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◆物語のあらすじ
丘の上の公園で将来の夢の話に夢中になっていた、小学六年生のリク、ミウ、ツバサ、ソーラ、アイの五人は、不思議な老人に声をかけられます。その老人は自分が発明したという「未来や過去が見える望遠鏡」を持っていました。子供たちは未来に夢がかなっているかどうか確かめたくなり、老人に望遠鏡をのぞかせてほしいと頼みます。老人は、一人ひとりがいちばん大切にしている宝物を持ってくるなら、望遠鏡を貸してあげてもいいと答えました。
翌日、老人から言われたとおり宝物を持参した子供たちは、次の満月までの約一カ月間、その望遠鏡を貸してもらえることになりました。老人は使い方を説明したあと、最後に「望遠鏡で何が見えても、それは何千、何万とおりもある未来の可能性の中の一つだ。未来は決められたものではない。未来は変えられる。その力はみんな持っている」という言葉を残し、みんなの前から去っていきました。
望遠鏡をのぞいた子供たちは、そこに何を見たのでしょう?
夢はかなっていたのでしょうか? じつは五人全員が、未来の自分から意外なメッセージを受け取ったのです。もっとも気がかりなのは、生まれつき病弱な少女アイでした。望遠鏡に映った一カ月後のアイは、病院のベッドの上で昏睡状態に陥っていました。それからしばらく経ったある日、まさかと思っていた事態が訪れます。アイは急に具合が悪くなり、入院してしまったのです。
さあ、たいへん! リク、ミウ、ツバサ、ソーラの四人は、アイを救うため、さらに自分たちの未来に希望をもつために、薬草研究家のマーヤに会いに“野之花島”に出かけることになります。その冒険の旅を通して、自分が大事にしていた宝物以上に価値のあるものを手に入れる子どもたち。そして、彼らの勇気ある行動と、心からの祈りが奇跡を生みます……。
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物語は二十年経ち、三十二歳になった主人公たちの姿も描いています。では、実際に訪れた彼らの未来は、どんな未来だったのでしょう?
かつて望遠鏡で見た未来とちがいはあったのでしょうか? それは……。
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