今月のジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日(51〜53)

← 41話〜50話  ↑最新↑  バベルの籠城 1話〜10話→
最新版  範馬刃牙  疵面・シグルイ  餓狼伝  バックナンバー  日記  掲示板  リンク  TOP

2010年12月19日(2号)
【第51話】 激闘!梁山泊編14・真実の光

 世界を滅ぼしかけた『草間の乱』を起こしたのは韓信元帥だった!
 ウィキリークスにでも公表して欲しいような情報がみんなの前でバレちゃった。
 もう韓信元帥の面目は丸つぶれだ。

「だがそれは梁山泊を守るため!!」
「それのドコが悪い!?」


 うわっ、開き直ったよ、この人!
 軍さえ助かるなら民などいくらでも死んで良し、と言っているようなものだ。
 もうちょっと広い視野で世界を見ようよ。

 有名な話ですが、「無能な働き者」は「無能な怠け者」より役に立たないという話がある。(参考
 韓信は意欲があるけど無能なのかもしれない。
 小さな傷を防ごうとして大きな傷を作ってしまう人だし。
 守りたいと思うだけで世界が救えたら、ジャイアントロボなんていらねェんだよ!
 あれ? でも、世界を滅ぼすのはジャイアントロボなんだっけ?

 とにかく、ヤケクソの韓信は『甘言の術』第二段階をつかう。
 なぞのクリーチャー状態になってみんなを捕まえた。
 韓信、実はめちゃくちゃ強いな。まったく『甘言』とは関係ない能力という気がするけど。
 この技でみんなが拘束されてしまう。
 そして、韓信はBF団との間に結んだ恐るべき密約を自慢げにしゃべっちゃう。

 韓信は孔明と密約を結んでいた。
 まずは、ジャイアントロボをカナーリに閉じこめるために、林冲・残月の作戦をたてた。
 実行10年という長い計画だな!
 でも、うまく行かなかったのはご存知のとおりだ。

「そこで孔明から新たな提案があった」
「国際警察連合 BF団…そして微力とはいえ竜作率いる村雨一家」
「この三者で均衡を保ち互いに手を出せぬ状態をつくること」
「それこそすなわち…」
「天下三分の計!!」


 おおッ! 天下三分の計きたァ!
 でも、意味がわかりません。
 なんで、戦わないんだろう。
 組織を保ちたいだけなら休戦すればいいのに。
 警察組織が悪党と休戦できないという世間体の問題だろうか?

 これを村雨一家が提案したのならわかる。
 強者にはさまれて生き延びるには、三すくみの状態をつくるのが有効だ。
 実際に過去の中国大陸では、日本・国民党・共産党の三勢力が争い、最弱の共産党が勝利した。
 最強である日本を相手に国民党・共産党は共闘していたのだが、共産党は「七割の力を党の勢力の拡大に、二割を国民党との対抗に、一割を日本との戦いに」という方針で戦ったとか。(中国の大盗賊

 そんなワケで、この提案も孔明のワナなんだろうな。
 実際に梁山泊(国際警察連合)は頭領決定のため内部で争っている。
 不毛な争いで梁山泊の力は落ちただろう。
 このスキにBF団は勢力拡大をはかっているハズだ。
 目先のエさにつられて大局をあやまる韓信は、やっぱり無能なんだろうか?
 やる気だけはあるんだけどねぇ。困ったコトに。

 大作はサリーの機転によって助かっていた。
 そして、サリーの危機をすくったのは行者だ。
 いや、行者の中から出てきた大塚署長と衝撃のアルベルトだった!
 大塚署長は予想できていたけど、アルベルトは予想外ッ!
 あの服の下に、おっさん二人が身を寄せあって入っていたと想像すると胸が熱くなるな……。胸焼けで。
 きっと濃厚な加齢臭がつまっていたに違いない。

 なお、大塚署長は「こちらの署長はアルベルトと懇意らしい」と言っている。
 つまり、この大塚署長は異世界の大塚署長ってコトだ。
 こっちの世界の大塚署長はまだゴミ箱と融合したままさまよっているのだろうか?
 かなりお気の毒な状況だ。

 ひとり無事だった大作は韓信の本体を探すように命じられる。
 その本体は、意外! 馬だったッ!
 韓信の異常な馬好きはこういうワケだったのか?
 というか、いつも馬ってコトはないのだろうけど。
 顔だけ韓信にもどって、残りが馬のままって姿がシュールすぎる。
 ゴミ箱+大塚署長と、どっちが悲惨だろう。

