太陽太陰暦(旧暦)
現在の日本で使われている暦は、
1837年(明治6年)に導入された太陽の運行に基くグレゴリオ暦。
それまでは、中国から伝わった月と太陽の運行に基いた太陽太陰暦を使っていました。
古くから使われていた太陽太陰暦は旧暦、
新しく使われるようになったグレゴリオ暦を新暦といます。
太陽太陰暦は、その名のとおり太陰暦と太陽暦とを組み合わせたもので
四季の一巡には太陽の運行、日々の移り変わりを知るには、
毎夜満ち欠けをして変わる月の運行を用いるのがよく
日本でも長く使われてきました。
農耕社会ではいつ種を蒔き、いつ収穫するかを知ることが重要でした。
その意味で月の運行は農業労働の基準となり
太陰暦が使われ浸透していったのは自然のなりゆきだったことでしょう。
ところが月の満ち欠けによる周期は29,53日で、
12か月にすると354日と8時間あまり。
太陽の公転運動による一太陽年は365,2422日で、
差が11日生じてきます。
この差を解消するため、
平均32〜33ヶ月に一度の割合で閏月をいれて調整しました。
閏月をいつ設けるかには大変な神経が配られ、
また暦の上の日付と実際の季節があわないこともしばし。
開国に伴い、各国との条約交渉の折日付が合わないなどのいくつかの事由で、
日本の暦は日付と季節が毎年同じであるグレゴリオ暦へと変わりました。
しかし、人々の暮らしに根付いた季節感豊かな太陽太陰暦は
今も暮らしのなかのとりどりに息づき、見なおされています。