本化してしまって、政策上の違いがなくなってしまった。残る違いは、だれが議員という就職口を得るか、だれが利権ポストを得るかしかなくなった。それが認識上も常識になってしまって、形の上でも市民の代表の格好をしなければならないという意識も失った姿が非難の的となっている。
 そして市民に訴えても票は増えないとばかりに、選挙カーも熱心ではなく、組織戦、「裏街道」選挙の様相を強めている。組織票といえば安倍、林事務所管理となるが、市民全部が管理されているわけではないので限度があり、その奪い合いで内輪もめを強めることになる。
 これは表面上で見れば、選挙を管理し、議会全部を巻き込んだ安倍、林派独裁であるが、その内実は市民からのはなはだしい遊離であり、政治の劣化、安倍、林派の凋落を意味している。前回選挙は安倍代議士が総理になった直後であった。その後参議院選挙で惨敗し、総理の放り投げがあり、そして衆議院選挙の大惨敗と自民党の野党転落があり、政府を担った民主党が公約はことごとく破ってアメリカ隷属の道をすすみ、自民党のお株を奪った。
 明らかに進行しているのは安倍派の凋落であるが、表面上は「日共」集団を含む議会全勢力がオール与党となっていることで、力を持っているかのような見せかけをしているだけである。しかし大衆を動かせなくなった政治は政治ではなく、破産する以外にない。
 このようななかで本池選挙は全然違った様相を見せている。市民は旧市内でも旧郡部でも、どこへ行っても熱い。「市政を変えたい」が「市民の力こそ市政を変えることができる」という熱となって広がっている。安倍、林代理の新自由主義・略奪政治と対決し、産業保護と雇用確保、市民生活擁護という争点を鮮明にさせ、市民の世論と運動を激励していること、市民運動を強いものにし市政を変える議員活動をやるという訴えが共感を広げている。
 市民世論は都市部も農漁村部もきわめて燃えている。下関の市議選は市民の新しい高揚によって、政治的な激変をもたらすすう勢があらわれている。

 

トップページへ戻る