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| TURPビデオ TURPとは、TransUrethral Resection of the Prostate 「経尿道的前立腺切除術」を意味します。 ビデオ画像は、茨木市 藍野病院 泌尿器科部長 増田 裕医師のご好意によります。 私自身のTURP中のDVD録画をいただき、それをもとに作成しました。 サーバーに余裕がないので、表示時間は極めて短時間であり、同じ画像の繰り返しです。 実際には、1時間以上に及ぶ切除手術でした。 ときどき、パッと赤くなるのは出血を水で洗い流しているためです。 |
この動画を見るためには、 Windows Media Playerが必要です。 作成日06/05/08 |
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| TURPに至る経過 05年の秋、1〜2時間おきの頻尿のため海外旅行先でのバスツアーが心配になった。そこで年のせいにして長年、放置していた前立腺の検査を受けた。 先ず近くの病院で、超音波エコー検査検査(腹部)と尿流量検査を受けたところ、残尿が500cc近くあり、1回の排尿は150cc位しかない状態だった。すでに肥大症の第3段階にあると言われ、カテーテルを装着された(留置という)。 残尿感はあったが、膀胱の75%も占めるとの感じはなかった。放置すれば、膀胱が満タンに近いので腎臓が働かなくてよいと錯覚して機能障害を起こすらしい。因みに日本人は400cc位、白人は500cc位が標準。道理で一緒に飲んでも彼らはトイレになかなか行かない。 カテーテルを留置した状態で10日余りの海外旅行に出発した。太腿に巻いたゴムバンドに拳銃のようにカテーテルの先を差し込んでの旅立ちであった。カテーテルの先端には磁石で密封する弁があり、セキュリティ・チェックが心配だったが杞憂であった。 帰国して早速、薬物治療を受け、同時に自己導尿を教えてもらった。薬物は、ハルナールとウブレチドである。ハルナールは、尿道の筋肉や前立腺の緊張を緩めて、尿を出しやすくする。ウブレチドは、筋肉の収縮力を強め筋力を高くして尿を加圧する。 自己導尿は、直径数mm、長さ20cmを自分でゼリーを塗って装着する。儀式と称して毎日、これを行った。当初は、残尿が300cc以上あったので、朝晩2回行った。平均して自然尿量は140cc、儀式では180ccになった。180ccが100ccになれば1日に1回でよいという。 1ヶ月位で導尿量は100cc位に減少してきたが、その後再び増えてきた。しかも、カテーテルによる排尿は習慣性になり、尿器の退化を招くように感じてきた。自然尿量がだんだん少量になり、トイレ回数が増加した。 ちょうどこの頃、友人がTURPにより2泊3日で治療を受け、調子が良くなったとの話を聞いた。茨木市の藍野病院、泌尿器科である。 早速、藍野病院へ行き、増田医師の診察を受けて切除に決まり、その日、術前検査を受けた。1週間後に入院し、入院日の午前中に2時間の手術をしてもらった。最初の30分は腰からの局部麻酔(腰椎麻酔)であった。手術は正味、1時間強。 肥大の原因は不明だが、前立腺に線種(こぶ)ができることにより肥大するという。TURPは、筒を介して、直径約8mmの内視鏡を尿道に通して、先端がループ状の電気メスで肥大部を削り取る。出血するので内視鏡の先端から水を流しながら削る。内視鏡を時々抜いて膀胱に溜まった血と水、削り取った部分を取り出す。切除した尿道の粘膜は再生される。医師に繊細な技術と強靭な精神力が必要とのこと。 肥大部を削り終わると、尿道部には大きな穴が開く。前立腺の外皮はそのまま残す。TURPの特徴は、術中出血を伴うこと、腰椎麻酔が必要なこと、術後も血尿が続くこと。結果がすぐ出ること。 増田医師によれば、術後のカテーテルの留置期間を一晩にする技術のために、通常2週間掛かっていた入院が、2泊3日でできるようになったとのこと。 手術時には痛みはなかったが、電気メスの通電時に、ある種の不快感はあった。手術した夜、仰向けになっておく必要があるのに、麻酔切れのせいか腰の痛みに耐えられなくなり、痛み止めの座薬をお願いした。それでも予定通り、3日目の正午には退院できた。なお出血は手術後20日間続いた。時々ちょっとした血の塊も出てきた。尿道の粘膜再生の期間と思う。 現在、手術部の状況は良好である。トイレの苦痛はなくなった。カテーテルの影響か、1ヶ月後、尿道出口がやや狭窄状態になり、拡大治療を受けた。なお、前立腺は今後、肥大化する可能性が完全になくなった訳ではないらしい。 今後はこれも友達の一人として付き合っていこうと思う。 