林道観光開発協会
出雲路・やまたのおろち
ひょんなことから出雲へ行くことになった。
とはいっても貧乏暇無しであったのでいろいろ模索した挙句、
「なあにー夜行高速バスで行けば寝ている間に松江だよ。」
ということで、夜行バスに行き着いたのである。
近所のとある人は、
「ずーっと座りっぱなしでしょー寝るときもーエコノミー症候群にならないように気をつけてねー」
「...!」
激励か、心配かよくわからない。
ネット予約しようと思ったら障害者は予約できないのを知った。仕方ないのでJRバスの窓口へ出向いて予約した。
その名も「ドリーム出雲号」何のこっちゃー!
松江まで行ってその後は...交通の便が悪そうなのでレンタカーを予約した。
さあーて、あとはその日を待つだけだ。
天候がぱっとしないのに気がついたのは、バスを降りてからのことであった。
天気予報では台風が発生したとの事。台風に向かっていたのであった。
レンタカーにはナビが付いていた。知らない土地でナビは大そう役に立った。
普段、「ふん、地図があればそんなもん要らネエさ」とうそぶいていた自分に大いに反省だ。
おかげで何とか目的地の雲南町まで無事にたどり着いた。
用事の済んだその後、「風呂へ入ってないナアー」と思った...そのとき、温泉の案内看板が!しばらく行くとまた別の看板があった。
食い物屋の少なさには閉口したが、温泉には喜んだ。
そこは「やまたのおろち湯」といった。
大蛇ならず、にゅるにゅるになった親父であった。
さあ、風呂へ入ったら腹が減った、やはり「出雲そば」に限る、とはいうものの店がない。
やっと見つけても閉店だった。ぐるぐる宍道湖はでかい、湖が見えなくなる頃松江の街に入ってしまった。
結局、駅前で「出雲そば定食」を食べたのだ。
夜、バスを待つ時間が長い、雨は強くなるばかりだ。
駅の構内でアナウンスが「JR各線は台風の接近によって運転取りやめで...」
「...」
バスは大丈夫か?
しかして、時間通りにバスは到着した。
やれやれ、ようよく寝ている間に家につけるのだと安心した親父であった。