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 <狙撃兵>   久間大臣は米国に国籍を移せ     2007年7月2日付

 久間防衛大臣が、広島、長崎への原爆投下は「しょうがなかった」と発言した。原爆によって、戦争が終わり、北海道がソ連に占領されなくてすんだからというのである。これに安倍首相は「アメリカの考え方を説明しているので問題ない」と、首吊りをした大臣と同じように擁護した。また銃撃されていわゆる「平和勢力」から「平和のカリスマ」のような扱いをされてきた本島元長崎市長が久間発言に同調している。「日本が悪いことをしたから落とされた」「アメリカに感謝する」という自分の主張と同じだというのである。
 久間氏によれば、ソ連に北海道が占領されたら大変なので、アメリカが原爆を2つも投下して20数万人の非戦斗員を焼き殺すことによって、日本を単独で占領し、日本を救ってくれたというわけである。その後62年たって、今や「立派な」植民地・属国になってまことに喜ばしいというわけである。
 久間氏も安倍氏も、アメリカの考え方で日本政府の首相や大臣をしているわけである。だがこれは珍しいわけではない。敗戦しアメリカに占領されてうれしがったのは、天皇をはじめ三菱などの財閥、吉田茂などの政治家に共通していた。日中戦争から日米戦争を引き起こして中国・アジアの人民と日本の人民に大きな被害をもたらすことでボロもうけをしたかれらが、敗戦後、家族を殺され廃虚に取り残された大多数の国民の苦難を尻目にアメリカの占領を喜んでいた。かれらは日本人民が革命を起こすこと、だまされて、食料も武器も持たされず死ぬために送られた兵隊が戦地から帰ったら反乱を起こし、自分たちの地位が剥奪されることをもっとも恐れていたし、アメリカが占領したら自分たちの地位を守ってくれると願っていたからである。それが、アメリカに命ごいし、あらゆる民族的な利益を売り飛ばし、アメリカの植民地状態になってきたことを喜ぶ出発点である。
 ジープに乗った米兵にキャラメルを投げられて喜んで拾っていた世代である久間氏は、原爆で殺され、戦地で殺された多くの人たち、そのために戦後多くの人人がなめたいいしれぬ苦労より、キャラメルをくれ、自分を大臣にしてくれたアメリカに感謝感激なのであろう。精神構造で見ると、すでに日本人をやめていることを示している。それなら日本の大臣などすぐやめ、日本国籍を返上してアメリカに国籍を移したらいいではないか。日本は日本民族が歴史をつくってきた国である。
                                              那須三八郎

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