 韓信はみんなに囲まれて反省会だ。
 ここで、韓信の秘密があきらかになる。
 韓信は晁蓋に拾われて育てられていたのだ。
 姓がちがうから、養子ってワケでもないらしい。

 昔の武将は忠誠心を高めるため、若くて強い少年を養子にしたらしい。
 五代蜀王国を建てた王建は四百人も養子がいたとか。(中国の大盗賊
 三国志の董卓と呂布、劉備と劉封も同じような関係かも。

「すべては父上のために」
「私は頭領になり父上の夢であった」
「世界平和に少しでも尽力したかった――!!」
「私はただ父上のために――!!」
「お役に立ちたかっただけなのだ――!!」


 ここにも父の夢を背負い迷う者がいたッッ!
 ジャイアントロボの世界は、こんな息子ばっかりだな。
 それだけに、みんな納得の理由だろう。

 でも、きびしいコトいうと役に立ちたいという思いを権力欲に変換している気がする。
 世界平和を実現するのは、自分じゃなくてもイイはずだ。
 縁の下の力持ちに甘んじることができず、皆を支配したがる。
 結果だけ見れば、『草間の乱』を起こして世界に大きなダメージを与えた。
 手段のために目的を見失っている。

 韓信は晁蓋に憧れるあまり、晁蓋と同じ棟梁になりたかっただけなのかも。
 そのへんが一度は父を否定した大作との大きなちがいだ。

 父への思いといわれて、みんなは納得するかもしれない。
 だが、韓信の処罰と今後の行動はどうするのだろうか?
 決定するのは、新頭領たる草間大作か?
 次回、決断の時だ。
 大作はアルベルトに「娘さんをください」と言えるのか!? こっちも決断の時だぞ!
(更新 10/12/23)


2011年1月19日(3号)
【第52話】 激闘!梁山泊編15・恐るべき影

 韓信元帥も親子の因縁に縛られた人間だった。
 義父・晁蓋の夢を実現すべくガンバってきたのだ。
 だが、そのために地球を滅ぼすようなコトをしていいと思っているのか!
 血の気の多い戴宗が怒鳴る。

「わかっている」
「だがしかし……」


 韓信はまだ不敵な笑いを浮かべている。
 本当に懲りない人だな。
 まだなんか企んでいるのだろうか。
 この状態でエラそうにできるふてぶてしさはスゴいと思うが、それ以上にグーで殴りたい。

 だが、韓信の言葉はそこで終わる。
 肝心な事を最後まで言えないのが今川ワールドの鉄則なのだ。
 韓信が敗北したことで『甘言の術』がとけて、赤影が自由になった。
 その混乱で韓信は最後まで話す事ができない。なんてこったい。
 赤影はクモ・ヘビ・ガマ・ムカデ・サソリという五毒の巨大生物を呼びだす。
 これは怪獣大決戦だな。

 相手が巨大生物なら、巨大ロボットの出番だ!
 ひさしぶりにジャイアントロボが動く!
 アレ……、動いているはずなんだけど姿が見えないぞ。
 きっと行間というか、コマ間の空白部分で活躍しているのだろう。
 巨大生物に近づかない位置で……

 そのころアルベルトは体を盾にしてサリーを毒液から守っていた。
 さすがだ親父ッ!
 やはり頼りになるのは親父だ。世界には、おっさん成分が必要だ。
 自分の傷をまったく気にせず、サリーの身を案じる姿に記憶喪失のサリーもキュンとなるにちがいない。
 たんにビビっているだけに見えるが、きっと内心ではキュンときていて欲しいな。

 アルベルトは負傷して動けず。ジャイアントロボはコマ間にひそむ。
 止めるもののない五毒獣が梁山泊を破壊する。
 こりゃジャイアント ピンチだ。

 混乱のなかで晁蓋の墓が破壊される。
 中国では墓を大切にする。地位のある人は豪華な墓を作らずにはいられない。
 だから墓荒らしをすると評判が悪くなる。
 鉄面皮の韓信も義父・晁蓋の墓が破壊されたのはこたえたらしい。
 万策つきたと、涙を流して嘆いている。

 だがその時、韓信に晁蓋の声が聞こえてきた。
 簡潔にまとめると、お前は優秀だからイケる!
 柴千春の750cc(ナナハン)食らったときと同しだ〜〜〜! に匹敵するような覚醒だ。
 きっとスゴい量の脳内麻薬がでて脳が高速回転しているのだろう。

