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| 2012年1月28日 |
| まじこいSプレイ中。 ごきげんようjadeです。 現在絶賛「真剣で私に恋しなさい!S」をプレイ中。 面白さと熱さに期待して購入したのですが、ヒロインたちが予想以上に可愛すぎて息子ともども嬉しい悲鳴をあげています♪ 本編のアフターシナリオでは質量ともに充実したエッチシーンがヒロイン5人それぞれに用意されているのですが、中でも川神姉妹のギャップ萌えの破壊力は凄まじく悶え死ぬかと思いました(苦笑 基本的にエロゲに萌えは求めない私をここまで萌え転がすとは川神姉妹恐るべしって感じですね。 現在本編のアフターはすべて終わり、S独自のシナリオに突入して、ベイ子→不死川の順で攻略中。 ベイ子は典型的なサブキャラらしい内容でがっかりだったのですが、高貴なる尿道が性感帯の高貴なる不死川ちゃんの方はもの物凄く可愛く描かれていて悶死しかけているところです。 制服姿も可愛いのですが、それ以上にキスシーンとエッチシーンの表情が可愛いの!ホントなにこの可愛い生き物!反則すぎるだろ!(;゜∀゜)=3ムハー そんな感じで楽しんでいます。 まだ半分くらいのところだと思うのですが、ヒロインたちの可愛さは反則級なので、この時点でも自信を持ってオススメできます。 さて、高貴なる不死川ちゃんの高貴なる尿道を弄る仕事に戻るか。 今夜は寝かさないぜ!(;゜∀゜)=3ムハー |
| 2012年1月9日 |
| 2011年ライトノベルベスト10。 ごきげんようjadeです。 本日はjadeの小部屋の2011年ライトノベルベスト10の発表です。 早速第10位からどうぞー。 つ 第10位:“若紫” ヒカルが地球にいたころ……3 →<既刊リスト>「とびきりの犬を、きみにあげる。ぼくときみを、繋いでくれる犬を。きみを守り導いてくれる、頼もしい犬を。──約束だよ、しーこ」 野村美月と竹岡美穂、“文学少女”のコンビが送る源氏物語をモチーフにしたミステリアス現代学園ロマンス第3弾。 15歳にして亡くなり幽霊となった恋多き“学園の皇子”帝門ヒカルと、見た目の恐ろしさからヤンキーと誤解されている赤城是光、何から何まで正反対の二人の少年がこの物語の主人公。 幽霊となったヒカルの姿を唯一見れることから、ヒカルが生前親しくしていた女性たちへのメッセンジャー役を務めることになった是光の受難の日々を描くとともに、ヒカルの死の真相に迫っていくというのがこのシリーズの主題となっています。 今回のヒロインは小学4年生の美少女・若木紫織子。 9歳の幼女に誘惑されたり、駄犬と罵られたり、処女をもらう約束をしたりと、ロリコン大歓喜のエピソードが数多く描かれることになりますが、クライマックスでは心温まるシーンが用意されています。 頑なだった紫織子が自分の本当の気持ちを吐き出すシーンはとても感動的で、家族ものに弱い人なら間違いなく涙を流すことでしょう。 また、クラスメイトの式部帆夏と1巻でヒロインを務めた左乙女葵が是光に対する好意を明らかにするところも今回の見所の一つ。 特に帆夏と是光のやり取りはまるで中学生のような初々しさを感じさせ、思わず口元が緩んでしまいました。 是光と帆夏と葵の三角関係がこのあとどうなっていくのか、今後の展開が楽しみです。 第9位:恋物語 →<既刊リスト>「二年前のことなんだけど、あなた、本当に私があなたのことを好きだったと思ってる?」 第恋話「ひたぎエンド」を収録した<物語>シリーズセカンドシーズン最終話。 今回の語り部はメインヒロインの戦場ヶ原ひたぎ…ではなく貝木泥舟。 ドロったガハラさんの本心を楽しみにしていたのに、まさか詐欺師のおっさんの一人語りを聞かされることになろうとは思いもよりませんでした(苦笑 その貝木ですが、単なる語り部を務める第三者に留まらず、実質的にこの物語の主人公になっています。 もちろん“恋物語”の主人公ですから、当然貝木自身の恋(本人は否定するでしょうが…)も描かれているのですが、その相手はまさかの戦場ヶ原ひたぎ。 しかもガハラさんの方も満更ではなさそうで、会話の中で今でも貝木に惹かれているような言動が垣間見えるため、まるで寝取られたような錯覚を受けることになります。 寝取られものが好きな人にとってはたまらない展開ですが、寝取られ耐性のない人は間違いなくモヤっとするでしょうし、“阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎの恋物語”を期待していた人にとっては期待外れに映るかもしれません。 それでも、暦が語り部のときのような度を越した脱線はせず、物語の内容だけで勝負した正攻法なストーリー構成は評価に値します。 それでいて語り部・貝木泥舟の巧みな話術により、キャラ同士の会話も楽しめたため、純粋な“物語”としての面白さはセカンドシーズンでも屈指と言っても過言ではありません。 また、阿良々木ハーレムの部外者である貝木視点だったため、既存のヒロインたちの新たな一面が垣間見え、色んな意味で面白い一冊だったと思います。 第8位:涼宮ハルヒの驚愕 →<既刊リスト>「だから、キョン。僕はキミが好ましかった。僕に余計な詮索を入れず、ただあるがままに受け入れてくれた人は、先にも後にもキミだけだったよ。キミと机を合わせて給食を食べる時間は何よりも貴重だった」 4年ぶりに出版された人気シリーズ第10弾&11弾。 「驚愕」名義では前後巻構成ということになりますが、話は前巻「涼宮ハルヒの分裂」からの続きとなっており、実質的には三分割の中編、後編という位置付けになります。 長門のダウン、朝倉の復活、藤原&九曜の暗躍など、不穏な出来事が次々と起こるβ軸に対して、SOS団に新入団員(渡橋ヤスミ)が加入したこと以外は平穏な日々が続くα軸。 