▼似顔絵(映画監督)F・トリュフォー
F・トリュフォー(Francois Truffaut)
トリュフォーをはじめて知ったのは、スピルバーグの『未知との遭遇』に出ているのを観た時で、その次は映画評論家としてヒッチコックにインタビューした本を呼んだ時だった。その本のあまりにマニアックな内容に舌を巻いて、じゃあ彼自身の映画を観てみようと思ったのでした。
最初に観た『大人は判ってくれない』は全編に貫かれている「切なさ」が強烈だったので、すぐさまトリュフォーに興味を持ちました。主人公アントワーヌ・ドワネルの物語は、アントワーヌ役のジャン=ピエール・レオーの成長とともに何作も続編が作られたという、映画史上でも珍しいケースで、日本でいえば倉本聰の『北の国から』といったところでしょうか。
他、いくつもの映画があるけれど、僕がいちばん好きなのは『アメリカの夜』。映画づくりのドタバタを限り無い愛着をもって描いていて、その撮影現場はとっても楽しそうでしたよ。
(2001年3月制作、週刊朝日『似顔絵塾』2001年6月佳作)