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市民各層の要求が大合流
下関市民集会
             江島市長は暴走やめよ   2007年3月21日付

 デタラメな江島市長の暴走に市民の怒りが噴き上がっている下関では、20日に「江島市政刷新の市民集会」が開かれた。市内の各地から200人を上回る市民が参加した。3月議会で焦点になっているあるかぽーと市有地の売却議案に反対してきた地元商店街や商店街連合会の人人、満珠荘の存続を求めて運動をとりくんでいる高齢者、JR梶栗駅の税金による建設に異議を唱える地元住民、市県民税の増税に反対している市民・老人、5」月末の六連島実動訓練や人工島関連の不気味な都市改造を危惧(ぐ)する戦争体験者など、それぞれに直面している市政の問題を合流させる集会となった。

 市民のたたかう息吹を結集
 集会のはじめに、下関商店街連合会の緒方聖雄会長が「今日は実りのある集会にしよう!」と呼びかけ、情勢報告をおこなった。そのなかで市議選では、江島市政に批判的な候補者が上位で当選し、市民は新しい市議会が、江島市政をチェックする役割を果たすと期待していたこと、しかし世論に反して3月議会では暴走をはじめたと指摘。そのため、広く市民の力を束ねようと集会を開催するに至った経緯を明らかにした。
 また、箱物目白押しで財政破綻まっしぐらの江島市長が、一方で老人休養ホーム・満珠荘を閉館に追いこみ、増税を計画するなど、第2の夕張になる可能性があること、さらに北九州市への身売りである「関門特別市」構想に熱を上げ、国民保護計画の具体化として六連島での実動訓練や、人工島周辺で不気味に進行するインフラ整備なども指摘。近年のゴミ袋値下げを求める運動や、小中学校の給食食器改善、新博物館の白紙撤回、文化会館建て替え事業の縁故による落札決定を取り消させたように、市民が市議会を動かし、暴走を止めるために、下関を愛する全市民の力を総結集しようと訴えた。

 箱物やめ満珠荘存続を 商店主や年配者
 意見交流のなかでは、会場から各団体や個人、出席者から積極的な発言があいついだ。
 地元経済を守るために、あるかぽーと開発事業に反対してきた唐戸商店会の中尾弘明会長は、一貫して市有地売却と大型商業施設誘致に反対してきたが、渦中で前会長が勝手に事業者・みなとまち開発と合意し、商店会は執行部を入れ替えて撤回した経緯を説明した。「唐戸が好きで、唐戸に育ち、唐戸に生きてきた。私たちは自分たちの力で唐戸を盛り上げようと一生懸命がんばっている。大型スーパーができれば唐戸は終わる。地域のみなさんも買い物に行く場所がなくなる。江島市長をいまのままにしていたら、下関は第2の夕張になる。市議さんにもしっかり市長を監視してがんばっていただきたい。みなさんと力を合わせてがんばりたい」と決意を述べた。
 南部町自治会の山崎喜八郎会長は、あるかぽーと計画についてふれ、「この開発計画は緑地も削除し、商業施設を誘致するなら地元商業に大きな影響を与えると指摘された。反対の旨を市長に伝えると、われわれ自治会連合会の意向は無視されただけでなく、町内への回覧について市の顧問弁護士から催告書という文書まで送られてきた。廃案になったのち、再提案された。昨日の建設委員会では採決は持ち越されたが、議会も揺れているようだ」とのべた。
 有料指定ゴミ袋の値下げを求める会の西岡文子代表は、10万3000人を集めた運動の経験を振り返りながら、「全市民の力を束ねてたたかわなければならないと身に染みてわかった。みなさんで力を合わせてがんばっていこう」と述べた。
 下関商店街連合会の緒方会長は、「売却議案を通せば、あとは借地だから大型商業施設については議会の承認が必要ないというやり方だ。私は自治会長もやっているが、75歳以上の1人暮らしのお年寄りが長府だけで500人もいる。この人たちは地元商店がなくなると、車もなく買い物に行く場所がなくなる」とのべた。
 長府に住む婦人は、「22億円も出して、どうしてペンギンなのか。海響館の隣には2つの水たまり場がある。これが1億3000万円とテレビでやっていた。ペンギンはそこにつないで遊ばせに行けばみんなが喜ぶ。あるかぽーとは、広場にして駐車料金を安くすれば、みんなが集えるし、唐戸にももっとお客が行く。唐戸市場から先に行ったところにある公園が3億5000万円です。もっと市民のためになるようなお金の使い方をしていただきたい」と語った。
 満珠荘の存続を求める利用者の会の松崎恵美子氏は、物静かな80代の知人が、お風呂で出会った友達が心の支えになり、1日おきにお風呂に通うのを楽しみにしていたこと、全国から下関を訪れる人人のなかでも、満珠荘に泊まったことを「すごくいい思い出になった」といわれることを紹介。「ぜひ残していただきたい」と語った。
 国民年金で暮らしている70代の婦人は「満珠荘はすばらしいところ。友達もみんな満珠荘を愛している。なぜ、市長の一存でやめなければならないのでしょうか。私たちの生き甲斐なのに。それを奪うなんて人間じゃない」とのべた。
 年配男性の1人は相次ぐ市県民税の増税について「国で決まったといっても、“しょうがない”でどうするか。高齢者は特に負担のアップがひどく、耐えられない。議員や市長は報酬を山ほどもらって、江島市長は女ばかりつくっているという話も聞くし、どういうつもりか! なんとしてもあの市長は辞めさせないといけない。市議会議員もいいなりになったらつまらん!」といった。

