林道観光開発協会

砂丘、遡って山 遠江(一)

大井川を遡る

「ツーリングへ行きましょうよ」

誘われて...ルートを考えるのが常であった。

そうだな、静岡へでも...

静岡といえば...自分で行きたかった、寸又峡、そして山を越えて南アルプスへ。

浜名湖を周遊して、奥浜名から大井川を遡る大胆な計画。

後輩はいわば道連れ(後で知ることになる)(ご免なさい!)であった。

信州ばかりが自然の宝庫ではない、山深さでは静岡も信州に負けない。南アルプスの一部は静岡でもあるのだ。

とにかく大井川を遡ればなんとかなるさ...しかしまた雨だ、恒例だ。

〜お茶の〜香りイ〜と〜清水次郎長とか...

〜ピイヒャラ・ピイヒャラ・パッパ・パラパ〜 のちびまるこちゃんとか...

実に薄学?である。

勿論、静岡はそれだけではナイとは思っているが。

始まりは河口、そして湖

学生時代のことだった。「静岡にも砂丘があるよ」そう聞いたのがその頃だ。

遙か昔、バイクで事実をこの目で確かめに行ったものだ。

鳥取砂丘しか知らない管理人には信じられなかった。

浜岡砂丘、中田島砂丘がそうだ。

砂丘、気の遠くなるような時間を経て...それは、太平洋と大井川が奏でる神秘だった。

その当時から原子力発電所はあったが、その意味について当時は全く無頓着だった。

月日がたってもその風景が変わることはない。

だが、原発、特に昨今その意味について考えることは多くなった。

→浜岡原子力館 産経ニュース

人間が豊かになって使用する電気の量はずっと多くなっている。

首都圏では原子力に頼らなければ、この夏電力ピンチになってしまうそうだ。

文明化、電気に頼ること、便利になること、楽になること。時代柄、省エネも当たり前になってきた。

電気、燃料がなくなったらえらいこっちゃ。もし、電気が無くなったら、あなたはその時...

話はツーリングに戻るが。

浜名湖をぐるりと周遊、それは結構時間がかかり、すぐに尻が痛くなって例の休憩だ。

太平洋岸は旧街道が走る、現在の国道1号線だ。

往来の多い東海道は今でも交通の要所、そして東名高速道路が新しく交通の流れを担う。

時移っても富士山は相変わらず悠然とあり、広重の時代を忍ばせる。

湖、周囲の道路を走っているとついつい鼻歌が出てしまう、そんな雰囲気になるのだ。

浜名湖、ウナギ?

最近は輸入や養殖で、よそから入ってきた鰻の方が多いそうだ。

天然物は河口のものであることが多い。

話はまた変わるが、穴子釣りで釣られた穴子は糸にぐにゅぐにゅ絡まってしまう。

テグスを取るのも大変だが、つられる魚も苦しいだろう。

何...穴子の気持ちはわからないが、ウナギはもっとボリュームがあるだろう。

土産といえば、ウナギパイに限る。

何、それは何の変哲もないパイ状のお菓子だが、ガーリックパウダーとうなぎ粉末が入っているという。

「ニンニク?」成分を聞いただけで精力もりもり、別名「夜のお菓子」というそうだ、ふーんなるほど。

お茶の香りと川根

すれ違うライダーも多く走り屋らしい格好が多い、スズキ、ヤマハ、バイクの本拠地に近いからか。

反面...我らはみすぼらしい。

しかし、本当にどこを向いても茶畑。これから茶つみか。

最近、高級茶房というような喫茶店にたまたま行ってみた。(珍しいから話の種に)

そこで、お茶のおいしい入れ方というのを聞いた。

水の温度が重要、冷たいと甘み、熱いと渋みがでるらしい。

お茶バーみたいな感じだった。

好きな人は雰囲気わ味わうのか、お茶を味わうのか、何でもよしということなのか。

ただ、非常に「高価」であったと記憶する。

貧乏人はまずいものはわかっても旨いものはよくわからないなあと思ふ。

その店、長くは続かない感じがしたが...

寸又峡

SLが今でも走るという寸又峡(すまたきょう)へ行ってみた。

大井川を遡るとそこが寸又峡、而して本当にSLは煙を吐いて汽笛とともに現れた。

...ある年、子供の応募した懸賞に当選、寸又峡ご招待に当選となった親父!

「よっしゃー」喜びも束の間だった。

残念無念、台風によってアトラクションは中止になったのだ。

大井川鉄道、子供と乗れば楽しいだろうが...写真たて、記念品で誤魔化された。

いつかは行きたいと思っていたが、とうとうその時が来た。子供なしではあったが...

秘境と言っていい位、ひなびたたたずまいだ。

看板には「21世紀に残したい秘境」と書いてあったが、そのとおりである。

井川・雨畑林道

井川ダムを越えさらに遡ると南アルプスに至るそうだ。

上流はかなり厳しい道が続いていた。

実はその先も行きたかったが...なぜが同行はヤマハのRZだった。

途中まで、あわよくば...だましだまし進むと後ろからクラクションの音だ。

「道がじゃりになってきましたよ、引き返しましょうよ...」仕事の後輩、泣きそうだ。

「...もうちょっとだけ進んでみようか」 などと言って強引に進む、 この先が南アルプスに...

案の定、その時井川ダム以北は通行不能となっていた。

強行突破などもっての他、ということでやむなく引き返した。

川根まで戻ったところで日が暮れた。

「さあ、どこで寝るか」という時、タイミング悪くまた雨が。

と...目の前に一件の民宿が!というか宿屋というか...

飯は美味かったので、例によってお約束の宴会(本当に好きだネエ)。

雨にも負けず走れよ雨男。〜完

INDEX紀行、回想遠江(二)