『エコーズオブタイム』&『リングオブフェイト』感想

2010年10月13日

ある日、ゲーム屋さんに入って何気なく棚をぐるっと見回していて目に入った、タイトルロゴと猫のシルエットのシンプルなパッケージ。思わず可愛いと思って手に取ったのが『FFCCエコーズオブタイム』でした。パッケージの裏を見ると「主人公はキャラクターメイク出来る」「16歳を迎えたその日、主人公は村のしきたりに従い、深い森に分け入り…云々」とありました。自分でキャラ作れるのも、オーソドックスなファンタジーの物語も、両方大好きなのでそのままレジへ直行。キャラクターも可愛いし、一目惚れみたいな感じで買いました。

内容はアクションRPG。複雑な操作はなくて、武器攻撃も魔法も簡単に出来ます。でも当たり判定はけっこう細かくて、ただ真正面から切り込んでボタン連打すれば勝てるというものでもないです。ダンジョンには仕掛けがあって、それらを解きながら進みます。物語とマルチプレイが良くって『エコーズオブタイム』をクリアした後、同じシリーズ作品の『リングオブフェイト』も買いました。

ものがたり

『エコーズオブタイム』の物語は森の中の小さな村、主人公が16の誕生日を迎えたその日から始まります。その村では、16歳になった者は成人の儀として一人立ちできる力を示してみせなくてはならないというしきたりがありました。森に分け入り儀式を終えて村に戻ってきた主人公に、村をあげてのお祝いが行われる筈でしたが、村の子供の一人が急病にふせってしまいます。特別な薬が必要と解った主人公は街に赴き、博識な老人から遺跡調査と交換条件に薬を手に入れます。薬を村に届けた後、老人との約束も果たして村に戻った主人公。これで村の平穏が戻ったと思われたその夜…。

『リングオブフェイト』はシングルモードとマルチプレイモードに分かれていて、シナリオのあるシングルモードの方は決められたキャラクターでプレイします。双子のきょうだいのユーリィとチェリンカは父と一緒に山奥の村で暮らしていました。洞窟を探検したり、山に登ったり、冬支度の為に街に買出しに出かけたり、わんぽくいっぱいに毎日を送っていました。でもその日々は突然、暗転してしまう。

たくさんの家族愛

『エコーズオブタイム』も『リングオブフェイト』も同じシリーズ、同じDS作品という事で世界観や雰囲気、ゲームシステムはけっこう共通しているんですけど、物語の方向性は対極的じゃないかなと思います。『エコーズオブタイム』は悲しい出来事がないわけじゃないけど、どちらかと言えば全体的に明るい物語で、でも最後はちょっと切ない終わりを迎えます。『リングオブフェイト』は最初は幸福感いっぱいなのに一転、見ているのがつらいくらい悲劇的になって、でもエンディングは本当によかったねって感じです。ただ両方に共通して言えるのは、主人公の周りのみんながとっても優しい、家族愛いっぱいっていう事。

『エコーズオブタイム』の主人公には肉親はいないけど、村の人達みんな、何かにつけて主人公のことを気にかけてくれる。隣の家の年上のお姉さん、お兄さん。少しとぼけた女の子に、いたずら好きの男の子達。おばさん、おじさん、村長さん。みんな、ちょっとした日常的な会話の中にも愛情が込められている感じです。そして、村の秘密が明かされた時の台詞には泣かされました。どうしてそんなに優しくなれるの?ってくらい暖かい言葉をかけてくれるんです。みんなの台詞が読みたくて、何回も話しかけたし、周回プレイしたのももう一度あの台詞をと思ったのが理由でした。

『リングオブフェイト』は主人公の双子がいて、お父さんがいて、そして近くで一緒に暮らしているアルとミース、途中で仲間になるナッシュ。さっき書いたとおり悲劇的な物語で双子に辛い事が降りかかります。その度に、仲間から受ける励ましが、とても心強くて勇気が出ます。そしてエンディングは、ネタバレになってしまうので多くは語れないけれど、愛情に満ちている感じで本当によかったです。あっ、ちなみにマルチプレイモード(こっちも一人で遊べます)は、シングルモードのエンディング後の世界(?)っぽいので、『リングオブフェイト』を遊ぶ時はまずシングルモードをクリアしてからマルチプレイモードを遊ぶといいと思います。エンディング後にマルチモードの双子達を見た時は感慨深いものがありました。

みんなと一緒に冒険するのはとっても楽しい

このゲーム、一人でも遊べるんだけど、マルチプレイでも遊べます。『エコーズオブタイム』も『リングオブフェイト』もDSを持ち寄ってワイヤレス通信でマルチプレイできるし、『エコーズオブタイム』の方はWi-Fiに繋いでどこかの誰かとオンラインマルチプレイも出来ます。私の周りにFFCC持っている友達はいないし、家のネット回線は超低速だし、マルチプレイするつもりはなかったんですけど、DSステーションや無線LANのあるネットカフェなんかからWi-Fiに繋げるらしいっていうので、『エコーズオブタイム』でちょっと試してみたんですよ。オンラインに繋いでゲームするの初めてだったから、どんな立ち居振る舞いしたらいいか不安で緊張したけど、いざ遊んでみたらこれが楽しくて楽しくて仕方がないです。

国内のどこかのプレイヤーさんの世界へお出かけした最初のプレイはこんな感じ。村のセーブポイントでホストさんのキャラクターと合流。クラヴァットの男の子だ。「よろしく」って挨拶された! あれっ? 挨拶の定型文ってどこ? 返事できずにもたもたしている間に「こっちだよ」って手招きされたので一緒についていく。うーん、定型文の予習をしておくんだった。二人で一緒に森の中に入って、魔物を倒しながら先に進む。やがてボスの所に到着。恰好いいところを見せようと調子に乗って真正面から切り込んだら死んだー! と思ったらクラヴァットの男の子が駆け寄ってきてレイズの魔法で復活させてくれた! あっ、感謝の定型文はこれか。「ありがとう」って言うと「どういたしまして」って返ってきた! その後、私はフォローに回ってボスを撃破。二人で「やったー!」と喜ぶ。村に戻ると「そろそろ帰ります」って言ってきた。「バイバイ」「また今度」「ありがとう」「助かった」って会話して、初のマルチプレイ終了。どこのだれなのかわからないけど、会話は定型文だけだけど、仲間として一緒に冒険できた! これは凄い! コンピュータの操作する仲間キャラじゃ経験できないフォローや会話がとっても嬉しくて楽しい!って思いました。

たくさんの方が接続されているのでいろんな方がいますけど、気が合う人とはサクサクと気持ちよく冒険できて本当に面白いです。ノリがいい方だったりすると、街で一緒にいるだけで楽しかったりします。私がふざけて樹のてっぺんに登ってぴょいぴょい飛び跳ねたら、その方が真似して向こうの樹で同じ事してくれたりとか、何か装備変更してるなーと思ったら私のキャラとお揃いの恰好になってくれたりとか。フレンド登録もできて、嬉しい事に私も何人かの方からフレンドに誘って頂きました。フレンドコードを交換してフレンド登録すると自由にチャットが出来て、そうでない場合は定型文でチャットします。上の括弧書きの会話は定型文の一部です。他にも「な…なにぃ!」とか「わっはっは」とかあって、これらを使ってオーバーリアクションする方がいて楽しいです。

…と、初めてオンラインマルチプレイをしたのがエコーズオブタイムだったので、これでもかというくらい書いてみました。みなさん、一緒に遊んでくださってどうもありがとうございます!

『エコーズオブタイム』の公式サイトはこちら、『リングオブフェイト』の公式サイトはこちらです。

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