この対象的な二つの軸が交わることによる強烈な化学反応が起こるクライマックスでは、息をも吐かせぬ展開が待ち受けています。 この件ではいつも以上にシリアスなエピソードが展開されるとともに佐々木一派との決着もつくことから、シリーズ全体のクライマックスと言っても決して過言ではありません。 エピローグでキョンと佐々木との関係にも一応の決着を付けており、ハルヒのセリフで綺麗に締めたラストからも今回がハルヒシリーズ本編最終巻となる可能性も十分にありえそうです。 序盤からグイグイと引き込まれるような構成となっており、広げた風呂敷もきっちり畳み切っていることからも作品の質は非常に高いですね。 これだけの内容を読めたのだから4年待った甲斐はありましたね。 今後続きが描かれるかは微妙なところですが、今回の国木田や谷口のエピソードを始め話を膨らませられそうな要素はいくらでもあるので、せめて短編集を1年に1冊程度の周期で出してくれないかなぁと個人的には思います。 第7位:狼と香辛料XVI →<既刊リスト>「わっちはぬしのお姫様ではなかったのかや?」 行商人ロレンスと狼神ホロの旅を描く新感覚ファンタジー本編最終巻。 デバウ商会の内輪揉めに巻き込まれ、別行動を強いられることになったホロとロレンス。 百戦錬磨の大商会の商人たちに翻弄され、次々に襲いかかる予期せぬ出来事の連続に敗色濃厚な状況に陥った二人の運命は───というのが今回のあらすじ。 今回が本編最終巻ということもあり、ホロとロレンス、二人の絆と愛情が試される展開が最初から最後まで続き、見応え十分な内容となっています。 見所は非常に多いのですが、最大の見せ場を挙げるとすれば、ホロがロレンスの暴走を止めるシーン。 ロレンスといつまでも一緒にいたいと本心を吐露するホロと、二人で歩む未来のために商人としての夢を諦める決意をするロレンス、この場面の二人のやり取りはラブコメ好きにとってはたまりませんね。 胸キュンを通り越して危うくキュン死するところでした。 もちろん二転三転するクライマックスの展開も非常に素晴らしく、最終的に大商人にやり込められることが多いこのシリーズにおいて、最後の最後で大商人の絵図をひっくり返すロレンスの策が決まった瞬間は痛快の一言。 まさに本編ラストエピソードに相応しい結末でした。 反面、最後の締めがあっさりしすぎていてちょっぴり物足りない思いを抱きましたが、そこは次巻の短編集に収録されているエピローグで十二分に補完されているので、少なくともこの巻で描くべきことは過不足なく書いていると言えます。 このシリーズをここまで読み続けて良かったと思える内容だったと思います。 第6位:俺の妹がこんなに可愛いわけがない8 →<既刊リスト>「兄貴がどんなにどうしようもないやつでも、みんなが見捨てても、あたしはここにいてあげるから。ちゃんと最後まで心配して、叱ってあげるから」 付き合い始めた京介と黒猫、恋愛初心者同士の初々しい日々を描いた人気シリーズ第8弾。 前巻のラストで黒猫の告白シーンが描かれ、二人が付き合うことになったと明文されていましたが、今回の第1章では告白されてから付き合うまでの過程、二章からは二人の恋人としての日々と周囲の人間の反応が描かれていくことになります。 前半の見所は、黒猫のピュアな一面と、二人が付き合い始めたことによる周囲の人々のリアクションの二点。 前者については、告白のときの自己アピールとか、おっぱい揉みたいって言われたときの反応とか、手を繋ぐって聞かれた時の反応とか、いかにも耳年増の恋愛初心者って感じで言動の一つ一つが一々可愛すぎるんですよね。 運命の記述とか、聖天使神猫とか、邪気眼なところは相変わらずですが、その辺のマイナス要素を補って余りある愛らしさに身も心もメロメロにさせられました。 後者については、京介は周囲の人に恵まれてると感じさせられるとともに、黒猫以外にもしっかりフラグを立ててたのかと思うようなエピソードが随所に用意されています。 個人的には主要なヒロインたちに立て続けに正座させられるエピソードと、のっけから腐女子モード全開の瀬菜の暴走がツボでしたね。 特にあやせの手錠正座プレイは最高でした。 こういうエピソードを見せられるとあやせが攻略できる「俺妹ポータブル」をプレイしてみたくなっちゃいますね。 後半に入ると前半の甘々な雰囲気から一転、急展開を迎えることになるのですが、この辺りの黒猫の行動は黒猫らしいと思う反面、共感はまったくできなかったですね。 少なくともこの巻いっぱいは二人のラブラブエピソードだけで占めてほしかったと個人的には思いました。 後半部分が気に入らなかったので百点満点とはいきませんが、黒猫の可愛さを堪能できる前半部分だけで十分合格点をあげられる内容でした。 私のような黒猫派にとっては大歓喜の一冊だったと思います。 第5位:ゴールデンタイム2 →<既刊リスト>「あれで終わりだなんて、そんなの、ないじゃんかっ!」 万里と香子とリンダ、三人の思いが交錯する青春ラブコメ第2弾。 1巻から主人公(多田万里)がメインヒロイン(加賀香子)に告白するというラブコメらしからぬ急展開で幕を開けたこのシリーズですが、今回もそのスピードを一切緩めることなく、怒涛の勢いで前に突き進んでいきます。 今回は、万里の告白に対する香子の答えと、万里との関係をひた隠しにしてきたリンダの本心、この二点が大きな見所となっています。 前者については、いかにも香子らしい思考に基づいた回答で思わず笑みが零れますね。 おかげで万里を中心とした人間関係に多大な被害が及ぶことになり、万里の身になって考えてみるとまったく笑えませんが、見ている方としてはこれくらい振りまわしてもらわないと盛り上がりませんからね(笑 後者については、クライマックスでリンダ本人の口から吐露されるのですが、当初予想していたよりもずっと沈痛な出来事が背景にあるため、非常に胸が痛いエピソードとなっています。 