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写     真     集 
・「ART BOX FILE  NEW PHOTOGRAPHERS FILE VOL,1」 (ART BOXインターナショナル刊)
 私の写真4点(ポートレート)も掲載されています。 (ISBN:4-87298-680-6)      
主な写真家への直接アクセス。 ロベール・ドアノー森山大道/鈴木清 武田花Diane Arbus/鬼海弘雄 渡辺克巳 日本カメラ 
 現在所有の写真集(コメントは、不定期に適宜、記述、修正・加筆していきます。)
書    名 作  者 出 版 社 コ メ ン ト
SELF AND OTHERS  ゴチョウシゲオ
牛腸茂雄
未来社 牛腸の代表作。普通に真正面から撮ったポートレート。心に響く写真。被写体である人々の優しさ、思いやりは勿論であるが、緊張、はにかみ、とまどい、いらだち等のいろいろな感情が表情、仕草に表れている。写真に被写体の牛腸への感情と牛腸の人柄が映し出されている。三鷹市美術ギャラリーで開催された写真展で販売されていたパンフレット(牛腸の代表写真集全作品を掲載)の巻末に、ネガの一部が載せられていた。牛腸が同じ被写体に対して執拗とも思えるほどのカットをかなり撮影しているのにはちょっとびっくりした。横位置のみで撮られ、光、背景、人物との距離などもかなり考えられ、絶妙のバランスで撮られている。ややハイキーで淡いトーンも印象的。私の愛読写真集。(修正、加筆H16/10/3)お勧め
幼年の「時間」(とき) Mole  
さっちん アラキノブヨシ
荒木経惟
新潮社 千葉大の学生時代に撮影。下町の団地の子供達の生き生きとした姿。作者と子供達の自然な心の交流が感じられる。子供達の豊かな表情が印象的。荒木の写真の原点。この団地に何度通ったであろうか。写真への情熱が伝わる。ここでの作品が第1回太陽賞受賞。お勧め
・「マミヤオートデラックス2」の記事目的で購入した昭和38年1月号のアサヒカメラの月例コンテストに若き荒木の入選作品。
(加筆H22/10/12)
new
東京は、秋 荒木経惟
   陽子
筑摩書房 妻、陽子との対話写真集。秋の東京を撮りたいままに自然に撮った写真集。荒木の写真は、「写真をやっているんだ」といった優越感、奢りがないところがいい。写真への取り組み方、撮影のポイントが随所に示されている。私の愛読写真集。お勧め
センチメンタルな旅 冬の旅 荒木経惟 新潮社 荒木の代表作。陽子への哀切の情が写真に横溢している。陽子死して後の愛猫チロの写真も心を打つ。荒木の心象風景、私写真。写真挽歌とも言うべき写真集。お勧め
人間の記憶 須田一政 クレオ 日常の断片が作者の特異な視点、感覚で切り取られていて独特の雰囲気を持つ写真集。おどろおどろしい断片も散見する。強い風に吹かれる柳が何とも言えず心に残っている。人々の写真も独特な感覚で撮影されている。映画のワンシーンを見るよな感覚に襲われる写真もしばしば。若い頃日本カメラ誌の月例で活躍。土門拳賞。写真に真剣に取り組んでいる方にはお勧め
紅い花 ワイズ出版 作者が封印していたネガを再び何かのきっかけで蘇らせた写真集。上記の「人間の記憶」と共通する所が多い。写真に真剣に取り組んでいる方にはお勧め
新宿





新宿
森山大道 月曜社 新宿の今を、粗い粒子、硬調な画像で見る者を圧倒する。作者の表現方法の一つでもあるもあるブレ、ボケ、ノーファインダー、斜めも健在。新宿のそのとき、その場所での、それぞれの断片が集合体となって、新宿の今、さらに大きな歴史的なうねりへと我々をいざなう。名機の誉れ高いリコーのGR1で撮られたらしい。かなりの枚数の写真群であるが、実際に撮られたのはその何倍、或いは何十倍であっもたかも知れない。やはり写真への情熱のすごさに感心してしまう。発売当時、64歳。エネルギーがすごい。ページを繰っていくと、何かドキュメンタリー映画を見ているような、或いは、自分が野良犬になって新宿の街をさまよい歩いているような錯覚に襲われる。ピントがどうの、構図がどうの、露出がどうの、プリントがどうのといったいわゆる綺麗で、うまい写真、或いは狙った写真とは違った、人の心を揺さぶる何か得体の知れない力強さがある。新宿をさまよい歩き、目に付き、心に引っかかる光景を瞬時のうちにコンパクトカメラで切り取り、硬調で粗い粒子で焼かれた写真は実際の新宿より強烈なインパクトを放つ。下記の「昭和58年度日本カメラ全巻」のコメントも併せて見て頂きたい。お勧め

