林道観光開発協会

高遠、城の趾

 

伊那谷へ

諏訪から伊那谷へ向かって杖突峠を登る。

一気に下れば...

そこは桜の名所、たかとおだ。

高遠は伊那谷最北部の町である、峠を隔てて韮崎側は甲斐の国、甲州だ。

 杖突峠から韮崎

杖突峠

峠を越える昔の旅人は杖が欲しかったろう。

というのはすこぶる急坂、杖突とはこのことと、名称の由来が分かるような気がする。

峠を越えて伊那谷へ入る玄関口が高遠となる。

桜の頃もいいだろうが、オフシーズンに少々歴史の町を散策してみた。

 旧伊沢修二邸

高遠散策

伊沢修二」は高遠の出身で、明治14年に日本初の官製唱歌集を完成させた。

東京音楽学校、今の東京芸大の初代校長。

「ちょうちょ」は彼が留学時代に作詞した唱歌第一号とされている...なーるほど知らなかったわ。

有名人の生家とか、別荘というのはつきなみだが面白いもの。

実は神社仏閣と同じく親父の趣味でもあったのだ。

 

町内にてライダーご一行様一休み。

土産物屋の風情が昔ながらの町並みであるが桜の頃はえらい大変な人だろうな。

「名物はなんだい?」

「そりゃー名物は高遠饅頭だよ!」店のばあさん

「美味いかい?」

 建福寺

「美味いに決まってるよ!」

「...」

そう言うだろうなあと思ったが、物は試しと早速食べてみた。

何の変哲もない饅頭だった。

餡子が美味だったが、まさに「花より団子」の心境、その名も「高遠饅頭」という。

「歴史の跡を見ていくか...」そんな気持ちになる街。

歴史のことがあまりわからずに(親父ご一同のこと)訪れても案内は結構多くて親切である。

高遠、通過点にしておくのはもったいないので、早速散策に...

 高遠城址公園

春には桜が有名な城址公園に行ってみる。

さて、少しお勉強を。

今は公園になっているが、高遠城はかつて戦国武将武田氏が伊那の拠点にしたところだ。

早い展開であるが、時代変わって江戸時代である。

蓮花寺に、江島という女性の墓がある。

「大奥」の女中であった江島は、ささいな咎よりここ信州高遠に流罪になった。

それがこの江島囲い屋敷である。

テレビ時代劇で見るに、「大奥」は大変なところであったようだ。

親父は学者でないし博学でないからテレビから知識?を吸収する。史実が正しいかどうか不明だが...

 江島囲い屋敷

この伊那谷で生涯を終えたのだ。

都の生活に慣れた人には山村は辛かっただろうか...

現在は復元され資料館になっている。

数百年前に江島もこんな風景を見ていたかどうかも知らないが、そんな感慨にしばしふけった。

ぶらり散策後、また峠を登ると甲府が見えた。

北も南も歴史の跡がそこにある。

INDEX紀行、回想