このエピソードによって3巻以降もラブコメを続けられることになったわけですから、間違いなく今回の最大のハイライトだったと言えるでしょう。 前作の「とらドラ!」でもそうでしたが、竹宮ゆゆこさんの作品は登場人物たちが自分の気持ちを丸ごと全部相手にぶつけるところがいいですよね。 今回のエピソードで言えば、万里は香子に対する不満をすべてぶつけて見せ、香子もこれまでの言動の背景をすべて万里に打ち明け、そしてリンダは過去の出来事に対する後悔を万里にぶちまけており、主要人物たちが相手に本音でぶつかり、全力で恋愛をしている感じが痛いほど伝わってくるので、全員を応援したくなるんですよね。 個人的には現在続いているラブコメの中では屈指の作品と思っているだけに、ラブコメ好きの人には是非とも読んでもらいたいシリーズですね。 第4位:六畳間の侵略者8.5 白銀の姫と青き騎士 第二章 →<既刊リスト>「もし、わたくしが一番最初にコータロー様に出逢っていたなら………。もし………最初に力になって欲しいと願ったなら………その時は、どうなさいましたか?」 神聖フォルトーゼ銀河皇国で語り継がれる英雄“青騎士”の伝説が語られる大人気ドタバタコメディの番外編第二章。 青騎士物語の後篇にあたる今回は、クーデター軍と戦うことを決意し、新生フォルトーゼ正規軍を組織したアライア姫が、青騎士の活躍によりマクスファーンたちから皇都を奪回し、フォルトーゼに平和を取り戻すまでを描いています。 火竜帝アルゥナイアとの二度に渡る死闘やクーデターの首謀者マクスファーンとの最終決戦など、戦闘シーンの激しさは前篇以上で、絶体絶命の状況からの大逆転劇など、非常に胸が熱くなる展開が用意されています。 戦闘シーンももちろん魅力的なんですが、それ以上に魅力的なのが孝太郎とアライア姫のロマンス。 孝太郎がアライア姫にすべてを打ち明けたことにより二人の絆がますます深まったことで、前篇以上に甘いエピソードが紡がれ、恋愛小説好きにはたまらないストーリーとなっています。 中でも孝太郎がアライア姫にすべてを打ち明ける一連のシーンは必見。 アライア姫からの問いかけに対する孝太郎の答えを聞いたときのアライア姫の胸中を想うと、胸が張り裂けそうになるくらい切なくて、思わず泣けてくるんですよね。 この番外編(7.5巻と8.5巻)では本編に比べてコメディ色が薄く、戦闘・恋愛ともに深く掘り下げて描かれているため、心に響くエピソードが非常に多く、本編以上に面白かったです。 やはり健速さんのような実力のある作家が、こういうファンタジーの王道的なエピソードを描くと面白さが段違いですね。 この番外編の面白さは別格としても、本編もここにきてようやく面白くなってきたので、未読の方には是非とも手に取ってもらいたいシリーズですね。 第3位:境界線上のホライゾンW<下> →<既刊リスト>「行くぞ世界征服。来いよ世界全体。俺たちはもう負けねぇ。そのつもりで相手してくれ。夢を叶えに、──行こうぜ皆」 委員長連との臨時生徒会、奥州列強三国との外交、ウルキアガと伊達・成実の恋の行方など、様々な重要イベントに決着がつく第4話完結巻。 今回は臨時生徒会における本多・正純と大久保・忠隣の相対から始まり、真田十勇士による暗殺未遂および破壊工作、奥州列強三国との三国会議、ウルキアガと伊達・成実のロマンス、トーリと上杉・景勝の友情、ウルキアガ&成実VS青龍、そして武蔵&上越露西亜VSP.A.Odaなど、これまで以上に見どころ盛り沢山。 読み始めるとなかなか止め時が見つけられず、約1,000ページあったにもかかわらず、途中で一度も休むことなく最後まで読み切ってしまいました。 見どころはたくさんありますが、最大の見どころとなると、やはり三国会議で伊達家が無茶な要求をしてきたときのトーリの一連の発言でしょう。 これまで自分がどんな王になるかを常に自問してきたトーリが、ついに自信の歩むべき王道を見つけ、それを仲間たちに高らかに宣言したシーンは胸が熱くなること間違いなし。 4ページぶち抜きの挿絵も素晴らしく、武蔵の再起を告げるに相応しい名場面だったと思います。 挿絵の伊達・成実のもろだし生おっぱい。 ウルキアガに口説き落とされた直後ということもあり、赤面している表情と形のいいおっぱいの相乗効果で神々しいくらいエロ可愛かったです。 今回結ばれることになったウルキアガと成実のカップルですが、私の目にはこれまで登場したカップルたち以上にお似合いに見えましたね。 二人の掛け合いを見るたびにニヤニヤが止まりませんでした。 この二人がどんな新婚生活を送ることになるのか5巻以降も非常に楽しみです。 第2位:ソードアート・オンライン7 →<既刊リスト>「ボク……この世界に来られて、アスナと出会えて、本当に嬉しい……」 “絶剣”と呼ばれる凄腕の剣士ユウキの願いを叶えるために奮闘するアスナの姿を描いた「マザーズ・ロザリオ」編。 このシリーズは基本的にキリト無双なエピソードが中心になることが多いのですが、今回はキリトの出番は非常に少なく、アスナを中心としたストーリー構成。 母親との確執、現実世界と仮想空間における自身のギャップ、ユウキを中心としたギルド“スリーピング・ナイツ”との関係などのエピソードがアスナ視点で描かれることになります。 これまではどんなに絶望的な状況に陥っても最後には必ずキリトがすべてをひっくり返し、王道ファンタジーに相応しいハッピーエンドを迎えていましたが、今回のエピソードでは中盤から非常に重い方向に話が進み、最後の逆転劇が起きることなく幕を閉じてしまいます。 