「皆の衆ひるむな!!」
「隊列を組み旗に従え!!」
「第1隊は砂塵にてガマを捕らえ!!」
「第2隊は空からヘビを!! 第3隊は地中より!!」
「第4 第5も獲物を誘導するのだ!!」
「四象八卦に陣を敷け!!!」


 さ、策か!?
 うん、でも、勢いがある。迫力も感じた。
 声が聞こえてくるような熱さだ。
 梁山泊だって超人ぞろいなんだから、号令さえかければ充分戦えるってだけかもしれない。
 とにかく、韓信の指示で梁山泊が動きだす。

 八卦の陣で赤影の五毒獣を分断・孤立させて、ジャイアントロボで各個撃破する。
 まるで『レッドクリフ Part I』(AA感想)の諸葛亮みたいな作戦だ。
 無防備な大作は韓信が身を挺して守る。
 まるで、アルベルトとサリーのような光景だ。
 ふたりは父から大きな荷物を預かった者同士だ。共感する部分もあるのだろう。

 だが、五毒獣はおとりにすぎなかった。
 赤影の正体は"生きた影"そのものだ。
 攻撃できない影だからこそ、無敵である。
 梁山泊全員を一気に倒す!

 と思ったら、空からふってきた竜作が赤影を闇に封じてあっさり倒した。
 竜作は行者(異世界の大塚署長)の指示で赤影対策をしていたそうだ。(7巻 41話
 う〜む、異世界の大塚署長はやるな。事前準備ができるあたりが、韓信よりも知性派だよ。

 そして、カナーリから史進・中条長官・大塚署長がもどってくる。
 とりあえず、これにて一件落着という雰囲気になっていた。
 だが、世界を破滅のふちに追いやった韓信への断罪が終わっていない。
 やっぱり血の気の多い戴宗が鉄拳制裁を加えようとするが、間に大作が入って止めようとする。
 戴宗の拳は止まるのか? それとも、止まらず大作に当たるのか?
 次回へつづく。

 妙におとなしい韓信の態度があやしい。
 さすがに、もう悪い事を考えていないだろうけど、なんか裏がありそうだ。
 大作が飛び出したのは、ちゃんと反省しているみたいだから、許してあげようってコトだろうか?
 それとも、大作をかばった時のダメージがけっこう大きいので殴ったら死ぬってコトかも。
 いずれにしても、大作の視野が広くなり頭領としての判断ができるようになったと言うことだろう。

 そして、次回最終回ッ!

 って、回収されていない伏線がかなりあるんですけど、どーすんだよ!?
 またか。また、風呂敷ひろげっぱなしなのか?

 もうカンベンしてくれフォーグラー博士って感じなんですよ。
 ちくしょう、衝撃Z編め。

 また、○○を完結させてくださいと祈る日々がやってくるのだろうか?
 運がよければこないかもしれないけど。
 すべては来月だ。
 見よ! 二月は地球が赤く燃え尽きている!
(更新 2011/1/25)


2011年2月19日(4号)
【第53話】 激闘!梁山泊編16・新たなる誓い

 地表を半分ぐらい焼いてしまった『草間の乱』を引き起こしたのは韓信元帥だと判明する。
 戴宗は、その韓信を拳で断罪しようとするが、間に入って止めたのが草間大作だった。
 父親から厄介な使命を託された子としてのシンパシーを大作は感じているようだ。
 今川ワールドには、そういう子供がいっぱい居るよね!
 探せば野球ができるくらいの人数が見つかるぞ。

 韓信が世界を守ることを考えていたのは間違いない。
 だが、光球を連射させて世界を滅ぼしかけた。
 なぜか?
 それは諸葛孔明のワナだったのだ!

「――それが孔明の"技"――」
「"水魚の交わり"」


 人の悪意を操り世界を滅ぼす。
 さすが孔明のワナだよ。
 つうか、それ魚じゃなくて半魚人だ!
 魚人海賊団に参加できそうなぐらい立派な異形種だよ。

 なお、水魚の交わりは主である劉備が諸葛亮を必要としていると言ったときの言葉……
 であるのだが、正史・三国志では「孤之有孔明,猶魚之有水也」、三国志演義だと「吾得孔明、猶魚之得水也」だ。
 直接「水魚の交わり」と書かれているワケじゃない。
 なお、意味としては「孤(皇帝とか偉い人用の一人称)が孔明を必要とするのは、魚が水を必要とするのと同じだ」ってところ。
 コレだと水(孔明)が一方的に必要とされている感じですね。

 孔明という水に入った魚は魚人と化す。
 つまり主人を操りたい放題だ。
 さすが孔明のワナだ。主人に対しても容赦なし!

