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自民・「日共」が大凋落
東京都議選
              自公でも過半数に届かず    2009年7月13日付

 衆院選の前哨戦となる東京都議選(127議席)で、自公与党がまたも大惨敗を喫した。自民党の大敗であると同時にオバマ支持で騒いでいた「日共」集団も大幅に議席を減らすなど凋落した。投票率は前回の43・99%から10・50Q増えて54・49%となった(当日有権者数1046万9729人)。有権者の投票行動が熱気を帯びていたことをあらわしている。
 自民党は改選前の48議席から38議席まで減らし、今回の都議選に全力を注いできた公明党は22議席から23議席と横ばい。与党は自民、公明合わせて過半数の64議席獲得を勝敗ラインとして掲げてきたが届かず、61議席にとどまった。
 民主党は34議席だったのが54議席まで増え、大幅な議席増となった。野党のなかでは、「日共」が40人立候補して、13議席から8議席へと減らした。自民党批判の高まりを反映した選挙のなかで、反自民勢力として見なされず、人人にそっぽを向かれる結果となった。2人が立候補した社民も当選者ゼロ。生活者ネットワークは四議席から2議席へと減らした。
 選挙区ごとに見てみると、自民党の牙城といわれた1人区(7選挙区)では、千代田区、中央区、武蔵野市、青海市、昭島市、小金井市の6選挙区で民主党候補が勝利。唯一、三宅島や小笠原などの島部で自民党が当選した。前回は自民党が5勝2敗だったが1勝6敗となった。敗れた千代田区の内田茂氏は当選6回を誇る党都連幹事長で都議会議長もしていた大物だった。武蔵野市で落選したのは党都連青年局長だった。
 2人区(16選挙区)では、14選挙区で自民・民主が1議席ずつを分け合った。荒川区では、民主党と公明党の候補が当選し、自民党は都議会党副幹事長だった崎山知尚候補が落選。北多摩第2選挙区(国分寺市、国立市)でも自民党候補が押し出されて、民主党と生活者ネットワーク候補が1人ずつ当選した。
 3人区(5選挙区)ではすべての選挙区で自民党、公明党、民主党が1議席ずつ分け合った。その他の複数人区では、杉並区(6議席)で自民、公明が1議席ずつしか取れず、民主党が2議席、無所属候補と「日共」候補が1議席ずつで、野党が4議席を占めた。八王子市(5議席)、板橋区(同)では、民主が2議席、「日共」が1議席、自・公が1議席ずつとなった。
 開票がはじまる前後から、泥船状態の自民党では全て麻生首相の責任にした“麻生降ろし”など、七転八倒がはじまっている。しかし解散にせよ、党首を変えて任期満了したにせよ、総選挙は近づく。「国政と地方は違うのだ」という弁明が相次いだが、国政は地方政治を通じて実行されるのであって、苦しい言い訳となった。
 都議選はかつての中選挙区制度と似た選挙方式で争われることから、どちらかの党が圧倒的議席を獲得するというケースは起きにくい。小選挙区の衆議院選でどのような結果になるのか、楽しみなところとなっている。

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