雰囲気は非常に重苦しく、後味もそこはかとない苦味があるため、読後の爽快感が魅力だったこれまでの作風が好きな人にとっては賛否両論あるかもしれません。 個人的には必然性のあるバッドエンドは大好きなので、今回のようなエピソードはストライクゾーンど真ん中。 むしろ、この流れでご都合主義なハッピーエンドを見せられてたら逆に叩いてたと思いますね。 ストーリーはいつもとかなり毛色が違っていますが、登場人物たちが放つ魅力はこれまでどおり。 悪名高き“バーサクヒーラー”アスナのか弱い一面や、過酷な運命にも負けず笑顔を絶やさない“スリーピング・ナイツ”のメンバーたち、出番が少ないながらもここぞという場面で活躍するキリトなど、魅力的なキャラ達による心惹かれるシーンが数多く描かれており、一人一人の言動に思わず感情移入してしまいます。 毎回安定したクオリティのエピソードを供給しているこのシリーズですが、今回は特に出来が良く、シリーズ最高傑作(と個人的に思っている)1巻に匹敵する内容だったと思います。 設定が反則すぎると言えなくもありませんが、その設定を最大限に生かし、ラストに至るまでの過程を丁寧に描いていたことを考えれば、ここは素直に褒めるべきでしょう。 泣けるエピソードが好きな人なら間違いなく気に入るエピソードでした。 第1位:とある飛空士への恋歌5 →<既刊リスト>「きみを奪い返しに、必ず行くから!!」 数多の犠牲の果てについに空の果てにたどり着く大人気スカイ・オペラ感動の最終章。 甚大な被害を出しながらも辛くも空族の襲撃を退けたイスラだったが、孤立無援の異国の空では補給もままならず、敗戦は決定的な情勢となっていた。 そんな折、圧倒的に有利な立場にいるはずの空族から停戦の打診が来る。 その条件は風呼びの少女ニナ・ヴィエントの身柄の引き渡しだった───というのが前巻ラストのあらすじ。 今回のストーリーは、空の一族との交渉権の全権を委任され、敵地に赴いたイスラ外務長アメリア・セルバンテスによる交渉という名の戦いと、最愛の人を人質として差し出さなければならなくなったカルエルの葛藤と決意、この二点が中心。 多数の死者を出す激しい戦闘が行われた前二巻とは一転、今回のエピソードでは一切直接的な戦闘は描かれていません。 ニナの引き渡しの拒否あるいは引き渡し後の奪還、いずれかの理由で戦闘となると思っていただけに、この展開は完全に予想外だったのですが、だからといって期待外れの内容だったかというとまったくそんなことはなく、それどころかシリーズ最高と断言できるほどの感動を与えてくれた素晴らしい出来でした。 カルエルとニナの別れ、アリエルやイグナシオの独白、そしてカルエルの演説─── 最終巻らしく胸が熱くなるエピソードが次から次へと用意されており、中盤以降は常時泣かされっぱなしでした。 主要人物たちの離脱や死という鉄板の泣きエピソードを上回る感動を、一滴の血を流すことなく与えるというのは並大抵の作品ではできませんよ。 素晴らしいシリーズに相応しい素晴らしい最終巻と言え、間違いなくラノベ史に残る傑作だったと思います。 総評 2011年中に発売された作品のうち、私が読んだ137冊を対象にベスト10を選ばせていただきました。 例年通り、電撃文庫の人気シリーズが上位を占める中、栄えある1位に輝いたのはガガガ文庫の「とある飛空士の恋歌」。また、HJ文庫の「六畳間の侵略者」も4位に食い込んでおり、新興レーベルの健闘が光りました。 例年以上にレベルの高い作品が多い中で上位に食い込んだ点は評価できると思います。 新規作品では「ヒカルが地球にいたころ……」の10位が唯一のランクイン。 上位の顔触れがほぼ固定されつつある中、新しいシリーズをいきなりランクインさせるあたり、さすがは“文学少女”シリーズのコンビですね。 シリーズが進むにつれて面白くなっていきそうな話だけに、2012年のランキングではもっと上位に食い込むことになりそうです。 最後に2012年の展望ですが、本年1位の「とある飛空士の恋歌」は完結してしまったので、ここ数年の傾向通り「ソードアート・オンライン」と「境界線上のホライゾン」が双璧になりそうですね。 でもすんなり二強で決まっては面白くありません。 各レーベルに今後化けそうなシリーズがいくつか出てきているので、この二強に割って入るくらいの急成長を遂げる作品が出てくることを期待したいと思います。 ★私信等★ ・Faxiaさんから年賀状を頂きました。 ありがとうございましたー(>▽<)ノ ・リンクに古古さんの「エロゲー好きのおすすめエロゲー紹介サイト」を追加いたしました。 よろしくお願いいたしますー(>▽<)ノ |
| 2012年1月7日 |
| 2011年美少女ゲームベスト10。 あけましておめでとうございますjadeです。 って、もう7日じゃねーか!?Σ(゜Д゜;≡;゜д゜) や、1月1日付で異動になったため、年末年始はその準備と歓送迎会等でなかなか時間が取れず、年初の御挨拶が遅れてしまいました(・ω・)ゞポリポリ 来週からは新しい部署ということになるのですが、今までの部署よりも残業や休日出勤が大幅に増えることになりそうです(´・ω・`) 月によっては早く帰れる月もあるみたいですが、覚えなきゃいけないことも多そうなので、今ほど更新が出来なくなるかもしれません(´・ω・`) とりあえず時間が取れるこの3連休の内に、毎年恒例の美少女ゲーム/ライトノベルの年間ベスト10を発表したいと思い、せっせと作業をしています。 そんなわけで本日はjadeの小部屋の2011年美少女ゲームベスト10の発表です。 第10位からどうぞー。 つ 第10位:翠の海 -midori no umi- ![]() 「楽園なんかじゃない!この場所は、牢獄だ!!それを……、わたしに押し付けないで!」 深い森の中にある洋館で暮らすことを余儀なくされた記憶を失った13人の少年少女を描いたサスペンスADV。 