第5回東中国クマ集会日本語へ 第5回東中国クマ集会英語へ
【開催趣旨】
 長い間私たち人間は、様々な形で野生動物とその生息環境を積極的に利用しつつも、共存の関係を保ってきた。しかしながら、近年、人間の生活様式と野生動物の生息環境が変化する中、両者との関係も大きく変わり、その共存関係が揺らぎ始めている。特に、森林性の野生動物として象徴的な種であるツキノワグマは、農林業被害や人身被害といった害を及ぼすため、人間との共存が困難になっている。とりわけ西日本では、いくつかの地域個体群が孤立化し、府県のレッドリストに登載されるなど絶滅の可能性が危惧されている。その一方で、生息地の山が浅く、集落に近接しているため、ツキノワグマが人間の生活圏へ頻繁に出没し、人々の生活を脅かし、人身事故も起こしている。また、人工林化が進められ、重要な生息地である広葉樹林が減少する中、造林地ではクマ剥ぎ被害が発生し、林業に大きな被害をもたらすなど保護管理上の課題は多い。そのような状況の中で、各府県は特定鳥獣保護管理計画等を策定し、ツキノワグマの保護管理を進めているところである。
 今年は、アジアでそして日本において、初めて国際クマ会議(IBA)が軽井沢で開催される。世界中からクマの専門家が来日するこの機会に、西日本が抱えるクマ問題の特異性を多くの方に理解していただき、保護管理上の問題点を議論することは非常に意義深いことと考える。各府県が策定しているツキノワグマの保護管理計画の多くは、第10次鳥獣保護事業計画の策定に合わせ、平成19年の改訂に向けた作業が予定されている。保護管理施策をより効果的に実施するために、計画内容の合意形成をいかに行うかなど議論すべき課題は多い。
また、平成16年のツキノワグマの大量出没が社会的な問題となって以来、クマ類の保護管理に関する社会的な関心も高く、市民による被害対策や保護に対する要望、活動も非常増えてきている。そのような状況の中で、人間と野生動物の適切な共存関係を形作る上で、環境教育の果たす役割が見直されてきているが、その重要性に対する評価はまだ低い。
本会では、数年来、主に小学生などの児童や、一般の人々を対象にクマの学習会を実施してきた。同様の試みは海外や国内の他の地域でも行われている。このような教育活動の方法・成果についても情報の交換、今後の展望の議論が必要であろう。
 以上の現状と課題に鑑み、現在におけるクマ類の保護管理上の問題点を整理し、環境教育が保護管理に果たす役割を再認識し、その効果的手法の改善と活動促進を目的として「第5回東中国クマ集会」を開催する。


【開催日】2006年10月8(日)9日(月)
【開催場所】京都大学農学部・農学研究科W-322講義室(吉田キャンパス北部構内)
        構内地図はこちら  アクセスマップはこちら
【交通】
・JR京都駅・近鉄京都駅から
  京都駅正面の京都市バス「A2のりば」から17号系統で「京大農学部前」バス停下車すぐ
・地下鉄烏丸線「今出川」駅から
  京都市バス203号系統で「京大農学部前」バス停下車すぐ
・阪急河原町駅から
  京都市バス「四条河原町」バス停から17号系統で「京大農学部前」下車すぐ
・京阪出町柳から
  京都市バス「出町柳」バス停から17号系統または203号系統で「京大農学部前」下車すぐ
※バスは30〜40分かかります。

【主催】東中国クマ集会・京都大学大学院農学研究科森林科学森林生物学分野
【後援】京都府、日本クマネットワーク
【シンポジウムの言語】
マルコム氏の特別講演および全体討論は逐次通訳がつきます。他の講演については、基本的に日本語で行いますが、英語による発表用紙をご用意いたします。

スケジュール
8(日) シンポジウム
12:00〜 受付
13:00〜14:00 ★「ツキノワグマの保護管理と人間との共存に向けて、環境教育が果たす役割」
Malcolm Fitz-Earle (キャピラノ大学生物学部名誉教授、関西学院大学総合政策学部客員教授)
14:00〜14:10 質疑応答
14:10〜14:40 ★「日本におけるクマ剥ぎ被害とその対策」
高柳 敦(京都大学、かもしかの会関西)
14:40〜14:50 質疑応答
14:50〜15:20 休憩
15:20〜15:50 ★「野生動物を素材にした環境教育」
小林 毅(岐阜県立森林文化アカデミー)
15:50〜16:00 質疑応答
16:00〜16:30 ★「生物多様性の認識を深める野外博物館活動」
金井塚 務(広島フィールドミュージアム)
16:30〜16:40 質疑応答
16:40〜17:10 ★演題「クマ学習会などの教育事業の実施について」
望月 義勝(東中国クマ集会)
17:10〜17:20 質疑応答
17:20〜18:10 全体討論
18:10〜 閉会の挨拶
18:15 閉会

9日(月) エクスカーション
8:00 京都大学フィールド科学教育研究センター芦生研究林入り口集合
15:00 京都大学フィールド科学教育研究センター芦生研究林入り口で解散

お申し込み方法
【参加費】
参加者 事前申込 当日参加
大人 700円 1,000円
学生(中学生〜大学院生) 500円 700円
小人(小学生以下) 無料
   
【事前申込】
事前申込受付期間:7月10日(月)〜9月15日(金)
※8日の当日参加にはまだ余裕がありますので、多くの方の参加をお待ちしております。
>>お申込までの流れ
FAXでのお申込 メールでのお申込
下記のFAX番号に、「第5回東中国クマ集会参加希望」と下記の必要事項をお書きの上お送りください。
FAX:06-6433-1012

@氏名 A所属 B区分:大人・学生・小人 C性別 D返信先FAX番号 Eエクスカーション参加希望(有・無)
下記のメールアドレスに件名を「第5回東中国クマ集会参加希望」とし、下記の必要事項をお書きの上、送信下さい。
E-mail:black_bear@k9.dion.ne.jp

@氏名 A所属 B区分:大人・学生・小人 C性別 D返信先E-mailアドレス Eエクスカーション参加希望(有・無)
第5回東中国クマ集会事務局より、「参加登録完了」のお知らせと「ID番号」をDのFAX番号へ送信いたします。 第5回東中国クマ集会事務局より、「参加登録完了」のお知らせと「ID番号」をDのe-mailアドレスへ送信いたします。
シンポジウム当日
※シンポジウム当日上記の登録完了のFAXを受付窓口へお持ちください。 ※シンポジウム当日上記の登録完了のメール内容をプリントアウトの上、受付窓口へお持ちください。
【当日参加】
当日参加の方は、シンポジウム会場の受付にて当日参加の参加費をお支払いください。
※ご注意:当日参加の方には、資料およびお席の準備が出来かねる場合がございますのであらかじめご了承ください。

【エクスカーションについて】※エクスカーションは定員に達していますので、受付を終了しております。
定員:20名(定員になり次第お申込受付は終了いたします)
参加条件:山歩きの経験のある方。高校生以上。
参加費:3,000円〜6,000円(宿泊費、保険加入費、交通費含む)
参加申込:シンポジウム参加申込と共にお申込ください。
※シンポジウム終了後、夕食をとったのち、乗用車に分乗して芦生の宿泊施設へ向かいます。
お問い合わせ
お問い合わせはこちら↓のメールまで
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