トップページへ戻る

下関の様相変える出発点に
高杉公演実行委員会
               昼、夜2回公演に決定     2008年5月23日付

 来月21日に開催される劇団はぐるま座『動けば雷電の如く――高杉晋作と明治維新革命』下関公演の第1回実行委員会(実行委員別掲)が21日、市内勤労福祉会館でおこなわれ、高校生、PTA、教育関係者をはじめ地域で高杉晋作の顕彰活動を続けている人や商店主、戦争体験者など約50人が参加した。すでに市内各所にポスターが貼られるなどとりくみが始まっているが、各界から集まった多彩な人人からは、「5年、10年先の下関の発展のために今回の公演を出発点にしよう」「下関活性化のために大成功させよう」と意欲的な発言があいつぎ昼夜2回の公演とすることが確認された。
 「観劇を通じ、子どもたちにもどう生きるか、性根の据わったものをつかんでほしい」「現在の政治状況とも酷似している。下関市民すべてに見せたい」と昼公演の開催を切望する意見があがり、午後2時と午後6時30分の昼夜2回公演とすることも決定。実行委員長には発起人の海原三勇・元下関市中学校PTA連合会長が就任し、いよいよ本格的なスタートをきった。
 初めに発起人の海原三勇氏があいさつし、「今回の演劇は劇団が25年の『高杉晋作と奇兵隊』全国公演で、時代の流れやいろんな意見があるなかで、下関を発進地として全国に広げようと改作した。どのようにすれば成功させられるか、意見を出し合って短期間だがぜひ成功させていきたい」とのべた。
 はぐるま座より、改作舞台の内容紹介や先日山口市でおこなわれた公開稽古の反響などが報告された後、論議に移った。
 論議では、ポスター貼りやチラシを配って歩くなかで思っていた以上に市民の鋭い反応があることや、旅館組合が全面バックアップしてとりくみを開始し、理容組合でもとりくまれ、企業関係でも“維新で元気になろう”との機運が高まっていることなどが交流された。また、「下関衰退の一因に維新の歴史を埋もれさせていることがある」「下関全体が維新のときの農民や商人の気風でいけば、文化の活性化や経済活性化につながる」と真剣に語り合われていることなどがいきいきと話された。
 参加者の1人は、「市内の寺院には奇兵隊が泊まったり隊士の墓などもかなりある。下関最大の誇りは明治維新であり勝った方の元気のいい祭りがあってもおかしくないが、下関のなかで維新の位置が低い。それが気持ちのうえからも衰退している一因となっている。進取の気概、雷電の如くでいくこと。全力を挙げてやれば下関の様相が変わる。これで市民の運動を強めよう」と語った。
 寺院関係者は、「“なんとしても外国の侵略から下関を、いえ日本を守らなければなりません”というセリフは素晴らしい言葉だ。日本人のために頑張るぞという思想も思いも時代はこえる。日本人の魂はずっと続いている」と話した。
 小中高生平和の会の退職教師は、「山口県、とくに下関の誇りある人人、世のため人のために維新をたたかい社会に貢献して発展させてきた人たちの生き様が正しく顕彰されず子どもたちに据わっていない。この劇を見ることにより、子どもたちにどう生きるか、性根の据わったものをつかんでほしいと切に思う」「教育の場でも維新をどう教えるかがなく、正しい歴史観でないものが多い。教育の場にここが据わるというのが非常に大事。これを機に郷土の誇りを子どもたちに伝えていく副読本などもできていけばいい。平和の会としても大大的にとりくんでいきたい」と語った。
 「台本を読んで感動した」という商店主の男性は、「今の日本をうまく皮肉っていると思った。今の子どもたちには絶対見せたい。わが子を殺したり、事件の絶えない若い親たちにも見せたい。ただ見るだけではなく、僕たちもその場に参加しているんだという気になるものだと思う。みんなが真剣にすれば成功する。これだけの人たちが初めて出会ったことが、今回だけで終わったらもったいないし、これがまたなにかのことに波及すると思う」と語り、下関発展のための力にしていくことへの期待を語った。
 新地で明治維新の先駆者・高杉晋作の碑前祭を毎年とりくんでいる男性からは、「近年は参加者も200人になるなど注目されてきている。今年の碑前祭にははぐるま座も功山寺決起の場面を演じていっそう花を添えてくれた」と、維新顕彰が発展していくことへの期待をこめて語った。
 今後のとりくみについても、「子どもたちに見せるために、親も見て、子どもも見て“行こう!”となるような子ども向けのわかりやすいチラシの作成を」「情報誌や新聞、テレビなどマスコミも利用して宣伝を強めよう」と創意を持った発言が続き、幅広く市民を結集させていくことなどが確認された。

 6月21日の高杉公演 午後2時と午後6時半開演
 なお、『動けば雷電の如く』公演は6月21日(土)海峡メッセ下関四階イベントホールで@午後2時、A午後6時30分開演の昼夜2回公演(開場はいずれも開演30分前)。

 実行委員は51人に(22日現在)
 6月21日に予定されている劇団はぐるま座『動けば雷電の如く――高杉晋作と明治維新革命』の下関公演は、22日現在で実行委員が51人になった。16日付本紙で紹介して以降、実行委員として名を連ねた人は以下の通り。
 相原信彦(下関市立大学教員)
 有福孝岳(功山寺住職)
 粟屋俊朗(極楽寺副住職)
 今田一恵(小中高生平和の会代表)
 加藤欣士郎(伊崎町整形外科)
 川原孝雄(下関詩を朗読する会“峡”)
 小見山藤子(主婦)
 崔吉城(東亜大学教授)
 坂本紘二(下関市立大学学長)
 高木博(下関老人大学受講生友の会会長)
 高田美智子(大新館会長)
 中尾弘明(唐戸商店会会長)
 中司武敏(下関市花卉農協バラ部会部会長)
 西本純雄(下関市老人クラブ連合会長)
 浜田光明(覚苑寺)
 弘中聖規(下関市剣道連盟相談役、弘武館館長)
 藤野俊孝(吉田地区自治連合会会長)
 前田博司(歴史研究家)
 松崎恵美子(満珠荘の存続を求める利用者の会)
 松永正道(シーモールしものせき協同組合理事長)
 道盛誠一(下関市立大学教授)
 三好綾子(吉田地区婦人会長)
 吉津直樹(下関市立大学教授)

トップページへ戻る