みちると名乗る少女に助けられた記憶喪失の主人公・櫂が、彼女に連れられて訪れた洋館に住む少年少女たちとともに暮らし始めるところから物語は始まります。 ここで暮らしている全員が記憶を失っていること、この場所がどこなのかわからないこと、森から脱出することは不可能なことなど、にわかには信じがたい事実がみちるたちから告げられるのですが、洋館で暮らしていくうちに、隔離された施設にもかかわらずライフラインが確保されていることや、洋館から姿を消した人間を誰も覚えていなかったりすることなど、いくつもの不審な点に気付き始め、みちるたちに対する不信を募らせていくことになります。 洋館に隠された様々な秘密が明らかになるまでは、得体の知れない不気味さが漂うサスペンス色が強いストーリーが展開されるため、先が読めないドキドキ感から続きが非常に気になり、名作誕生の期待を抱かせるほどの面白さです。 残念ながら、比較的早い段階でそれらの秘密が明らかになり、それ以降は登場人物たちの過去や櫂とヒロインの間に立ちはだかる問題の解決のみに物語の焦点が移ってしまうため、中盤以降やや尻すぼみの印象は否めませんが、それでも良作と呼ぶのに抵抗がないほどのクオリティは保っています。 メーカーの処女作ということを考えれば、十二分に合格点を与えられる出来にあるでしょう。 また、シナリオ・原画ともに女性が手掛けたこともあり、女性ゲーマーにも受け入れやすい雰囲気が醸し出されているところも本作の魅力の一つ。 男性ゲーマーにとっても新鮮な感覚を受けるため、老若男女問わず万人に自信を持ってお勧めできる作品と言えますね。 シナリオ、キャラともに高いレベルにあり、エンターテイメントとしては非常に優秀な作品と言えます。 サスペンス要素が物語の盛り上がりに大いに貢献しており、女性ライターらしい世界観も非常に新鮮なので、一般的なADVにマンネリを覚え始めた人がプレイすると、より面白さを感じるのではないでしょうか。 メーカーの処女作ということを考えれば満点をあげてもいい出来だっただけに、Cabbitの今度の作品には大いに期待できるでしょう。 第9位:未来ノスタルジア ![]() 「ありがとう、陽一、詩さん。あたしが夢見てた時間が、今ここにあるわ」 超能力を持つ少年と未来を変えるために過去に来た少女が織り成す切ない恋愛ファンタジー。 本作はファンタジー作品にありがちなタイムリープものですが、人類の存亡に関わるような壮大な物語でも自身の生命や人生に関わるような保身の物語でもなく、たった一人の大切な人──陽一が幸せになること、ただそれだけを願った少女・杏奈の純粋な想いを描いた作品になっています。 まさに純愛という言葉がぴったりのストーリーとなっており、ピュアな恋愛観と切なさに満ち溢れた展開が用意されている杏奈シナリオでは幾度となく泣かされることになるでしょう。 しかしながら、メインヒロインである杏奈にスポットが当たりすぎた故に、杏奈とそれ以外のヒロインではシナリオのクオリティの差が大きくなってしまうという弊害もあります。 杏奈シナリオと並べても見劣りしないと言えるのは伊織シナリオくらいで、工藤姉妹のシナリオに至ってはフルコンプ後にはおまけにしか思えなくなってしまいますからね。 そういう意味では良くも悪くも杏奈ありきの作品と言えるでしょう。 オールクリアしなければこの物語の真の魅力に気付けないという欠点はありますが、序盤から繰り広げられるキャラ同士の掛け合いが非常に面白いため、途中で投げ出す心配はまずないでしょう。 面白さ、切なさ、愛しさといった恋愛ADVにおける魅力がすべて詰まった完成度の高い作品なので、万人受けしやすい作品だと思います。 第8位:ランスクエスト →<関連作品>「そんなことより、鈴女はランスと一緒にいたいでござる」 シィルにかけられた呪いを解くために自由都市地帯に戻ってきたランスの活躍を描いた大人気シリーズ第8弾。 今回のジャンルはクエスト進行型RPG。 ギルドで請け負った依頼に基づき、MAPを探索しながらクエストをこなし、アイテムやお金、仲間や情報等を獲得していくというのが基本的な流れになります。 戦闘システムがやや特殊で、各キャラが持つスキルに使用回数が定められており、保有しているすべてのスキルを使いきるとそのキャラは行動不能となり、行動できるキャラが1人もいない状態で戦闘を行うと敗北=クエスト失敗となります。 スキルも仲間も少ない序盤はあっという間に使用回数を使い切ってしまうため、行動の自由度がほとんどなく、ストレスが溜まる点はマイナスですが、中盤以降はスキルの効率的な運用や数多くのキャラを育てることによって対応できるので逆にやり応えが出てくると思います。 シナリオ的には伏線が大量に張られるもののほとんど回収されず、ストーリーの進展はさしてありません。 一方で登場するキャラは非常に多く、特に過去シリーズで登場したキャラが多く出てくるため、どちらかというとファンディスクに近い作品と言えますね。 シリーズ未プレイの人でも楽しめるのがランスシリーズの魅力の一つなんですが、今回に限って言えば少なくとも「ランスVI」と「戦国ランス」をプレイしてから臨むべきでしょう。 ヘルマン編への繋ぎという位置付けの割にはそこそこボリュームがあり、ゲームクリアまでの所要時間は30時間〜60時間程度。クリア後のやりこみ要素(2倍ワールドや追加シナリオ等)もあるので、発売前から大きな期待を寄せていた人にとっても十分満足できる内容でしょう。 シリーズものゆえにシリーズ未プレイの人は敷居が高いと感じるかもしれませんが、ランスシリーズは世界観と設定が素晴らしい作品なので、機会があれば是非ともプレイしてほしいですね。 第7位:晴れときどきお天気雨 →<関連作品>「迷惑は掛けません…!