林道観光開発協会

 

剣山スーパー林道 四国放浪記(二)

剣山、林道の圧倒的な距離

言うまでもなく、四国山地の自然の豊富さ、奥深さが魅力である。

一般に、全国どこでも観光客の数と比例して自然破壊が進んでいるのが現状だが、ここは違う。

今回、四国ではあまり観光地と呼ばれるところには寄っていかなかった。

一番にぎやかだったのはキャンプ場ぐらいだっただろうか。

いや、最近キャンプ場こそが観光地であろうか。

いろいろ規制をしても、訪れる多くの人間によって自然は脅かされるのだろう。

尾瀬のように貴重な自然が破壊される背景、それは莫大な観光客の数、いわば人災である。

ローインパクトを心がけても、知らないうちに自分たち人間が踏み込んで貴重な自然を破壊してるんだろうナ...

それにつけても、四国はスレていないという表現がぴったりだ。

ピースサイン

ここですれ違うライダーは少なくないが、交わす挨拶も少ないようだ。

そんな折、一人で休んでいるライダーを見つけた。声をかけてみる、一応こちらは2名でも団体だ。

ピースサイン全盛期の頃であったから、それだけでたった一人走っているライダーには仲間意識が湧いたものだ。

「どちらから?近くですか?」と尋ねると

「...京都からですけど」

「そうですか」出会ったDT200のライダーと会話を交わす。

「どうりで京都ナンバーで...」

わざとらしい会話...交わす言葉も少なくまたそれぞれの旅路へ分かれた。

自分のリズムを持っている旅人はいい、流されない。

そう言えば、最近あまりピースサインを見たことがないような...気がしないだろうか?

管理人の思い過ごしか、さあ行こう、先が長そうだ。

険しい剣山、あまり手のついてない自然が奥深い。

「もういい」というくらい走れるのだが、開拓され尽くしていないのがいいという反面...もう少し開けていればと思う。

旅人が、休憩に困らないぐらいの開発はしてもと思う。なあに、掘っ立て小屋でもいいのだ。

山へ入ったら下山するまでには相当な時間があるので、休憩も当然必要である。

人工的な施設もあってもいいと思うが、きれいに維持するのは使用する人間のマナーによるのではないかと思う。

ファガスの森

ここへ来て感動することばかりではなく、考えることも少なからずあった。

少しはそんな馬鹿者がいたっていいじゃないか。

観光と開発 、観光用に山を削り人を集める...

確かに街の活性化にはつながるだろう。

経費掛けず必要最小限という観光のための開発、そんな時期に来ているのかジャパン。

そんな折、ファガスの森という施設に出会った。

いいネーミングだ、だがひっそりとしていて営業していないのかそれとも...そんな感じだった。

つくづく剣山林道、距離の長さには本当に疲れた。

オフロード車の長距離は尻が痛いものだと痛感、思わず尻が割れた?(最初からだ!)

ただ走っただけ、そんな感じだった。

天候があまり良くなかったということもあるだろう。

頂上から下界に降りる時に、ふとした寂しさのようなものを感じたことはないだろうか。

上った道は必ず下るものだ。人生山あり谷あり!

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