トップページへ戻る

全国団結で国策打ち負かす
祝島の行動に高まる連帯感
             「福島繰り返すな」の世論   2015年4月17日付

 祝島の島民たちが、14日に開催された漁協総会において上関原発にかかわる漁業補償金の受けとりを拒否し断固として原発反対を貫いたことが全県、全国に伝えられて喜ばれている。福島事故のような大惨事を引き起こしながら、性懲りも無く再稼働や新規立地を動かす国、電力会社の横暴なやり口とあわせて、その国土をミサイル攻撃の標的にさらす戦争体制づくりを一方で進め、郷土を廃虚に導く国策に憤激の世論が高まっている。福島以後、世論は様変わりしてきた。いまや原発は祝島現地の利害だけの問題にとどまるものではない。全県、全瀬戸内海沿岸、全国民の死活のかかった問題であり、そのたたかいは人人のなかで圧倒する世論を代表したものとなっている。国策を打ち破る全県、全国的な共同斗争として発展させ、撤回に追い込むことが迫られている。

 死活かけた共同の斗争

      安倍首相お膝元の快挙                広島市 高橋 匡

 今回の祝島漁協への補償金受けとりをめぐる攻防は、長周新聞を読むまでいっさい知らされておらず、私たちにとっては寝耳に水の事態だったが、祝島の人人の賢明な判断により「否決」の結果が示されたことは本当によかったの一言に尽きる。
 会場を祝島島内から柳井に移動させ、バリケードまで張り巡らす厳重な警戒態勢というものものしさのなかで総会が開かれること自体が常軌を逸しているが、にもかかわらず祝島の方方が一歩も譲らぬ行動をとられたことに敬意を表したい。
 すでに30年も攻防が続く上関原発計画は、祝島が漁業補償金を一銭も受けとらないことが法的な手続きを食い止めてきたが、最近になって「受けとり」を主張する人人が出てきていたことを心配していた。今回も賛成に回った24人の方たちがなぜこのタイミングで立場を変えられたのかについては疑問だが、本来漁業者のためにある県漁協が原発推進のための下働きをするなどあらゆる組織を通じた圧力や誘惑があるなかで、わずかな差であってもはっきりと「受けとり拒否」という決議が出されたことは非常に重たい意味を持っている。誰も文句がつけようのない結果であり、中電も県漁協もこれを重く受け止めるべきだ。
 まして、本来祝島の漁業者に対して振り込まれ、当事者によって法務局に供託されていた補償金を、親組合とはいえ赤の他人である県漁協が勝手に引き出して、当事者の意向を無視して何度も受けとりを迫るということが法的に許されるのか。この行為については責任が問われなければならないと思う。総会の決議は重たいものであり、県漁協がこれを無視することはできないし、ここでケジメをつけて、補償金問題に終止符を打ち、祝島の人人がこれまで通りに安心して漁ができる状況にしなければならない。
 また、この判断が下されるまで上関現地だけでなく、われわれも含めた周辺一帯の人たちの問題として世論を一つに束ねてきた長周新聞のペンの力にも敬意を表したい。政府とマスコミが一体となってことの真相を隠しながら水面下で進めてきた謀略を許さなかった。低投票率の選挙で「信任を得た」という格好をとりながら暴走してきた安倍政府のお膝元で、これをひっくり返す住民の団結の力を見せつける快挙だったと思う。
 野党がだらしがなく、口先では格好つけた「反対」を唱えながら裏では口裏を合わせるような政治がはびこるなかで、日本全国の底辺に流れる本当の民意を示すことがこれからは非常に大事になっていると思う。
 被爆地広島においても「核と人間は共生することはできない」という信念に立ち、上関をはじめ山口県民とともに核兵器廃絶と全国の原発の即時廃炉を求めていきたい。
                          (原爆展を成功させる広島の会会長代行)