我が儘言いません…!だから、お願いですからっ、少しでも側に居させてください…!」 落ちこぼれの新米神様と過ごす学園生活を描いたハートフルラブコメディ。 「もしも明日が晴れならば」や「さくらシュトラッセ」などで知られるNYAON×くすくすのタッグによる作品ということもあり発売前から期待は高かったのですが、その期待に応えるような感動的なエピソードが満載の作品です。 ヒロインたちの告白(またはそれに準ずる言動)が個別ルートに分岐してからではなく、共通ルートの時点で行われるというラブコメものとしては異例のシナリオ構成。 第4話以降、絢音→水希→なずなの順で発生するヒロインたちの想いに応える選択肢を選ぶことでそれぞれのヒロインの個別ルートに分岐し、3人の想いに応えない場合は香奈恵ルートに入ります。 恋愛関係はすべて生徒会内で築かれるため、 章が進むにつれて微妙な人間関係が構築されていくため、嫉妬を始めとする負の感情もオブラートに包むことなく描かれることになります。 しかしながら、それらは後半2人(なずなと香奈恵)のシナリオにおける感動的なエピソードの下地となっており、それが理解できたときのカタルシスは筆舌にし難いものがあります。 また、車椅子の妹なずなや未来から来た幼女ゆみかといった切ない背景を持ったキャラがいるため、ヒロインたちに感情移入しやすいところも大きな魅力の一つです。 肯定的な要素のみで構成されている作品ではないだけに、判断基準や価値基準によっては評価が大きく分かれる作品ではありますが、要所要所に用意されている泣けるエピソードの破壊力は凄まじいものがあります。 少なくとも泣きゲー好き、妹好きには自信を持ってオススメできる作品なので、ネガティヴな評価を見ても敬遠しないでプレイしてもらいたい作品です。 第6位:グリザイアの果実 →<関連作品>「幸が楽しそうに笑ってくれていること。それがわたし達にとって、一番の幸せなんだもの」 隔離された学園に通うことを余儀なくされた5人の少女と、生きる目的を無くした1人の少年が出逢ったことで生まれた一筋の希望を描いた学園恋愛AVG。 各シナリオにはハッピーエンドとバッドエンドが1つずつ用意されているのですが、ヒロインたちが抱えている問題が非常に深刻なものであることから、中にはハッピーエンドでも何かしらの問題を抱えたままエンディングを迎えるシナリオもあります。 バッドエンドに至っては、どちらかの死を持って幕を閉じるような悲劇的な結末を迎えることも少なくありません。 それでも涙を誘うためだけに仕立て上げられたようなバッドエンドは一切なく、その結末に至るまでの過程が過不足なく描かれていることですんなりと悲劇を受け入れられるところが、この作品の凄いところと言えるでしょう。 特に蒔菜バッドエンドは怖気を感じさせるほどのインパクト。 ありふれた日常のシーンと思わせながら、その実とてつもない狂気を孕んだラストには思わず鳥肌が立ちました。 エロゲ史上でも屈指のインパクトを持つバッドエンドと言っても過言ではないでしょう。 もちろんハッピーエンドの内容も良く、天音シナリオやみちるシナリオのクライマックスなど、涙腺を大いに刺激するエピソードが多数用意されているので、正攻法でも十分勝負になる作品です。 また、シナリオに負けず劣らずキャラも魅力的で、序盤から中盤にかけて長く続く日常シーンも非常に楽しめるため、恋愛ADVとしては文句のつけようがありませんね。 フロントウイング10周年記念作品だけあって質・量ともに素晴らしく、フロントウイングの最高傑作「ゆきうた」と比べても遜色ないレベルの作品です。 泣きゲー好きの人なら名作級の評価を与えても何ら不思議はなく、2011年を代表する作品の一つと言えるでしょう。 第5位:アルテミスブルー ![]() 「……いいか、アリソン。人は自分が大切に思う誰かのために生きるべきだ……自分が大切と思う誰か。自分を必要としてくれる誰かのために生きるべきだ」 天空の支配者“アルテミス”に抗う“飛行機野郎”たちの姿を描いたハートフル・ライトSFコメディー。 “飛行機野郎”たちの挑戦と情熱、一人の少女の成長、元エースパイロットの挫折と復活、血の繋がらない家族の絆など、様々なテーマが詰め込まれた温かさと熱さを併せ持つ素晴らしい作品です。 主人公が女性で男性プレイヤーにとっては感情移入しづらいうえに、一般的な恋愛AVGのような複数シナリオ形式ではなく、ルートは1本のみ。 こういうシナリオ構成は余程ストーリーに自信が無いと出来ないものですが、本作はその自信に見合うだけの素晴らしいストーリーを用意しており、見る者に温かい感動と興奮を与えてくれます。 あまりにもグッとくるエピソードが多かったので、物語をすべて見届けた後は昂揚と興奮が冷めやらず、しばらく放心状態に陥りました。 ストーリーだけではなく登場キャラも筆舌にし難いほど素晴らしく、ハルや桂馬をはじめとする江戸湾ズの人々の温かさに何度泣かされたことかわかりません。 特に金髪幼女アリーが登場する3章以降は家族の絆を描いたエピソードが多かったので、そういう話が大好きな私にとっては至福とも呼べる時間でした。 悲劇的な話ではなく温かい話で涙を流させるという難易度の高い行為をいとも容易く行った点は称賛に値します。 これでクライマックス後のライターのエゴ丸出しのエピソードさえなければ文句なしの名作評価だっただけに、その部分だけが惜しまれます。 第4位:穢翼のユースティア ![]() 「指の一本や二本、お前にくれてやる。だが、この体は全ての国民のものだ。お前にも、もちろんギルバルトにもくれてやるわけにはいかん」 娼館街の何でも屋の青年と“羽化病”に冒された少女の出逢いから始まる悲劇と不条理に彩られたおとぎ話。 “牢獄”と呼ばれるスラム街に住み娼館街の何でも屋として生計を立てる主人公カイムが、背中に羽が生える病“羽化病”に冒された少女ティアと出逢ったことをきっかけに様々な事件に巻き込まれる中で、一部の貴族しか知らない秘密に触れ、次第にノーヴァス・アイテルの命運を左右する出来事に巻き込まれていくというのが本作のあらすじ。 メインヒロインのティアのルートが本作品の本筋=トゥルールートとなるのですが、そこに至るまでの共通ルートの各章でサブヒロインたち(フィオネ、エリス、コレット、リシア)と共に歩んでいく選択肢を選ぶと、それぞれの個別ルートに分岐するという構成で、物語の終盤になればなるほどこの世界の核心に近づいたエピソードが展開されるため、必然的に後半に登場するヒロインたちの方がシナリオの質は高くなっています。 当然ながら、一番最後に用意されているティアシナリオのクライマックスは非常に素晴らしいのですが、個人的な好みを言えば、そのひとつ前、リシアシナリオの方が好きかな。 執政公ギルバルトの言うことを鵜呑みにしてきた王女リシアが自らの不明を恥じ、王族としての責務を果たすべく立ちあがり、何度も壁にぶつかり挫けそうになりながらも少しずつ王に相応しい人物になっていく過程は、古き良き少年漫画が持つ熱さを感じさせ、非常に胸が熱くなりました。 作品全体としても、物語の世界にスッと入り込ませる導入部分は実に見事でしたし、そこからラストまで物語の世界にどっぷり浸り続けさせた点も非常に素晴らしく、シナリオ、演出、世界観ともに称賛に値する内容。 名作の域までには僅かに達しませんでしたが、プレイして良かったと心から思わせる素晴らしい作品でした。 第3位:神採りアルケミーマイスター ![]() 「……その時は、たぶん俺はいないよ」 工房都市ユイドラの新人工匠が他種族との交流を通じて工匠として成長していく姿を描いたシミュレーションRPG。 主人公のウィルが工匠として成長していく姿と彼が住む工房都市ユイドラの発展を軸に、護衛として雇った三人のヒロインが抱える問題を絡めることで、三者三様のストーリーが描かれるのですが、エウシュリーが何作もかけて創り上げてきた独自の世界観、舞台設定を元に物語が構築されているため、シナリオは高いレベルで安定しており、3本ともに納得の内容となっています。 とりわけSLG&RPG部分の出来が素晴らしく、フルコンプまでに150時間近くかかるにもかかわらず、最後まで飽きさせることなく楽しませてくれるゲームバランスの良さは称賛に値します。 ゲーム開始時に難易度や敵レベルの上限解除のON/OFF(二周目以降)を調整できるのですが、このさじ加減が実に絶妙で、初心者から上級者まで楽しめることはもちろんのこと、作業になりがちな二周目以降のRPGパートに適度な歯応えを与えてくれるんですよね。 読み物としての要素とゲームとしての要素が高いレベルで融合したクオリティの高い作品だけに、ゲーム性の高い作品が好きな人には自信を持ってお勧めできます。 第2位:Rewrite ![]() 「瑚太郎君がそのままでいてくれることだけが…あたしの救いなんだから」 緑化都市と学園を舞台にした騒がしい日常を描いた共通ルートと、滅びゆく地球に対する人類の戦いを描いた個別ルートから成る滅びと再生の物語。 これまでKey作品のメインライターとして活躍していた麻枝准氏が監修に回り、外部から田中ロミオ氏、竜騎士07氏の2名を招聘、それに都乃川勇人氏を加えた3名がシナリオを担当するということで、プレイ前はこれまでのKeyらしさが霧散してしまうのではという危惧を抱いていたのですが、蓋を開けてみればKeyらしい透明感のある雰囲気とロミオ作品人多くみられる世界観(終末観)が見事に調和した素晴らしい作品に仕上がっており大満足。 Key作品にしては珍しく、各ヒロインの個別ルートにも力が入れられているのですが、中でも中盤のホラー展開とクライマックスのバトル、両極端のシーンで鳥肌を立てさせられたルチアシナリオと、「Fate/stay night」の凛ルートを彷彿させる熱い漢たちの生き様を描いたちはやシナリオは出色の出来。 他の3人のシナリオも良かったのですが、この2人のシナリオはそれ以上──過去の名作クラスの作品と比べても遜色のないレベルのシナリオだっただけに、この2本だけで値段分以上の価値はありますね。 また、Key作品特有の幻想的かつ透明感のあるシナリオと、ロミオ作品特有の終末思想的な世界観の相性が想像以上に良かったことも大きかったと思います。 業界最大手の大作ということで期待もかなり大きかったのですが、その期待をあっさり上回る圧倒的なスケールにただただ脱帽。まさに名作と呼ぶに相応しい大作でした。 第1位:WHITE ALBUM2 -closing chapter- →<関連作品>「あたしの、世界で一番大切な宝物は…あたしが持つと壊してしまうんだ」 付属校3年時から社会人1年目までの5年間に及ぶ三角関係を描いた恋愛ADVの完結編。 「WHITE ALBUM2」は付属校3年の冬を描いた“introductory chapter”、大学3年の冬を描いた“closing chapter”、社会人1年目の冬を描いた“coda”による三部作。 本作「WHITE ALBUM2 -closing chapter-」は上記のうち後者二つを収録した本シリーズの完結編となっています。 この作品の最も凄いところは5人のヒロインすべてのシナリオが水準以上な点でしょう。 こういう三角関係を主題にしたシナリオでは当事者(雪菜とかずさ)以外のシナリオはおざなりになってしまうのが普通です。 それを1章ラストでかずさを一時退場させることによって、残った雪菜とサブヒロインたちの間に新たな三角関係を作り出し、サブヒロインたちのシナリオについても一貫したテーマで描き続けているため、シナリオのクオリティがまったく落ちないんですよね。 