 そうなると孔明は意図的に地球を半分焼いたコトになる。
 なぜ、なんのタメに?
 BF団の、いやビックファイヤーのためになんのメリットがあるのか?
 う〜むアルベルトよ、またワカらなくなったぞ。

 孔明にダマされたと知った韓信は土下座して謝罪する。
 ここでも土下座が流行っているのか?
 とにかく韓信は大作に仕えると宣言し、馬に変身してその背に大作をのせる。
 牛馬のごとく働くって言いたいのだろうけど、韓信の場合は馬好きだから好きで馬になっている気がするな。

 これで、この場にいる非大作派はBF団・衝撃のアルベルトだけになった。
 集団でボコって血祭りにあげるのが定石かもしれない。
 だが、大作はアルベルトに孔明への伝言を託す。
 僕たちが世界を守りぬく! と。

 でも、サリーの父であるアルベルトを殺さないための処置にも見える。
 少なくともアルベルトは、そう受けとった。
 なのでケジメとして、アルベルトは己の左腕を切り落とす。
 アルベルトさん、行動が衝撃的すぎだよ。
 娘の前だからカッコつけているんだろうか?

 アルベルトはサリーを大作に託して去っていく。
 大回転しながら飛翔して……
 最後まで衝撃的な人だった。
 OVA1巻の回転技ですね。

 別世界からきた九大天王たちは、自分たちの世界へ帰っていく。
 ジャイアントロボの『光球』がお土産だ。
 『光球』を解析して再興に役立てるつもりだろうか?
 単なる善意でこっちの世界にきたワケでなく、ちゃんと目的があったってことか。
 彼らの研究もジャイアントロボの謎にかかわるのだろう。

 そして、砂漠の中にあるバベルの塔(?)ではBF団の諸葛孔明と十桀衆があつまっていた。
 彼らの背後には、巨大ロボット『ガイアー』がたたずむ。
 ここまでの展開は、すべて孔明の予想通りなのだろうか?
 意図的に国際警察連合をまとめさせて、BF団と全面対決にもちこむ。
 大きな争いは地球を今度こそ焼き尽くすかもしれない。

「これからが…」
「本当の戦いだ!!!」


 孔明がおごそかに、俺たちの戦いはこれから始まる宣言をする。
 そして『ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日』はここに完結するのだった。
 って、肝心の謎が未解決だよ!
 けっきょくジャイアントロボが世界を滅ぼすってどういうコトだったの!?

 1話に出てきたガイアーが再び登場だ。
 本来なら地球を焼き尽くし破壊するのはガイアーの役割である。
 そうなると、ジャイアントロボはガイアーと戦い敗北して、地球が燃え尽きたのかもしれない。
 ならば、どの世界でも大作が死んでいるという証言にも一致するし。

 でも、この推測が正しいのなら孔明の目的がわからなくなる。
 いくらなんでも地球を破壊したいワケじゃないだろうに……
 それとも孔明は宇宙人なのか?
 ビックファイヤーに従うフリして地球を破壊するつもりなのかも。

 いずれにしても、この謎はとけることがないのだろう……
 でも、それが今川作品だと最近やっと割り切ることができるようになった。
 オチはともかく、途中経過として面白いシーンも多かったし、九大天王の活躍を見ることができて満足だよ!

 そしてッ、
『★次号重大発表!! 心して待て!!』
 って、ナニがあるんだ!?
 まさか、真ジャイアントロボ 衝撃Z編とかが始まっちゃうんじゃないだろうな!?
(更新 2011/2/25)


← 41話〜50話  ↑最新↑  バベルの籠城 1話〜10話→
最新版  範馬刃牙  疵面・シグルイ  餓狼伝  バックナンバー  日記  掲示板  リンク  TOP

和書
コミック

 チャンピオン 
ジャンプ
マガジン
サンデー
RED
 板垣恵介 
夢枕獏
山口貴由

DVD
アニメ
CD
 ゲーム 
DS
PSP
Wii
PS3
360
PS2
PCゲーム
 PCギャルゲー 
フィギュア
パソコン
テレビ
メディア
家電
サプリメント
板垣恵介の激闘達人烈伝 板垣恵介の格闘士烈伝
駿河城御前試合 獅子の門 雲竜編 (カッパ・ノベルス)
連絡先(E-mail):E-Mail
【特定電子メール法に基づく表示】広告メール、迷惑メールの送信はお断りします