      団結すれば国策止まる            広島市 宇都宮満枝

 祝島の人人の断固とした「否決」の判断に広島市民として心から御礼をいいたい。福島原発事故の片付けがこれほど難航しているさなかに、お膝元で原発の新規立地をしようとする安倍政府はいったいなにを考えているのかと思います。お膝元で反対運動を30年も貫くことはよそから見えない大変さがあり、相当な強い決意がなければできないことだと思います。現地の住民パワーを見せつける立派な行動であり、私たち広島市民の願いをも代弁してくれたように思います。
 私たち被爆者は70年前、生き地獄のなかをさまよいながら、戦後の復興を成し遂げてきました。ところが戦後の異常な政治は、これほどの火山国に原発を五四基も作り、廃炉にするにも30年も40年もかかり、核のゴミは半永久的に処理することができないことがわかっていながらいまだに再稼働をやるというのです。それのどこが「強い日本」「邦人の保護」なのでしょうか。日本国の将来をアメリカのいうままにもてあそぶのはもうやめていただきたいと強く訴えたいです。
 新聞、テレビはまったく真相を伝えませんが、長周新聞によって広島に住む私たちにも現地の様子が手にとるように伝わります。民意をことごとく無視する政治に対して、あきらめるのではなく、国民が一致団結すれば必ず国策を止めることができると思います。祝島のみなさんとともに私たち広島市民も核兵器に依存する戦争政治に絶対反対を訴えていきたいと思います。(被爆者)

        国民の命守る使命から         京都市 井上雅博

 あの未曾有の東京電力福島第一原発事故から四年になるのに、周辺住民十数万人はいまだ家に帰ることができずに避難を強いられています。原発事故自体の収束もできず原因解明もできていない。それなのに安倍政府は「コントロールされている」「世界一安全な原発になった」とウソをつき、原発の輸出に乗り出し、再稼働に走っています。国民のなかでは危惧や不安は強く、反対世論が圧倒しています。原爆と戦争展を京都でもやっていますが、会場でも再稼働反対のみならず、原発はやめるべきとの声が老若男女問わず話題になります。期しくも高浜原発3・4号機の再稼働に待ったをかけた司法の判断も出ました。当然で、これが国民の常識です。
 それなのにこの期に及んで新たに建設なんか言語道断であります! 祝島のみなさんが上関原発建設計画に「孫子のために海は売らない」と頑張っておられるのは、長周新聞紙上で見ていて励まされていますし、断固支持します。原発反対は原水爆禁止、戦争反対にも通じています。
 私たち街の薬局薬店の小売商業組合は「国民の命と健康を守るために」、医薬品の量販体制に反対する闘争をやっております。薬を金もうけの道具にさせる国の「規制緩和」にも「団結と闘争」の旗印のもとにたたかってきました。ともに、国策にもひるまず、「強い意志と団結」をもってたたかい、はね除けましょう。(京都府医薬品小売商業組合理事長、京都原爆展を成功させる会代表)

       お金至上主義への鉄槌        京都市 向井 宏

 祝島の漁業者が、山口県漁協による執拗な原発補償金受けとりの強要を何度もはね返してきたことは、お金をすべての価値の基礎とする現代の資本主義社会では、希有のこととして、高く賞賛したい。いまだ収束する道筋さえ見えない福島第一原発の爆発事故では、15万人もの人人がいまだに避難生活を強いられ、陸や海への放射性物質が放出・流出し続けている現在、お金至上主義による原発の再稼働や増設を目指す電力会社の動きは、福井地裁の判決がいうとおり、人人の人格権を著しく毀損する行為といわなければならない。山口県は法を無視した埋立許可の失効を延期する策動を今すぐ止め、ただちに埋立許可をとり消すべきである。
 祝島の漁業者らと一緒に全国の環境・農業・漁業を守る人人が共に原発の廃炉を要求し、上関の原発建設を止めさせよう。
             (海の生き物を守る会代表、北海道大学名誉教授)

       原発も風力も根は一つ        下関市民の会 柿田多加子

 上関原発反対で30年以上もたたかっている祝島の漁民の人たちの姿に感謝しています。地震国である日本に54基もの原発があることに驚きですが、それ以上に山口県に一つもないこと、建てさせていないことをとてもうれしく思います。これも豊北、祝島の人たちの厳しいたたかい、海を汚させない、漁業を守り人の命を守るというその思いや行動を知り、私にも何かできることはないかと思っていました。
 柳井で漁協総会があり抗議行動に参加でき、たくさんの人たち、祝島の人たちに出会い、本当に他人事ではなく行動していくことの大事さがよく実感できました。同じ祝島でたたかっていた人の中にも賛成に回った人もいることを知り、どうして? なぜ? と残念に思いましたが、圧力などがあったのではないか、心の中ではすまないと思っている人もいるのではないかと思いました。いつも権力でもっていうことを聞かせるという話も聞きます。一つの島の中で気まずく暮らさなければならない人たちのことを思うと、大げさかも知れませんが国策とは、政府とは何なのかと、ひどいことをするものだと思いました。
 まだ長いたたかいになるでしょうが、原発も風力もまた秘密保護法、集団的自衛権、TPPもみんな根は一つ、つながっています。これからも頑張っていきます。