それに加えて3章でかずさを復帰させて、サブヒロインたちのシナリオの以上にドロドロした三角関係を描くんだから脱帽としか言いようがありません。 テーマがテーマだけに不快に感じる部分も多々あり、プレイしていて気分が滅入ってくるくらいの鬱展開が用意されているため、鬱耐性のない人にとっては毒物以外の何物でもありませんが、鬱展開を受け入れられる人にとっては手放しで絶賛できるストーリーと言えます。 エロゲを始めてから9年経ちますが、これほどまでに登場人物の一つ一つの言動に激情をぶつけてしまったのは、この作品が初めてです。 人の感情を激しく揺さぶる作品で、まさに“10年に1度の名作”と呼ぶに相応しい大傑作です。 本当に凄まじい作品なので、私が味わった衝撃を皆さんにも是非とも体験してほしいと心の底から思います。 総評 2011年は上半期から大作の発売ラッシュが続いたうえに、そのことごとくが期待に応えた傑作揃いだったため、上半期だけ見れば過去最高の豊作だったと言っても過言ではありません。 ところが下半期に入ると、それなりの良作は出るものの上半期のベスト5を超える作品は一向に出ることはなく、気が付けば早12月。 結局、尻すぼみだったなぁと思い始めたところ、最後の最後でエロゲ史に残るであろう大傑作「WHITE ALBUM2 -closing chapter-」が出るのだからホント人生は何があるかわかりませんね(苦笑 今年は名作が2本誕生したうえに、そのうち1本は歴代1位。 ランクインした10本の作品についてはどれも自信を持って人にお勧めできる作品ですし、惜しくもベスト10から漏れた作品の中にも良作が多数あり。 間違いなく過去最高の当たり年でした。 2012年の注目は何と言っても「魔法使いの夜」。 TYPE-MOONが満を持して送り出す大作だけに、ホワルバ2を超える傑作になってくれることを期待したいと思います。 ★拍手レス★ >明けましておめでとう御座います。今年の目標は絶対にマブラヴをプレイする! と、ホワルバ2を買った後に言ってみる。そして関係ないけど最近俺の中でシギサワカヤ熱が再び。「さよならさよなら、また あした」 いいわー. 凄くいいわー。個人的には九月病をも超えた傑作だったのだわ。 部署異動は大変だが、ガンガレ。 ケイさんあけおめ、ことよろっす。 それはさておき、マブラヴは置いておいてホワルバ2は絶対やれ! シギサワカヤのダークな恋愛観が合うなら間違いなくハマるぞ! >境ホラは元々不向きだったのを考慮するとアニメは十二分な出来でしたね 完全に原作ファン向けでご新規お断り的な感じでしたが、個人的には楽しめました♪ 犬臭い忍者が活躍するはずの2期も楽しみです♪ >WA2は本当に面白いですね。正月からいきなり憂鬱になりました。暗い雰囲気で主人公もあんまり好きじゃないのに先が気になって延々プレイし続ける羽目になるとは・・・ccでかずさと会えるルートくらいあっても良かったのにと思わずには居られません・・・ ホワルバ2は最高でしたよね!間違いなく新年やクリスマスには向きませんが(苦笑 codaのかずさルートは完全に詰んだ状態からのスタートでしたから、せめて巻き返しができる条件(cc)でスタートさせてほしかったですね。 >まったり店舗の皆さんとはまだ交流ありますか? ???まずまったり店舗ってのが記憶にないんですが… >わかるわ。俺の至高は加奈でどんな楽しんだエロゲでも加奈と比べようと思うことなんてなかったけどWA2はやばいわw ですよねー。 自分にとって思い入れのあるオンリーワンのゲームに普通に比肩するところがホワルバ2の凄いところですね。 >WA2レビュー拝見しました。1つ気になった点として、恋愛ゲーム史上最低の主人公という表記は全く同意出来ません(優柔不断で〜の部分は同意しますが)。そう思われた理由は想像がつきますが、それでも伊藤誠よりかはマシです。というより、春希はこのような状況に陥ってしまった時点で負けなんです(つまりWAというコンセプト内の宿命)。このゲームは、春希の思考回路も含めて凄いのです。最低な主人公だったらここまで素晴らしい作品にはなりません。jade様がそう思われたことが非常に残念です。 ん〜、確かに一理ありますが、個人的にはその意見には同意できないなぁ。 誠の場合は完全にクズな思考に基づく意図的な行動で周りに迷惑をかけてたけど、春希の場合は意図せず周りに迷惑をかけてるじゃないですか。 世界や言葉が酷い目にあったのは誠がクズということを見抜けなかった過失があったから自業自得な面もあったけど、雪菜やかずさは春希がまともだった分同情の余地があり、ゆえに春希の責任が大部分を占めます。 そもそも世の中、必ずしも悪意のあるものの方が酷いとは言い切れないし、ましてや恋愛においては後者の方がよっぽど性質が悪いことを経験上知ってますからね(苦笑 そういう意味で“恋愛”ゲームに関しては、誠よりも春希の方が最低という結論になりました。 それに孝之みたいに二人のことを第一に思って行動した結果追い詰められたならともかく、春希の場合はまず第一に自分の想いを優先して行動をとってるところも個人的には気に入りませんでしたからね。 ただ、春希がこんな主人公だったからこそ雪菜があそこまで魅力的な女性に成長したと思っているので、私は逆に“最低な主人公だったからこそここまでの作品になった”と思います。 と、長々と語りましたが、この辺りは個々人の解釈次第なところがあるので、どちらが正解とも言えませんからね。 春希に対する評価は真逆に分かれましたが、ホワルバ2が素晴らしい作品だという点では一致していますので、ともにこの作品の素晴らしさを周りに伝えていきましょう( ・∀・)人(・∀・ ) |