トップページへ戻る

  <狙撃兵>    下関市長は誰の市長か        2006年3月26日付

 下関の江島市長はだれの市長であるか。六連島で軍事訓練をやって戦争をしてくれという市民は全然いない。人工島を軍港にするために4車線のでかい道路をつくってくれといった市民もいない。唐戸の埋め立て地あるかぽーとにホテルや大型商業施設をつくってくれといった市民もいない。老人休養ホーム満珠荘をつぶしてくれといった市民もいない。むしろ市民はそんなことはしてくれるなと声を上げている。
 市民ではない別のだれかが求めているものを意地になってごり押ししているのである。市長は選挙で選ばれた市民の代表だということになっているが、現実は安倍総理の子分であり、林芳正代議士の仲間であり、神鋼や三菱、JRやサンデンなど大企業の利益のために粉骨砕身している。かれらのために働くことが、市民のためにならず、市民を苦しめているのである。
 教科書では、戦後の社会は主権在民で地方自治とか民主主義だと習ってきた。しかし安倍総理や江島市長が実際に実行しているのは、アメリカや、大企業や政治家が好きなようにふるまう、まぎれもない専制政治である。イラクや北朝鮮について「独裁国家」といってきたが、いってきた当人らが独裁政治であり、よそのことをいっている場合ではないのだ。
 世の中は、江島市長あっての市民であり、安倍総理あっての国民であり、大企業あっての労働者だといったって、黙ってそれに従って首をくくるわけにはいかないし、仕方がないといって外国に送られて肉弾になるわけにはいかない。
 市民の方は江島市長や安倍総理がクビになってもまったく困らないが、かれらは市民が支持しなければやっていけない、というのは小学生でも分かることである。軍事訓練をやれと安倍総理の官邸がいったところで、市民がその気にならなければできないことである。そもそも、水深が10数bしかない六連島に潜水艦が潜ってきて武力上陸したなどといって市民を避難訓練するというバカげたシナリオは、空に漂う官邸のようなものしか考えつかないことである。
 下関では28日の市議会最終本会議に、市民が押しかけて議会を傍聴し、議会に圧力をかけるとみんなが意気込んでいる。市長や議会あっての市民であるか、市民あっての市長・議会であるか、注目である。さらに県議選があり、林芳正大臣が登場する参議院選挙もある。
                                           那須三八郎

トップページへ戻る