Findhorn
フィンドホーン体験記4

 

 福岡県在住 段野瑞菜 女性 

〜フィンドホーン体験レポート〜


なぜ、人は、フィンドホーンを訪れるのでしょうか?フィンドホーンには、何があるのでしょうか?私がフィンドホーンでの生活を体験して、何を感じたか。何を得たか。そのことを、今、このレポートを読んでくださっているみなさんに伝えたいと思います。

現代社会には、自分が、傷ついていることにさえ気づかず、これでいいんだと認めようとしている人がたくさんいます。私もそんなひとりでした。私は、人を愛せませんでした。自然破壊、戦争、欲にかられる人間の行動をーそれをやめることのできない人間の愚かさを憎んでいたのです。そして、私自身もその愚かな人間であることに怒りを感じていました。(でも、どうすることもできない。仕方がない。)そう思いながらも、心のどこかに、(本当にこれでいいんだろうか?)と思う気持ちもあったのです。私は、“人の愛を認めることができない私”に苦しんでいました。苦しみながら、その苦しみの中で、光を求めていたのです。

そして、フィンドホーンに出会いました。正直に言えば、フィンドホーンに行くことで、自分が変わるとは思っていませんでした。でもこの時、私の中で、私の考えとは別の“何か”が、フィンドホーンを感じ、求めていたのです。

私が、フィンドホーンに到着して、はじめて感じたものーそれは、“恐れ”でした。(なにか変。なにか恐い。どうして、こんなところに来てしまったんだろう。)私は混乱していました。今までの私が、変わろうとする私にストップをかけていました。その“恐れ”が突然、別のものに変わったのです。それは、フォーカライザーのジュディスとくにえさんに見つめられたときでした。今までに感じたことのない“あたたかいもの”を感じたのです。(この感じは、なに?)私の中で何かが強く揺すぶられ、熱いものが込み上げてきました。(私、どうして、泣きそうなの?)その時は、泣くことを必死で止めました。でも次の日のシェアリング<感情をグループで分かち合うこと>のときにはもう、この込み上げてくる感情を止めることができませんでした。自分の中で、ずっと抑えていたものが一気に流れ出した感じでした。



それからの私は、毎日のように泣いていました。朝のテーゼを歌う人々の声のハーモニーに泣き、食事の前のアチューメント<そこに集う全ての人が手をつないで一つの輪になり、感謝と喜びを感じること>の言葉、そして手をつないだ隣の人のその手のぬくもりに泣きました。ダンスを踊っては泣き、歌を歌っても、瞑想しながらも泣いていました。そして少しずつわかっていったのです。ここには、人の愛が溢れていること。私は、その愛に触れた喜びで泣いているんだと。。私が一番嫌っていたもの、でも本当は、心から望んでいたもの。それに、出会えた大きな喜びでした。

その他にも、たくさんのことを学びました。心を込めて働くこと。物を大切にすること。人に頼ってもいいということ。言葉は通じなくても、ハートでコンタクトできること。人に感謝される喜び。。。おそらく、今回同行したグループの仲間達それぞれが、それぞれに必要としていた何かを得て、帰って来たことでしょう。

 


ひとりひとりが、自分の本当の望みに気づき、そう生きていくことが、この世界全体に光をもたらすことにつながるのだと私は信じています。〜フィンドホーンの愛〜それは、自分で体験してこそ得られる大きな光です。そしてこの光は、ずっと、私達の中で輝き続けるものなのです。〜Now,always lovingly〜私は、アイリーンから贈られたこのメッセージをいつも心に持ち続けていたいと思っています。そして、ひとりでも多くの人がこの〜フィンドホーンの愛〜を感じてくれることを願っています。

体験記へのコメント〜広瀬尚子〜 

最初の自己紹介の時何も言えずただ泣いていた瑞菜さん、その訳がようやく分かりました。私も昔そんな時があったなあ、と離婚する直前の頃のことを思い出しました。人の優しさに触れた時、美しいハーモニー(私の場合は賛美歌でした)に包まれた時心の中の何か頑張っていたものが溶けて流れて行くのですね。またそれだけではなく、魂が喜んでいる時も涙が出るもののようですよ。たくさんたくさん泣いた後、蓋が開いて閉じ込められていた喜びが噴き出して来ます。帰って来てからの瑞菜さんの皆あてのメールからはそれが感じられてとても嬉しいです。