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湯澤ISOコンサルティング事務所
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Q. コネクタ製作課の品質目標は何ですか?
A. 工程内不良3件/年以下です。
Q. それを達成するための計画はどのようなものですか?
A. 社員教育の実施と作業の標準化の推進です。
Q. では社員教育の仕組みはどのようになっていますか?
A. (オッ。分厚い「教育訓練規程」だな…)教育訓練は、規程に基づいて実施します。
教育訓練の内容はこのように、経営層教育、管理者教育、階層別、専門性別、組織横
断的な教育と体系図に示しています。経営層では財務分析や…
Q. わかりました。
大変立派な規程ですね。(こんな分厚い規程、誰が読むの?)
ところで、この規程を実行すれば、工程内不良は3件以下になるのですか?
A. ええと…………
机上の理屈では無く、現場・現物に目を向けていきませんか?
Q. 供給者については評価選別してるのですか?
A. (供給者評価チェック表を提示して) これを用いて評価を行います。
納期順守率、品質、緊急時の協力度、現場の5S、等に個別に点数を付けて総合点数を算出し
購買課長の承認で供給者を決定します。
Q. そうですか。では総合点数で供給者を選別するということですか?
選別した供給者はリスト化するのですか?
A. いいえ。リストにする程の数は無いですから。例えばメッキ工程の委託先は、この近辺には
1社しかありませんから、そこに委託する以外に方法がありません。
Q. それでは、複雑な、供給者評価チェック表の運用は必要ないのではありませんか?
A. でも、規格7.4.1では、供給者を評価し選定するように要求しています。
Q. 結果的に評価して選定していることにならないでしょう。無意味な記録を残しているだけです。
もっと、単純・明快にできませんか?
A. えっ、単純・明快にしていいんですか?
Q. 良いも悪いも、御社では実際にそうされているんでしょう?
形や格好ばかりにこだわっても、メリットはありませんよ。
A. …………
アウトソースしたプロセスの影響度を良く検討して、適切な評価方法を作りましょう。
Q. 設備は点検していますか?
A. はい。設備日常点検チェックリストを用いて実施しています。 (同チェックリストを提示する)
Q. 全てのチェック項目にレ点が入っていますね。
全ての項目をチェックして回るには相当な時間を要するのではないですか?
A. 正直、全ての項目を点検すると15分はかかります。
ですから主要なポイントを点検者が選んで 点検しているのが実態です。
Q. では、チェックリストの全ての項目にレ点が入っているのは何故ですか?
不必要で過剰なチェックリストなら、内容を整理するか廃止することです。
Q. 顧客満足度についてはどの様に把握していますか?
A. アンケート用紙を配付して回答をお願いし、回収しています。
Q. 配付先は何社位ですか?
A. 固定客との取引ですので30社位です。
Q. アンケートの内容はどの様なものですか?
A. 10個程度の質問があり、各々について大いに満足から大いに不満まで、5段階の選択肢があり
該当する番号に○印を付けて頂いてます。
Q. その結果はどうですか?
A. ほとんど、4点(やや満足)に○印が付いて返って来ます。
満足度把握が形式的、儀式的に実行されている懸念があります。
何のために満足度の把握をしているのか、その原点から考えて行きましょう。
Q. 著しい環境側面を決定する手順をご説明下さい。
A. リストアップした環境側面を点数化して総合点数の高いものから一定の数を著しい側面と して
います。環境影響の種別に個別に配点をつけ、発生の可能性や影響の度合いや、
検出可能性等を計算式に入れて総合点数は算出するのです。
Q. (何でそんなに労力かけるのかな。) 随分、緻密な手順を構築されたのですね。
大変だったでしょう?
それで、その結果どのような側面が著しいと評価されましたか?
A. コピー用紙の消費とゴミの排出です。
Q. ………… (やっぱりね。)
(単純なことを、何でわざわざ複雑にするのかな。「コピー用紙とゴミの排出」の答えを
出すために すごい間接工数をかけたんだろうな。ご苦労様。)
私と一緒に会社内を一緒に巡回して見ませんか?
Q. 特定した緊急事態には何がありますか?
A. 危険物倉庫からアルコールの流出です。
Q. 保管量はどの位あるのですか?
A. 15リットル容器が2~3本程度あります。
Q. それに対して緊急事態の対応手順を整え、手順のテストを実施し 記録も残している訳ですね。
A. はい。でも手順は見直す余地が無いので、毎年、テストの結果は「問題無し」と 記録しています。
会社創立以来、漏洩が発生した事もありませんし。
Q. これは規格を満たすためにのみ構築された手順ですね。リスク発生の可能性がほぼゼロに
近い側面に対して、不要な工数を費やしている可能性があります。
基本的な考え方を整理しましょう。