☆歯周病の進行

健康な歯ぐき
食べカスや歯垢が歯周ポケットにたまることは無く、歯はしっかりと歯周組織に支えられている
第1段階
増殖した細菌が、歯ぐきに悪い刺激を与えています。歯ぐきは赤く腫れたり、出血をします。
第2段階
歯ぐきの上皮細胞は増殖し始め、歯と歯ぐきの間に膿の袋ができます。出血したり、口臭がひどくなります。歯垢の下には歯石が付着します。
第4段階
歯と歯ぐきを支えている歯槽骨は侵され、歯がぐらぐら動いてきます。痛みがひどくなり急性症状が出たりします。

☆盲嚢測定(膿の袋)

ロ腔バイオフィルム感染症
近年、ロ腔バイオフィルム感染症に関連して、細菌の誤嚥により肺炎などの重篤な感染症が発生する事が社会的な問題になっています。口腔バイオフィルム感染症とは、口腔内の微生物感染症の新しい概念であり、微生物が歯面および口腔内表層に付着し表面をフィルム状に被覆し、強固な薬剤抵抗性、感染性および付着性の場を与える口腔内感染症の事であります。このような感染症は、歯周組織、口腔粘膜、扁桃、気道、食道等を経由、血流に乗りさまざまな臓器に運ばれ全身に障害を引き起こすとされています。

バイオフィルム感染症の予防と全身の健康
 
化学療法剤に対し、細菌は遺伝子変異による薬剤耐性の獲得とバイオフィルムの形成による抵抗性という2つの異なる方式で対抗している。前者に対して人間は新しい化学療法剤の開発を行って再び細菌を封じ込めているが、後者に対しては科学的な検討が始まったばかりである。バイオフィルムとは、微生物の集族的増殖様式の一つである。硬組織表面に付着した細菌は、菌体外多糖を産生し、その内側で分裂・増殖あるいは凝集し、細菌コロニーを形成して表面をフィルム状に被覆する。バイオフィルム中の細菌は血漿成分などを取り込み、より強固なバイオフィルムを形成する。バイオフィルムを積極的に形成する菌としては、砂糖から大量のグルカンを合成するミユータンスレンサ球菌(主にStreptococcus mutans、Streptooccous sobrinus)のほかに歯周病関連菌群、Pseudomonas aeruginosaなどが知られている。バイオフィルム中の細菌は、化学療法剤や貧食細胞、免疫グロブリンに対して抵抗性を示して局所に長期間留まり、感染症の慢性化と難治化を招く。また、薬剤耐性遺伝子の組み換えがバイオフィルム中で自然に行われ、薬剤耐性能力をもつ様々な細菌が新たに生まれている。このことが院内感染につながっていると考えられている。
睡液1ml、バイオフィルム1g中には億単位から千億単位と考えられる多数の菌が生息するため、う蝕と歯周病を放置すると各臓器が持続的な細菌の感染を受けるようになる。口腔の日和見細菌はロ腔局所に止まらず、消化器系、呼吸器系および循環器系の臓器へと拡がり各種の臓器に炎症を引き起こすのである。

☆歯周病の治療

歯周病術前 根面歯石 根面歯石の除去・歯面の滑沢 再付着 治癒した歯肉

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