実はこのダイヤの出所に2説があり、一つはラマ・シータという仏像の胸に飾ってあったものを密かに盗んだというもの。 もう一つはインドの農夫が偶然畑で見つけたと言うもの。 前者によれば最初の大きさは270カラットあったといいます。 このダイヤは、盗品を隠すためや呪いを振り払うべくその後何度も加工・研磨され、最終的に44カラットになったと言われていました。実際の最終的な大きさは、長さ25.60mm、幅21.78mm、厚さ12.00mm、重さ45.52カラットのブルーダイヤのようです。 1605年インドでこのダイヤを手に入れたフランス人宝石商タベニールは、息子にダイヤを奪われたあげくに息絶えました。 このダイヤはルイ14世に売却され、マリー・アントワネットが身に着けることになります。マリー・アントワネットの悲劇はご存知のとおり。 ダイヤはフランス革命で一時不明となりますが、その後アムステルダムの彫金師に渡ります。ところが、この男も息子にダイヤを盗まれ極貧のうちに死ぬことになります。 その息子も自殺し、次の所有者も不可解な死を遂げます。 1839年ロンドンのオークションで競り落としたヘンリーホープは、周りの期待に応えたわけでもないでしょうが、数年後破産、その後死亡。 このダイヤは1851年ににホープダイヤモンドとして、クリスタルパレス博覧会でディスプレイされた後、1906年ホープ家からロシアの王子の手に渡りました。 結局ホープ家では4代で約60年間保有しますが、一族は地に落ちてしまいます。 ホープダイヤを手に入れたロシアの王子は暗殺され、次のフランス人所有者は自殺。 その次のギリシャ人商人は他殺。最後に買い取ったニューヨーク宝石商ハリー・ウィンストンが1958年にスミソニアン研究所に寄贈し悲劇の歴史は幕を閉じたと言われています。 小生がこのホープダイヤをワシントンのスミソニアン博物館で見たのは、もう十数年も前の事。 盗難を防ぐためだとは思いますが、このダイヤの為だけに警備員が張り付き、異様な雰囲気の中で分厚いガラスの奥にあったホープダイヤを眺めました。 たしかに大きなダイヤですが、決して美しくは無く、小生にはうす黒く曇って見えました。 多分に悲劇の歴史の暗示もあったかも知れませんが、決してほしいとは思いませんでした。 もし、皆さんもワシントンに行かれることがありましたら、ぜひスミソニアン博物館でホープダイヤをご覧になられることをお勧めします。 なんでこんな石ころのために・・・・と思うのは小生だけでしょうか?
ダイヤモンドは46億年前の地球誕生時に出来た鉱物で、高温高圧で純粋な炭素が結晶化したものがダイヤモンド原石。 この原石が、その後地球の地殻変動で地球内部から地表に出て来たものが採取される天然ダイヤで、新たに自然界で生成される事も無く、数量も少ないことから希少性を生み出しています。 近年、人工的にダイヤモンドが作られるようになったが、今のところ装飾用や観賞用に供するような物はできないため、 もっぱら工業用として利用されているようです。 実はホープダイヤはブルーダイヤと呼ばれる炭素結晶の中にほう素が含まれためずらしいダイヤだそうです。 ある鉱物博士によれば、結晶物にはある種の電気的なエネルギーが封じ込められていてるという。 そして、鉱物に含まれたこの種のエネルギーは圧力や熱などで放出されることもあるという。 しかし、炭素の完全な結晶体である一般のダイヤモンドは、多少の刺激では放出されない。 ところが、ブルーダイヤの場合は結晶の重要な交点にほう素という不純物が含まれたダイヤであるため、 ブルーの光を放つとともにこのある種のエネルギーも放出しているのではないか、という仮説が立てられました。 この種のエネルギーには人間に対してプラスに作用するものとマイナスに作用するものがあるそうです。 例として適切かどうか判りませんが、ある種の鉱物は遠赤外線を放出することで人にプラスに作用すると言います。 ホープダイヤの場合は放出したエネルギーがマイナスの作用を引き起こしました。 それを身につけた人が精神的・肉体的影響を受け、ストレス、病気、ノイローゼ、自殺などを引き起こしたと考えられるというのです。 しかし、人間にマイナスに作用するエネルギーとはなんだろう? 未だ発見されていない物かも知れないし、既知の物なのかも知れません。 遠赤外線が体にいいなら逆の遠紫外線は?ブルーの光とともに強力な遠紫外線が放出されているのでしょうか?或いはある種の放射線等の放出があるのでしょうか? いずれにしても、渦中のホープダイヤは厳重に警備されたスミノニアン博物館の中です。機会があれば各自でご覧になって推測してみて下さい。
スミソニアン博物館のホームページの中にホープダイヤモンドに関する記述があった。 しかし、そこに書かれていることは一般に知られている内容と一部異なるところもあって面白い。 以下は小生なりにホームページを考察してみたものである。 1.出所について 仏像の胸に飾られていたものを盗んだものというのが有力であるが、スミソニアンのホームページでは、フランス人商人の旅行者が買い求めたところから始まっている。 博物館としては、最初の出所も調べたであろうが、出所をぼかしてあるところが面白い。 仏像から盗まれたものであったとしても、既に善意の第3者によって何度も売買された後、博物館に寄贈されていることから所有権は博物館に帰属すると思われるが、 心情的に盗まれた元の所へ返すべきだとの声が起きないとも限らない。呪われているのはそのためだとの声も出てくるかもしれない。 博物館としては、あくまでフランス人商人の旅行者が買い求めたところからしか始められない。 2.ロシア皇帝の手にあったことが省かれている これも面白い。恐らく、このホープダイヤモンドが博物館に寄贈されて時点でアメリカとソ連は冷戦状態であったと思う。 ロシア帝国の崩壊で、後のソ連が誕生したことから、あまりこの件に触れたくなかったのではないだろうか。 その後、そのソ連も崩壊しロシアとアメリカの仲は以前ほど悪くは無い。しかし、今更説明文を変更できないのではないだろうか? それ以外にも微妙に異なるとこともあるように思うが皆さんで確認していただきたい。