 六連島戦時訓練阻止を 戦争体験者や被爆者
 80代の戦争体験者の男性は、「六連島でバカげた想定の戦争訓練をしようとしている。まるで子どもの戦争ごっこではないか。しかしこれがしだいにエスカレートしていく。なぜこの時期に戦時訓練をするのか」と憤りを語った。特攻隊の仲間たちがなぜ4000人も戦死し、第2次大戦で320万人もの人人が死ななければならなかったのか、この気持ちは戦争体験者の痛切な思いであると伝え、「人工島は軍港になるとしか思えない。アメリカの世界征服の戦争に引きずり込まれるようなことを許してはいけない。日本が滅びる。もう安倍さんの政治には幻滅した。江島市長の血も涙もない市政運営は許し難い。力を合わせてなんとかしましょう」と、気合いのこもった意見をのべた。
 被爆者の婦人は、学徒動員で呉にいたこと、戦争は身に染みて反対であることを語り「人工島のようなものは反対。戦争だけは絶対に許したらいけない」と思いをのべた。
 梶栗駅について、川中地区の婦人の1人は、「ヘンだなと思うことが下関ではまかり通っている。梶栗駅にしても六連島の実動訓練にしても、ある日突然聞かされて驚く。江島市長のリコール運動をしないとこの暴走はどこまで行き着くのかわからない」とした。
 梶栗地区の婦人は、「はじめてこのような場に参加した。梶栗駅は安岡駅と綾羅木駅というひじょうに近距離の中間につくるというし、市内には他に6〜7カ所も駅を設置するというから、どうしてこんなバカみたいなことをと思った。市議会議員も選挙に出るときは市民のためにやるというが、当選したらまるきり変わる。どうして江島市長の側に組み入れられていくのか。そんな人たちはいらないと思う」といった。
 戦争体験者の男性が挙手し、「江島市長を安倍・林が支えているのなら、安倍・林も落としてやらないといけない。六連島の訓練など語られたが、戦争するような政治には任せられない。参議院選挙も近いし、なんとかしましょう」と訴えた。
 その後、会場に来た議員たちにも「市民の意見をどう受けとめているか発表してほしい」としてマイクが向けられた。
 兵頭典将議員は、市議会に行ってみると議会は市民の目線とまったく違う別世界で驚いた経験を語った。JR梶栗駅問題やあるかぽーと開発について市民の声を伝えると、本会議で不穏当発言とされ「“市民の声をいうな”という、ビックリするくらいおかしな議会だ。昨日の文教厚生委員会でも他の議員と満珠荘の利用者の声を聞くべきだというと、委員長判断で“聞かない”と結論を出した。市民よりもペンギンが大事な市長、市民の声がとおらない市議会。下関では年間600人の市民が自殺しているが、市民の生命、財産を大切にしない市長が六連島住民のことを心配するだろうか。実動訓練など、ものいわせない体制作りをやっているようにしか思えない。市政を変えるには市民のみなさんと団結して、全市民的な運動を起こしていくしかないと思う」とのべた。
 香川昌則議員は「第2の夕張にするなという基本観点でやってきた。市民の幸せになるよう議員活動を結びつけていきたい。私は絶対に議員になったからといって変わらない」とのべた。
 最後に集会決議案が読み上げられ、満場の拍手で採択された。市民のたたかう息吹が結集され、江島市政刷新の機運に満ちた集会となった。