このような病気はまず、羞恥心、プライドなど捨ててしまうこと。健康第一、これに過ぎるものはないと居直ること。治療の結果で得られるQOLの方を重視する。この半年、対応していただいた医師、看護師の方々の、患者に対する心くばり、気遣いほどありがたいものはなかった。 参考資料 前立腺肥大症 - Wikipedia.htm 参考資料: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』により整理した。『ウィキペディア(Wikipedia)』の検索欄で、「 内視鏡検査(前立腺肥大症) 」をコピーして貼り付けて検索すると、閉ざされた前立腺が見られる。さらに「 経尿道的前立腺切除術 」で検索すると、手術前後の前立腺の画像を見ることができる。 さらに、日本医師会のホームページにも前立腺肥大症に関する、分かりやすい解説が記載されている。 前立腺のURLは、http://www.med.or.jp/chishiki/zenritusen/001.html 前立腺は膀胱の下にあって、胡桃ぐらいの大きさで尿道を取り囲んでいる。 前立腺からの分泌液は精液中の精子を保護しエネルギーを補充する働きがある。しかし年齢とともに生殖能力が必要でなくなり、前立腺は萎縮するか肥大するかのどちらかになる。 昔は、日本人男性のほとんどが前立腺は萎縮の経過をたどっていた。しかし、この20年間に状況は変化し、現在は、食生活の向上・欧米化で50歳以上の男性の3,4人に1人が前立腺肥大症の患者だといわれている。80歳までに日本人男性の80%が前立腺が肥大化するという。 前立腺が肥大化すると、排尿障害を生じる。これに伴い様々な排尿症状が現れる。 『ウィキペディア(Wikipedia)』前立腺肥大症の解説によると、 1.排尿開始遅延:出るまでの息み時間が長いこと。 2.尿線細小:尿線が細く、チョロチョロしか出ない状態。 3.尿線分裂:尿が散るために便器を汚してしまう状態。 4.排尿終末時滴下:尿の最後の方がポタポタしか出ない状態。 5.残尿感:排尿直後にまだ出し足りない感じがすること。 6.尿意頻拍:常に尿意が襲ってくる状態。 7.頻尿:頻繁な尿意のために足繁くトイレで排尿すること。 8.夜間頻尿:就寝してから排尿のために、何度もトイレに足を運ぶこと。 9.尿混濁:黄色透明の正常な尿が混濁し汚れた状態。 10.血尿:尿中に血液が混じる状態。 11.ED(インポテンス・勃起不全) 前立腺肥大症は次の3段階に分けられる。 (参考;日本臨床医療レーザー協会/前立腺肥大症のレーザー治療.htm) 第1段階 頻尿 前立腺が尿道を刺激するため、尿の回数が増え(頻尿)2時間持たない。トイレで尿が出始めるのに時間がかかる。 第2段階 残尿 膀胱を収縮させる筋肉の力が弱まり、膀胱内の尿を完全に出せない。残尿感がある。 第3段階 膀胱拡張 膀胱の筋肉が伸びてしまい、400cc以上の尿が常にたまった状態になる。尿意があるにもかかわらず尿が出にくくなる。突然、尿閉になることがある。 検査の種類: 1. 尿検査 2. 超音波エコー検査 3. 尿流量測定ウロフロメトリー検査 4. 残尿量測定検査 5. PSA血液検査(前立腺癌腫瘍マーカー) 6. 内視鏡検査 治療の種類: 1. 薬物投与、注射薬 薬物は前立腺そのものに働きかけるものではなく、本質的解決にはならない。 2. 高温度治療 マイクロ波を利用して、42、43度に加熱して前立腺の細胞を縮小する。さらに高温に加熱して細胞を壊死させる。TURPのように劇的に効果は出ない。時間がかかる。余りに肥大化しておれば無理。 3. レーザー光線治療:ILCP(前立腺組織内凝固術)、VLAP(ビデオ直視下前立腺蒸散術) VLAPは、内視鏡で観察しながら肥大した前立腺にレーザーを照射。電気メスで削ると出血するが、レーザーで焼くと出血はほとんどない。焼いた部分が数週間かけてゆっくり吸収されるため。しかし、効果が現れるのも数週間後になる、焼いた部分が予定通り消えてしまう保証がないため、治療効果がTURPほど確実でないこと。 4. 電気メス治療:経尿道的前立腺切除術(TUR-P) 日本で行われる手術の90%はTURPである。下半身麻酔により行う。 5. 開腹手術 国際前立腺症状スコア (I-PSS : International Prostae Symptom Score) 引用資料:国立国際医療センター資料による。http://www.imcj.go.jp/sogoannai/hinyoukika/urol/ur1p.htm
0〜8が軽症,9〜19が中等症,20以上が重症とするのが一般的。 |
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