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    <狙撃兵> 中尾氏が林派デビュー          2009年3月9日付

 下関市長選が告示となった。友田陣営は自民党安倍派、林派の県議のほとんど、「3日前の創価学会」を前倒しした公明党市議、江島関連企業などの顔ぶれがバックアップ体制として登場した。中尾陣営は、かれらの予測を超えた決起集会の参加者数で、選対が知らないところの市民の自主的参加が目立った。しかし中尾選挙を仕切るのは自民党林派だという姿をあらわした。
 中尾氏は、箱物利権政治を転換し市民の要求を取り入れたマニフェストを直前につくった。しかし林派でいくとなればその公約は口先だけの偽装表示ではないかと受け止めざるをえない。安倍代理の箱物利権政治から、江島市長の上をゆく林派二井県政と結んだ林派代理の“下関版ニューディール”なる箱物利権・市民切り捨て政治をやるのかどうか。
 ゴミ袋値下げと満珠荘存続の2度の10万人規模の署名運動をやった主体で、中尾選挙を独自に取り組んできた市民の会グループの市民交流センターに、中尾氏がとうとう1度もあらわれなかっただけではなく、選対職員が迷惑だという態度をとった事実は軽軽しく見過ごすことはできない。それは松村市議の名簿公開事件という、人を首つりに追い込みかねない問題をおこしながら、出陣式で発言させる厚顔無恥さと共通している。それは市民を利用し犠牲にして平気という許し難い態度をあらわしている。
 中尾選対はマニフェストすら配る力がない。北九州や宇部あたりからアルバイトを連れてきて配るような有様で、市民が何を考えているのか理解する意志も能力もなく、そういう組織のサマをなしていない。市民の動きに乗っかるだけで、口先だけの物欲しそうな連中が空騒ぎだけしているのである。自分たちの利権選挙をやりたいのなら、林派と汚れ選対だけでやればよいのだ。
 中尾氏は勘違いしてはならない。市民派といって期待を集め、選挙が始まったら林派だったなどと市民を手玉にとってはならない。投票するのは有権者なのだ。投票の前から市長になったような気になっているのは愚かである。「3日前の安倍派」というが、「1日前の市民」というのもある。中尾氏はどっちに行くのか、口先ではなく態度と行動で市民に伝わるようにしなければならない。市民は他の候補とともにじっくり観察することになる。
                                        那須三八郎

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