流れの歌

ブラーマンの光

天幕の街

夢の走り

愚者の船(IPC)

天地戯場

修羅の園

INDIA SONG
鈴木清 自費出版 愚者の船」以外は全て自費出版である。日本カメラ月例授賞式の懇親会の席上、ご本人とお話した折り、直接お願いして、送って頂いた写真集。鈴木清はある意味特異な写真家であったような気がする。今、いわゆる著名な写真家は、写真学校(写真学部)を出て、これも有名な写真家のアシスタント、弟子等を経て、活躍している方が多いが、鈴木清は、写真学校を卒業後、生活の糧として看板描きをしながら、自分の信念、目標に従って写真を撮り続け、自費出版等の独自な活動により認められていった写真家である。若い頃、某写真学校に自分の写真集を抱え、直接、売り込みに来ていたと、或る方から直接お聞きしたことがある。才能は勿論のこと、やはり写真への情熱、執念は並みはずれていたと思う。名をなしてからも奢ることなく、絶えず新しい目標に向かって日々努力し、写真を撮り続けた写真家であった。その時々の自分の心情、思い、思索、テーマなりを写真で真摯に表現していた写真家であったと思う。詩人的感性で自分自身の内面を写真で表現した写真家であったと言える。
1983 年 個展・写真集「天幕の街」で日本写真協会新人賞
1989 年 「夢の走り」で第一回・写真の会賞
1992 年 個展「母の溟」で第十七回・伊奈信男賞
1994 年 個展・写真集「修羅の圏」で第十四回・土門拳賞

入手困難。図書館やネット古書売買等(因みに「流れの歌」は1500部限定)でどうぞ。写真に真剣に取り組んでいる方にはお勧め
「流れの歌」白水社から復刻 5040円 2010/10/27発売(加筆H22/10/12)new
眠そうな町



眠そうな町
武田花 アイビシー 東京近郊の地方都市(足利、太田、桐生、佐野、草加・・・・東武伊勢崎、佐野、桐生の客沿線)の寂れた町の路地、廃工場を撮った写真集。晴れた日の休日、おめかしして、地図を持たないで知らない町に入り込み、自身がその異空間にとけ込み、同化して撮った写真集。ライカズミクロン50一本で撮られたという。普通、こういった写真は広角を使うことが多いが、作者の感性の赴くままに50ミリで潔く、巧みに切り取られている。偶然写ってしまった一枚を除いて人は撮されていない。光のコントラストで味付けされた景色は一層魅力的。。殆どが縦位置。作者の、被写体である路地、古びた家、店、看板、廃工場などへの愛おしさがそこはかとなく伝わってくる。寂れた景色なのになぜかほのぼのとしたものが伝わってくる。第15回木村伊兵衛賞。お勧め
猫・陽のあたる場所 現代書館 お勧め
定本・木村伊兵衛 木村伊兵衛 朝日新聞社 お勧め
water fruit 篠山紀信 朝日出版社 女優・樋口可南子を撮影。けだるい表情、姿態が印象的なモノクロ。
十七歳の地図 橋口譲二 文藝春秋  
パリ



