2006年のざれごと



2006年4月
4月4日(晴れ)
諸君 私はラジコンが好きだ
諸君 私はラジコンが好きだ
諸君 私はラジコンが大好きだ

バギーが好きだ
ツーリングカーが好きだ
フォーミュラが好きだ
ミニシャーシが好きだ
ドリフトカーが好きだ
トラックが好きだ
ラリーカーが好きだ
ビッグタイヤが好きだ
ル・マンカーが好きだ

平原で 街角で
駐車場で 草原で
凍土で 砂漠で
室内で 雨天で
泥中で 湿原で

この地上で行われるありとあらゆるラジコン競技が大好きだ

グリッドにならべたラジコンの一斉発進が第一コーナーで接触して吹き飛ぶのが好きだ
空中高く放り上げられたラジコンが着地でばらばらになった時など心がおどる

自分の操るラジコンがトップを撃墜するのが好きだ
悲鳴を上げる間もなくインを取られたレースリーダーを剃刀のように鋭くパッシングした時など胸がすくような気持ちだった

ノーコンになったラジコンが他のマシンを蹂躙するのが好きだ
恐慌状態のビギナーが既に息絶えたマシンを何度も何度も走らせようとする様など感動すら覚える

敗北が決定したマシンをガンガン周回遅れにする時などはもうたまらない
絶望の声を上げるライバル達が私の操るマシンを尻目に白い煙とともに金切り声を上げて止まるのをバタバタとパッシングしていくのも最高だ

不運なトラブルに襲われ雑多なパーツで健気にも修理してきたマシンを圧倒的なリードで勝利のわずかな望みごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える

イニシアチブを取っていたレースを滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだったポジションがバッテリーダウンで奪われていく様はとてもとても悲しいものだ

ブルジョアの物量に押し潰されて敗北するのが好きだ
金をかけたマシンに追いまわされドラテクとは関係なしにブチ抜かれるのは屈辱の極みだ

諸君 私はレースを地獄の様なレースを望んでいる
諸君 私に共感する同士諸君
君達は一体何を望んでいる?

更なるレースを望むか?
情け容赦のない糞の様なレースを望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐の様なレースを望むか?


『レース! レース! レース!』


よろしい ならばレースだ


我々は渾身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ
だがこの暗く乾ききった社会の中で堪え続けている我々にただのレースではもはや足りない!!

大レースを!!
一心不乱の大レースを!!

我らはわずかにサーキットに集うもの 百人に満たぬ愛好者に過ぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総力10万と1人の大集団となる

我々が忘却の彼方へと追いやり眠りにつかせている闘争心を叩き起こそう
胸の奥にしまい込んだ思いを引きずり出し眼を開き思い出そう
自分自身に勝利の味を思い出させてやれ
自分自身に高鳴る胸の鼓動を思い出させてやれ

天と地のはざまには他人の哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやれ
百人の愛好者の熱き魂で
休日の貴重な時間を燃やし尽くしてやれ

「コントロールタワーよりレース全参加者へ」

ウォームアップランを開始せよ

[2005年の戯言] [2007年の戯言]

[研究室長の戯言]

[Front Lobby]