        全国各地で誰もが反対       豊北町矢玉 70代漁師

 受けとり拒否は本当によかった。中電がしつこくやっているがよく頑張っている。原発を建てさせてはいけないというのは私たちから考えてもあたりまえだ。豊北町の神田岬につくろうとしたときもすごいたたかいで、私たちは国道を見張って、よそ者を入れないようにしてみんなで団結してたたかった。上関原発も上関だけの問題ではない。大間原発も対岸の函館が大反対している。全国あちこちでみんなが反対している。原発をつくってもうけようとしてその地域や住民、環境がどうなろうと好き勝手をしている。いい加減にしろと思う。今も福島では、雨が降るたびに地下水で騒ぎ、汚染水が漏れたといっては騒ぎ、収拾がつかない。漁業ばかりか農業も全滅だ。安岡では風力発電反対で頑張っているが、これも一企業が国のさじ加減次第でもうけるもので根は同じ問題だ。私たちは原発には絶対反対だ。祝島・上関の人たちやその周辺の人たちには、どうかこれからも頑張ってほしい。

        補償金と替えられぬ命     豊北町矢玉70代漁師

 祝島のことはニュースで見た。よかった。
 ずいぶん昔になるが、豊北でもみんなで原発計画を潰すためにたたかった。建設予定地の神田岬は、サザエやアワビの宝庫で豊かな漁場だった。そこに原発を建てるというから私たち矢玉の漁師が先頭にたって必死で反対した。みんなで頑張ったが、それでも完全に追い出すまでには10年近くかかった。漁業補償金は当時も問題になった。しかし、今の福島を見てもわかるが、莫大な補償金でたとえば大きな家を建てても、事故が起きたらその家に帰ることはできないのが原発だ。このことが全国の人に知れ渡っている。これからも頑張らないといけない。

        再稼働差止と同じ日に          豊北町 漁協関係者

 祝島の補償金受けとり拒否はよく頑張った。祝島も頑張ったが、今、全国で原発政策にブレーキがかけられ始めている。同じ日に、福井の高浜原発をめぐって再稼働差し止めの仮処分が決定したが、司法が国の進める原発政策に歯止めをかけるものになっており、原発をつくらせようとする政府の側にとっては厳しい判決が出された。これまでは原子力規制委員会の認可のもとにものごとが進んできたが、それではいけない、住民の人格権ともかかわって、今のつくりではだめで、もっと強固なものにしなければ認められないという決定だった。安全対策をしたからいいというものではなく、よしとしてきた基準も含めて全部つくりかえないことには通らないということになる。これは高浜原発だけでなく、全国の原発につきつけられた。福井地裁が原発再稼働に歯止めをかけ、山口県では祝島が頑張って補償金は拒否された。祝島の総会を祝島で開くことはできず、場所を柳井に移しても同じだった。同じ日に二重の喜びだったと思う。
 中電が祝島漁協に支払うはずの補償金を県漁協が受けとり、祝島の漁師に対して受けとりを迫るという関係について、補償金を「預かっている」ということがどこまで認められるのか。宙に浮いている補償金を祝島を説得するまで県漁協に置いていいものなのか。祝島に絶対に漁業権を放棄させるという約束の下で、県漁協が補償金を受けとり、中電に代わって漁業者に受けとりを迫っている。相手は終わらせる気などなく、祝島が弱り諦めるまで続ける気だ。そして、準組合員に案内がされない総会というものがあるか。決定に関する発言権は準組合員にはないが、案内をしないということはありえない。

