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| 体質と病気 |
病気はその人の生活環境と元々持つ体質が合わさって起こると考えられます。
例えば風邪をひきやすい人とそうでない人はその病原体に接する機会があるかないかだけではなく、そもそもその病原体に対する抵抗力が違います。
慢性疾患でもその人の生活習慣と体質によってかかりやすい病気とそうでない病気があり、仮に発症してもその症状は体質によって違いが見られることがあります。
この体質は生まれながらにそなわったものもあれば、生活習慣や環境によって作られたものもあります。
しかし、いずれにしても容易に改善することができないため、同じ病気を繰り返したり、慢性化させたりすると考えます。
漢方薬を用いる際には、体に現れている症状から病気の原因や代謝の乱れを東洋医学的に考えて漢方薬を選択し、症状を軽減していくことを目的とします。
東洋医学で言う体質を漢方薬で改善することができれば、現在の症状も軽減することが可能になるわけです。
しかし、現代は生活様式・習慣も多様化したため、すべての体質や症状を改善できるわけではなく、漢方では難しい場合もあれば、漢方薬が全く効かないこともあるのが現実です。
現代では漢方薬の有効な場合は漢方薬を使い、現代医学の有効な場合は現代医薬品を使うことができます。
また、それぞれの長所を生かすため漢方薬と現代医薬品の併用という形も考えられます。
現代医学での病名が同じでも症状と体質によっては違う漢方薬を使い、また現代医学での病名が違っても漢方薬は同じものを使うということはめずらしいことではありません。
ここで気をつけなければいけないのが、現代医学的な病名に漢方薬を当てはめて用いると副作用の原因となるということです。
漢方薬は必ず東洋医学的な考え方で用いる必要があります。
かつて、いくつかの漢方薬で重篤な副作用が発生したのは現代医学の病名をもとに漢方薬を当てはめたのが問題なのではないかという意見があります。
漢方薬を使うにはそのための体の状態があり、それを「証」と呼んでいます。
漢方薬と現代医薬品はどちらが良いというものではありません。
それぞれ得意・不得意がありますので、それぞれの特徴をよく知る医師や薬剤師など専門家の指導のもとで利用されるのがより効果的です。 |
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