パリ




子どもたち




ポートレイト




パリ郊外
ロベール・ドアノー  リブロポート 一番の愛読写真集。確か1巻から3巻(1冊なんと4500円)までは、一緒に買って、4巻はまた今度、買えばいいやと思っている内に時が過ぎ、いざ4巻を買おうとしたときには、既に絶版。新宿、六本木、池袋、渋谷等、あちこちの本屋をずいぶん探すも見あたらず、諦めかけて何年かたって、勤め先が立川になり、帰りに立ち寄ったビルの最上階の書店(今はなし)に、偶然か自分に買われるために待っててくれていたか、4巻1冊だけ奇跡的においてありました。長い間、誰にも買われなかったことも、店が返品しなかったことも不思議といえば不思議なこと。手に入れたときは何とも嬉しかった。今、ネットで探しても4巻揃えるのは至難。前置きはこれまでにして、本題。
パリだけにこだわり、撮り続けたドアノーの写真には、何とも言えない、ほのぼのとした温かさ、優しさ、ユーモア、エスプリにあふれている。ドアノーが如何にパリ及び、パリに住む人々を愛していたかが、写真から覗える。同時に、撮られている人々のドアノーへの好意的な眼差しや寛容さが印象的。恐らくドアノーはパリの人々に相当知られていて、愛されていた写真家(写真屋さんと言った方がいいのかも)であったと思われる。愛機である中判のローライ・フレックス(晩年は、ライカらしい)を手に、パリのあちこちを隅々まで、ずっと優しい眼差しで撮り続けた続けたドアノーは写真で、パリを賛歌し、パリに悲喜こもごもに生活する人々及び日常を賛歌したのだと思う。被写体は街の景色、街角の人々、子どもたち、建物、学校、カフェー、人々が働く各種工場や店先、広場等、広範囲に及び、スナップ写真の手法で撮影しているが、芸術家、学者、著名人を撮ったポートレートもある。しかし、その撮り方もいわゆる肖像写真的な撮り方ではなく、スナップ的である。ドアノーの写真は洒落ていて、人々が共感するであろう絵になる瞬間を実に見事に捉えている。狩人が獲物を狙うように街角に立って決定的瞬間をじっと待ってものにした写真も多かったようだ。また、巧みに演出された写真もあったようで、あの有名な「パリ市庁舎前のキス」も、後で二人にお願いして撮影したとのこと(本人談話。但し、本物の恋人である点が重要)。中判であることもあるが、プリントの美しさ、臨場感、奥行き感には驚かされるものが多い。光の演出も巧みだ。1912〜1994まで生きた。所有のリブロポート4巻は1992−3にかけて発刊されている。絶版。再刊が望まれる。「パリ遊歩」はアマゾンでは取り扱い不可。不明。(2005、5、24記)

お勧め
パリ遊歩 岩波書店
プレッソンのパリ プレッソン みすず書房  
Our National Parks アンセル・アダムス JICC出版局  
Diane Arbus(双子の姉妹) Diane Arbus


Diane Arbus
Aperture フリークス(小人、倒錯者、ヌーディスト、知恵遅れ・・)といわれる人々を選んで真正面から撮った写真。被写体の存在を暴き出しているかのような強烈な写真。いろいろ物議をかもしたことでも有名。私見だが、彼女の根底にそういう人々も普通の人と変わることはなく存在価値があるんだという気持ちがあるように思える。そういった人々と真剣に向き合って撮影している姿に共感を覚える。但し毒気に当てられることも。写真に真剣に取り組んでいる方にはお勧め
A VISION OF PARIS アッツジェ 東京写真専門  
戦争・平和・子どもたち ロバート・キャパ 宝島社  
AT WAR   Life  
東京迷路 鬼海弘雄 小学館 街のポートレートとも言うべき写真集。中判カメラの標準レンズ1本で人は写さないで街そのものを忠実に写真に写し撮ろうとしている。氏の人物写真の撮り方と同じである。あとがきで「空間ポートレート」と称している。軟調気味のぬめっとしたプリントは好みの分かれるところ。
PERSONA 草思社 Diane Arbus ほどでないにしろ、作者によって選ばれたかなり独特の個性、雰囲気を持った人々が写されている。大半が浅草寺境内の壁をバックに同じシュチエーションで撮られている。光も同種である。人物そのものを忠実に写真に映し出そうとしている。光も含め夾雑物を排し、人々を写真上で晴れ舞台の主人公にしている。上から覗くハッセルブラッドで撮影されているのが、重要な要素を占めているように思われる。被写体と対面して撮る1眼レフ等とは違って、撮影の瞬間の撮り手と被写体との関係が希薄である。牛腸茂雄や私の人物写真とは本質的に違いがあるように思われる。土門拳賞と写真批評家協会賞.。お勧め
地球星の子どもたち 田沼武能 朝日新聞社  
活気あふれて長い戦争のあと 大石芳野 草土文化  
美しきマレーシア ユニバーサル  
カンボジア苦界転生 講談社  
女優の肖像 秋山庄太郎 新潮社  
男の年輪 小学館  
漂景 山下寅彦 本の森出版  
代官山17番地 ハービー山口 アップリンク  
フォト・ミュゼ新宿 渡辺克巳





