林道観光開発協会

石鎚山 四国放浪記(三)

 

南国土佐を後にして、只ひたすら走る、走る。

山へ入る前はまだ天気が悪くなかったが、だんだんと雲が広がり...怪しい空模様に。

万一に備えて合羽を着るが、案の定空から雨粒が...さらに遠方から雷鳴が、そして光る稲妻だ。

石鎚山ではことさら雷雨が厳しかったので、走るのもそこそこで切り上げ逃げるように下山した。

いつもその後で晴れるもんだが、その時はその後も雨が続いた。

黒尊林道

突如、林道で対向して大きな四駆が現れた。

警笛も鳴らさず、ライトも点灯していない、対行車のことを全く考えていない、無謀極まりない。

オーバースピードで林道のど真ん中を突っ込んで来た。

かつて、南アルプスのとある有名な林道では、バイクが飛び込んできたこともあった。

ひやっとする一瞬、そんなことを思い出す。

万一の時はどうするのか、麓までは遠い。ひき逃げするのか?

オフロード、確かに面白いが...だからこそ安全第一で、もっと多くの自然に接するために走れ。

オフローダー一人ずつがもっと考えるべきだ。

→石鎚、瓶ケ森

瓶ケ森ハイク

ライダーたちよ...バイクばかり乗ってないで時には歩いてみよう!

山中、バイクを降りて少し歩いてみた、と言うより登山に近い感じになってしまった。

体力不足だ、息が切れた、膝が笑った。

そうこうするうちに愛用のペンタックスは谷底へ...

慌てて引き返してみるとカメラはそこにあって裏蓋が少しへこんでいた。

そのときの傷跡がフイルムに...写真に残っていることだよ、スクラッチ。(上下2枚の写真参照)

水は青かった、清く、冷たかった。

生き返った、一休みだ。もっと奥へ、深く...と思ったら歩くのが手っ取り早い。

そこでもっと違った自然に出会えるかもしれないからと思った。

それから...下界へ降りるのはあっという間だった。

気がつけば町の喧騒の中、山の上が別世界であり、またいつの日にかこの山へと思う。

小松島へ

再び、フェリーの港へ帰ってきた

「雨男」と言われることについて考えてみた。良くて「曇天男」と人はいう。

しかし考えてみるに、われわれは盆休みしか時間がとれない。

丁度その時期天気が悪いもの、下手をすれば台風がくる、海では泳げなくなる頃だ。

「雨男?そんなもの統計的なことなのさー」と、うそぶく陰には...

自分が雨男ではないかという一抹の不安があった。

たぶん...

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