    上関と共に日本を守る        下関市民の会 堅山キヌ子
 
 上関原発建設反対運動は長周新聞で読んできましたが、14日の総会の抗議行動に参加して、三十数年間たたかってこられた島民の方方にお目にかかり、地域を守る心、子孫を守る心、強い信念を感じました。島民の方方の命をかけたたたかいであり、私たちも含め日本を守るたたかいであると感じました。
 会場となった県漁協柳井事務所前は、事務所とは思えないほどの物物しいバリケードに「立ち入り禁止」の紙が貼られ、警備員が10人ほど直立不動、厳しい顔で警備されていました。原発は絶対に建てさせてはいけないと祝島の漁民が補償金も受け取らずに頑張っておられ、行動に参加している人たちも「電気が足りない」ということに、「うそだ、今でも足りている」「金はいらん」といっておられました。胸にジンと来るシーンにも出会いました。少しでも心を寄せ頑張っていかなくてはと思った1日でした。
 そんななか、高浜原発再稼働の差し止め決定、住民側の主張が認められ、原発の運転を禁止する決定は全国初だということです。「重大事故が起きればどうなるのか」という住民側の強い反論があってのことだと思います。重大事故が起きれば、その地域では子や孫の代までも生きていけなくなるのです。
 ここ下関でも安岡沖洋上風力発電の建設に反対する運動が大きく広がっています。国道191号線沿いに地域の方方が幟、はちまき姿で訴えておられます。昨年から集会があり、デモがあり、横野の方方の行動になっています。
 “下関市民頑張ろう”で心を一つにして寄り添って、上関のみなさんと共に運動していきたいと思っています。

       祝島の強い姿に感動       下関市民の会 萩尾愛子
 
 14日、祝島の漁民が補償金の受けとりを否決しました。私も下関から参加しました。
 そもそもなぜ祝島の総会開催場所が柳井漁協事務所なのでしょうか。祝島で開催すれば時間も島民の人の労力も少なくてすみます。漁師さんたちの忙しい日日を少しでもやわらげてあげることを考えてほしいです。祝島の婦人は「お金はいらん」と大きな声で叫んでいました。みんなが原発反対のはちまきをしめて立っていました。前向きで迷いのない姿勢で、長い間たたかって来られたことが伝わってきて感動しました。国や県は、なぜ祝島住民に迷惑をかけるのか。私たちは安心できる新鮮な魚がいただきたいです。
 テレビ局、大手新聞はなぜ本当のことを報道しないのか。長周新聞だけが頼みです。
 少しながらの力ですが私も下関で応援したいと思います。

       瀬戸内に原発はいらぬ             広島市 中道誠二

 上関原発計画がこれほどすさまじい状況になっているとは長周新聞を読むまでまったく知らなかった。多くの国民が知らない間に原発が日本中につくられていったが、このように真綿で首を絞めるように原発推進へと導いていく様が手にとるようにわかった。
 安倍首相のやり方は、見出しにある「国民を守らぬ売国政治」そのものであり、そのなかで祝島現地の人たちが「補償金を受けとらない」という判断をされたことは、われわれ広島市民にとっても非常にうれしい結果だ。
 上関に原発ができるということは広島湾を含む瀬戸内海全体が死の海にされるということであり、放射能の恐ろしさは原爆を受けた広島県民が一番よく知っている。戦後、アメリカは歴代首相を踊らせて日本中に原発をつくらせたが、マスコミも経済問題だけに切り縮めて、原発と原爆を切り離し、大きな視点で国民が考えないように仕向けてきた。幼い頃、父が「いずれアメリカが日本の食べ物まで支配するようになる」といっていたが、気がついてみればまさに今そのようになっている。すべてアメリカが仕掛けてきたことであり、それに踊らされて福島原発の事故まで行き着いた。それでも上関のことについて広島では、NHKも朝日も中国新聞も真実をいっさい取り上げていない。これほど具体的にはっきり書いているのは長周新聞だけだ。
 祝島といえば魚の宝庫であり、祝島産の鯛は他のどこの鯛よりもおいしいことが広島では知られている。私も上関の漁師が広島市内に出している割烹に昔からよく行っているが、すべて天然物でその日の朝水揚げした魚が出されるので、よそとは比較にならないほどおいしい。広島の食通の間では有名な店であり、業界の接待などでよく利用させてもらった。ぜひ祝島の方たちには、広島市内にお店を出していただき、「原発反対を貫く」ことを掲げておいしい魚を売り出してほしい。上関ブランドにプラスして「原発反対」という意味が加わるだけで広島市民は絶対に応援するし、成功は疑いないと思う。瀬戸内海に原発はいらないというのが広島市民の総意だ。