渡辺克巳
新潮社 1965-1997にかけて、流しの写真屋として、夜の新宿を根城に生活する各種風俗嬢、オカマ、やくざ、暴走族の兄ちゃん達、酔客、ホームレス等の人々を撮った写真集。撮った写真は生活の糧として本人達に売る。いわば一風変わった出張写真館写されている人々の多くが、自分を如何に良く見せようかと一生懸命に表情を作り、かっこいいポーズをしているのが印象的。自分のための記念写真であったり、恋人や友達に見せるものであったり、田舎の家族に送る写真であったりしたのであろう。どの写真もそのときの人々の生き生きとした姿を映しだしている。営業用の写真とはいえ、撮り手と被写体との心の交流を感じさせる写真も当然のことながら見られる。屋台の椅子に腰掛けて足を組んで優しい眼差しを向けているいるおねえさんの写真は普通だけど心惹かれる一枚。これらの人々を撮るのは、並の努力、根性では撮れなかったであろう。ストロボ付きの「ヤシカエレクトロ35」の登場により仕事が激減したと記している。今のデジカメや写真付き携帯とだぶる。時代の流れが当然映し出されていて、その面からも貴重な写真集。(ややはにかんだ寺山修司の一枚もある。)お勧め
フォト・ミュゼ・安井仲治 安井仲治 新潮社  
四季山水 前田真三 日本カメラ  
光の旅人 桜井始 日本写真企画  
先輩・後輩・仲間たち 斉藤康一 今活躍中の大御所、中堅、若手写真家のポートレートと業績、人柄、逸話等。
花の100選(春・夏・秋・冬) 熊田達夫 山と渓谷社 ハッセルブラッドで撮った野草、雑草の花々の解説書ではあるが、花のポートレートとしても優れていて充分楽しめ,写真の勉強にもなる。全国を飛び回っての撮影は、並々ならぬ写真への情熱、地道な努力なしにはなされなかったであろう。文章も懇切丁寧で花への愛おしさが伝わる。撮影データも参考になる。カラー。絶版であるが、入手可能な同種の写真集が何冊か発行されているのでご覧になるといい。私の愛読写真集。いわゆる実用書的写真集の部類ではあるが、写真群はすばらしく芸術写真集としても価値が高い。お勧め
時代の記憶1945-1955 長野重一 朝日新聞社  
木村伊兵衛写真賞の20年   Mole  
渡来から今日まで   コニカ 貴重
写真家は何を見たか   貴重
写真家は何を表現したか   貴重
象の耳 大西成明 ニコン お勧め
蘭嶼 三木 淳  
伊奈信夫賞20年   貴重
光-呼吸 佐藤時啓  
おんな・そして・白夜 佐藤 明  
現代写真の系譜   貴重
 写真関係書籍
昭和55年度日本カメラ全巻   日本カメラ 貴重55、58、60年度とも新宿の某中古カメラ店の一階売り場に並べてあったのを運良く見つけ、即購入。車で運んだのを覚えている。月例でのアマチュア写真家の情熱、レベルの高さには驚くものがある。選評の中には、プロも見習わなくてはいけないとの記述を目にすることもしばしば。
昭和58年度日本カメラ全巻   森山大道が初めにして最後のフォトコンテスト(A部モノクロ大型)を審査した貴重な全巻。氏の写真に対する考え、見方、取り組み方等が選評を通して伝わる。名文である。「量のない質はありえない。質のない量はさらにありえない」とか「さりげなく、何気ない日常の光景は実はさりげなく、何気ないことではない」等、参考になることが多い。鈴木清の写真エッセー、深瀬昌久の写真、牛腸茂雄の 幼年の「時間」も掲載。貴重
昭和60年度日本カメラ全巻   貴重
平成9年度 日本カメラ全巻   鈴木清、日本カメラ月例最後の審査となった年度。A部(モノクロ大型)を担当。選評の文章は秀逸。私にとっては、思い出深い、大切な全巻。貴重
写真随筆 土門拳 ダヴィッド社  
写真作法  
写真批評  
写真との対話 森山大道 青弓社  
写真から/写真へ  
煙突やニワトリ 武田花 筑摩書房  
AF一眼レフ入門 丹野清志 ナツメ社 入門書として大変優れている。写真やカメラの基本が学べる。腕自慢の写真愛好家といわれるハイアマチュアへの苦言も小気味いい。他にも何冊か刊行されている。写真を始めようとする人は勿論、またもう一度基礎から勉強したい人も、自分にあった本を選んで読まれるといい。お勧め
写真撮影事典
眼の狩人 大竹昭子 新潮社  
Phtographers 飯沢耕太郎 作品社  
写真ノート 大辻清司 美術出版社  
瞬間伝説 岡井耀毅 kkベストセラーズ  
ライカ同盟 尾辻克彦 講談社  
東京漂流 藤原新也 情報センター
日本写真家事典     淡交社 東京都写真美術館編

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