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| 漢方の考え方 |
東洋医学である漢方は東洋思想をもとに成り立っています。
ここでいう東洋思想とは紀元前の中国で発生、成り立ったものですが、現代で言う自然科学というよりも自然哲学と言ったほうがいいでしょう。
基本的には「陰」「陽」「虚」「実」「寒」「熱」「表」「裏」などという言葉で、はっきりした物質を表すのではなく、そのものの性質・状態を表現します。
漢方薬を選ぶ際、現代医学的な病名ではなく、あくまで症状から原因を探ってその対応する漢方薬を決めているので、例えば同じ風邪であっても、初期に現れやすい悪寒や関節痛などの症状がなく、そのかわりにめまいや吐き気、わき腹の張りまたは腹満や便秘などが出ていれば、それに合わせた漢方薬を使うことになります。
また特に慢性の症状の場合は東洋思想の五行説(木火土金水)も重視し、ここに人体の病変を割り当ててその症状を改善することを目的とします。
この場合、陰陽・虚実・寒熱・気血水・五行説でいう臓腑を組み合わせ、それに対応する漢方薬を選んでいきます。
例えば、中年期以降で四肢が冷え、夜間頻尿でのどが渇き、骨が弱くなって腰が痛むような場合は、「腎の陽気が虚している」と考えて漢方薬を選ぶことになります。 |
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