第8章 取引

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クラドックの仲間の1人が頷きました。

「そんな力を宿した馬ならぱ、きっとこの前線を確固たるものとしてくれる違いない。それに太陽の神ラーもお喜びになって、我々に多くの仔馬と多くの息子たちを授けて下さるだろう。」

「まさしく」年配の男がしかつめらしく言いました。
「そうだ、そんな立派な馬を我ら太陽神の民・アトリベイツの標としたなら、太陽の神もきっとお気に召されることだろうて!」

そんなおしゃべりがひっきりなしにルブリンの頭上を行き交っていましたが、再びクラドックがルブリンに話しかけました。

「お前にその技はあるか? お前にそのような馬の像が作れるか?」

丘の中腹を掘り出して、芝の緑の中に白く映える馬の姿。
ルブリンにはそれが見えました。
と同時に記憶が、魔女楡の木の枝に寝そべって葉をかざすと父の丘砦や丘全体を覆い隠してしまえることに気付いた日の記憶が、微かに甦ってきました。
あんなふうにすれば出来るかもしれない。
最初のスケッチをとても小さく描き、それをかざして、どこに線を置けばいいか確かめれば・・・。

「分からない。」ルブリンは言いました。
「そんな大きな馬は巨人の仕事でしょう。でもやり方はあるかもしれない。」

「よし、新しい外壁もほとんど完成したところだ。お前の民を必要なだけ使って取りかかれ。」

「助けなどいらない。」ルブリンはそう言うと、立ち上がりました。

「あれほどの量の芝土をひとりだけで取り除くなど、まさに巨人の技だぞ。お前には他の者の手が必要だ。」

「あなたは勘違いしている。我が民の助けは不要だ、あなた方の太陽の馬を丘の高みに作るつもりなどないのだから。」ルブリンはきっぱりと言いました。
「方法はあると思う。でも、それを考えるつもりはない。」











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