      他人事でない上関原発       京都市 井上加代子

 福井・京都の市民が関西電力高浜原発の再稼働差し止めを求めた判決は、「運転してはならない」という画期的な判決でした。福島事故から四年たつのに、焼け落ちた燃料の様子もつかめないというありさまで、多くの人たちが故郷を追われたままです。再稼働に反対の世論が強いのに、新規建設なんて……絶句します。まさに「この期に及んで」ですね。懲りない面面にあきれ果てます。
 祝島の高齢の住民の方たちが孫子のために海は売らないと困難ななかで励ましあって、人間同士のつながりを大切に頑張っておられる様子は常常報道で見ています。都会に住んで電気を使う消費者としても、他人事とは思っておりません。
 福井県若狭の原発で事故が起これば京都は地元ですので、大飯原発の原告団に入っています。上関原発にはカンパするくらいのことぐらいしかできていませんが、気持ちは同じです。原発には絶対反対ですので、できることはしていきたいと思っています。ともに頑張りましょう。政府は原発からの撤退の決断をするべきです。

       全国に支えられた斗い        祝島 80代婦人

 柳井での総会の部会で補償金の受けとりを否決したという結果を聞いて、“本当に良かった”と喜んだ。30年以上原発に反対してきて、山口や広島、田ノ浦などどこにでもみなで駆けつけていった。それは瀬戸内海を守るという思いでやってきた。これまでの行動も全国の人たちが支えてくれたからできている。
 補償金の問題は祝島だけの問題ではない。私たちも年をとってなかなか抗議行動に出られなくなったが、これからは若い者が頑張ってもらわないといけない。全国の人たちと一緒にやっていきたい。

      周辺地域と手を組んで    祝島 80代婦人

 補償金受けとり否決のニュースを聞いて、うれしい気持ちと「まだまだ油断はできない。気を引き締めてやらなければいけない」という気持ちがある。今回の行動にみなが立ち上がってあそこまでいったことは本当に良かった。とくに周辺の人たちにたくさん新聞を配ってもらったことがありがたかった。
 私たちはあまり外に出られないが、思いはみなと同じで「柳井に行って行動したい」という気持ちは強かった。当日は「頑張れ」と祝島から応援していた。今からは若い者の出番だ。
 これまで「海を守る」という思いで必死になってやってきた。原発ができれば若い者は住むことができなくなる。これは祝島や上関町だけの話ではなく、周辺の人たちも同じ思いで反対してくれている。まわりの人たちとともに頑張っていきたい。

       先頭にたつ若者に期待       祝島 70代婦人

 昨日集会をやり若い者が抗議行動の報告をやった。「若輩者がおこがましいかもしれないが」といいながら、抗議行動で県漁協に対して示した水協法の25条を読みあげて、みなに報告した。若い者がわからないことをいろいろ調べたりして賢いのに驚いた。おばさんたちも、「どんどん勉強して先頭に立って頑張れ」「若い者が引っ張っていかないといけない」とおおいに励ました。
 今回の総会の部会で漁師がしっかりと反対の意志を示したことは良かった。いまからもなにがあるかわからないが、みなが一つになってやらないといけない。

     皆で町立て直す運動を       祝島 70代男性

 このたびの総会の部会で、正組合員28人が書面で議案を否決したことが良かった。本来祝島でやるべきものなのだから組合員が柳井の会場に入ることはない。県漁協もひどく落ち込んでいるのではないか。
 しかし本来漁協というものは、たとえ漁師が「海を売る」といっても、「売るな」と指導するのが役目だ。それを必死になって補償金を受けとらせようとするのだからおかしい。「海を売るために漁協があるのか」ということだ。
 私たちはずっと「原発をつくるために海を売れば生活できなくなる」「地震、津波などで事故が起これば、山口県全体や瀬戸内海が全部だめになってしまう」と訴えてきた。福島でも実際に汚染水が垂れ流しにされている。瀬戸内海は池みたいなもので福島以上に壊滅的な状況になる。
 「原発はできないから補償金をもらったらいい」という者がいるが、化けの皮がはがれてきているし、私たちも性根がはっきりとわかってきた。
 今回長周新聞が号外を周辺に配ってくれたことが一番大きく、力になった。まわりの人たちも声をあげてくれ思いがしっかりと伝わってきた。今年は町長選もあるがいままでのように推進、反対で票を配分するような選挙ではなく、町の発展のためにどうするのかを考える選挙にしなければいけない。


トップページへ戻る